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愛媛サットサンガ(2)

「この人生で、もっとも大切なものは何でしょうか?」

家族や恋人、仕事、お金、または神……その答えは人の数だけあるのかもしれません。
でもたぶん、自分が幸せを感じることが、その答えであるように思います。
生きている限り、人は必ず幸せを求めていると思います。
でも、なぜかその幸せは続かないし、また得られない。
満たされることはなく、結果は苦しむことがほとんどです。
では、どうしてそうなってしまうのでしょうか?
愛媛の特別サットサンガ二日目は、この人生の難問についての問答がありました。

サットサンガ二日目は、昨日に引き続き、松山ヨーガ・サークルで行なわれました。
二日目ということもあり、昨日よりも会場の雰囲気は和らぎ、心地よい集中感がありました。

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昨日に続いて2回目の方〜!

そんな中、ある男性の方が次の質問されました。

男性「心は道具として使うということなんですけれども、結局僕らは上手く使えてないから苦しみの中で生きてしまっていると思うんです。人の本性が真理であったり神であったりするならば、なぜ苦しみが次々生まれて絶えることがないのかということがすごく疑問で、その点についてお伺いできればと思うんですが」

ヨギさんのお答えは、「真理ではない間違った智慧、これに心がすがって、そこからさまざまな欲望を紡ぎ出し、それに執着した挙げ句、結果として苦しみに至る」という、「真実を知らない無知」が苦しみの原因であるというものでした。
心は常に変化する世界や肉体が永遠であると思い、またエゴを自分であると思っていることがその間違いであるとヨギさんは説かれ、そして「幸せ」について、以下のように言葉を尽くして答えられました。

誰もが幸せを願って人生の中で努力をしていると思いますが、その幸せや喜びというものが本当に永遠であるのかどうか、完全であるのかどうかといえば、つくりあげられた幸せもやはり、この世界と同じように状況の変化の中で刻々と姿を変えます。つかの間の喜びは、やがて苦しみや悲しみに変わることはある。またこの世界は最近も起こったように天災もあれば、どうにも人間の力では敵わないような出来事も起こります。そんなことに接すると心も痛むし、苦しみ悲しみも起こります。しかしそれらも、いわば変化の一相なんです。いいときもあればよくないときもあります。東洋の農業国にとっては雨は必要なものだし、農作物を豊かにもしますが、それが増えすぎると洪水にもなって人の命も奪うこともある。包丁も美味しい料理を作ることができれば、人を傷つけることもできる。何事にも二面性があります。一方的にそれが善であり、悪であるとも言いがたい。しかし心は何かしらに執着をして、それにとりすがってしまう。それは正しく見れていないから。その結果、思うようにならない時に苦しみ悲しみを感じてしまうわけです。心はそんな間違いを原点としながら、儚いことも知らずにこの世界の中でいろんな喜びをつくりあげようとしています。そうしてそれにすがってしまうんです。それに執らわれてしまうのです。それが苦しみとなるわけです。そのような無知、そして無知から生じた煩悩、つまり欲望や執着というものを自分がつくり出したにもかかわらず、それらによって自分が苦しんでしまうというのが先ほどの問題の答えなんです。
ここに苦しみから脱出する方法も暗示されています。つまり、無知を無くせばいいわけです。簡単な話です。正しい智慧、真理を学べば、無知は無くなるわけです。そうすれば儚いことを追いかけることも、それに執らわれることもないし、心は混乱することもないのです。

なぜ人はこの人生において幸せを求めているのに苦しむのか、またそれをどのように無くせばいいのかーー心や世界の二面性を正しく見ることによって、つまり真理を学ぶことによって無知が無くなり、苦しみから抜け出せるーー
この人生の難問についてここまで分かりやすく、また確信をもって答えるヨギさんのお言葉に、参加者は真剣に聞き入り、会場の集中度はピークに達していました。
しかし、ヨギさんはそれを解きほぐすかのように、以下のように話されました。

と言葉では簡単に言えます(皆大笑)。実際は心というのは、なかなかそれをこうだよと理屈で言ってもそのようになってくれない。これが厄介なところ。だから少々時間も必要です(皆笑)。そして学ぶことも、昔の言葉で言う修行といいますけれど、やっぱり少しは努力をしなければなりません。なぜならこの無知というものは昨日や一昨日できたものではないのです(納得や驚きの声)。もうおよそ想像がつかないぐらい昔から輪廻転生してきている、生まれ変わって何度も何度も繰り返し生まれ変わってきているこの中で形成されてきているわけですから、心そのものをすっかりクリーンアップするにはちょっと手間も時間もかかることを覚悟してください。
だけど、この智慧に人生において出会う縁をもったということは、その生涯においてそれを達成することができるという希望です。必ずできます。

私はヨギさんのこの「希望」という言葉を聞いた時、天井から何かが降ってくるような、そんな感覚がありました。
それは「祝福」でした。
ヨーガと出会ったこと、そしてヨギさんと出会ったこと、この人生においてこれほど吉祥なことはない、そう感じました。
私だけではない、会場にいるすべての人が「祝福」され、ヨーガに「希望」を見いだした瞬間であったように感じました。

サットサンガが終わって、ヨギさんに「今日のサットサンガ、どうだった?」と尋ねられ、この時感じたことを話そうとすると、不思議と胸の奥から込み上げてくるものがありました。
言葉に詰まりながら「松山が祝福されたと感じました。会場にいた人は皆、ヨーガをやっていこうという気持ちになったと思います」と話すと、ヨギさんは笑顔で一言、「松山まで来た甲斐があったな」とおっしゃいました。(続く)

飯尾洋平


愛媛サットサンガ(1)

5月21日、22日、23日の三日間に渡り、ヨギさんが愛媛を訪問され、特別サットサンガが行なわれました!
これは愛媛の方々の念願であることはもちろんですが、私の念願でもありました!
なぜなら愛媛は、私が京都の大学に進学するまで過ごした「地元」だからです!
そして今回、私は京都から師に同行させていただくという幸運にも授かり、本当にドキドキとワクワクで胸が高鳴っていました!

愛媛での特別サットサンガは、最初の二日間は松山、三日目は今治で行なわれ、申し合わせたように45名を超える参加者が集いました。大袈裟ではなく、この三日間とも質疑応答は全く途切れることはありませんでした。どの参加者も真剣かつ誠実にヨギさんに質問し、そのヨギさんのお答えは大変素晴らしいものでした。そのすべてをご紹介したいところなのですが、このブログでは特に私の印象に残ったことをお伝えしたいと思います。 

一日目の松山、その会場は松山ヨーガ・サークルでした。
2005年から発足したこのサークルの拠点になっているスタジオは、松山の一等地である松山市駅のすぐ近くにあります。
京都でいえば四条河原町、東京でいえば新宿アルタ前といったところでしょうか? 地元の方なら本当に驚くような中心地です。
この日は初日ということもあり、参加者はヨギさんと会える歓びと期待、また緊張が入り交じったある種、独特の雰囲気が会場全体を覆っていました。

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スタジオは満員!

そんな中、二番目に質問したのが、去年の二月に京都のサットサンガに初参加したDさんでした。
その京都のサットサンガの時にDさんは、幼い頃から母親の言葉に傷付けられ、今は介護が必要な母親にどのように接していけばよいかと質問し、ヨギは「過去に執らわれないこと。どんなことを言われようと奉仕すること」とお答えになっていました。
Dさんはこの一年間、ヨギさんのお言葉を胸にもって母親に接し、母が嫌いだという思いはなくなってきたが、自分自身のことを思っている不純さと、真理からいちばんかけ離れているお金に対する執着が抜けきれなく、どうしたらいいのかと質問をしました。

ヨギさんは即座に次のように答えました。

「もったいないね。そんなこと思っている、それだけでも時間も精力もご自身の人生そのものがもったいない。そんなことやっている暇はない。そんなのどうでもいいこと! はっきりそこでそんなことに執らわれないようにする。そうして心を教育していかないといけない。あぁ、もったいない! あぁ、本当に目の前に宝物があるのに!」

厳しさもあるお言葉でしたが、Dさんは一瞬にして何かが落ちていったように、その表情はとても晴れやかになっていました。
Dさんとは去年の二月に京都でお会いして、その後松山でのクラスに熱心に参加され、また瞑想特別クラスの際は積極的にお手伝いをしている姿や話などを見聞きしていたので、その良い変化は京都からでしたが感じていました。
ヨーガは実践だといわれますが、真理の教えはすぐには身に付かないのが大半です。そんな葛藤から生まれたこの質問とこのヨギさんのお言葉はサットサンガの醍醐味そのものであると感じました。

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参加者のみなさんがヨギさんを食い入るように見つめていたのが印象的でした。

その後サットサンガは、死の恐怖というところから苦集滅道の教えがあり、また輪廻転生や宗教の本質についてのことが話され、最大延長の二時間半のサットサンガになりました。
ヨギのお言葉に涙する方、目が点になっている方、納得してうなずいている方、いろんな反応がありましたが、質問をせずに下を向いて座っている人もいました。
その下を向いていたのが私の母でした。

実は私の母は約二年前から松山ヨーガ・サークルのアーサナクラスに通っており、今回ヨギさんに初めて会いました。
質問はしなかったし、下を向いていることが多かったので、「ちゃんと聞いているのかな?」と思っていたのですが、サットサンガが終わって数時間後に電話をして「今日はどうだった?」と聞くと、「ヨギさんの声がよかった。若々しかった! 笑いもあって、ヨギさんてこういう人なんだというのが少し分かった。空の教えや苦集滅道の話が分かりやすかった」と話し、電話越しの母の声がいつもよりイキイキしているのが分かりました。
何だかそれがとても嬉しかった一日目のサットサンガでした。(続)

飯尾洋平


愛媛サットサンガのご案内!

このたびとっても嬉しいご案内があります!マハーヨーギー・ヨーガ・ミッション40周年に際して、私の尊敬する大好きな師、ヨギさんが松山と今治まで来てくださって特別サットサンガをしてくださる運びとなりました。

私自身はヨギさんにお会いしてから、松山から京都まで定期的に通い続けてヨギさんから直接、学ばせていただきました。それはやはり、サットサンガの醍醐味は書物では得られないものだったからです。

ヨーガを学び始めたばかりの頃のあるサットサンガが今でも忘れられないのですが、ヨギさんが私をまっすぐみつめておっしゃった「悲しむのは無知があるから」という教えの内容というよりも師の優しい眼差しと柔和なお姿、そして優しい口調とお言葉が印象に残りました。松山へ帰ってからも不思議といつまでも胸の中から離れず、ずっとその言葉に支えられ普段の私なら間違いなく動揺するようなことに直面した時、目の前のことに巻き込まれることなく、冷静に行為できたことがあります。いつも人に甘えることしか考えていなかった私が人の支えになりたいと初めて思えた出来事でした。

さて、松山ヨーガ・サークルの活動が始まって11年になりますが、少しずつクラスに参加される方も増えてきて、ヨーガに関心を持って実践を続ける方が増えてきました。今回、ヨギさんを愛媛の地にお迎えするという念願が叶い、特別サットサンガが行われることになり、クラスに来られている方がヨギさんにお会いし、ヨーガへの縁を深める機会になると思うと、本当に嬉しく思います。いま、わくわくしながらみんなで準備をしています。

ぜひ多くの方がヨギさんの存在そのものに触れ、ヨギさんのお言葉を耳にして、その後の実践につなげていただけたらと願います。きっと素晴らしい体験になるだろうと思います。

このような吉祥な機会を授けてくださった師に、心から感謝を捧げます。

松山ヨーガ・サークル
アーナンディー


松山ヨーガ特別クラス

先週末、松山にてヨーガの特別クラスがあり、快晴の中しまなみ海道を通って、ミラバイとともに行ってきました。その模様をお届けしたいと思います。

4月16日(土)バクティ・サンガム、サットサンガ(ミラバイ)
4月17日(日)瞑想クラス(サーナンダ)

バクティ・サンガムは、今回は紙芝居から始まりました。3月のシッダ・マールガで上演したものですが、今回はとってもグレードアップしていました!!!

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開演前、喜びに満ちた表情で紙芝居の準備をするミラバイです。しばらくすると続々と参加者が集まってきました。36名の方が参加されました。

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紙芝居の様子です。主題は「The Story of Mira’s Love」ー中世のミラバイの愛の物語です。みんな童心に戻って(?)紙芝居に釘付けです!

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では、少しだけ紙芝居を動画で観てみましょう。

今回の紙芝居では、途中突然の寸劇も始まったり、絵の内容もヴァージョンアップし、とても楽しくそしてバクティとはいかなるものかをうかがわせるような、集中感のある内容でした。みなさん、「本当に良かった!神への愛を感じられた!絵も声も美しく魅せられた」という好印象の感想でした!ぜひミラバイの紙芝居に興味のある方はお問い合わせください。縁があるところにはどこへでも駆けつけることでしょう!

さて、その後続いてバクティ・サンガムがありました。

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主クリシュナが見守る中、みんなで主の御名を繰り返し繰り返し捧げました。ミラバイが松山を訪問するのは2年ぶりなので、彼女と一緒にキールタンを歌うことを待ち望んでいる人がたくさんいました。みんな喜びに満ちが表情でキールタンを歌い、神への愛に没入しているようでした!それもぜひ動画で味わってください。

30分インターバルを挟んで、ミラバイによるサットサンガが行われました。著書『真実を求めて』が発刊されて1年。その著者に会いたい!声を聞きたいということで、参加者のほとんどの方が読まれていて、この日のサットサンガは、本当にたくさんの質問が絶え間なくありました。それぞれが日頃から真剣にヨーガに向き合い、実践している様子が伺えるような質問が多かったです。そして、ミラバイのわかりやすく親身になった導きは、師を彷彿させるようなサットサンガでした。瞑想のように心地よい状態になりましたという声を後で聞きました。

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とても多くの問答がありましたが、印象にある問答を一つご紹介します。

質問「私は安定を手に入れるために頑張っていたことがわかってきました。白馬の王子様を待っているのです。神に恋して愛していくことで、人に頼ることなく安定して生きていくことができるのでしょうか?」
ミラバイ「私はそれが一番いい選択だと思います。最初は依存関係に見えるかもしれないし人間の恋人とどう違うのかと思うかもしれない。神を恋人にすれば神しか求めなくなっていく。そこにすべての答えがある。すべての安定や幸せがあると思います。神を愛するときも神を愛しているようで自分自身の心をものすごくダイナミックに変えていくことになる。今まで望んでいたことや求めていたことが机をひっくり返すように忘れ去られていく」

 

翌日は、瞑想クラスでしっかりとみんなで座りました。神への愛も、真我の探究も、ヨーガは実践あるのみ!参加された方の毎日の真摯な取組みがうかがえるような熱心なクラスでした。

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クラス後、現在申し込み受付中のMYM40周年記念Tシャツを、みんなで楽しく選んでいました〜中には全色申し込みされた豪鬼な方もおられましたよ〜(^ ^)

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そして、、、来5月は、近日ご案内があると思いますが、

私たちの最愛の師シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサによるサットサンガが松山(5/21-22)と今治(5/23)で開催されます!!!!

今回参加された多くの方から、ミラバイが一心に愛する師に自分もお会いしたいという声を聞きました。多くの方が師にお会いするのを心待ちにしています。本当に師のサットサンガが楽しみです!またとない吉祥な機会ですから、ぜひみなさんご予定ください!お申し込みは松山ヨーガ・サークルまでお願いします。

ミラバイのバクティに刺激を受けて、松山の皆さんの神への愛とヨーガへの熱の高まりを感じた2日間でした。

ありがとうございました。

サーナンダ


松山瞑想特別クラス+上映会!

先週末3月12日、13日の土日に松山に行ってきました。

1日目は、昨年から6回続いた瞑想特別クラスの特別編を行ないました。参加された方を対象に、学んで来たことをもとに、実際的にどのように瞑想を進めていけばいいのか、三つの瞑想対象の選び方など、次の3つのことを丁寧に学んでいきました。

■座り慣れる・・・心を静かに保つ習慣をつける!
■真理の教えを学び瞑想する・・・心を調える!
■神/真我/真理にダイレクトに瞑想する・・・理想を育む!

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瞑想はテクニックではないし、ちょっとやってすぐにできるようなものではありません。準備が大事です。座法と真理の教えを学ぶことです。真っすぐに座り、毎日座り慣れていくことが大事です。淡々と黙々とした実践がなければ瞑想の成功はおぼつかないでしょう。何事もそうですものね。
そして自分にとって心地よい教えだけを取り入れるのでは、自分の心の領域から出られませんから、間違いのない教えを学んで、心と行動を調えていくことがすごく大事ですね。教えも知的に学ぶだけでなく、しっかりと瞑想し行動していくことが大事です。
急がば回れ!座法と教えの学びを実践していけば、次第に心は静まってきて、集中力がついてくることでしょう!そうすれば次第に自分の瞑想対象を捉えられるようになり、集中していくことができます。

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次のようないろんな感想をいただいて、日頃から瞑想を実践されている様子が伺え、とても嬉しく思いました。

  • 瞑想の感覚がつかめたように思います。
  • やってみるということが大事だということがわかりました。
  • 毎日コツコツと実践が一番大事!
  • 時間を作るためには生活を調えていかなければと思いました。
  • 「学ぶ」の必要性がよくわかりました。
  • 本当の事が知りたいと思うようになってきました。
  • 瞑想の対象と自分の理想は同じだと教わって驚きました。
  • 糸口が見えたような気がします。
  • 瞑想して体や心が消える感じがしました。
  • いつか本当の自分を知りたいと思います。
  • 1時間、2時間の瞑想に挑戦したいです。

2日目は、昨年11月3日に上演した「The Eternal Quest〜永遠の探求」の映像上映会を行い、その後サットサンガがありました。

アーサナ

キールタン

皆さん、ヨーギー・ヨーギーニーの呼吸が止まったかのようなアーサナの集中に感嘆し、キールタンの美しいバクタの姿と声に感動されていました。映像でも当日のプラーナが伝わって来た気がしました。大画面で観ると迫力もあります!今後も、各地で上映会を開催しますので、ぜひご覧下さい!

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上映会に続いてのサットサンガでは熱心な問答がありました。今回は特にキールタンの映像に触れたためか、バクティの質問、神へどのようにして近づいていけばいいのかという質問が印象的でした。確かにそうですよね!神って何かもわかりませんから!でも、聖者の物語を読んだり、神さまの物語を読んだりしながら少しずつ親しんでいけばいいし、何より神を愛するバクタに接すること、そしてグルと交流することが何よりハートの奥にあるバクティを目覚めさせてくれることでしょう!

そういうわけで、来月4月16日は、現代のバクタ―ミラバイを松山に迎えて、バクティ・サンガムとサットサンガが開催されます。何と、バクティ・サンガムでは先日のシッダ・マールガで上演した紙芝居がグレードアップして行なわれる予定ですよ〜!ぜひご参加ください。

4月16日(土)松山ヨーガ・サークル
13:30〜15:00 バクティ・サンガム(ミラバイ)
15:30〜17:00 サットサンガ(ミラバイ)

4月17日(日)松山ヨーガ・サークル
14:00〜15:30 瞑想特別クラス 実践編(サーナンダ)

サーナンダ

 

 


松山瞑想特別クラス―神への愛!

今年4月から始まった松山瞑想特別クラスも、12月12日で今年計画した6回目を終えました。10月からの3回シリーズ入門・実践編では、瞑想の三つの対象について講座を行いました。今回のテーマは愛の力で瞑想を深める!」ということで、バクティ瞑想について学び、38名の方が参加されました。

愛は語るものではないのですけれど、瞑想を深めるために一から愛について学んでみました。ちょっとラブリーなレジュメを見ていただきましょう!

第3回目レジュメ2

今回は私自身も、愛に浸りながら(?)講座をすることができて、とっても楽しかったです!講座では愛について少し整理してみたのですが、愛は理屈ではありませんし、ハートの奥の泉の扉を開けば溢れ出るのだろうと思います。好きな人に近づいていくように、自分なりのやり方で実践あるのみですね〜!こんな感じで講座をしていって、その後20分ほどしっかりと瞑想し、それから質疑応答がありました。

松山瞑想

3カ月間、①識別瞑想②真我の探求③神への愛と学んで来たわけですが、皆さんどうだったんだろうなあと講座終了後思っていました。すると、熱心に学んで来られた方が、「とても感動して、胸の中から歓びが溢れて涙が出てきました。こんな体験初めてです」ということを戸惑いながら話してくださったことがとても印象的でした。また、「三つの瞑想について丁寧に学んで来たことがとてもよかったです。瞑想についてよく整理することができ、瞑想の手がかりができました」と言ってくださった方も何人かいて、とても嬉しかったです!

受講された皆さんのアンケートに目を通していて感じたことは、やっぱりバクティ瞑想の方がやりやすいんだなあということでした。神への愛と聞くと最初は難しく感じるのかもしれませんが、愛とは何か、神とは何か、どのように進めていくのかをきちんと学べば、自分なりのやり方で進めていけそうだと感じたのでしょうね。愛は誰もの中に備わっている生来のものですし、誰しも人生の中で少なからず愛を経験して来ていますから、師がいつも言われているように実践しやすいと思うのです。それと、三つの瞑想の対象について学んでいくことで、真理や真我、神についての理解が深まり、瞑想を進めていきやすくなるんだなあと感じました。

さて、二日目のサットサンガは、19名の方が参加され、今回も2時間半充実した問答があり、サットサンガ後も1時間くらい続きがありました。

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今回は皆さんの一層真剣な問答に圧倒されました!真理に生きるということや、真理の教えを具体的に行為していく純粋な信仰のあり方、行為のあり方に関心が深まってきているように感じ、とても嬉しく思いました。さっそく12月23日と31日に「キールタンと瞑想の会」をされるとお聞きしましたが、学んだことを実践していくことはとってもいいですね!ぜひ神への愛を深め、味わってください!

私自身も今年一年間は、松山瞑想特別クラスやサットサンガを通じて、たくさんのことを学びました。毎回松山に行って顔見知りの方にお会いするたびにヨーガが深まってきている様子を感じることができて、とてもインスパイアされました。これからも共に実践していきましょうね。再会を楽しみにしています!

そして一年間本当にありがとうございました。師の祝福と導き、そして松山の皆さまの熱心な取り組みに感謝申し上げます。来年もさらに充実した年となりますように!

サーナンダ

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2015松山瞑想特別クラス入門・実践編 第2回目

11月14日、15日と松山瞑想特別クラスのため松山に行ってきました〜。

雨が心配でしたが、天候にも恵まれ、本当によい機会になりました。

講座の方は、41名の方が参加され、初めての会場となる松山市総合コミュニティーセンターで行ないました。テーマは「自分を信じる/自分自身を知る」ということで、真実の自己を探求するという瞑想法について学びました。

松山瞑想

これまでも本当の私は肉体でも心でもなく、さらにその奥にある純粋な意識という教えは学んできていたので、今回は、入門・実践編ということもあって、一歩進んで具体的な瞑想の手がかりをつかんでいただこうと思いました。それで、いつもどうにかしたいと思っている悩みや苦しみ、あるいは執らわれといった「私の何か(悩み、執らわれ)」ではなく、「私」自身に話をフォーカスしていきました。

心は本当に悩むことが好きで「何か」にかかりっきりですが、「私」そのものにはあまり関心がありません。「そんなことない!自分がどう生きていけばいいのか、何をしたいのか知りたい」という声はよく聞きますが、よくよく考えてみたら、関心があるのは「人生」や「やりたいこと」であって、「私」自身ではないのですよね〜。

今回はそうではなくて、純粋な「私」そのものを探求することに焦点を当てたわけです。そこにすべての答えがあると言われていますし、何より自分自身の本性を知らないからこそ心はいつまでたっても安心できないのだと思います。心自身に「私」を探求させることによって、だんだんと「何か」への関心は薄れ、自己の真実にたどり着くと教えられています。

真実の自己=真我の探求は、「私は誰か!?」という問いを手がかりに真我を探し求めていく古代からある瞑想法です。「私」は瞑想者自身ですから、瞑想の対象ではなく、どこまでいっても主体であり、客体にはならないのです。いつもは苦しみや悩みという客体と「私」は同一化してしまっていますが、苦しみや悩みは「私」ではありませんから、つねに主体である「私」に留まり集中していきます。

そういうお話をしたので、なかなか感触がつかみにくかったかなとも思いますが、手がかりになったという感想もあり、嬉しいです。

  • 私は誰かということは本当にふと出てくる疑問であり、探求していくことで真理に少しでも近づけると思うと、すぐにでもやっていきたい!という気持ちになりました。
  • 今まで真我の探求はよくわからなかったけれど、講座を受けてみて、やってみてもいいかなと思いました。
  • 講座中の瞑想の中で、自己同一化しているものを観察していくと、それ自体が変化して小さくなっていくようでした。瞑想を続けていく力をいただきました。

答えは自分の中に既にあるはずですから、後は実践あるのみですね。

二日目のサットサンガは、20名の方が参加されました。

松山サットサンガ

今回は質問の内容が実践的で、またサットサンガ初参加の方も多くて以下のようないろんな質問があり、一層充実してきたような気がしました。笑いと涙と真剣さが溢れるサットサンガとなりました。

  • 自分の心をどのように日常(家族)の中で制御していけばいいか真剣な悩みや、正直の実践方法、スイーツの断ち方やお肉の減らし方、日々のヨーガのありかた等
  • 真我の探求とバクティ瞑想、識別瞑想の具体的な進め方
  • 真理とは何か、正しいとは何か
  • アーサナや呼吸、プラティヤーハーラ(感官の制御)
  • 死、輪廻転生、カルマの法則
  • 師のダルシャン

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素晴しい学びの機会をいただいて、ありがとうございました!

次回は、12月12日、13日になり、講座の方は「愛の力で瞑想する」になります。具体的なバクティ瞑想について学んでいきたいと思います。

サーナンダ

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心を研ぐ!

先日友人が家に来ました。ちょうど夕飯時だったので、一緒にカレーを食べていけばと誘いました。まだ調理中だったので少し待ってもらったのですが、そのとき私が使っている包丁を見て友人は、包丁を手に取り、「サーナンダさん、研ぎが甘いですね〜!」と言いました。

自分なりに研ぎも勉強して、それなりに研いでいたのですが、彼は昔包丁の研ぎ方をプロに教わったらしく、「まだまだですね〜!また今度教えてあげますよ〜」って楽しそうに言っていました。

ちょっと悔しかったので、彼が帰った後にYouTubeで包丁の研ぎ方(←コレ)を調べました。すると包丁を心に例えると、研ぐのは瞑想のようなものだなあと感じました。砥石には大きく分けて三種類があり、荒砥石、中砥石、仕上砥石です。あんまり研いでなくて刃が欠けていたりする包丁は荒砥石でゴシゴシ研がなければなりません。心も長年放ったらかしにしていたら、最初はゴシゴシとヨーガをしていって、長年の心の偏りや歪みを直していくことになるでしょう。いっぱい摩擦がありますが、みるみる綺麗に磨かれていきます。ある程度磨いたら、中砥石で磨いていくことになります。最初の頃はスイーツなど心が執らわれている具体的なものを手放していきますが、だんだんと自分の心の習性を無くそうとしていく段階です。それがある程度完了してきたら、いよいよ精妙な仕上研ぎの段階に入っていきます。プロの料理人は毎日仕上砥石で研ぐそうですが、四六時中瞑想状態になっていくのでしょう。

さて、そのYouTubeで学んだことは、包丁研ぎで最も大事なことは、砥石が水平になっていることだそうです。素人の砥石は真ん中がくぼんでしまうそうで、そうなるとちゃんと研げなくなるみたいです。そのためにいつも水平になるように砥石全体を使って研ぐ研ぎ方をする必要があり、また砥石で砥石を研いで目立てをするのだそうです。

今回10月10日に松山で瞑想特別クラス入門・実践編を行ないましたが、テーマは「毎日を瞑想で変えていく!」でした。内容的には、「識別は難しい〜」っていう声が多かったので、識別瞑想*について学んでいきました。 *心の動揺の原因をみつけて、取り除いていく瞑想法です。

識別瞑想で最も大事なポイントは、砥石が水平であるのが第1のポイントであるように、確かな基準で識別をしていくことです。自分なりの偏った基準で識別をしてしまえば、堂々巡りになってしまいます。だから常に「真理か否か」で識別をしていくことが肝心です。「いいか悪いか」とか「どちらが正しいか」という判断をしてはうまくいきません。それをしてしまうと主観が入ってしまい、感情に巻き込まれ識別が進まなくなってしまいます。ということで、今回は「真理」について真正面から話をしました。

アンケートではよいヒントになったという声が多かったですし、2日目のサットサンガでも、識別や真理についての質問がたくさんあり、真理とは何だろうと考えるよいきっかけになってとてもよかったと感じました。だってそれがヨーガの始まりだったのですから!そして心の悩みは尽きないけれど、真理は常にシンプルで、誰もが感じ取れるものです。心を悩みではなく、常に真理に向けていくように仕向けていくことが識別につながっていくと思います。

松山秋サットサンガ
2日目のサットサンガの様子。とても楽しく、2時間半みっちりと問答がありました。

今回の瞑想特別クラスで一番嬉しかったことは、顔見知りになってきた方々の様子がなんだか生き生きしていたことです。クラス会場に入った途端それを感じて、また二日間の中で一人一人の表情、声、振る舞いが生き生きしているのを感じ、ヨーガが深まってきているんだなあと思いました。最近では、有志で集まってキールタンを歌ったりもしているらしく、サンガが育ってきている様子にとても嬉しくなりました。

本当にヨーガとそれを授けてくださり、導いてくださっている師に深い感謝を捧げます。ありがとうございました!

松山秋スタッフ
講座前に会場の準備をしてくださったスタッフの方々。マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションのTシャツがカラフルで美しい!

次回11月14日の講座は「本当の自分を探求する瞑想」について学んでいきます。自分で言うのもなんですが面白いですよ〜!

さて、私はこれから包丁研ぎを修練していって、彼に挑戦してみたいと思います。でもいい例え話のきっかけを与えてくれてありがとう、クリパール!

サーナンダ

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さまらさの台所in松山 2日目

2日目に行く前に……。1日目の夜にはさまらさトークスがあり、シャチーさん、マードゥリーさんの体験談を聞きながらさまらさの基本的な考え方を学びました。お出汁を取った後の煮干しはどうやって使う?ごぼうやかぼちゃは軽く蒸しておくと便利!など、とても実践的。
さまらさトークス

さて、2日目!まずは買い出しです。今日のメニュー”焼き野菜”の野菜は現地調達。
まず行ったのはおひさまいち
お日様市 すいか
太陽市(おひさまいち)ってどんなとこ〜。こんなところです。
お日様市
朝採りのお野菜を中心に旬の野菜がいっぱい!さまらさメンバーのテンションが一気に上がります!!京都にもこういう所があればいいのに〜。さー野菜を選ぶぞ!!!!
昨日使ったオクラも、こんなに大きくて新鮮なものがあるな〜。今日ももう一回作る!?
オクラ
坊ちゃんかぼちゃ!京都ではほとんど見いひんし、せっかくやからこれ使う!?
ぼっちゃんかぼちゃ

顔の2倍はあるでー!この長なす食べたい〜。
なす

見てーーー!こんなに大きい玉ねぎがめちゃくちゃ安い。持って帰りたい〜!
玉ねぎ

やっぱり、その土地で採れた新鮮なものが一番いいですよね。たくさんの野菜の中から美味しそうな野菜を調達、帰りたくないぐらいおひさまいちが気に入りました。

朝から降っていた雨は、さまらさの台所に行くころにはすっかり上がり、良いお天気に!

お天気
さあ!台所開始です!!2日目は和食の一膳、どれもこれもあっという間にできちゃう、さまらさメンバーお気に入りの7品。

切り干し大根にカレー粉!?実はとっても美味しいのです。
マードゥリーの班2

だいたいでいいですよ〜。
サティヤーの班

調味料を入れるタイミングにも秘訣がある!?シャーンティマイーの班

ふわふわだし巻きの出来上がり!美味しそう卵焼き

どや顔のアサンガン、どうやら上手くできたようですね。アサンガン

切り方にもコツがあるの?しっかり確認!
シャチーの班
みんな真剣そのもの!一瞬を見逃すな、手元が見たいよー!
森ピーの班

できた!!美味しそう。
出来上がり

おいしーーーーい!
美味しい!

参加者の方々から嬉しい感想をいただきましたのでご紹介します。

日本料理は砂糖+お酒+みりん等を使うものだと思っていました。使わなくても美味しいものが作れることが分かりました。また目からウロコでした。舌だけでなく、心にもたくさん栄養をいただき、ありがとうございました。

いろいろ新しい発見がありたくさんメモをとりました。一品一品にかかる時間がとても短くて簡単で分かりやいレシピだと思います。切り干し大根のカレー炒めが最高でした!レシピに困ったら迷わず作りたいです。

材料を無駄にせず、ゴミが少ないことに驚きました。とても無駄にしていたことに反省しました。

料理は私にとって”作ること”がメインでした。さまらさの台所は自分も”食べる” ”身体を大切にする”ことを教えてくれました。それが一番の目からウロコだったかもしれません。本当に本当にありがとうございました。

今回「料理」という 主婦には できて当たり前だからこそ 、緊張する所だったのですが 二日間とも 全く 自分の思いや計らいが 無駄な事だったと 思いました。食事という物が 空腹を満たすだけのものではないのだと 初めて感じれたし ヨガの入り口に立っている身として これからきちんと向き合っていきたいと思いました。

参加者のみなさま、ありがとうございました。そして、さまらさの台所を開催するにあたってご尽力いただいた松山のスタッフのみなさま、本当にありがとうございます。

こんなにもたくさんの方が参加してくださるなんて、本当に嬉しかったです。さまらさを通じてヨーガが深まりますように、みなさんの真剣さに触発され、私たちさまらさスタッフもさらに精進していこうと思いました。ありがとうございました。
スタッフ一同

帰りの車から見えた朝焼け(爆睡していたけど……。)ずっと運転してくれたクリパール、ありがとうございます!
朝焼け

 


速報!さまらさの台所 in 松山

今日は松山で初のさまらさの台所が開催されました~。
さまらさメンバー6人と運転手のクリパールは昨夜、京都を出発し、早朝に松山に到着、今日はお昼にインドカレーの会が開催され、31人の参加がありました。夜はさまらさトークスも行なわれました~。
それでは、写真で会の様子をお伝えします~。
お楽しみください!

サティヤー

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