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瞑想は誰でもできる!?

松山にて、4月11日に瞑想特別クラス第1回目「瞑想は誰でもできる!」がありました。
瞑想特別クラス

「瞑想は誰でもできるの!?」・・・瞑想をすると心が落ち着くとか、何となくいいイメージはあるものの、外から見ているとただじっと座っているだけだから、何をしているのかはなかなかわかりません。

私自身は中学生の頃、やり方も知らないまま見よう見まねで瞑想を始めたのですが、じっと座っていると心が何ともいえない静まった感じになり、ある時「定まる」という感触を味わって、それが心地よくて座る習慣がつきました。
我流ではなかなかそれ以上深まることもありませんでしたけれど、座っているだけでも心が落ち着いてくるという、坐法(アーサナ)の力を今になって思い起こしました。
そしてその頃、「かっこいいなあ」と思った一つの禅の境地を詠んだ歌に出会いました。

〝四条五条の橋の上、行き交う人をそのままに見て〟

人里離れた静かな環境でだけ心が静まるのでなく、人の往来の多い四条五条の橋の上でも、同じような心の静けさにあるという禅の境地を詠んだ歌だそうです。この歌がずっと印象にあり、京都に住むことになった時にも、ときおり四条大橋を通ると思い出していました。
今回の講座は、それをもっと発展させて、「いつでも、どこでも、誰でもが瞑想をできる!」というコンセプトにしました。チラシのイメージは、それを現代風に表わしたもので、仕事や家事の合間にも瞑想で心を静める習慣をもとうというコンセプトです。その静かな心は、本来の心のあり方だと思うので、それを習慣づけることはとても大切なことだと思います。

とまあ、そういう話をしながら、第1回目の講座は、
 ①瞑想するとどうなるのか?
 ②瞑想は何のためにするのか?
 ③どうやって瞑想するのか?
 ④実際に体験してみる
の内容で、集中の感触を味わうことを目標に、瞑想の基本を学んでいきました。
松山瞑想1

講座には50名近くの方が参加されましたが、瞑想の敷居が高いと思っていたけれど、今回のチラシを見て、まずは気楽に親しんでいけばいいんだと言っていただけたのが、とても嬉しかったです。
講座後のアンケートでは、次のような感想をいただきました。

  • 基本を知ることができてとてもよかった。
  • 瞑想が心を強くすることがよくわかった。
  • 心がざわめく理由がわかって目からうろこだった。
  • 初めての瞑想だったが、心地よかった。宙に浮くような感じで楽しかった。
  • 瞑想は敷居が高いと思い諦めていたけれど、勇気が出た。また座ってみようと思う。
  • さっそく、まず座ってみる、実践してみるということから始めていきたいと思う。
  • 実践が大事、毎日やることに意味があることを学んだ。
  • 内にある喜びを味わいたいと改めて思った。

二日目は、サットサンガを行ない、アーサナや信仰、瞑想、識別、理想など具体的な実修方法についての問答があり、2時間強、質問が途切れることがないくらい、皆さん本当に熱心にヨーガに取り組もうとされている様子が伺えました。

松山サットサンガ

また、新刊『真実を求めて』が出たところなので、参加された方にこの機会に紹介させていただきました〜 \(^o^)/
松山『真実を求めて』
たくさんの方が一日目に購入され、二日目に感想をくださいました。
とても好評で、「ミラバイさんの数々の面白いエピソードで語られる身近な葛藤と乗り越え方が参考になり、ヨーガをどのように実践していけばいいのか、確かなものをどう求めていけばいいのかがよくわかって、自分でも実践していけそうだ、励みになりました」という声が多く聞こえました。本当に読みやすくいい本だと皆さん口を揃えて言ってくださいました。
彼女はこの講座のチラシのモデルでもありますし、瞑想をしたくてヨーガを始めたので、瞑想を深めるにはもってこいの本だと思います。

今回の講座とサットサンガは3回シリーズですので、また5月、6月もあります。
4月はハートへの瞑想について学びましたが、5月は心の動揺の原因の取り除き方、6月は理想への瞑想について学ぶ予定です。
ご関心がある方はぜひお気軽にご参加ください。詳細はこちらまで

サーナンダ


誰もが実践できるヨーガ特別編 in 松山 映像公開!

すっかり涼しくなりましたね。
こんにちは、マーダヴィーです

これから京都では、誰ヨガ・瞑想専科合同ミニ合宿が始まりますね

さてさて、今年の8月に松山で「誰もが実践できるヨーガ特別編」が2日間に渡って開催されました。その時の映像を公開しました

サーナンダさんとミラバイを中心として、アーナンディー、アミティー、松山スタッフと共に行なわれた今回の誰ヨガ特別編。撮影された映像の中から、“バクティ・ヨーガ” に焦点を当てて編集をしました。1日目の講座と、2日目のキールタン・ワークショップから構成されていて、“バクティ” 一色!の内容となっています。サーナンダさんがバクティを語ります!(全国のサーナンダファンの皆さまは必見でございます)

バクティ・ヨーガは、ヨーガの道の一つで、神を愛するヨーガです。

ちなみに私が初めてバクティ(神への愛)と出会ったのは、2004年インドでのこと。当時、私は中国〜インドを旅していて、ネパールのとある村で中古の自転車を買い、自転車で旅していました。

ちょうどその頃インドではドゥルガー・プージャの真っ最中!ドゥルガーは見た目はとっても美しいのですが、実は怖〜い戦いの女神さまなのです。ドゥルガーのお祭りのクレイジーな大熱狂と共に、自転車をこぎこぎ (…マーダヴィーは女神ドゥルガーの別名でもあるそうです…)

チベット〜インドへの道中、私が目にしてきたものは、人々の神に対する純粋な信仰でした。それは大阪で生まれ育った私の宗教観とは全く違っていました。そこには信仰の中に日々の生活がありました。素朴に純粋に神を敬い、愛し、感謝を捧げている人々と出会い共に時を過ごす中で、神の存在と神への信仰そのものが彼らの生命の源なんだとわかってきました。

まず初めに神があり、神への信仰が生きる礎となり、そしてその上に毎日の素朴な生活がある。その様子はとてもシンプルなのに心は満たされていて、本来、人があるべき姿のように感じました。

自転車旅の目的地はシヴァの街!ヴァラナシです。ヴァラナシはインドの中でも最大の聖地!!そこにはシヴァを祀ったヴィシュワナート寺院があります。「ハラ・ハラ・マハーデーヴァ」というキールタンにもその名前は出てきますね。(ご存知ない方は、YouTubeの「Sakti vol.6 – Hara Hara Mahadeva」を見てくださいね♪ 私が撮影したヴァラナシの写真も何枚か入っています♪♪ )

基本的にヒンドゥーの寺院には異教徒は入ることができません。が、なぜだか私はどうしてもどうしても黄金寺院と呼ばれるこのヴィシュワナート寺院に行きたかったのです。警備のインド人数人に止められながらも「私はシヴァを信仰してるのだー!!!」と強引に押し切り、ついにその中へと入ることができたのです。そこで体験したのは一言で言うと『絶対的な神の臨在と、神に狂う』ということ。この瞬間から私は神に飲み込まれてしまったのです。そして、今でもその中に私は生きています。

それは、ひとえにヨーガのお陰です。ヨーガと出会ったから、いつも神を親しく想い、彼の真実に魅了され、その虜となってしまったからです。もしヨーガを学んでいなかったら、とっくの昔にあの経験も忘れ去ってしまっていたでしょう。私たちは色んなことに心が奪われ、本当に大切なことをいとも簡単に忘れてしまうのです。

バクティ、神への愛・・・ その火種は誰もの中にあると言われています。かの地とは歴史や文化の違う場所にいても、この現代の日本においても、神の愛を知り、神は愛であることを知り、愛そのものである神を愛することは可能です。神の存在と神を愛することを忘れてしまうことは、人間の最大の苦しみです。神を想う私の中に神がいて、その神に圧倒される!あの時飲み込まれてしまった神の臨在が今この胸の中に在る。どうして私を残しておく必要があるのでしょう。神は絶対の存在!我を忘れて神に狂喜乱舞!

おっと、、、 しまった。。。
今回は松山映像公開のお知らせなのです。
思わず熱くなり過ぎました冷汗

それではどうぞご覧下さいませ〜。

マーダヴィー


2014松山誰ヨガ 御礼!

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こんにちは! ミラバイです!

8月9日(土)、10日(日)と松山へ行ってきました! MYMはここ何年か毎夏に松山ヨーガ・サークルの方でヨーガのイベントをさせていただいています。今年は「誰もが実践できるヨーガ〜本当の自分を探して〜」と題し、一日目が講座「誰もの中にある真実」、二日目がキールタン「神の愛に触れる!」という、二日間通しての学びと実践を行なってきました。今回はそのご報告をしたいと思います。ちなみにこの二日間は台風がちょうど四国に接近していて、一時はどうなるのかな〜と心配でしたが、松山は本当にマジックにかかったように二日間とも会の間は台風の影響は全くなく、途中晴れ間さえ見えました。あぁ、これぞまさに神業!!

では早速一日目の講座から〜。
実は今回の企画は、今までとは違った点が一つだけありました。それは、松山ヨーガ・サークルのスタッフが、私たち京都のメンバーとともに講座やキールタンの講師として参加した、ということです。実際にしてみて感じたことは、参加される方も普段からクラスで慣れ親しんでいる先生が前で話すことでとても親近感をもたれたようでしたし、また普段は京都と松山とで離れて暮らしているため、時折会って話すだけだった私たちも、一つの企画をともに作り上げていく中で、互いにさまざまな気付きや学びがあったように思います。

一日目の講座は京都のベテランヨーギー・サーナンダさんと、松山ヨーガ・サークルでいつも朗らかに、かつヨーガ道にまっしぐらに邁進しているアーナンディーとの初コンビです!

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私個人的にもどのような掛け合いが生まれるのかなぁ〜と内心わくわくしていました。あまりにもたくさんありすぎて3時間の内容をここで詳細に書くことはできないのですが、講座は最初に心の仕組みやヨーガの全体像を学び、その後に、今回のタイトルともなっている「真実」とはいったい何なのか、それを実現していくためにはどうすればいいのかを一緒に考えていきました。真理の教えを的確に、分かりやすく説いていく頭脳派ヨーギーと、具体的な体験談を交えて親しみやすい話で心をなごませてくれる感覚派ヨーギニーのお話は、とても面白かったです。特に印象に残っているのは、ヨーガの教えの部分というよりも(すみません)、サーナンダさんとアーナンディーの体験談でした。真実という確かなものがこの自分たちの中に、誰もの中にあるということ、それを静かながらも力強く説かれている姿を見て、本当にそれを実感されているということを感じたし、また信仰というものをどのように深めていったのかという具体的な話は、来られていた方にとっても、とても参考になったのではないかなぁと思いました。……とまぁ、私の感想は置いておくとして、来られた方の感想のご紹介をもって、その内容報告に代えさせていただくことにします。

「本当の自分は神、愛であるというお話をお聞きして感動しました。いつの日かそれを実感したいと強く思いました」
「いつもざわざわしている自分の気持ちの落ち着け方が見つかったような気がします。ありがとうございました」
「最近ヨーガができていなかったけど、この講座をきっかけにまた実践していきたい」
「お二人の実践を聞いて胸が熱くなりました。サーナンダさんが確かなもの、アートマンが自分の中にあるということをお話しされていた時は、なんだか胸の奥がじーんとして、どうしてか分からないまま涙が溢れました。この場所にきっとアートマンがあると思って、大事に感じていきたいです」
「神に恋して実践あるのみ! 心を神で満杯にしたいと思いました」

会の後半、座りながらアーサナで少し体をほぐした後、

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ほんの短い間ですが、みんなで瞑想をしました。43名という参加でしたが、その人数の多さを感じさせないほど場はピタッと静まり、皆さまとても集中されていたように思います。

さて、講座を終えてアーナンディーからいただいた言葉を少しご紹介したいと思います。

「この企画は今年で3回目になり、サーナンダさんとミラバイさんには毎年、連続で松山にお越しいただいています。そのおかげでしょうか、チラシができる少し前に、このイベントについてクラスやメールでご案内したところ、皆さんから続々と予約が入りました。皆さんの参加理由は『ヨーガを深く学びたい』『テーマが自分にぴったり』『前回、参加してみて良かったから』などさまざまでしたが、京都からのお二人にお会いしたいという声もたくさん聞くことができました。お二人のヨーガへの純粋な情熱と誠実で優しい人柄にすっかり魅了され、毎年、お会いできることを心待ちにしてくださっていることを感じました。

参加者の方からは、嬉しい声をたくさんいただきました。私個人の感想としては、サーナンダさんとの打ち合わせの時間がとても大きな学びとなりました。私自身は毎回の打ち合わせが楽しみでしたが、いろんな課題をいただいてもなかなか思うようにクリアできない自分がいたのですが、そんな私に対して、サーナンダさんは一度も呆れたり責めたりすることがなく、もっと考えが深められるように丁寧に接してくださいました。その大らかさに何度も励まされました。また、お会いするたびにサーナンダさんがいつも変わらず真理だけを求めて、ヨーガの教えを生きているその真剣さを肌で感じることができ、本当に貴重な機会をいただきました」

 

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さて、二日目はキールタンです!

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こちらの会は慈愛と知性を併せ持つ看護師ヨーギニー・アミティと、わたくしミラバイとの初コンビで行ないました。今回歌った曲は「ナーラーヤナ」という神を讃える歌です。ナーラーヤナ神は原初の神ともいわれていて、この世界ーー太陽や大空や森や川、また私たち人間を含むすべての生きものを生み出した神ともいわれています。私たちの本質や存在にかかわる神だからなのか、心の奥にもぐっていくような瞑想的な歌でもありました。31名が参加してくださり、会が進んでいくにつれて次第に集中感が生まれていきました。時折目を閉じ、胸に集中しながら歌っておられる方がおられたり、また目に涙を浮かべながら歌われている姿を見て、私の心もとても大きく動きました。
皆さまのそんな様子もすごく印象的でしたが、それと同時に印象に残ったのが一緒に会を行なったアミティです。これまでこの会に向けて練習やミーティングを行なってきましたが、キールタンを実際に歌い続ける中で、アミティ自身にも変化が訪れてきているのが分かりました。キールタンでは神への思いを歌に込めるということが大事ですが、それと同時に調和もまた大切にしていきます。御名という一つのことに集中しながらも、同時に周りの状況をすべて把握していかなければなりません。ここでアミティからいただいた感想を少しご紹介したいと思います。

「約1カ月半、毎週末京都で、会の打ち合わせとキールタンの練習をしてきました。キールタンの練習では、歌声と、鈴やハルモニウムなどの楽器、その音程や音の大きさ、リズム、それらをよく聞き、すべてが一つになるようにしていきました。集中を途切れてしまってもそれには取り合わず、常に一つに集中させていくように。何度も練習を繰り返していく中で、すべてがぴたっと一つになった時、そこには調和が生まれ、歓びがありました。その歓びは、自分だけが歓んでいるというのではなく、私とか他者とかの区別もなく、ただそこには一つの歓びがあるのだというのを感じました。

当日は、最初は緊張気味だった参加者の方も、キールタンを繰り返し歌っていくことで緊張もほぐれ、だんだんと表情がいきいきとしてくる様子が分かりました。一人一人が神の御名を一所懸命に唱える姿は、本当に美しかったです。参加者の方と目が合うと、歓びがさらに湧き上がってくるようでした」

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また、会の中では、キールタンを歌うことによって神の甘美さを体感したという体験談を話してくださいました。何事も同じなのかもしれませんが、キールタンも一度だけではなく、何度も何度も歌い続けることがとっても大事です。神の御名に自分の心が完全に塗り替えられてしまうまで、理屈抜きに繰り返し続けることにが本当に大切。そうしていく中で神への愛も育まれていくことになるし、また神との触れ合いがやがて生まれていくことにつながっていききます。これからぜひ松山にキールタン旋風を巻き起こしてほしい! アミティの体験を聞きながらキールタンの力強さを改めて感じ、そのように思いました。

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さて、いよいよ終盤、キールタンは二部制になっていて、後半はトーク+Q&Aでした。

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最初は私自身がヨーガをしてきた中で気付いたことや、実践してきたことなどの体験談を話しました。Q&Aの時間は1時間ほどでしたが、心の動揺が起きたり人間関係の悩みがある時はどのようにしていけばいいのか、外側に見ている神を自分の内側にどのように見いだすのか、信仰心はどのように育むのかなどなど、いろんな質問が出ました。印象としては、とっても熱心にヨーガをされている方がすごく増えておられるなぁと思いました。質疑の時も真剣な表情で質問をされていて、その熱意に頭が下がる思いでした。

こちらも最後に皆さまからいただいた感想をご紹介します〜。

「自分の中にも人の中にも尊い存在の神が内在しているし、また宇宙神のような存在もあると思う。ヨーガを通していろいろと体験していきたいと思う」
「キールタンのことをよく知らなかったのですが、お話を聞くことができて、キールタンへの思いが変わりました。楽しく歌うことができました」
「言葉を失ってしまうほど、心が動きました。自分の中に神聖なものがあるのだと思って、そこを目指していきたいと思うことができました。とても嬉しかったです」
「キールタンに初めて参加してみて、瞑想と同じ状態になるという話を聞いてびっくりしました。実感は全くなかったのですが、そういう方法もあることが知れてよかったです」
「今年も参加してよかったです。仕事に忙しくて自分の中の真実に気づけない日々ですが、今日からまた少しずつアーサナ、瞑想、聖典の学習をがんばろうと思いました」

ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
二日間を通して何か少しでもこれからの生き方のヒントになるようなものを持って帰ってもらえたなら嬉しいなぁと思います。ヨーガって一日とか二日行なっただけでは変化を感じることも難しいかもしれませんが、地道にコツコツと続けていくことによって必ず心は変わっていくし、また必ず真実に近づいていくことができます。昨日よりも今日、より良い思いで心を満たしていくこと。そして勇気をもって少しずつの実践を積み重ねていくこと。そうすればやがて、私たちの人生が歓びに満ちたものに変化していくはず! これからもともにがんばっていきましょう! 皆さまとまたお会いできるのを楽しみにしています〜。