瞑想」カテゴリーアーカイブ

ヨーガの魅力――松山市のヨーガ・サーラ・スタジオから

ヨーガ・サーラ・スタジオは今、熱心に定期的にクラスに来られる方が増えています。その方たちは、いったいヨーガの何に惹きつけられているのでしょうか?


この春からヨーガを始めたAさんは「自分のこだわりをなくしたい」と毎週熱心に通い続け、今の心境を教えてくださいました。
「私にとってここに来ることが心の拠り所になっています。ヨーガは気持ちの安定になっていると思います。それは強い味方です」

また、数年ぶりにクラスに来てくださり、今は定期的に参加しているBさんは以下のメッセージをくださいました。
「レッスンが終わった後はいつも心が浄化され、穏やかな気持ちを取り戻すことができました。他にも身体的な変化として、レッスン後、教室を出て駐車場まで歩く間に、フラフラせずにまっすぐ歩けていることや、歯の噛み合わせが変わっていることなども感じるようになりました。内面や外見にも良い変化が現れているので、今後も無理なく継続していきたいと思っています」

他にも熱心な皆さんの声が届いています。
「家族に優しくできるようになった」
「人の評価が前よりも気にならなくなった」
「瞑想の時、平安を感じられるようになった」


クラス参加者のみなさんの変化から、私はやっぱり「ヨーガってすごい!」と今も新鮮な驚きと共に、ヨーガの魅力を1人でも多くの方にお届けしたいと思っています。
私自身のお話をさせていただくと、私はヨーガの師に出会ったその日から、ヨーガに魅了され続けています。師に初めてお会いした時、私は人間関係の悩みについて質問しました。師はとっても優しく次のことを教えてくださいました。

「すべては尊い存在です。人や物に対して優しく接するよう努めてください」
「日常にこそヨーガの成果が表れます」

それまでの私は、嫌な気持ちになった時は相手や状況が悪いのであって、私は何も悪くない、と知らず知らずのうちに自分だけを大切にしてきました。しかし、「すべては尊い存在」と教わった日から、自分は間違っていたことに気付かされ、心から反省して態度を改めていくと、目に見えて人間関係が改善していきました。そうやって心が楽になって初めて、自分で自分を苦しめていたことに気が付かされ、私は単純に「生きるってこんなにも楽しいことだったんだ! ヨーガってすごい!」と興奮しました。
後で分かったのですが、もしも誰かのことを悪く思ったり、悪口を言ったりすると、嫌な思いが自分に返ってきて心がダメージを受けて苦しくなります。逆に、誰に対してもいつも優しい気持ちで優しい言葉をかけ、優しく接することで、良い思いが自分に返ってきて、常に穏やかで心地いい状態に満たされていきます。当たり前のことかもしれませんが、それが分からず苦しんでいたのです。
その後、1人でも多くの方とヨーガの素晴らしさを分かち合いたいという思いが抑えきれなくなって、今に至ります。

ヨーガは身体の柔軟性を競ったりするものではなく、心を穏やかに保ち、他者との調和をもたらす素晴らしいものです。ヨーガを続けていくことで、「自分ってこんな人」という思い込みがなくなり、新たな自分に出会えます。なんだかわくわくしませんか?

アーナンディー


瞑想入門「ブッダ–真理–を探せ」を受講して

今夏、7月11日より大阪・京都で開講された瞑想入門「ブッダ−真理−を探せ」を私は受講しています。
このクラスでは講師のゴーパーラさんがブッダの教えを誰にでも分かりやすく、またブッダとはどのようなお人であったのか、ブッダの存在に迫っていけるようにご自身の実践談も交えながらお話されています。
現代に生きる私たちであっても、ブッダの存在とその教えに親しみを感じながら人生をより良く生きることができる実践方法をレクチャーしていただけるので、楽しみながら学んでいます♫

講師のゴーパーラさん。ヨーガ・瞑想をして15年ほどだそうです。

私は学生時代にブッダの存在と教えに出会う機会が少しありましたが、その当時はブッダに心を惹かれることや深く学ぶことはありませんでした。ブッダについては「悟りを啓いたお方」「仏様」……という何となく雲の上の存在で漠然とした印象でした。
「悟り」という言葉に対しても何だかよく分からないし自分とは無縁であるかのように思っていました。それから月日が流れ、私はヨーガに出会って再びブッダの存在と教えを知る機会が訪れました。

この講座の中で教えていただいた「諸行無常」というブッダの教えがあります。この教えの意味するところは「すべての現象は変化して永遠ではない」ということです。すべての現象とは今私たちが生きている世界やその出来事を指しています。それらは常に変わっていき、永遠ではなく、生まれては消え、また生まれては消える−−「すべては変わっていく」とブッダは説かれています。
この教えにおいて、ブッダの生涯のエピソードでよく知られている「四門出遊」があります。ブッダはそこで人間の苦しみである「老・病・死」に遭遇します。ある時は年老いた老人、ある時は病を患う病人、またある時は死人と出会い、これらの老・病・死という逃れられない苦しみを目の当たりにしたブッダは「諸行無常」を感じ得たのです。

ブッダがこの時に感じた心境、諸行無常の教えについてクラスの中で瞑想を行ないました。瞑想を始める前に講師のゴーパーラさんが瞑想する時のポイントについて『大切なことは”感じる″こと』と教えてくださりました。私もブッダの存在を感じていくように瞑想に座りました。その中で感じ受けたものはブッダのお人柄でした。
ブッダは一王国の王子として生まれ、お城暮らしで何不自由なく快適な生活を送り、この世の苦しみを知らずに育ちました。そんな生い立ちでありながら苦しむ人たちの姿を見て、また生まれも育ちも身分も自分とは全く異なる人たちを目にして、ブッダは自分は決して特別な存在ではなく、この苦しむ人たちと同じ命を持った存在なんだと心に感じたのです。そんなブッダの感じる心の豊さや受け止める心の柔軟さ、他人の痛みに寄り添うような心の温かさと優しさを私はブッダから感じました。

そして諸行無常という教えは、私の生活においても日常的に起こり経験していることだと思いました。日々起こる出来事は時間の経過とともに変化しています。1日の仕事をしている時間、休日の時間、家族と過ごす時間など、その時々によって起こる出来事や時間の流れも同じではありません。それは穏やかに流れる時もあれば目まぐるしく流れる時もあります。私を取り巻く状況はいつも変わっているんだと思わされるのと同時に、この体や心の状態も変化していて全く同じ日はないなと感じさせられます。そう思うとブッダの説かれた諸行無常の教えが私たちの生活にも身近なものであると感じられます。

講座の最後では日常における実践方法を学びました。生きていると様々な問題に直面することがあります。良くも悪くも変化する環境や、またこの世界に生きる人たちも色んな心の性質を持った人がいます。その中においても環境や相手が問題なのではなくて、「自分がどうあるべきか、どう生きたいか」が大事であると教えていただきました。
ゴーパーラさんご自身も身近な人との関わりの中で、声をかけても挨拶を返してくださらない相手に対して、変わらずに挨拶だけはきちんとしようと思われ、笑顔で接し続けられました。そうすることで次第にその相手の方の反応も変わっていき、少しずつ挨拶を返してくださるようになり、その方との関係性に調和が生まれるようになったという体験談をお話されました。
きっとブッダご自身も同じように変わっていく世界の現象に執らわれず自分自身の心を見つめていかれて、自身の心の問題や苦しみを取り除かれたのだと思いました。

「諸行無常」−−すべては変わっていく。だからと言って、この人生を悲観的に捉えるのではなくて、限りある命だからこそ大切に生きる。自分自身をより良く磨いていくという、とってもポジティブに生きる道をブッダは私たちに説いてくださっているのだと私は感じました。

金森淳哉

 


瞑想入門「ブッダ–真理–を探せ」の動画受講もスタートしています‼️
8月20日まで第1回目「すべては変わっていく」を動画受講できます。
お申し込みはこちら⇨瞑想入門「ブッダ–真理–を探せ」(動画受講)

直近の実開催は、8月22日<大阪>・8月24日<京都>となっています。
テーマは「理想について瞑想する!」です。
お申し込みはこちら⇨瞑想入門「ブッダ–真理–を探せ」(実開催)

少しでもご興味・ご関心があれば、お気軽にお問い合わせください😇


ヨーガ・瞑想 西宮北口クラス

2017年より始まった西宮北口クラス。
このクラスは、通常は2、3人、多い時で5人ほどが集まる少人数のクラスで、その内のお二人は女性で、初めてご参加いただいてから1〜2年ほどになります。

今日のブログでは、そのお一人である森澤さんの、いくつかのエピソードをご紹介したいと思います。

ヨーガは初めてに近かったと思うから、最初はクラスでアーサナをするだけでも精一杯だったと思います。そんな中、家で毎日アーサナをすることは、誰もにとって難関の一つになったりしますよね。森澤さんもそのお一人だったのではないかと思います。
けれどもしばらく経った後、森澤さんは家でアーサナをした後に私にメッセージをくださるようになったのです。「メッセージを送ることで毎日続けていく励みになる」とおっしゃっていたのですが、それは私にとっても、とてもありがたいことでした。頑張って続けていこうと思ってくださることもとても嬉しいことでしたし、加えて、アーサナをした時に感じたことや、クラスでお話ししたことへの感想も一緒に送ってくださり、次のクラスへと繋げることができたからです。

そうしてアーサナにも慣れた頃から、アーサナ以外のヨーガの教えにも少しずつ触れていただくようになりました。ただ初めて聞く真理の教えに、森澤さんの頭の周りに???が飛んでいるのが目に見えて分かる時もありました。
それでも「アーサナを続けていくことで教えを理解していくことができるようになる」という師の教えをお伝えし、今はアーサナを続けていきましょう、とそんなお話をしたこともあります。

1年も経った頃だったでしょうか、とても嬉しいことがありました。
彼女はマラソンをされているのですが、ある大会でとても成績がよかったことをお話しくださいました。そして、その結果には「最初は呼吸が関係しているのかと思ったけれど、よく考えると、余計なことを考えることなく最後まで集中して走れたからではないか、それはヨーガの効果だと思う」とお伝えくださったのです。

そしてその後の4月、MYMの春のキャンペーンで、本を少し安く購入していただけることを皆さんにご案内した時のことです。『さまらさの台所』は購入を決めていますが、他に何を読んだらいいですか?と森澤さんが尋ねてくださいました。実際に見ていただいて一番読みやすそうなものを選ばれたらいいのでは?と手に取っていただいた後、森澤さんが選ばれたのは『ヨーガの福音』でした。きっとその時、何かしっくりくるものがあったのでしょう。

その次のクラス、森澤さんのアーサナが変わりました。
というのは、これまでクラスに来てアーサナをすると、足がつって続けられないということが何回かありました。家でするとそんなこともないらしく、クラスではかなり頑張ってしまわれるからだと思いますが、『ヨーガの福音』を購入されたあの日も、足がつってしまい、アーサナを続けられなくなったのです。その分、ヨーガの話をたっぷりとできた良い時間にはなりましたが、アーサナに関しては不完全燃焼!と残念に思っておられたようです。

そうして迎えた次のクラス、この日は、足がつることもなくアーサナを終えることができました。今日はつりませんでしたね、とお声かけすると、「これまでは、アーサナの柔軟性を高めようとして頑張ってしまっていたけれど、『ヨーガの福音』を読んで、アーサナをすることへの目的意識が変わり、力を抜いてできたからだと思う」とのこと。そして「『心と体は自分ではない』という教えなどが、スッと心の中に入ってきた。『ヨーガの福音』は何度も何度も読んでいきたい本だと思った」とおっしゃいました。

今、森澤さんは、自分が習っているヨーガがどんなものかもっと知ってみたくなった!と、軽やかに、熱心に通ってくださっています。

真理を体得された師のお言葉は、誰もの心の奥に届き、変革をもたらすものだと、それを改めて実感できた出来事の数々でした。
こうして真理の教えを残してくださった師のお働きに、深く感謝を捧げます。

***

西宮北口クラスは、毎月第1、3木曜日に続けています。
お近くの皆さま、ぜひご参加ください!

シャチー


瞑想専科「真理のことばに瞑想する」一年半コース

去年の6月からスタートした瞑想専科「真理のことばに瞑想する」一年半コースですが、もうすぐ一年が経過しようとしています。毎月『マハーヨーギーの真理のことば』の中の一つの章を取り上げて、実践した成果を発表し、互いに学び合っています。
今月は【第九章――大宇宙と小宇宙の神秘】について取り組みました。

クラスの中では、毎回2人の方に体験談を話していただき、クラス担当者からのレクチャーがあって、最後に30分ほど瞑想を行います。

廉くん
研究者である島本廉さんは、二十四の原理についての興味深い実践談を話してくれました。

OM
映像の仕事をしているNさんは、画面共有しながらオームのマントラの本質を直観的に捉えたお話をしてくれました。

マードゥリー、ヨーガダンダ
担当のマードゥリー、ヨーガダンダのどちらかがレクチャーを行います。今回はヨーガダンダが、タントラ全般についてのお話をしました。

瞑想専科
瞑想の後は質疑応答の時間です。
みんなの話を聞いて師のサットサンガの時と同じように自然と瞑想状態になったという感想も聞かれ、師の恩寵によってクラスが運ばれているのを感じました。
動画受講も含めると約60名の方が参加しています。

ちょうど一年ほど前、この瞑想専科が始まる直前に師は御入滅されました。重い心を引きずるようにしてクラスを始動させたのですが、私たちにとって希望の光となる師の教えをご紹介させていただきます。

グル(師)と弟子の関係は、肉体的な近さを意味してはいません。それはハートの問題です。ですから、たとえ地球の裏側にいても、その関係は強く結ばれています。それをもっと納得してもらうために、彼の偉大なブッダの最後の言葉を紹介しましょう。「私の弟子とは、この体の近くにいる者ではなく、私の教えを生きる者が本当の弟子である」。もちろんブッダの教え、真理の教えは、時間と空間を超えています。彼の教えに生きるならば、この二十一世紀に生きる私たちでも彼の直接の弟子になることができます。真理と真理の教えというのは、時間と空間を超えています。ですから、たとえ遠く離れていても、グルと弟子の関係は可能です。

時空を超えて誰もが師の弟子になれるように、そして真理を実現できるように、師は『マハーヨーギーの真理のことば』を残して逝かれました。
瞑想専科を通じて『マハーヨーギーの真理のことば』と向き合っていく中で、改めてこの本には、あらゆるヨーガの道から日常で直面する問題の解決法に到るまでの全てが網羅されており、内にも外にもあらゆる理を知り尽くした師が、限りなく多くの人に手を差し伸べられているのを感じます。
私たちがやるべきことは、どの教えからでも、どの入り口からでもいいから、生涯かけて真理に到達するということです。
その時、師が教えられるように、本当の弟子になれるのと同時に、本当の交流ができるのでしょう――師だけでなく、ブッダや過去の聖者たち、そして日常で関わる全ての人や生き物に対しても。
『マハーヨーギーの真理のことば』の後半は、ヨーガの核心に触れるような濃密な教えで溢れています。
理想に一歩でも近づけるように、最後までしっかりと取り組んでいきたいと思います。

ヨーガダンダ yogadanda

 


新規開講!東京・国分寺クラスのご紹介

4月から東京・国分寺で新しいクラスが始まりました。

3月までは、私の鍼灸院に来院されている患者さんを対象に開催していました。
2011年に鍼灸院内で少人数のクラスを始めて、その後参加希望者が増えたため、2015年から現在のスタジオに会場を移しました。

お仕事、子育て、介護など、日常生活を忙しく過ごされている中で、30~80代の方が定期的に通ってくださっています。
還暦を過ぎてから始めた方もおられますが、少しずついろいろな形ができるようになり、最近ではシールシャ・アーサナの練習をする方も増えてきました。

スタジオからは大きな桜の木が見えます

2016年からクラスに通われているお2人の方に、クラスの感想を伺ってみました。

・最初は体が硬過ぎ辛い形が多かったけれど、シャヴァ・アーサナをすると全身を気が通り抜けたように感じてびっくりしたことがあります。今もきつい形はあるけれど、後でとてもスッキリして、それがとても気持ち良いです。

・自宅でも出来る限りアーサナをやるようにしているけれど、クラスでやるとしっかり集中できるのがいいと思います。

ヨーガのアーサナ(ポーズ)は年齢を問わず誰でも行なうことができること、柔軟性とアーサナによる効果は関係ないことを、皆さんが証明してくださっているように感じます。

アーサナをした後はシャヴァ・アーサナでリラックス

 

クラスでは10数種類のアーサナを、1人1人の身体の状態に合わせて行います。
アーサナを行うことで、自己治癒力が高まり、身体は生命力に満ち、呼吸は深く安定したリズムへと変化します。
それにより心は落ち着いた穏やかな状態へと導かれ、瞑想に座りやすくなります。
瞑想は、心を対象に集中させることから始めます。その対象と1つになるように集中を深めていきます。
そうすることで、誰もの中にある本当の自分、真実が輝き出すとされています。

興味のある方は、お気軽にご参加くださいね。

クラスの後、桜の前で撮影。お2人とも素敵な笑顔!


クラスの詳細はこちら↓
kokubunji

お問合せはこちらからお願いします
inquiry

 

ハルシャニー  

 


【長岡京クラスより】ヨーガと瞑想 朝のワークショップ開催!

神足ふれあい町家

神足ふれあい町家

まだまだ寒い日も続きますが、今日は節分。明日には立春を迎えると思うと、季節は着実に巡り春に向かっていることを感じます。
長岡京の朝クラスを行なっている神足ふれあい町家は、毎年この時期から1カ月、ひな祭りの展示イベントが行なわれるため、会場をJR長岡京駅に隣接したバンビオへ変更しています。

今年はその期間の中で、2月21日(水)と28日(水)の2日間を「ヨーガと瞑想の朝のワークショップ」と題し、いつものクラスとは少し違った内容で開催します。ヨーガ・アーサナ(ポーズ)のデモンストレーションや瞑想について学べる講座を行なったり、体験談なども交えて、楽しくご参加いただけたらと思っています。

毎週行なっているクラスは、ご近所にお住まいの方が多く参加されています。一年間、ほぼ皆勤賞?!というくらい熱心な方もおられたり、最近は瞑想に関心が出てこられた方も多く、30分近く瞑想しても微動だにせず、「もう少し座っていたかった〜」とおっしゃる方もあったりします。アーサナを続けていくことで、自然と瞑想へと誘われるということを、私自身も実感させていただいています。

神足ふれあい町家

そんなこともあり、この機会に瞑想のことをもう一度基本からお伝えし、さらにヨーガに親しんでいただけたら・・・とワークショップを企画しました。
初めての方もぜひぜひご参加ください。

呼吸を調え、心の静けさを体験してみませんか?

●日時:2024年2月21日・28日 (水)10:30〜12:00
●会場:長岡京市中央生涯学習センター(バンビオ)
21日:3F リハーサルスタジオ1 28日:4F 交流室1
●受講料:2日間 4,400円
*1日のみの参加も可 2,200円

お申し込みはこちらから

長岡京 ヨーガと瞑想のワークショップ

マードゥリー


『マハーヨーギーの真理のことば』第十四章「瞑想―実践編」


湖面のさざ波が月の姿を正しく映さないように、
私たちの心のざわめきが真実を覆い隠している。
ヨーガによって心のざわめきを静めたなら、
真の自己は自ら輝き出るだろう。

 

第十四章のページを開くと、上記の師のお言葉が目に飛び込んできます。
私は師にお会いする前に、マハーヨーギー・ミッションのホームページでこのお言葉に出会いました。まだヨーガも何も知らない頃でしたが、そのお言葉からしんと静まり返った寂静の境地を垣間見て、暗闇に光が差したような何とも言えない安堵感を覚えました。ヨーガによって心のざわめきが静まるということ、そうすれば本当の自分――真の自己が“自ら輝き出る”というところに希望を見ました。そして今も、このお言葉の示す境地に惹かれてヨーガを学んでいると思います。その状態へ至るための具体的な方法、ヨーガの本格的な中身、瞑想のその内容についての導きが第十四章にははっきりと示されています。

瞑想は人それぞれ違う景色が広がっているのかもしれないし、中身を確認し合うこともできない。だからこそ本当に瞑想を知っている方、ヨーガを成就されている方、悟りの境地におられる方、そういう方から瞑想のことを教えていただくのが、いちばんだと思ってきました。

今、師にお会いして瞑想のことをお尋ねすることはできなくなりました。でも、師は『マハーヨーギーの真理のことば』の第十四章に、とても細やかに、具体的に、瞑想についての手解きを遺してくださっているのでした。

第十四章は52ページもあり、おそらく一番ボリュームのある章です。「瞑想ーー実践編」なので、ヨーガの要の部分だと思います。とにかく一つずつ項目について記事が書けそうなほど(笑)一つの項目が濃いです。これは、一つ一つ、じっくりと自分が向き合って瞑想していく中で理解できることだと思いましたし、この章にはヨーガの秘義的な内容も含まれていると感じます。

瞑想の実践について、四つの節に分けて解かれています。

一節 「識別瞑想の実践」
二節 「死の瞑想」
三節 「真我への瞑想」
四節 「聖者・神への瞑想」

まず一節を読むと、瞑想がしたくなります。理由は、ただ読んでいるだけではそこに書かれていることを十分に理解できないからです。自分が識別瞑想に取り組まなければ、とらえることができないような微妙なところが書かれているからです。

この複雑な迷路のような心の状態のことや、心の性質や、この世の正体、世界の理(ことわり)について、ものすごく分かりやすい言葉を使われて、具体的に解き明かされ導いておられる師の存在には、今更ながら本当に驚愕しました。とても本格的な内容なので、もしかしたらすぐに分からないこともあるかもしれません。そういう場合は、「瞑想――基礎編」の第十三章に戻ってから第十四章を読むことをお勧めします。私もすぐに分からないことが多かったので何度も十三章に戻りながら十四章を読みました。二節、三節は、こんな貴重な深淵な内容を公開してもいいんだろうか・・・と思うくらいの唯一無二の内容です。

十四章の中で特に私が何度も読んでしまうところは、四節「聖者・神への瞑想」です。人によって違うとは思いますが、私は瞑想をする時は自分の理想の姿、つまり聖者や神のお姿に瞑想することがほとんどなので、四節の内容は、とても分かりやすく大きな道標、導きとなっています。

そして何といっても、四節には師ご自身がブッダに瞑想された内容が記されています。なかでも特別に感じている項目は「ブッダその人のハートに集中する」。ブッダがどういう人であったか。師のお言葉を読んでいると、もう師そのものじゃないか・・・と思えて仕方ありません。師のお言葉は本当に不思議なのですが、聞いていると自分も瞑想しているような感じになり、師のお言葉に自然と導いていただけます。

最後に「ブッダその人のハートに集中する」より、師のおことばをご紹介いたします。

 ・・・ブッダという言葉と彼が生存していたシーンに瞑想していきました。
時間と空間を超えて、昔のブッダの時代に集中していった。
そして瞑の中でブッダは本当に最低限度の布を纏(まと)っている姿で佇んでいた、座っていた。
そして朝が来たら徐(おもむろ)に起き上がり、托鉢に歩く。
そしてまた座る。
そして時には多くの弟子や信者たちに教えを授ける。
そういう姿が毎日毎日続いていた。
弟子や信者たちはいろんな質問をする。
そしてブッダはそれに相応しい助言を与え、答えを導き出す。
それを聞いた、教えを授かった弟子たちは皆、とても霊的に引き上げられた。
ブッダを思うと、ブッダの五十年近い教えの姿は何も変わらない。
ブッダそのものは五十年間近く全く同じ姿、同じ境地。
彼は本当に真実の、永遠の存在であった。
そして彼自身が様々な瞑想で得た答えが多くの人に与えられた。
それがブッダの教えというもの。
だからブッダを瞑想する時には、ブッダその人のハートに集中していけばいいと思うよ。
この世界がどんなに変化しようと、いろんな人がいろんなことを言っても、
ブッダは全く乱れることはない。
ずーっと同じ。
それこそが、それが真実の存在の至福にあったということです。
そしてブッダの教えの究極は、「あなたもそれである」ということです。
そう、あなた方一人一人の本当の姿は永遠の存在であり、至福なのだということです。


『マハーヨーギーの真理のことば』

 

ナリニー


夏の瞑想会

 
東京では毎月瞑想会を開催しています。
 
7月の瞑想会に、京都から先輩が来てくださいました。
 
酷暑の中、先輩を含め11名が参加。
コロナ禍で京都での定例サットサンガが休止となり、オンライン上での交流を続ける日々でしたが、実際に顔を合わせてゆっくり話すのは本当に久しぶりのこと。
みんなとっても嬉しそうで、それを見ているだけで胸がいっぱいになりました。
 
再会を喜び合い少し話をした後、瞑想しました。
瞑想会の会場は、都心にも関わらずほとんど物音が聞こえない静かな空間。静寂の中、同じ空間で一緒に瞑想できる喜びを感じつつ、小一時間座りました。
 
瞑想の後は先輩を囲んでのサットサンガ。
 
東京のKさんは、コロナ禍でもオンラインで各クラスを受講できたのが有り難かったこと、今後は対面で会う機会も増やしていってもらいたいと提案してくれました。
普段お会いしていてもこうした話をすることがなかったため、お話を伺えて良かったです。
 
静岡から参加されたMさんは、瞑想会に参加すると決めた時からずっと楽しかったそうで、当日も終始笑顔で過ごされていました。
みんなが優しくて嬉しかった、とのことでしたが、遠くから参加してくれたMさんの思いが私たちにも伝わってきて、嬉しくなりました。
 
 
京都から参加された先輩は、ヨーガを実践していく中での気付きや発心について話してくれました。また、長年師が行為される姿をお傍で見ておられ、印象に残っているエピソードも話してくれました。
そして、一人一人の話に真剣に耳を傾け、真摯に答えてくれる姿は、師が私たちにしてくださっていたことと全く同じだと感じました。
先輩とともにいることで歓びに満たされ、大きな安心感を得られたのは、きっと私だけではなかったと思います。
 
師がずっと見守ってくださっているような雰囲気の中、互いの熱を高め合い、これからどう行為して行くべきかを具体的に考えるきっかけとなった瞑想会でした。
 
瞑想会の後に記念撮影。みんないい笑顔。
 
 

それから3週間ほど経った先日、8月の瞑想会がありました。

7月の瞑想会の後により良い瞑想会にするために話し合いをして、今回から瞑想の後に『マハーヨーギーの真理のことば』の教えをみんなで学び合うことにしました。
各自が惹かれる教えや、気になる教えを取り上げて、理解しづらかったり疑問に感じたことがあれば質問し合い、みんなでその教えを読み、それぞれに感じたことを話す形で進めました。
人によって視点が異なるからこその気付きが幾つもあり、充実した時間になったと思います。
何となく理解していたことが話しているうちにしっかり納得できた、朗読で教えを聴くことで内容がすっと入ってきた、という感想も頂きました。
 
 
これからもより充実した瞑想会となるよう、みんなで学び深め合っていきたいです。
 

   ハルシャニー  

 

 
 

ブッダから届いた宝物

木曜日と土曜日に、京都、大阪で開講されている瞑想入門のクラスでは、講師のゴーパーラさんならではのヨーガ行者としての鋭い視点で、瞑想やこの世界の理、心のしくみについての興味深いお話が聞けて参加者たちの質問も活発です。先日は、ブッダってどういう人だと思う?という投げかけからそれぞれのイメージを共有し合い、ブッダを身近に感じてよりブッダが好きになってしまいました♡ 「入門」というだけに素朴な質問がしやすい雰囲気があり、質疑応答を通じたみんなでの交流も楽しく、また、瞑想の時間はピタッとした静けさと集中があり、メリハリがあります。

そんな瞑想入門クラスに熱心に通われているNさんは、「自分はまだまだ真理やヨーガを信じられていない」と包み隠さず話されます。ある日のクラスで、「真理があるか、ないかを確かめたい」と真剣に言われました。ゴーパーラさんは、ブッダの教えにもある「たとえ古い聖典が出てきてもそれを盲目的に信じる必要はない」という言葉を紹介され、師も同じように仰っていることを話されました。

師は「まずヨーガを進めていくには、それまで経験で培った観念とか概念とかいう心の秤を無視するところから始める、あるいは疑うところから始める。またその聖典とか真理の言葉といわれるものも、鵜呑みにする必要はない。ただし、その両方についてよくよく考え、そして瞑想して、間違いのない答えが出てくるまでそれを探求しなければいけない」と説かれています。

まさに師のこの教えの通り、探求の真っ只中のNさんと私たち。ゴーパーラさんは、瞑想を山登りに例えられ、学生時代に行ったチベットの高度5000メートルの山で、高山病になったことを紹介されたことがありました。どんな山を目指すかは人それぞれ。目指している山が違ってもいいけれど、でもどんな山を目指すにしても頂上に辿り着くためには、やらないといけないことがある。それは土台作り。基礎体力が必要! その基礎作りが瞑想入門のクラスなのです。基礎は何度も繰り返し学び実践することで強固になるなぁと私は感じています。

とっても為になる実践的な瞑想入門クラスなのですが、実は参加人数が少なくて(涙)クラス宣伝のため、チラシ蒔きを兼ねて数人でインドカレーのお店に行く機会がありました。私はそこでNさんと初めてゆっくり話しました。Nさんは、すっごく正直で、真っすぐで、ある意味、師の教えの言葉を地で行く(!)絶対に何も鵜呑みにしない人(笑)なんだなということを感じ、何てヨーガ向きな人なんだ?!と思いました。真理も神ももちろん全く鵜呑みにはせず(笑)、自分自身で確かめながら、着実に道を歩んでこられたんだと分かりました。Nさんは師のサットサンガでも師に、疑心暗鬼になるんです、神という存在についても信じられないです、どうやって信仰する神を選ぶのですか?というような正直な質問をたくさんされていました。私はNさんに対して、疑心暗鬼だと言われながらも、でもこんなにも熱心にサットサンガやクラスに参加し、これだけヨーガを続けられるその理由は何なんだろう??凄いなと密かに思っていました。お話してその謎が解けました、Nさんは師の存在にただただ惹かれている! 好きになってしまっている♡

さて、そんなNさんからあるエピソードを聞きました。Nさんが書いてくださったそのエピソードをここでご紹介したいと思います。(ナリニー)

* * *

 

「まあ、なんてかわいらしい仏様!」
2019年12月8日、この絵はわたしのもとに届きました。
その1週間前、師の特別サットサンガの日、瞑想の対象を決められずにいたわたしは

師に「神様に来てくださいとお願いしてもいいですか」と尋ねました。
師は「お願いしてもいい。その中で親しみのもてた神を信仰すればいい」と
仰ってくださいました。

それから数日後、知人から「Kさんが、渡したい絵があると言われている」というお電話がありました。Kさんは長年マザーテレサの下で奉仕活動をされている方だったので、わたしは「もしかしたら、キリスト様かマリア様が家に来られるのかなぁ」と思っていました。

そして、12月8日、ブッダが悟りをひらかれたその日、この絵はわたしのもとへ。
以来、ずっと見守ってくださっています。

師のはからいによってもたらされた宝物です。

 

ブッダの版画
N 

* * *


京都・大阪 瞑想入門4回コースのお知らせ

皆さま、こんにちは。
ゴーパーラです。
私が講師を務めさせていただく「瞑想入門  4回コース」が京都(5/13)・大阪(5/18)でスタートします‼️(詳しくはこちらから⇨瞑想入門

昨今、たくさんの瞑想が紹介されていますが、どれが正しい瞑想なのか分からないほど多く出回っていて、混乱しますよね。。
私は瞑想をして15年ほどになるのですが、正しい瞑想のポイントとして「目的と基礎がしっかりとしていること」、それが挙げられると思っています。

例えば、○○大学に入りたいとなったら、その大学に受かるためにがんばって勉強すると思いますし、まずはその目標・目的を定めることが大事なことになってきますよね。
また、どの大学を目指すにしても、いちばん始めにするべきことは、基礎を学ぶことだと思います。
基礎が身に付いていれば、それがベースとなって、勉強をさらに促進させてくれるはずです。

この瞑想入門コースでは、瞑想の「目的」「基礎」をしっかりと学べるプログラムになっています。
瞑想の王道の教え「ラージャ・ヨーガ」を指針に、正しい座り方や呼吸法、ひいては日常の心構えについても学び、目標に向かって実践していきます。
瞑想で実現したい目標は人それぞれかもしれませんーー集中力をつけたい、心穏やかになりたい、また真実を悟りたいなどさまざまかと思いますが、王道に則って瞑想をすれば、それらは実現できます!

瞑想に興味がある、やっていきたい、深めたいという方、誰もに必要な基礎が学べ、無理なく始められるプログラムになっております。
ぜひご参加いただけたらと思います😇🙏

ゴーパーラ