投稿者「サティヤー」のアーカイブ

ヨーガの料理クラス さまらさの台所

3月12日(日)にパラマハンサ会員向けさまらさの台所がスタートしました!
今回は会を担当してくれたサティーから報告をしていただきます。

今回のメニューは、春野菜のポトフ、マカロニサラダ、プレーンオムレツと旬の春野菜をふんだんに頂ける彩り豊かな一膳です。春野菜のポトフはじっくりコトコト煮込んでいると野菜のうまみが出てコンソメなしでも充分においしくできます。素材の持つおいしさがたくさん詰まったスープの自然な甘みにみなさんビックリされていました。

ポトフ

また今回は台所全体を「素材を生かし切る」というテーマを元に調理やお話を組み立てました。私は日々料理する中で、野菜を使い切れなくて悩んでいました。それを解決したくて、1つの野菜で様々な料理法を学びたいと思い、春キャベツを1つ丸々頂けるメニューを色々試してみました。

私のキャベツのある生活 キャベツとの生活

キャベツといえばこのメニューといったような固定概念があると気づいたとき、同じように日常の仕事でも役割へのこだわりがあり、それを取っ払うことで的確な仕事ができることに気づいたことをお話させてもらいました。

これまでの経験や知識による固定概念に縛られずにアイデアを出して料理していくことの自由さや楽しさを学び、最後までフレッシュに保存しおいしく頂くことで、改めて素材への感謝を感じました。

お話2

参加者にも事前にテーマについて意識して日常の料理に取り組んできて貰いました。

「冷蔵庫の中が整理され、生活において本当に必要な食事の量も分かるようになった」

「とりあえず買っとこうと野菜を買う傾向があることに気づき、料理以外の日常においてもとりあえず置いとこうと放置している物事があることに気づいた」

など、様々な気づきを発表してくれました。料理を通じて気づいたことが、日常の行為も変え、生き方そのものも変えていく。これが正にさまらさの醍醐味なんじゃないだろうか!と感じて嬉しくなった1日でした。

食事
サティー

京都烏丸 ヨーガ・瞑想クラス ヘッドスタンディング

京都烏丸御池にあるスタジオサンゴッホでのヨーガ瞑想クラスでは、クラスに通われて2年〜3年になる方が多く、最近では基本のアーサナに加え、新しいアーサナに取り組んでいます。

先日はシールシャ・アーサナに挑戦しました。
ヘッドスタンディング
シールシャ・アーサナとは、ヘッドスタンディングいわゆる逆立ちです。基本のアーサナを1年程続け、腹筋や首の力がついてくるとヘッドスタンディングにトライする時期になります。写真の男性は3ヶ月程前から練習を始めたのですが、まっすぐ立てていますね。

効能
シールシャ・アーサナの効果は全身の活性化、五つの感覚器官と脳髄が活性化するといわれています。普段は頭から足の方に向かって重力が働いていますが、身体を逆さまにすることによって逆向きに力が働きます。全身の細胞が活性化され、食べ物を消化するために下がり気味な胃腸も元に戻すことができます。終わったあとは頭がスッキリとして、頭痛も解消してくれます。

作り方と集中点
手を組み、肘をついて頭頂を床につけます。足を頭の方に近づけていくとふわりと足がうくところがあります。そこから足をまっすぐに伸ばしていきます。このとき重要なことは頭頂を床につけること!頭頂はちょうど背骨の真上になり、思っているより後ろかもしれません。少し前についてしまうと逆立ちした時にあごが上がって首に負担がかかり、まっすぐに立つことができません。まっすぐに立つことができると重力の影響を受けず安定して保持することができます。集中されるチャクラは脳天のサハスラーラ・チャクラになります。

ポイント!
腹筋や首の力も必要ですが、肩関節が柔なくなることで両肘と頭頂の3点で安定して支えることができます。そのため、シールシャ・アーサナの前にネコの形の腕を伸ばすポーズ、またはチャクラ・アーサナをしてしっかり肩関節を広げておくとやりやすくなります。

チャクラ・アーサナ

チャクラ・アーサナ(ブリッジ)

バリエーション(左:パドマ・シールシャ・アーサナ 右:ヴリチカ・アーサナ)
さて、シールシャ・アーサナが安定してできるようになるとバリエーションとしてこんな形もできるようになるようですよ。
パドマ・シルシャ・アーサナ ヴリチカ・アーサナ

まだまだ外は寒いですがクラスの中は熱気に満ちていました。アーサナを終えて瞑想に座るみなさん、背筋がまっすぐでとても美しいです!
京都烏丸 スタジオサンゴッホ
4月からは、アーサナ、瞑想の実習プラス各月ごとにテーマを設け、ヨーガトークスを行ないます。4月のテーマは「ブレない心になるために」、これまでクラスに通われている方は引き続き逆立ちを頑張りましょうね!そして、クラスでは新しいかたの参加をお待ちしています。この春、ヨーガを始めてみませんか!


実践する

職場で人間関係に悩んでいる人の話を聞きく機会がありました。私自身はヨーガを実践することで人間関係の悩みからはだいぶ解放されたので、私の経験とヨーガの教えを話しました。でも、理論的には分かるけれど、それを実行することは難しすぎる!と言われていました。

確かに、私もヨーガをはじめたころは良くそう思っていました。
例えばヨーガでは「他者に差別を見ない」と教えられますが、初めて聞いた時「それができれば問題ないけれど、目がある限りそれは無理だ」と思いました。また、「人の本質であるアートマンだけを見なさい」と教えられると「見えないものを見ることはできない」と思っていました。

そんなふうに思っていた私でも少しずつですが理解しようと努力はしました。
例えば「他者に差別を見ない」ということについてヨーガではこのように教えています。

 

『目の前にいる人や状況は、必然的にそのようにあるのです。家族であれ、仲間であれ、友人であれ。ですから無差別にそれぞれの人たちにとって良いと思われることを積極的に行為していく。単純に、それができることです』

 

でも、私が良いと思うことが相手にとって本当に良いことかは分かりません。また、無差別に行なった場合「余計なことをして!」と怒られたり、相手が目上の人の場合「なんと生意気な!」と思われたり、より一層人間関係がぎくしゃくすることもあります……そう考えていると、次の教えが頭をよぎります。

 

『そして、その結果に対しても執着をしないこと、自分の行為が上手く働こうが、働くまいが』

 

でも、自分がしたことで人間関係がよりぎくしゃくしたのに、それに執着しないなんてできるのだろうか。それにその結果によって他人に迷惑をかけたらどうなるのだろうか。迷惑かけて私は結果にはとらわれません!なんて言えるのかしら?

これはまだまだ序の口で書くと切りがない程ありとあらゆる想像を膨らませて、もしこうなったらどうなるのか?もしああなったらどうするのか?とずっと考えていました。

ただ、想像が尽きるというか、おいつかなるところがあるのです。そこまで来た時にいつもしばらく黙る瞬間がありました。そしてぽつりと

「で?結局どうすんの?一回ヨーガの教えを試してみるか、それとも私の想像を恐れて何もしないか」という問いかけが来るのです。やめたらいつもと同じこと、やってみたら何かしらの変化はあるかもしれない……そこでいつもほんの少し葛藤があるのですが、ヨーガの教えを試してみようと思い、やっと重い腰を上げて実践してみるのでした。実践に結びつくまでになんと時間のかかること……。
なので冒頭の人にも、この話をしてみました。もちろん実践したからといって魔法のようにすぐに何もかもが解決された訳ではありませんでしたが、少なからず変化はありました。また実践してみたら、私の想像していたような悪いことはほとんど起こらなかったこと、その理由としては、ヨーガを学んでいくと良いと思うことの基準に偏りがなくなってくること、また人に対して誠実に行為するということも同時に学んだからだと話しました。

半信半疑の顔をする彼女に「とりあえずヨーガやった方がいいですよ」と言っておきました。

ヨーガの教えを実践してみて「本当にその通りだ!」と思える体験があると信頼が増すのですが、一度目がとても大変ですよね。特に悩みが多い時は頭の中がこんがらがっているから、なかなかさっと実践できないものです。彼女の気持ちも大いに理解しますが、何もやらなければ変化はないので、ヨーガの力に頼って実践してくれたらな〜と思っています。


旬の野菜を使ったヨーガの料理教室 さまらさの台所

2月5日(日)に京都の北区にある北青少年活動センターでさまらさの台所がありました。

今回ご紹介したのは酒粕のリゾット、れんこんチップス、白菜のサラダ
どれも旬の食材を使い、寒い冬にぴったりのメニューでした。
酒粕のリゾット
今回はヨーガ・瞑想クラスに通う方やチラシを見て初めて参加してくださった方など7人の参加があり、アットホームな雰囲気になりました。

段取り
今回ご紹介した3品は30分で作ることができるように、段取りを示したこんな紙を用意しました。イラスト付きでとても分かりやすいと思います。

でも、30分で作ろうと思うと、あれもこれも同時進行で進めるので実はけっこう大変!ポイントは、始まりから終わり(盛りつけ)まで頭の中でシュミレーションし、そこからスタートさせることです。そして焦らずに気持ちを落ち着かせ、目の前のことに集中すること。

調理をするとき、何か気になっていることを考えながらしたり、ぼーっとしながらすることもあると思います。でも気持ちを切り替え、料理だけに集中するように努めていくと、心の切り替えができ、あらゆる生活の場面で目の前のことに集中する訓練ができるようになります。そして、ちゃんと向き合って作ったご飯はとても美味しく、食べる人も作った人も、食材もが歓びを味わえると思います。
私がさまらさの台所で学んだことは、料理を通じて日常の行為の秘訣を学ぶこと!日常生活をよりよくしていくヒントはたくさんあります!

次回の北青少年活動センターの予定は4月23日(日)15時〜を予定しています。ぜひお越し下さい。

 


新しいスタジオ スタジオサンゴッホ

新年から、火曜日19時〜、京都ヨーガ・瞑想クラスの場所が烏丸御池のスタジオに変更になっています。場所は烏丸御池からすぐ!とても便利なところです!

烏丸御池の東南交差点すぐに地下鉄東西線3番出口があります。
会場はそこから徒歩2分です。
烏丸御池 地下鉄 烏丸御池駅

東に進んで2本目の通りは東洞院通り
東洞院通り
東洞院通りを右手へ(南へ)ローソンがある角を曲がります。
20mほどで歩くと左手に見えてくるのがスタジオがあるビルです。(白い車の止まっているビル)ビルの横はお寿司屋さんです。
東洞院曲がり角 東洞院を下がる
入り口はこんな感じ。上はマンションになっています。
右手にあるビル 上はマンション

ちなみに、三条通から来られる方は赤煉瓦の美しい中京郵便局を右手に東洞院通りを北上してください。カフェ、Sentidoがスタジオのちょうど向かい側にあります。目印にしてくださいね!
三条通からの曲がり角 正面のカフェ Sentido

建物の前は駐車場になっています。その奥には地下に下りる階段があります。
黄色い扉が目印!右手には駐輪場もあるので、自転車でも来ていただけます。
玄関 地下に下りる階段2

階段を下りて黄色い扉を開けると「スタジオサンゴッホ」です!
玄関すぐ右手には、男性更衣室、左手には女性更衣室、更衣室横は階段があり、お手洗いは階段上になります。シャワー室もあるんですよ。
スタジオサンゴッホ 廊下 階段

シンプルできれいなスタジオです。
スタジオサンゴッホ

忙しい毎日でも、自分自身を見つめる時間をもつことはとても大切なことです。静かな空間でリラックスしてヨーガ・瞑想に取り組んでいただけると思います。ぜひクラスに来てくださいね。クラスでは常に初心者の方もお待ちしています。
スタジオサンゴッホ クラス

 


限界を超える

あけましてございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年末から師によるヨーガの真髄伝授のクラスが始まり、毎週土曜日に師から直接アーサナ・瞑想をご指導いただける機会に恵まれています。
そのクラスの初回、不思議な感覚がありました。私には少し緊張があったと思うのですが、師が部屋に入って来られ、クラスを始めますと言われた瞬間、突然嬉しさで胸が震えました。アーサナが始まってもその歓びは続きました。師のリードする声を聞いていると、緊張していたはずの体はいつの間にかリラックスしていました。

体の力みが抜けると何と呼吸のしやすいこと!アーサナ中は息を吐ききることがとても大切ですが、呼吸ってこんなに吐けるんだ〜と思う程に長く吐ききることができました。そして、吐ききった時にはアーサナの形がどんどん深まるのです。
「あれ!?私ってこんなにパシチモッターナ(前屈)前に行ったっけ?しかも痛くない!私の限界ってどこなの?」と本当に不思議でした。

アーサナが終わってから、これまでの自分のアーサナと、その日のアーサナの違いを考えてみました。一番違っていたのは体の力みです。これまで私はアーサナによって限界を超えないといけないと思っていたのです。苦しい形の中で呼吸を吐ききることを繰り返し、もう限界だと思うところからさらに何呼吸かを行なうことで自分自身の限界を超えていけると思っていました。しかし、苦しいと心が言い出す頃には体は力みます。そしてさらに力ずくで限界を超えようとしていたのです。

しかし、師のクラスを受けた時の感触は、私が今まで限界だと思っていた範囲を有に超えていきました。そしてそこには特に苦しみも痛みもありませんでした。ただ呼吸、吐く息によってどんどん超えていったのです。そして吐く息を吐ききるために必要なのは、力ではなく、むしろ反対に力んでいないことが必要だったのです。

これまでも、アーサナに力みは必要ないと頭では分かっていました。しかし、「限界を超える」という言葉に執われるがあまり、無意識に力んでいたのだと思います。

「限界を超える」とは、「ここが限界だ」などと私の心が決めるものではなく、呼吸に集中し、完全に吐ききれていれば、体の力みが取れ、自然と超えいくものだと分かりました。
ここだけの話、ときどきですが、アーサナの後に筋肉痛になることがありました。しかし、師のクラスの後にはまったく筋肉痛にはなりませんでした。筋肉痛の原因もやはり力みだと理解しました。

私はアーサナを始めて10年になります。新しい気付きを頂き、新たな気持ちでこれからも精進していこうと思います。

 


年の瀬

2016年もあと少しとなりました。みなさまにとって今年はどのような年でしたか?
今年も一年、私は理想とする聖者に近づこうと一歩ずつ努力してきました。到底近づいたと言えない程その歩みは遅いのですが、年が変わってもそれを続けていくことに変化はありません。

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新しい年に向けて、もう一度読み直そうと思います。
ナーグマハーシャヤの生涯は取り立てて大きな業績に彩られたものではありません。多くを語らない素朴さと慈悲に溢れた生涯は田舎でひっそりと送られたからです。ただ、彼の真理・神への信仰は徹底され、いくつかの驚愕するエピソードが残されています。(気になる方はぜひ本を読んでみてください)私は彼の純粋さと素直さがとても好きです。そしてとても憧れるのです。

この一年の中でも日常生活の中でおこるさまざまな事柄において、ナーグマハーシャヤならどのようにされるかなと思うことは多々ありました。自分の傲慢さが大きくなったときはナーグマハーシャヤの顔が見れない……(元々写真はないのですが)と恥ずかしくなるときもありました。

彼がどのように一日一日を生きたか、どんなふうに話し、どんなふうに歩き、どのようにグルを愛したのか、彼の息吹を感じるまで、私が彼に近づくまで精進は続きます。

タイトルにある、謙虚さについて、どのように実践していくべきなのか、ヨギさんはこのように教えてくださいます。

「本当に謙虚さをもつことは大事です。それにはすべてのものには優劣はないと、目上だの目下だの、肩書きがどうのこうのと世間ではいろいろあるけれど、何にもそんなものはない、その本質としての尊さにおいては、みんな同じ、一つであるという真理を踏まえることで、謙虚さは身についていきます」

年は変わっても実践することに変わりはありません。一瞬一瞬を大切に来年も実践していこうと思います。


さまらさの台所 12月

今月のさまらさの台所は年末にふさわしい「ねぎのかき揚げ年越しそばといなり寿司」でした。
まずはいなり寿司、さまらさの台所で紹介しているいなり寿司は、フライパンに少量の醤油と黒砂糖と水を入れ、お揚げを並べて炒り付けるだけ、あっという間に出来上がります。作ってすぐに食べても美味しいですが、少し置いて味を落ち着かせてから食べるとさらに美味しいです!
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次は年越しそばのおだし作り!
昆布だしは前日から用意します(お水に昆布を浸けたるだけ)そこに花かつおを入れて合わせだしを作ります。漉すときにペーパータオルをひいてみてください、美しい黄金色に仕上がります。だしがしっかり利いていると調味料は少なくてすみます。じっくりと時間をかけることで本当に美味しいおだしが出来上がりました。
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ねぎは冷えた身体を温め、疲労回復に効果があります。年中食べられますが、今がまさに旬!そばに合う具材と言えば!ねぎ、のり、天かす それらを一つにしたものがねぎのかき揚げになります。おそばに合うはずです。
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みんなで美味しくいただきました。
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食事の後には「食生活において気をつけていること、改善したいことや悩み」についてみんなで意見交換しました。「時短で食事が作りたい」「メニューがマンネリ化してしまう」「盛りつけが上手くなりたい」など共通したお悩みが多かったです。みんなそれぞれの工夫やアイディアがあり、なるほど!と思うことがたくさんありました。たくさんあった中でひとつ、私が気に入ったものをご紹介します。

仕事から帰ったとき、お腹がぺこぺこのあまり何か適当なものを食べ、食欲に一気に火がついてしまい止まらなくなるということはありませんか?そんなときは、温かいお茶を一杯飲むというのがお薦めのようですよ。お茶が空腹の足しになるということもありますが、そのような時には気持ちが前のめり、「早く何か食べたい!!!」と焦っていると思います。温かいものを飲むことで、まずは気持ちを調えるという効果があると言われていました。お茶だと空腹の足しにならないと思う方には牛乳という手もあるようです。温かい牛乳というのが妥当かもしれません。みなさんいろいろ考えていますね。

さてみなさま、今年もさまらさの台所にご参加くださいまして、ありがとうございました。
来年もさまらさを通じて一緒にヨーガを深めていけますように、どうぞよろしくお願いいたします。


言葉の力

仕事から帰ると、つい「あー疲れた」と言ってしまいます。あるとき一緒に住んでいるグルバイに「それはあなたのマントラか(笑)」と皮肉を言われてしまいました……。言われてみてハッとしたということは無意識のうちに習慣になっていたのでしょう。よく考えてみると、そんなに疲れていない時も、本当に疲れている時も、あまり区別せずに言葉にしていました。

以前ヨギさんは言葉の力についてこう言われています。

「……悲しいとか苦しいとか、あるいは弱いとかいう言葉を発することによって、それらの状況もまたより存在感を増す。いずれにしても、心がつくり出す思いを具体化させる力をもっている……ネガティブな思いや言葉は、自らをより引き下げる力にこそ働け、一向に良くならない。だから愚痴は言ってはいけない」

 
ということは、「疲れた」と言えば、疲れたという感覚がより強くなるだけで、疲れが取れることはないということです。そして愚痴について、ヨギさんは絶対に言ってはいけないと言われます。

 

「愚痴を言うことでストレス発散できていると思っているのは大きな錯覚ですよ。そうじゃない。そういう習慣を付けることで心はそれに染められてしまっているわけ。だからそれが癖付けられたら、しょっちゅう愚痴を言おうと心が思ってしまう。心そのものが愚痴で汚れてしまう……」

 
無意識に言葉にしていること、言葉にしていなくても心の中で独り言を言っていることってありますね。でも癖になると大変なことになるので、気がついたらストップ!!!言わない、思わないという新しい癖を付ける方が良いと思います。

もうすぐ申年は終わってしまいますが、悪いことは「見ざる、言わざる、聞かざる」を実践してみてはいかがでしょうか。


さまらさの台所 11月

今月のさまらさの台所はインドカレー!!旬のほうれん草とじゃがいもで本格インドスパイスを使った2種類のカレーを紹介しました。毎回インドカレーの会はとても人気があります。今回も16人の参加がありました。
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インドカレーといえばスパイス!今回使ったスパイスにはそれぞれに薬効があります。

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例えばターメリック、日本ではウコンで有名です。身体全体の機能を調整し、特に肝機能の働きを高めてくれます。インドカレーによく使うクミンは消化器官に効果があり、食欲を増進してくれます。コリアンダーは身体に溜まったガスを排出する効果があり、カルダモンは咽喉の調子を調えたり、冷え性の改善、滋養強壮に効果があります。また気持ちを落ち着ける効果があるといわれています。
さまらさでは、「食は薬なり」という教えがあります。食事は単に胃袋を満たすだけでなく、薬となるものをとることで、身体と心の浄化を施します。薬とは本来、身体を健康でよりよい状態に保たせるもの、そして弱っているところを補うものです。まさにインドカレーは薬膳ですね。スパイスだけでなく、旬の野菜を使って作ることによりさらに効果は高まります。

食事の後には「身体が活性化してきた」「咽喉の調子が悪かったけどすっきりした」など早速効果が出た方もいたようです。上のスパイスがだいたいインドカレーを作るときの基本のスパイスになります。日本のカレーに入れてよりスパイシーに作ることもできますので、気に入った方はそろえてみてくださいね。

次回はもう今年最後のさまらさの台所になります。年越しそばとねぎのかき揚げ、いなり寿司を予定していますので、ぜひご参加ください。