直観

先週の土曜日の夜にサットサンガがありました。東京や松山、ニューヨークからグルバイ(ヨーガの仲間)が集まり、師であるヨギさんからヨーガを学びます。直接学べる貴重な機会なので全国、世界中から集まります。
アーシュラマの二階は満員!熱気がすごかったです。特に日本でヨギさんに会うのが最後になるニューヨークのグルバイからは気迫を感じました。(ニューヨークグルバイの滞在記事はこの記事の下にあります)
さまざまな質問があり、ヨギさんはその質問に一つずつ答えてくださいました。

直観についての質問は、前日にグルバイ同士で話していた内容だったこともあり、私にはとても印象的でした。

 

「ヤマ・ニヤマをやっていくことによって身口意が一致する。そうすることで心はサットヴァ性(清浄)になっていく。サットヴァ性の中から正しい直観が生まれる。」

「身口意を調えることで直観が得られる。最初にひらめいた直観に言葉と行為を一致させることで無駄な思いを発しなくなる。そうすると必要なときに必要な直観が思い浮かぶようになる。熱心にやれば早道になります」

ヤマ(禁戒)非暴力、正直、不盗、純潔、不貧、 
ニヤマ(勧戒)清浄、知足、苦行、聖典の学習、神的な存在への帰依
身=行動 口=言葉 意=心の思い 調える=矛盾なく同じにしていく

時として、思ったことと言っていることがバラバラだったりすることはありませんか?
大人になるとけっこう平気でこういうことをしてしまうことがあります。身口意を調えるというのは単純に思ったことをすぐに行為していくということになります。良い思いの時はもちろんですが、思いって良い思いもあれば、悪い思いもあります。「この人ムカつく!」と思ってそれを口に出すと、とんでもないことが起こることは誰でも想像がつきます。そもそもそんなことを言いたくないですよね。そんなときはその思いを良い思いに変化させるといいと教わりました。
こんな思いを持ちたくないな……と思ったらそれもすぐに行動!思いを変化させます。そして、むしろこういう思いを持てたらいいな……と思ったそれもすぐに行動!そういう習慣を付けていくことが大切だと教わります。

身口意を調えていくと無駄な思いを発しなくなると言われています。確かに何でも思ったことをすぐに行動してしまえば、「あーやらないといけないことがあるんだけど、めんどくさいな〜」とか頭の中でごちゃごちゃ考える要素はなくなっていくでしょうね。その分心がシンプルになることで正しい直観が得られるんだと思いました。

「ヤマ・ニヤマ」や「身口意の一致」はヨーガの教えの中でとても基本的な教えです。今一度私も意識して行っていこうと思いました。
ヨギさんは実践を続けていくと心に「空(くう)」の状態が訪れると言われました。「空(くう)」は「空(そら)」と書きます。これはインドの言葉で「スカ」と言われ、インドでは「楽」という意味だそうです。昔ヨギさんに「心が空っぽやと楽やで〜」と言われたことを思い出しました。

フリージア、シクラメン、蝋梅、京王桜

アーシュラマの階段に飾られたお花、フリージア、シクラメン、蝋梅、啓翁桜

サティヤー


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