投稿者「サティヤー」のアーカイブ

ヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

毎月ヨーガの食事のクラスをしているさまらさの台所。いつもはお料理の時間が中心ですが、今回は初めてヨーガの教えに基にした食事の話をする会を開催しました。

題してヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

場所は大阪 、肥後橋のショール・ストール・エスニック雑貨のお店、プリヤメーラさん。priyamela.com「バクティ・サンガム」の会場としてもおなじみですね。街中にいるのを忘れるほど、気持ちが和む、とっても素敵な空間です。

みなさんと近くでお話できるように、少人数制の小さな会として開催したのですが、会が始まる前からご参加者同士で自然に自己紹介が始まって、とってもいいムード。参加された方みなさんが、食生活をよりよくしようと興味をおもちになっていて、最初から「旬の野菜をできるだけいただくようにしています」、「素材を生かすために調味料を加えるのでなく、できるだけシンプルにお料理するようにしている」など、これからお話しようとしているキーワードが先行して飛び出し、うれしくなりました。
ヨーガなお茶会

今回は、旬の食材を食べるのはなぜよいのか、目の前の食材を生かすには?、食事が体と心に与える影響など、「さまらさの台所」を通して、体験し、感じた日常の気付きを交えてお話ししすることで、皆さんと一緒に考え、深めたいと思っていたのですが、その期待を超える積極的な食事に向かうお話を、最初から最後まで伺うことができました。食事の「気」を感じて食事をされていること、腹八分目ってどれぐらいというご質問、買った野菜を無駄にしないにはどうすればいいの?という食材を大事にされたい思い、加えてお料理の知恵袋やおすすめレシピのお披露目もあり、食生活をよりよくしたい、楽しみたいという思いがその場で交わり、とても和やかな楽しいお茶会になりました。
ヨーガなお茶会2

途中いただいた軽食のチャイとサモサ(スパイス入りのヨーグルトソース)も大好評!1時間半の会はあっというまに終了しました。

終了後、アンケート、そしてご伝言やメールを通して、

「楽しかった」、「分かりやすいお話でした」、「料理への意欲がわきました」、「きちんと食べ物と向き合おうと思いました」、「自分の心と体の健康は自分で獲得していかなきゃと力をもらいました」などのメッセージをいただき、初めての試みの『ヨーガなお茶会』、是非またのお席を設けたいなと思いました。ご参加された皆様、ありがとうございました!

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バガヴァッド・ギーター

ヴァがバッド・ギータ 6

人は自分の心で自分を向上させ
決して下落させてはいけない
心は自分にとっての友であり
また同時に仇敵でもあるのだ

心を克服した人にとって
心は最良の友であるが
心を克服できない人にとっては
心こそ最大の敵である

第6章5〜6節

心が友達のときってあったかな……と思ってしまいました
でも友達というのは、「私はあなたの友達だ!!」と主張することもないかと思います。だから心が友達の時は、わざわざ友達とは思わないかもしれませんね。

それにしても、この絵は恐ろしい。これは心の中の状態を描いているのでしょう。自分の心でもって自分自身を悪くしている。私、こんな風になっている時があるなぁ……とまじまじと見てしまいました。

この戦いを後ろで見ている人たちがいます。その中にクリシュナらしき存在がいます。「ただ見ている純粋な意識」、本当はこちらが私自身だと気がつかなければいけませんね。

サティヤー

 


下鴨 ヨーガ・瞑想クラス イキイキクラス開催のお知らせ

下鴨クラスでは、10月25日から12月20日まで、
身も心もイキイキと!休日にヨーガ
と題してイキイキクラス(全9回)を開催いたします。

私たちが行なっているヨーガ・アーサナ、アーサナとはポーズのことですが、そのアーサナにどんな効果があって、身や心がどういうふうに変わっていくのか、初めての方、もう習っている方、実はよく分からないという方にヨーガの知恵を丁寧にお伝えしていきます。今回のコース、大阪クラスを担当されていますシャチーさんと一緒に進めてまいります。

下鴨クラスのスタジオは明るい日差しの入る、とっても気持ちのいいクラスです。休日の午前中、自分磨きのヨーガが、イキイキとした明日をもたらしてくれることでしょう。
ぜひ、ぜひお越し下さい。
待っています。

     ダルミニー
イキイキクラス


さまらさ2days 10/11.12

今月のさまらさは大忙しです。えほんピクニックの次の週には、京都、大阪でさまらさの開催がありました。まず、京都のメニューはこの時期ぴったりの秋なすを使った赤みそ煮です。

出来上がり 煮物
煮物はあまり作ったことがないという方が多く、作り方、味ともに新鮮だったようです。
煮物
鍋の中でなすやかぼちゃにさわるときには要注意!丁寧に優しくさわりましょう。
そうでないとすぐに煮くずれしてしまい、せっかくの美しさが台無しになってしまいます。
お土産に、今回の台所で使った手作り味噌をお渡ししました。参加者の方から早速作りましたとい嬉しい連絡をいただいています。

ヴィハーラのさまらさ
最後はみんなで円になってヨーガと食事のお話、今回は「摂食」と「味付け」について学びました。さまらさでは、食事量は腹八分目、味付けは淡味(素材の持ち味が生かされている)と言われていますが、日常で食べる量が多くなったり、味の濃いもの、甘いものなどが欲しくなったりすることはありますか?とお尋ねすると、ほとんどの方が「あるある〜」と言われていました。その原因はほとんどストレスや疲れです。

心の状態はすぐに食事の好みや量に影響します。それはすぐに習慣化され、甘いものがなくてはならなくなったり、味が濃くなっていることに気がつかなくなったりします。習慣化されてしまうと、自分で気がつくことは難しくなるかもしれません。何も味のついていない、例えばごはん(白ご飯)が美味しいと感じるか、今回食べたなすやかぼちゃの本来の味を感じるか、時々は自分の舌の感覚が正常かを確認してみるのもいいですね。

2日目は大阪で、チリビーンンズとメキシカンサラダ、トルティーヤを作りました!
チロビーンズ
クレオ大阪という公共の施設をかりて行っているので、京都とはまったく雰囲気が違います。
参加者は女性ばかり!お友達同士が多かったので、和気あいあいと会は進みました。

大阪クラス

大阪クラス2
こちらも最後はヨーガと食事のお話をしました。

さまらさ
参加者の方から食事に気をつけることで心に変化はありましたか?という質問がありました。

私は食事に気をつけると同時にアーサナを始めたので、食事だけで心が変化したという訳ではありません。アーサナや瞑想を毎日することで、心はだんだんと落ち着き、それに伴ってストレスによる過食や甘いもの、辛いものが妙に食べたくなるということが減っていったと思います。それでも、「ストレスを感じる→味の濃いものが欲しい」 ということが長年の習慣になっていたので、そんなに劇的に変化していった訳ではなかったです。ただ、根気よくヨーガを続けていくことで、いつの間にかそういうことがなくなってきたと思います。

また「味の濃いものが欲しいな〜」と思った時は、「なんで?何かにストレスを感じているのかな?」とそれをバロメーターに、ストレスの原因の方を見つめ、なくしていくようにしていくこともありました。

今回は2日間とも、舌(食事)と心のコントロールについて学びました。食欲の秋ですから、ちょうど良かったですかね。でも収穫の秋ですから、美味しいし食材を美味しく、大切にいただいてくださいね。

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えほん picnic 2015

大阪、靭公園で行なわれた「えほんpicnic2015」に行ってきました〜。

えほんを通じて親子がふれあい、街の人たちが知り合いになれるようにという、人と人のつながりを大切にされているイベントで5年ほど前から毎年開催されています。

家族で来られている方が多く、みさなん芝生に座ってえほんを読み、一日をのんびり過ごされていました。お天気も良く、心地よい風が吹いていて最高のイベント日和でした。

さて、さまらさはそのイベントのマルシェのコーナーにプリヤメーラさんPriyamela(ヨーガの仲間がやっている大阪のインド雑貨店)と一緒に出店しました!実はこんな風にさまらさで出店したのは初めて。前年は千人の来場者があったのと聞いていたので、私たちは2種類のメニューで100食を用意、朝の5時起きで食事を用意し、出発しました〜!
5時起きなのにこんなに元気!?行きの車の中で。
2015年絵本ピクニック 出発

大阪に着いてからは靭公園のすぐそばに住んでいるヨーガの仲間の家でラッピングです。
メニューは、おにぎりセットとメキシカンサンド。
2015年絵本ピク マードゥリーとサラニー

メキシカンサンドはチリビーンズを手作りのトルティーヤに包んでいます。
絵本ピクニック マードゥリー のコピー

ラッピングをしている間に、他のメンバーはお店のテントを組み立てて、ディスプレイをしてくれていました。開始は10時、子供連れの方がどんどん来られます。まだ朝だけど、みなさんすでにお腹が減っているのでしょうか?売れ行きは上々、順調な滑り出しでした。

左端に写っているのはプリヤメーラさんの店主、ランジャニーさんです。商売になれているからか、大阪人だからなのかは分かりませんが、お客さんを引きつけるトークは本当にすばらしい〜!勉強になりました!
絵本ピク店

おにぎりセットはおいなりさん、黒豆ご飯のおにぎり、お漬け物ののり巻きと小カブの漬けもの。
40食作ったのですが、かなりのスピードで完売しました!お子さん連れの方にはお腹もふくれ、安心して食べられるものだったのかもしれませんね。
2015年絵本ピク おにぎりセット

こちらはメキシカンサンド、スパイシーだけど辛くなく、野菜と豆がいっぱいです。
10月12日(月祝)には大阪でこのチリビーンズを作るさまらさの台所を開催予定です。
若い方や男性に人気があったように思います。もちろん本「さまらさの台所」も販売しました。
2015年絵本ピク チリビーンズ

2015年絵本ピク 店 シャチーとサラニー

16時までのイベントでしたが、100食完売しましたーーーー!あっという間の一日でした。

同じ会場で、アーサナのデモンストレーションとキールタンもしました。
夕方に始まったキールタンは、とてもリラックスした雰囲気の中、多くの方が自然と集まって聞いてくださいました。小さい子供を連れた若いお父さんやお母さん、そして子供たちはとっても無邪気!「何やってるの?」「あの楽器は何?」とミラバイさんに近づき、釘付けで見ていました。
2015年絵本ピク キールタン5

2015年絵本ピク キールタン3

2015年絵本ピク キールタン4

 

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九州でのクラス

今回は、福岡県出身のヨーガダンダが月に一度地元九州で行なっている活動について紹介したいと思います。九州の雰囲気が伝わるよう、博多弁を交えて書いてくれました。
縁あって、2年半ほど前から月1回、京都から福岡に行ってクラスばさせてもらっとります。金曜日は北九州市小倉北区でのクラス。
新幹線の窓から
新幹線の窓から八幡製鉄所の煙突が見えると、「ああ、小倉に来たばい!」っちいう気になります。
 
国友父
毎回クラスの荷物ば車で運んでくれる国友さん。クラスの開始時間まで波止場で一休み。クラスの名物男ですたい!
 
クラス風景
参加者は助産師さん、弓道ばされよる方が多いです。皆さん仕事や家事で忙しい中、月に1回ちゃんと忘れずに来てくれよります。この日も夜勤明けの方が二人。でもそげんかこつも感じさせんくらいに、集中されとりました。
この日、参加者の方におもしろか話ば聞かせてもらいました。ヨーガば始めてから、自然と付き合うグループが変わってきたっちいうこつです。
愚痴ば言うたり、自己主張ばっかりしよった時は、そげんか人ばっかりが自分の周りにおったけど、愚痴とか言わんごつなったら、穏やかで優しか人が集まってきたごたるとです。自分の心が行動ば決めてから、それがまた周りの状況ば決めるけん、心ば変えれば状況も変わるっちいうこつですたいね!
やっぱりヨーガはよかですばいね!
また、ヨーガばする前は、呼吸ば意識することはなかったっちゃけど、普段から呼吸ば意識してコントロールできるようになってきたっちいう話もありました。特に吐ききった後の止まった状態は集中力ば高めてくれて、弓を放つ時(弓道家)、注射針を打つ時(助産師)に効果絶大っちいうこつでした。
 
集合写真
アーサナを終えて、すっきりした笑顔の皆さん
 
翌日は実家の小郡市でのクラス。こちらは私の中学時代の同級生や、ダンスばやっとった時の後輩とかが集まっとります。この日はクラス後に福岡市天神にて、ダンサーの後輩たちと合流。
 
ダンサーの後輩たちと
一人でも多くのヨーガ行者が生まれますように!
また今月も行きますばい!

東京での再会、そして横浜ドヤ街での瞑想

先日、日帰りで横浜の勉強会に参加する予定だったが、ある人に会うために急遽前日から東京へ行くことにした。その人は、南相馬で知り合ったシスターで、時々会っては宗教的なことを教えてもらっていた。でも、今年の春に10万人に1人という難病を発症し、治療のために東京の病院に入院、その後は東京の修道院に移られた。南相馬の修道院には彼女の代わりに、アフリカに30年いたというパワフルな新しいシスターが来られた。

シスターは、目白のキリスト教系の病院の入口で私を待ってくださっていた。この病院は修道院の近くにあり、治療が終わってリハビリのために一時期シスターも入院していたそうだ。私の姿を見るなり笑顔で右手を出して近づいて来られた。「遠くからよく来てくださいました。まさか来てくださるとは思っていなかったから、とても嬉しい。どうぞ、病院の最上階にとても眺めの良い食堂があるから、そこでお話しましょう」と言われた。せっかくだからと病棟と院内の聖堂にも案内してくださった。キリスト教系の病院らしく、病棟に祈りの部屋というのがあった。入口にはマリア様の像、中庭にはフランチェスコの像もあった。

マリア様

「マリア様」

フランチェスコ

「フランチェスコ」

食堂ではシスターと二人きりで、色んな話ができた。「病気になってどんな風に祈ったか」、「シスターになる時に神からの呼びかけはあったのか」など結構踏み込んだことを聞いてしまったけれど、シスターはどの質問に対しても快く丁寧に答えてくれた。

シスターの南相馬での仕事はやむなく終わったけれど、それは決して志が挫かれたわけではない。神に仕える者にとっては、忠実に神に仕えることこそが志であって、仕事が何に変わっても落ちこんだり悲しんだりすることはないのだ。だから、シスターは前と同じようにとても落ち着いていてイキイキしていた。神に仕える、神のために生涯を捧げる、それがどういう意味なのか、もう一度考えさせられた再会だった。

その後、私は横浜に向かった。宿泊先は石川町という駅が最寄りで、個室で一泊素泊まり2800円。勉強会のある場所から一駅で、寝るだけだからいいと思ってたし、土地勘もなかったのでどんな所か深く考えなかった。日本には、東京の山谷、大阪のあいりん地区、横浜の寿町という三大スラムと呼ばれる日雇い労働者の街がある。しかし今はどこも高齢化が進み、日雇い労働者の街から生活保護者の多い福祉の街に変わってきたそうだ。こういう町をドヤ街と呼ぶのは、安宿街の略で、ヤドをひっくり返して言っただけらしい。横浜の寿町の最寄り駅が石川町であり、私が泊まる宿がそのドヤ街の一角にあることを、横浜に行く道中で知った。駅を降りて地図を見ながら進むと、酔っ払いのオジサンたちがたむろしているし、路中に座っている。歩き方もなんだかおかしい。でも、以前大阪のあいりん地区を知人に案内してもらったことがあるけど、大阪よりきれい(??)だし悪臭も少なく(?)こじんまりしてるように思えた。○○会館、○○荘、といった安宿が並んでいるのを見ると、ああ、どこのドヤ街も同じなんだなと思った。あいりん地区は普通の世界と隔絶されているような印象があったが、ここは世間と共存してる、溶け込んでいる、という感じがした。横浜の人にとってはそうでもないのかな。
中華街㈮
中華街もごく近くにあって、私は夕食のために中華街をブラブラした。飛び交う中国語に興奮して店員さんに中国語で話しかけ、会話を楽しんだ。懐かしい…。久しぶりに別世界に飛び込んだような感覚だった。

「ここが私の泊まった宿」

「ここが私の泊まった宿」

「廊下はこんな感じでアジアの宿泊所っぽい」

「廊下はこんな感じでアジアの宿泊所っぽい」

「部屋は2畳?3畳くらいかな」

「部屋は2畳?3畳くらいかな」

近年この辺は、ドヤ街のイメージを払拭するために、バックパッカー向けに安宿を改造するなどの試みをしているそうだ。だから、改築してやや綺麗めの宿もあり(注:個人の価値観による)、時代と共に旅行者の町に変わりつつあるようだ。ここで眠れるか心配したけど、夜中に自分の寝言で一度起きた以外熟睡した。インドなどの安宿に比べたら比べ物にならないくらいきれいだし、南京虫もいなかった。

今日はこの小さな空間からから出られないんだな、そう思ったら特にやることもなくて8時過ぎに寝た。そして一度夜中に起きた時、なんとなく瞑想してみた。誰も来ないしやることもない。いらないことを考えないせいか、ずっと求めていた問題に対しインスピレーションがあった!!「ああ、ありがとう!」と今日の日に感謝した。

もしかしたら余計なものがないドヤ街って、瞑想にいいのかもしれない。(注:女性一人はあまりお勧めしません)

ユクティー


さまらさのチラシ制作

さまらさチラシ

これは今までに制作したさまらさのチラシです。2012年から作っています!さまらさのチラシは料理の写真とチラシのデザインが大切になります。「美味しそう〜」「食べてみたい!」「作ってみたい」と思ってもらえるようにいつも工夫をしています。先日、10月12日(月祝)に大阪で行うさまらさの台所のチラシ撮影をしました。その様子がこちらです!

さまらさチラシ撮影

実は撮影場所はスタジオなんです〜!と言いたいところですが、いつも私の部屋なんです。
何とも地味な、普通の6畳間です。カメラ担当はシャチーさん。照明担当(ただ持っているだけ)がサティヤーです。この日は雨が降っていたのでライトを使いました。

チラシの撮影は最近は2人で行っています。チラシをどんなイメージにしたいか、使う食器やスタイリングについて、あらかじめで話しておき、あとは写真を撮りながらすすめています。カメラとパソコンがつながっているので、撮ってすぐに画面で写真を確認できます。
それを見ながら「もっと角度を下げようか〜」「ちょっとライトを消してみようか」などいいながらしています。

シャチーさんは元々お料理本を作る仕事をされていたので、実はプロ(カメラマンではないけれど)。だからこんな風に美しいチラシができるのです。2〜3時間程度で撮影は終了し、撮影用に作ったお料理をいただいています。お料理は撮影用ではありますが、いつもと同じように作っています。

撮影の後はこれまたシャチーさんがデザインをして1枚のチラシになります。
できたチラシがこちらです。メキシカンらしさ、出てますか〜!
chiribeans

今年の5月に出版された本「さまらさの台所」も実は同じようにここで撮影しました。
もう少し撮影隊の人数は多く、料理、カメラ、スタイリング、盛りつけなど担当を分け、1回の撮影で6〜9品ほど撮影をしていました。
それもほとんどの写真は、窓から入る自然光だけで撮影しているので、光からより季節を感じることができると思いますよ。

「いつもチラシが素敵ですね〜」という嬉しい声をいただいたので、少し撮影現場を紹介しました!

 


ひと夏の経験

今年の夏は本当に暑かったですねっと何度もブログに書いたような……。そのぐらい私にとって今年の夏は暑さとの戦いでした。

私は介護の仕事をしています。障害のある方の家に訪問し、一日を一緒に過ごします。一日のスケジュールは相手の方が決めるので、行ってみないと分からないことが多く、一日中外出することもあれば、大掃除をする日があれば、何もせず、ずっと一緒にテレビを見ていることもあります。

私がよく訪問する家は今年のような夏でもクーラーをつけずに過ごすという方針の家だったので、まさに熱中症との戦いでした。平屋のお家は、日中ものすごい温度になります。暑くなる12時から14時頃に外出し、歩いて20分ほどにある小さなスーパーに避難します。ただ、スーパーなのでじっとしているわけにもいかず、1〜2時間スーパーの中を歩き、もうさすがにいれないだろうという空気が漂ってきたら炎天下の中を歩いて家に帰ります。帰ると恐ろしい熱気が充満した部屋に入り、もちろんクーラーもつけずに夜まで過ごします。

何度か熱中症気味?になり、気が遠くなることがありました。大げさかもしれませんが、初めて自分の生命の危機を感じました。

でも当然ですが、介護者として入っているので自分の気が遠くなっている場合ではないのです。それに体調を崩してしまった場合、常に人員不足の現場で穴をあける訳にはいきません。私が休めば、その分誰かがあの過酷な現場で2倍働くのかと思うだけで「それだけは阻止したい」と思いました。

それで今年の夏、私はとにかく「生きる」ことだけに専念しようと決めたのです。とにかく生きると言っても、ただ息をしていればいいという訳ではなく、自分に課せられていることが行えるように常に自分を調えておくこと、それだけに専念するということです。

まず、自分の生命の危機(大げさかもしれませんが)を感じたので、仕事に行く恐怖感がありました。それをぬぐい去るためにあらゆる暑さ対策をしました。肌を出さない、目から入る紫外線をカットする、首を冷やす、梅干しと塩あめをもつなど。それらを調えることで、仕事中に倒れるかもしれないという恐怖感からは開放されましたが、あとは休息です。

「仕事から帰ったら、必要最低限のやるべきことを素早く済ませ、速やかに寝る。起きたら仕事に行く、休みの日は休む」

と字にしたら何のことはない当たりませのことなのですが、約一ヶ月間はそれしかしなかったのです。

秋の虫の声が聞こえるようになった頃、それを聞きながらふと思ったのです。「なんて穏やかなんだろう」と。よくヨーガでは淡々と仕事をするというように、「淡々と」という言葉が出てきます。それは、目の前のことを行うという時には、そのことだけに集中し、必要以上に心が動かない状態を現す言葉だと思うのですが、この夏の生き方はこの「淡々」だったのではないかと思いました。

そんな生き方の何が楽しいんだと言われるかもしれませんが、今思うととても静かな毎日でした。夜は何の思いも残さず幕が下り、朝とともに新しい一日が始まる。一日一日がまるでこんな感じ、持ち越すような思いは何もなかった。

言葉にするとさらに、「だからそれの何が良いのですか?」と言われそうなのですが、外側だけでなく、内側も静かな毎日ってちょっと想像して見てください。かなり楽!!!とてもシンプルでした。

暑さによって一時期はどうなることかと思った夏ですが、そのおかげでとても良い体験をしました。生きるということだけに焦点を当てたことで、その焦点に合わない行動や思いは自動的に選別され、無意識にですが、落とされていったのでしょう。余裕があると、ついつい余計なことをしたり、考えたり、それが発端になって、さらなる行動を生んだり、思い悩んだり……。ほとんどはそういう状態だと思います。まぁ、それだけ私は切迫していたのでしょうね。

夏の経験を通して、これからもちょっと肩の力を抜いて淡々と生活していこうと思いました。終わってみれば、猛暑の夏に感謝です。

秋の夕暮れは燃えるような赤でした。
秋の空

 

 

 


アーサナ in 大阪中之島

昨日!大阪の中之島でアーサナのデモンストレーションを行ってきました〜。
水都大阪のシンボル的存在、ラバー・ダックがお出迎えしてくれます。

ラバー・ダック

まずはクラスがある中央公会堂の前で。カメラを持った方がたくさんいたので、連写する音が鳴り響いていました。
アーサナでも大阪2015.9.19.2

続いては、もう少しラバーズ・ダックの近く、バラ園のそばで
アーサナデモ大阪2015.9.19
アーサナでも大阪2015.9.19.3
少しだけ臨場感を味わってください、クリックしたら再生をします。IMG_1325-2

アーサナデモンストレーションの後はキールタンです!キールタン 大阪2015.9.19.1

 

発売されたばかりのお揃いのTシャツで!色のバリエーションもたくさんありますよ。

tシャツ2015.9.19.

そして、かわいいお手伝いさんたち。
お手伝いさん 大阪