クラス」カテゴリーアーカイブ

笑顔になりますように!

師がヨーガを教えてくださるようになって40年以上が経ち、その間、真理にそって生きていきたいと真剣に求める弟子が年々少しずつ増えてきました。住んでいる国、性別、年齢、職業とさまざまな弟子がいる中で、師に会いに京都に来るのが難しい弟子も大勢いますが、皆、それぞれの形でヨーガを深めています。
その中の一人、現在東京で暮らしている佐野さん。数年前までは大阪に住み、中央公会堂のクラスには毎週通い、クラスのムードメーカー的存在でもありました。

最近の佐野さんの近況をお聞きすることがあったので、ここに紹介させていただきます。

(東京に移ってから、仕事もお忙しく以前ほどクラスに通えていないとのことですが)
Q「佐野さんにとってヨーガとは何ですか?」
佐野さん「軸。何においても、はっきり正しいと言えるもの」

Q「何を拠り所としていますか?」
佐野さん「愛です。大阪クラスで『ヨーガを深めていくと、すべては愛につながる』と聞いてから、心の中で愛を連呼しています。

今でも、皆の前でヨーガの取り組みについてお話をさせてもらった際に、『ミッションのクラスは、ヨーガを通して愛を教えるクラス』と表現したことを思い出します。雑巾がけされた会議室に行くと、笑顔でシャチーさん、マーダヴィーさんが迎えてくれる。人知れず相手のためを思って行なうその行為こそが、あのクラスで学ぶべきものであったことを痛感しています。
今、私も会社に早朝に行き、皆が仕事がしやすくなるような環境づくりを行なうようにしています。それが私のヨーガです」

佐野さんは今までのご自分の失敗を学びに変え、自分にとっても周りの方にとってもより良くなるようにとヨーガを実践していることを話してくれました。

佐野さんが常に意識しているというマザーテレサの言葉を紹介します。

想いに気をつけなさい。
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。
それはいつか運命になるから。

2カ月ほど前だったか、大阪の朝クラスに佐野さんの元同僚が来られました。彼女は、ヨーガを始めてから佐野さんが本当に変わったことが印象的だったそうで、何年も前のことなのにミッションの名前を覚えていて参加してくださったということでした。
佐野さんはその報告を聞いてとても嬉しかったそうです。そして自分の何が変わったのか考えてみたということでした。
「あの当時は、自分の主張が先にあったと思います。今は『(相手が)笑顔になりますように』が先になっていると思います。それによって、私も嬉しくなり、幸せを感じます」

私と佐野さんとは、クラス終了後の駅までの道のりを、よくご一緒し、ヨーガについて語り合ったものです。ヨーガの効果は日常に現れるといわれますが、佐野さんのヨーガは着実に彼の日常に浸透していることを感じ、私もとても嬉しかったです。


*大阪在住だった頃の佐野さん(白シャツ)。佐野さんのキールタン好きは私たちの間では有名で、今でも東京バクティ・サンガムでキールタンを熱唱しているとか・・・。

シャチー

 


京都マムフェスにてヨーガ・瞑想ワークショップ

今現在、師であるヨギさんが台湾をご訪問されています。ミラバイさんの速報記事から、ヨギさんの愛でハートいっぱいに満たされた台湾の方々が目に浮かびます!

さてさて、11月3日(土)京都では子育て中のママを応援するお祭り、マムフェスにてヨーガ・瞑想ワークショップをしてきました〜。

会場は平安神宮の参道です。広々していて、しかも清々しいほどの秋晴れに恵まれ、とっても気持ちの良い日でした。赤ちゃん連れのお母さんや、もうすぐ臨月に入る妊婦さんと旦那さん、ママに限らずいろんな方が会場の前を通り、ワークショップに興味を持って参加してくださいました。

ヨーガのアーサナは呼吸からアプローチして、心を穏やかに、身体を健康にしていくという話をさせて頂いたのですが、どの方もそのことについて興味深そうに聞いてくださっていました。会場の隣ではヴィーガンフェスが開催されており、そこから流れてくる人たちもちらほら。「他のヨーガに通ってるんです」と言われる方も何人かおられましたが、その方たちも呼吸の話は初めてだったようで、「へ〜!なるほど〜!」ととても感心されていたのが印象的でした。

ワークショップの後は「気持ち良かった〜!」と来たときよりも顔が緩んだ様子で帰っていかれる方がたくさんいました。師から学んだヨーガを、少しの時間でしたが体験して頂く機会をもてたことが、とても嬉しかったです。参加された方の中には京都クラスがどの場所にあるか聞いてくださる方もいて、今後もヨーガのご縁が繋がっていくといいな〜と思っています。

さて、話は変わりますが、京都金曜午前クラスは今月から第1,3金曜日のみのクラスに変更となり、それに伴い新しい企画を始めています。アーサナのあと、ヨーガのお話を月ごとにテーマを決めてお伝えする内容となっています。https://www.mahayogi.org/classes/kurashi-yoga
ちなみに11月のテーマは『呼吸と心の関係を知る』、体験談を交えてお話しさせて頂きます。お子さん連れ、身体の硬い方、シニアの方、大歓迎です!ぜひお越しください!朝ヨガ気持ち良いですよ〜

amara


アイドルと神の追っかけ

もう10月も終盤ですね。この1年を振り返るにはちょっと早いですが、私にとって2018年は仕事でもヨーガでも「追っかけ」ということを感じている年であります。

私は介護の仕事をしているのですが、車椅子の利用者さんが今年に入ってから急に女性アイドルグループにはまり、毎日その音楽を聴いたり動画を見るようになって、コンサートにまで行くようになりました。介助の付き添いでコンサートに行くと、そこには「追っかけ」のような熱狂的なファンの人がいっぱいいて、会場内は「超絶カワイイ〜ちゃん!」などの叫び声が聞こえ、その興奮と熱気で独特の雰囲気が醸し出されていました。

で、ヨーガの方はいうと、今年に入って私はバクティ・サンガムによく参加するようになりました。今までバクティ(神への愛)やキールタン(神の讃歌)には抵抗があったのですが、ちょっと行きたくなって参加してみたら、なんとはまってしまいました(笑)。それからというもの、京都にとどまらず大阪、松山、この前の神戸のインディア・メーラーにと、バクティ・サンガムがあるところ、「追っかけ」のようにどこでも行くようになりました。

そして先日も大阪のバクティ・サンガムに参加してきました。会場には大阪や兵庫、京都、また松山から来た熱狂的バクタ(神の信愛者)たちがいて、不思議と歌う前から瞑想的な独特のムードに心が支配されました。今月からテーマ曲は『Govinda Hare Gopala』。自分の名前が連呼されるという嬉しいような恥ずかしいような曲……歌の始めはリードと追っかけの掛け合いですが、後半からはみんなで神の御名を歌っていきます。今回、繰り返し繰り返し神の御名を歌っていくうちに、太鼓、鈴、ハルモニウム、コーラス、そしてリードも追っかけもすべてが一つに溶け合うような一体感があり、それは初めて味わう感覚でした。

10/28(日)京都のコイズミ楽器さんでバクティ・サンガムがあります。
どうですか、神の御名の「追っかけ」、一緒にしませんか?

ゴーパーラ


インディア・メーラーに参加してきました!

10月7日(日)、神戸メリケンパークで行なわれたインディア・メーラーのサブステージに参加してきました。

快晴! 10月とは思えないほどの暑さとなりましたが、大空の下、潮風を受けながら歌うキールタンはとっても気持ちがよかったです。

少しですが、動画をご紹介〜↓

 

ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました!

ミラバイ

 


ヨーガを続けてきて今、感じること—烏丸ヨーガ・瞑想クラス インタビュー②

ヨーガ・瞑想クラスに参加されている方へのインタビュー第二弾!(前回の記事はこちら

5年ほど前には、インドの北から南まで旅をしてアーシュラマ(道場)に滞在したこともあるという藤井かおりさんにお話を伺ってみました。クラスに来られて3年が過ぎましたが、彼女を見ていると姿勢が美しく変わり、体の軸がしっかりしてこられたのがよ〜く!わかります。 


——ヨーガと出会いどのような変化を感じていますか?

以前は呼吸が浅く、息苦しくなることもありましたが、今は日常で気持ちのよい呼吸ができているように感じます。
また、物事を自分のいいように解釈したり、都合の悪いことは見ないようにしていた部分があったのですが、ありのままを受け止めて、前向きに捉えられるようになってきました。

——藤井さんにとってクラスはどんな場所ですか?

心が落ち着く場所です。クラスの後、何日かはその余波が続きます。
みんなでアーサナをするとすごく集中できるし、穏やかな気持ちになるので、やっぱり行くとぜんぜん違うなあと感じます。

——ヨーガを続けている理由は何でしょうか?

ヨーガは、私にとって一生学んでいられると感じる大切なものです。その時々で自分に必要な新しい気づきのようなものがあるからです。
例えば、日常のふとした時にヨーガの教えや、ブログに書かれていたことが腑に落ちたり、悩んでいることの解決法が見えてきたり、本当に大事なものはこっちだと、教えてもらっているように感じます。

——ヨーガを通してどのようになりたいですか?

女神を母として信仰し、信じて生きていくという境地に憧れます。神様のこと、その中にある純粋な愛をもっと知りたいです。

以前、人のためにと思ってしたことで、自分のことしか考えていないと言われたことがあり、それに対して相手を責めるような強い感情を持ったことがありました。
その時に、知らず識らずのうちに見返りを求めていた自分に気づき、考えされられました。ヨーガを通して教えを学び、本当の意味で強く温かい、愛のある人でいられたら…と思います。


軸がしっかりしてきたと感じたのは、確かなものを藤井さんが感じていて、自分の中に理想とするあり方をきちんと据えているからなのですね。納得です〜。

今回お二人からお話を伺ってみて、あぁ、こんなふうに感じてくれていたんだ〜!と初めてお聞きする内容に驚いたり、また頼もしくも感じたり、とっても楽しいインタビューとなりました。

呼吸が変わり、心が調い、そこにヨーガの教えがすーーっと入っていく。生きるということとヨーガが結びついてきて、今の実践の先に「こうなりたい自分」というものが持てるようになるんだなあと、やっぱり続けてきた中で培われていったものは大きいと感じました。私自身もとっても貴重な贈り物をいただいたような気持ちになりました。

これからも一緒に学び、励んでいけますように!

マードゥリー

烏丸スタジオにて

クラス後に。サティヤー、二宮さん、藤井さん、マードゥリー(左から)


さまらさの台所 コロッケの美味しい作り方

先日のさまらさの台所では、今が旬のじゃがいもを使ったコロッケを3種と、ライスコロッケ を紹介しました!黒豆の枝豆を贅沢に使った、枝豆コロッケ、本格インドスパイスを使ったカレーコロッケ、旬のきのこの旨味をギュッと引き出した、きのこコロッケ、そして、チーズがとろーり美味しい、トマトライスコロッケ です。

参加した方からは、「どのコロッケも素材の旨味があって感動しました!」「今まで自分で作っていたものもあったのに全然違うものでした」「コロッケの種類がこんなに豊富とはびっくりしました」と喜びの感想をいただきました。

それぞれのコロッケが美味しいのは、黒豆の枝豆や、きのこといった旬の素材が美味しいのはもちろんですが、ベースになるじゃがいもの味がポイントになります。ではここで、さまらさ風コロッケの種の作り方をご方法をご紹介します。

じゃがいもをゆがくとき、たっぷりのお水でゆがき、最後にゆで汁を捨てるという方も多いと思います。実はゆがいている間に、ゆで汁にじゃがいもから栄養分が流れ出ています。そのゆで汁を捨てるのはとてももったいないですね。また、水っぽく仕上がることで、じゃがいもの味が薄くなり、つぶしたときにも水っぽい仕上がりになります。

でも、さまらさのゆがき方だと、はじめに鍋に入れる水を少なくしているので、栄養分も逃さず、じゃがいもの味も濃く仕上がります。また、水分がしっかり飛んでいるので、じゃがいもをつぶしたとき、ホクホクとした仕上がりになります。このように作った種に、旬のきのこや黒豆を混ぜて作るコロッケは、美味しいこと間違いなしです!

さまらさではいつも、素材そのものの味を生かす調理方法をご紹介しています。今回は、じゃがいものゆがき方だけでなく、きのこの旨味を出す方法や、カレーのスパイスを美味しく使うポイントなどもご紹介しました。新鮮な食材は、それだけで十分美味しいのですから、大切にいただきたいですね。

ご好評につき、12月16日(日)(@ヨーガ・ヴィハーラ 15:00〜17:30)にもう一度コロッケの会をします。残念ながら、黒豆の枝豆コロッケは時期が外れてしまうので作れませんが、カレーコロッケ、きのこコロッケ、ライスコロッケ の3種類を作ります。ぜひ!ご参加ください。


ヨーガを続けてきて今、感じること——烏丸ヨーガ・瞑想クラス インタビュー①

烏丸御池で行なっている火曜日の夜クラス。参加者は今年になって来始めた方から、中には10年近く(!)熱心に学んでおられる熟練者までおられ、経験はさまざまです。今回はその中から二人の方にインタビューし、ヨーガと出会っての変化や今の心境などを聞いてみました〜!

駅近のスタジオ サンゴッホにて

まずお一人目は、仕事もしながら、銅版画の製作にも取り組んでおられるという二宮さち子さん。クラスに通うようになって3年半ほどになりますが、久しぶりに会った友人からは「人相が変わったね」と言われたとか。確かに〜〜〜!はじめてお会いした頃よりも表情がいちだんと柔らかく優しくなったように思います。いったいどんな変化があったのでしょうか。気になりますね〜。


――アーサナを続けてきた中で感じていることは何でしょうか?

呼吸が調うことで、心が穏やかになってきたことを実感しています。
またアーサナをしないと翌日身体がだるくなってぜんぜん調子が違うので、何ポーズかでも毎日続けるようにしています。今となっては生活の一部です。
それから、アーサナをすることで『ヨーガの福音』などに書かれている教えの理解が深まっていくように思います。アーサナと教えについての読書には相互作用があると思うので、この二つを続けていきたいと思っています。

――ご自身の課題や目標としているものはありますか?

近い目標としては今練習しているシールシャ・アーサナ(頭立ち)とナウリ(浄化法)ができるようになること。
それから聖者の思想から学ぶことです。今はマザー・テレサの残された言葉が載っている本を読んでいますが、聖者の方々は皆すごく謙虚で、自己犠牲の精神をもっておられますよね。爪の垢でも煎じて飲みたい気持ちです。
最終的には瞑想ができるようになりたいです。以前に瞑想では本を読むよりも、世界のことを本当に理解できると聞いて、そういった状態を体感したいと思い、憧れています。

――関心の高まっていること、もっと知りたいことは何ですか?

ニュースを見ていると、ひどい事件や、紛争が絶えないことにいたたまれない気持ちになります。幼くしてなくなる命の意味や、なぜそういうことが起こるのかを考えたりしますが、社会問題として捉えると不条理ですが、カルマという視点で捉えるとまだしも受け止めやすくなりました。

生きている意味をもっと理解したいと考えたとき、リーラー(神の遊戯)*という、ただ遊ぶということ、世間一般的な楽しみではなくて、生きていることが遊ぶということになるなら、リーラーに身を委ねる、そんな境地を知りたいと思うようになりました。


もともとはスピリチュアルなことに関心がなかったという二宮さんですが、アーサナをコツコツと続けていく中で、身体を通してどんどんヨーガの教えや聖者のスピリットが入っていったようですね。今は、ますますヨーガが楽しくなってこられているようで、何より嬉しいです。

次回はもう一人のインタビューをご紹介します。お楽しみに〜。

(マードゥリー)

シールシャ・アーサナ練習中の二宮さん

*リーラー:この世界は一なる神の遊び戯れであるという真理を表す言葉。心が主人であると誤解し、利己的な思いをもって世界に執着すれば、そこで苦を味わうことになる。しかし、その幻影(マーヤー)を破り、真我を悟った境地から見れば、この世界万物は、愛そのものである一なる神がさまざまな形を取って顕れ、純粋に自ら遊び戯れているにほかならない。(『悟り』より)

■ クラスからのご案内
9/28(金)、烏丸御池スタジオサンゴッホにて秋の特別クラスを開講します! この日はアーサナに加えて瞑想の学びと実践の時間を長めにとって行ないます(チャイ付きです!)。初めての方もこの機会にぜひご参加ください。>> 詳しくはこちら

 


松山特別企画 バクティ・サンガム2days ⑵‼️

前日に引き続き、秋になったかと思うような本当に気持ちのいい朝でした。(前回のブログはこちら☜)昨日もバクティ・サンガムとサットサンガに参加された女性が、2日目のバクティ・サンガムが始まる前に、「幸せすぎて、昨夜はあまり眠れませんでした~」と嬉しそうにおっしゃっていましたが、すごく分かります!私もその1人です(笑)。

2日目のバクティ・サンガムでは、15世紀の終わり頃、キールタンを最初に人々に伝えたといわれているシュリー・チャイタニヤの半生がバクティ名作劇場と題した朗読芝居で紹介され、歌った曲はチャイタニヤが愛したクリシュナの歌「Hare Krishna」と「Bhaja Nita-i」でした!
一通り歌った後、ミラバイさんは名作劇場でのチャイタニヤのお話を分かりやすく要約してくださいました。チャイタニヤは私たちの人生でいちばん大切なのは「神への愛」であるという言葉を残しています。神は決して遠くにいる存在を指すのではなく、私たち誰もの中にある。つまり、私たちの本質が神なるもの――
そしてミラバイさんがもう一度チャイタニヤの大切な言葉を声に出そうとした瞬間、ミラバイさんは神への愛で満たされて、どうしても話せなくなり、代わりにヨーガダンダさんがチャイタニヤの有名な言葉を紹介してくださいました。

神の御名は神そのもの
神は愛
神の御名を唱えるだけで、誰もが神に近づくことができる

ミラバイさんがこの言葉そのものを体感している様子を目の当たりにした私たちは、胸がいっぱいになりました。

夢中で繰り返し繰り返し歌っていくうちに、心が神で満たされていきます。

バクティ・サンガムに続いてのミラバイさんのサットサンガでは、「目の前の人を神と見るにはどうしたらいいか」「日常を調える具体的なやり方が分からない」「神を愛する実践について」などの質問がありました。
印象に残った問答をご紹介します。「人生でいちばん大事なことは何でしょうか。神への愛が大事だと頭では分かっていますが、まだピンときていません。私には将来のことに悩んでいる娘がいます。ヨーガの言葉を使わずに、私にも娘にもわかるように教えてください」という質問に対し、ミラバイさんは「自分の命を生ききることだと思います。人それぞれ大事にしているもの、目標にしているものは違うかもしれません。今生でヨーガに出会う人もいれば、出会わない人もいる。私自身はヨーガの中に大事なことがあると思いますが、どんな立場、状況にあろうとも、その命を最大限大切にして生ききっていくことができたらいいかなと思います。どういうふうにしたら自分の命を輝かせていくことができるのか、それを考えてみてください」と答えられました。
後日、その質問をされた方から感想のメールをいただきました。

「命を生ききる」——ミラバイさんの言葉を聞いた時、胸の奥から込み上げてきて涙が出ました。ヨーガをやってない娘は救われないと思っていましたが、ヨーガをやってない人にもできるヨーガだと思いました!今後どのような境遇に置かれても、逃げずにきちんと向き合って生ききっていく勇気が湧いてきました。大事な事を、本当に分かりやすく教えていただきました!
バクティ・サンガムの感想も述べさせてください!今まで、キールタンを歌って泣いている人の気持ちがまるで分かりませんでした。でも今回バクティ・サンガムに参加させていただき、とにかく心から必死に歌っていたら、なぜだか胸が熱くなり涙が込み上げてきました!不思議です。本当に楽しかったです!

他にも参加者の皆さんの喜びの声をお伝えします。

・気持ちのいい時間でした。人が発展とともに忘れてきた真の喜びに触れた気がします。
・疲れのせいか体がしんどかったけど、みんなで歌った後はとても軽やかになっていて、キールタンで神の御名を唱えることはすごいなと感じました。YouTubeで聞くより生のミラバイさんの声はすごくよかったです!あんな声は聴いたことがないです。
・「Rama Rama Rama」のキールタンが頭から離れません(なんと3人以上も!)
・私はしんどい時ほどアーサナを実践したいと思いました。
・キールタンを歌いながら、全体が歓喜に包まれているような心地良さがありました。笑顔で歌われているミラバイさんの姿を見て、すごくすごく感動しました。本当にすばらしかったです。(後日談)ここのところ読めなくなっていた『ラーマクリシュナの福音』が自然に読みたくなって、以前と違って素直に読めるようになりました。瞑想のとき、心の奥(神がおられる場所)に行きたいという思いが強くなっています。

ミラバイさんのサットサンガ。

2日間のバクティ・サンガムとサットサンガでミラバイさんとヨーガダンダさんは、心が神へ向かうように分かりやすく何度も伝えてくださいました。

神への愛の歓びでいっぱいになった2日間!!!
私自身が感動し鼓舞されたのは、ミラバイさんとヨーガダンダさんの内面の清らかさと謙虚さがそのまま言葉となっていたこと、そして目には見えない日々の努力の積み重ねが感じられ、それによってみんなが励まされたことです。
忘れられない夏になりました!
このような機会をいただいて師シュリー・マハーヨーギーに心からの感謝を捧げます。

最終日、ミラバイさんたちと訪れた塩屋海岸。大自然のシャクティ(女神)の優しさに包まれました。

アーナンディー


松山特別企画 バクティ・サンガム2days ⑴ ‼️

松山のアーナンディーです。
今年の夏は台風が多いですね。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
その台風の合間を縫って8月18日(土)、19日(日)の2日間、ミラバイさんとヨーガダンダさんが松山に来てくださり、バクティ旋風を巻き起こしてくださいました。
今日からこのブログを読んでくださった方のために♡
バクティとは神への愛のこと、バクティ・サンガムではキールタン(神への讃歌)を歌います。キールタンもヨーガの1つです。神を愛し、心を純粋にしていくことによって、ヨーガの目的である神とひとつになることを目指します。
文字にすると難しく感じるかもしれませんが、実際は頭を使わなくていいですし、とてもとても楽しいのです!

私は皆さんにメールでご案内するとき、ミラバイさんが歌っている動画付きでご案内しました。(動画はこちら☜)
すると面白そう!と興味をもっていただき、初日は参加者31名(内11名が初参加)、2日目は33名(内6名が初参加)で、両日参加の方が19名で大いに盛り上がりました!!!

松山ヨーガ・サークルの会場はサリーで美しく大変身!

優しい笑顔と声に魅了され、会場の皆さんの気持ちがほぐれていきました。

ミラバイさんはやさしく丁寧に神について話されました。
「日本では神様は馴染みがないかもしれませんが、歌っていくうちに本当の神様は自分の中にあるということが感じられていきます。それはこの命を生きていく中で、本当はいちばん大切なこと」、そして「インドでは深く神を愛した人がいて、その人たちの息吹に触れることは私たちにとって、とても勉強になります」とおっしゃり、バクティ名作劇場と題して、ラーマという神様への愛と信仰に溢れた聖者のお話を紹介してくださいました。1日目は「Rama Rama Rama」というシンプルな曲と、「Jaya Jagadambe!」という女神の曲を歌い、ミラバイさんのリードに初参加の方もすぐに馴染んで、会場が次第に神の御名でいっぱいになり、喜びに包まれていきました。

バクティ・サンガムの次に、ヨーガダンダさんがサットサンガをしてくださいました。
サットサンガでは質疑応答によってヨーガの学びを深めていきます。
「人間関係のトラブルをどうしたらいいか?」「自信をつけるには?」「聖者への瞑想について」「謙虚さを養うには?」などの質問がありました。

ヨーガダンダさんのサットサンガ。

ヨーガダンダさんは人間関係のトラブルに悩む方の質問に対しては、「相手の心を変えようとするよりも、まずは自分の心を静かにするべきで、心が静まったらどう対処すべきかが見えてくるはず。またアヒンサー(非暴力)という徳目を徹底すると誰からも危害を加えられないという結果を迎えるといわれているので、そのようにして自分自身を調えていくことが堅実だと思います」と話されました。別の質問で、病気などの不調で体がしんどくなると神様のことを思えないという方に対しては、「できる範囲でアーサナをして体を調えてから神様を思うのも一つ。ヨーガは、身体、呼吸、心というふうにつかみやすいところから段階的に進めていくことが可能で、アーサナは神様の贈り物」だと話されました。質問者の皆さんは勇気づけられ、表情がどんどん明るくなっていきました。

2日目のご報告は、次のブログでさせていただきます!

アーナンディー


夏を乗り切る!スパイス料理とヨーガの力 〜篠山にて

ジリジリと照りつける太陽の熱を感じる毎日ですね。

先日は篠山にて、サークルMAMA YOGA lilāの皆さんとの「さまらさの台所&サットサンガ(ヨーガの集い)」でした! 今回のメニューはリクエストもあった本格インド料理! 夏野菜でビリヤニ(インド風炊き込みご飯)とサブジ(蒸し煮)を作りました〜。

香辛料の香りが漂う調理室に、「いいにおい〜!」と集まってきた皆さん。スパイス料理を学ぶのをとっても楽しみにしてくださっていたようです。

まずはスパイスの基本をご紹介。お子様も興味深々?!

スパイスには大きく分けて3つの役割があり、1)ホール(固形)スパイス(クミンシードなど)は、油に香りを移す。2)パウダースパイス(コリアンダー、ターメリックなど)は材料を加えた後にしっかり油と馴染ませる。3)香り付けのスパイス(ガラムマサラ)は調理の最後に使うなど、それぞれの特徴とポイントを知ることができれば、ずいぶんハードルは低くなります〜。

またスパイスには漢方薬と共通し、昔から薬として使われてきたものも多く、胃腸や肝臓などの機能を高めたり、食欲増進、疲労回復など私たちの身体を調えてくれる働きや、殺菌作用、腐敗を防ぐ効果もあるそうです。まさに食は薬なり! さすが暑い国、インドの料理で使われるスパイスだけありますね。でも日本のこの暑さも尋常ではありませんから、その知恵と力をいただくには、今の時期こそ最も適しているのかもしれません。

なすやズッキーニなどの夏野菜とナッツやレーズンも入った栄養たっぷりのビリヤニ。玉ねぎベースのコクのあるオクラのサブジは絶品。はちみつレモンと頂いた完熟トマトを添えて。

皆さんの手際のよさのおかげで予定より早く完成! 調理と同時並行でどんどん洗い物などもしてくださり、盛り付けが終わった頃には、調理台もすっかり綺麗に片付いていました。素晴らしい〜!

「美味しい〜!」「美味しい〜!」と感激しながら、みんなで楽しくいただきました! 夏野菜とスパイスのパワーで、元気が溢れてくるようです〜。(なんと80代の託児の方も最初は多すぎるんじゃない?と言われていましたが、完食!)

食後は子供たちが遊んでいる横でお話をしました。
食を通して、観念やムダを取り除き、シンプルに生きていくこと。それぞれがヨーガと出会って感じてきたこと。アーサナの取り組み方、瞑想についてなど、いろいろな話題が出ました。

皆さんとのご縁をいただいて2年ばかりですが、続けている方たちが実践してきた中でよい変化を実感しておられ、それがまた新しい仲間の希望や憧れとなり、ヨーガの輪が広がっていっている、そしてみんなが仲間と、仲間と集える場所をとても大切にされているのを感じました。

最後に感想を少しご紹介します。
「旬の野菜たっぷりの食欲のわくメニューでした。本当に簡単だったので早速家でも挑戦してみたいと思います」
「来てよかったです。野菜だけでこの満足感! 一つ一つの素材の味を大切に、シンプルに調理すること、納得しました」
「お鍋や食器も、今あるものでどうしたらいいかをすぐに判断して選ばれていたり、また特別なものがなくても美しく美味しく盛り付けされていて、その時にあぁ、これで本当に十分だなと感じてとても豊かな気持ちになりました」
「サットサンガのおだやかな空気に心が落ち着きました」
「久しぶりに参加して、自分の変化を改めて感じました。お互い仲間として見て来たメンバーがこうして集えることに感謝しています」
「改めてヨーガを実践することの大切さと、それが確実により良く生きることにつながっていることを感じました。これからも根気よく自分自身と向き合っていきたいと思います」

皆さんのキラキラした笑顔が印象的な、とても軽やかな会でした!

道中、厳しい天候の中、たくましく育っている田畑の緑がとっても綺麗でした

マードゥリー