ヨーガの実践 「身・口・意の一致」

皆さん、こんにちは ダルミニーです。

以前、瞑想専科のクラスで薦められた、本願寺出版社の「ブッダ」を読んでいます。この本は絵本になっていて、一つ一つの教えが大変読みやすくなっています。ここで一つの教えをご紹介しましょう。

「三業(身・口・意)に悪をつくらず、諸々の有情をいためず、正念に空を感ずれば、無益の苦しみはまぬがれるべし」

難しいですね。

チューダパンタカはこの教えを覚えることができず、一緒に修行している聡明な兄から精舎を出ていくように言われて、呆然と門の脇に佇んでいます。ブッダは、悲しそうなチューダパンタカの手を取って精舎に連れて行き、「塵を払い、垢を除く」と唱えながら掃除をするようにと、箒を与えます。

それからのチューダパンタカは、ブッダの言いつけ通り、片時も休まず、「塵を払い、垢を除く」と唱えながら、掃除をするという行為を続けます。そうしているうちに、チューダパンタカは「心にも塵が積もり、垢が溜まる。塵を払い、垢を除けば、汚れた心も清浄になる。煩悩は垢、智慧は箒」と自らが気づいていくのです。

私たちも何か一つでもいい、師だけを思い、その教えを忠実に守り、心に唱え続け、その教えを生きるよう行為する。そうすれば自然と身・口・意は統一され、外側からの師の恩寵と自らの内側から輝く光によって、真実へと導かれていくのだと思いました。

師は説かれます。

常に、思いと言葉と行為を一つにしなさい。

身・口・意をもって真実に従うようにしなさい。

私たちにもすぐに実践することができますよね。

ブッダ

 

ダルミニー

 


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