クラス」カテゴリーアーカイブ

さまらさの台所 12月

今月のさまらさの台所は年末にふさわしい「ねぎのかき揚げ年越しそばといなり寿司」でした。
まずはいなり寿司、さまらさの台所で紹介しているいなり寿司は、フライパンに少量の醤油と黒砂糖と水を入れ、お揚げを並べて炒り付けるだけ、あっという間に出来上がります。作ってすぐに食べても美味しいですが、少し置いて味を落ち着かせてから食べるとさらに美味しいです!
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次は年越しそばのおだし作り!
昆布だしは前日から用意します(お水に昆布を浸けたるだけ)そこに花かつおを入れて合わせだしを作ります。漉すときにペーパータオルをひいてみてください、美しい黄金色に仕上がります。だしがしっかり利いていると調味料は少なくてすみます。じっくりと時間をかけることで本当に美味しいおだしが出来上がりました。
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ねぎは冷えた身体を温め、疲労回復に効果があります。年中食べられますが、今がまさに旬!そばに合う具材と言えば!ねぎ、のり、天かす それらを一つにしたものがねぎのかき揚げになります。おそばに合うはずです。
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みんなで美味しくいただきました。
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食事の後には「食生活において気をつけていること、改善したいことや悩み」についてみんなで意見交換しました。「時短で食事が作りたい」「メニューがマンネリ化してしまう」「盛りつけが上手くなりたい」など共通したお悩みが多かったです。みんなそれぞれの工夫やアイディアがあり、なるほど!と思うことがたくさんありました。たくさんあった中でひとつ、私が気に入ったものをご紹介します。

仕事から帰ったとき、お腹がぺこぺこのあまり何か適当なものを食べ、食欲に一気に火がついてしまい止まらなくなるということはありませんか?そんなときは、温かいお茶を一杯飲むというのがお薦めのようですよ。お茶が空腹の足しになるということもありますが、そのような時には気持ちが前のめり、「早く何か食べたい!!!」と焦っていると思います。温かいものを飲むことで、まずは気持ちを調えるという効果があると言われていました。お茶だと空腹の足しにならないと思う方には牛乳という手もあるようです。温かい牛乳というのが妥当かもしれません。みなさんいろいろ考えていますね。

さてみなさま、今年もさまらさの台所にご参加くださいまして、ありがとうございました。
来年もさまらさを通じて一緒にヨーガを深めていけますように、どうぞよろしくお願いいたします。


聖者の生き方に倣う

京都と大阪で春から行なってきたバクティ・サンガム。今シリーズは毎回一人の聖者を取り上げ、その生涯やエピソードを紹介しながら、彼らにまつわるキールタンを歌ってきました。そして、先週の金曜日に行なった会はそのシリーズの最後の会となりました。取り上げた聖者は、中世に実在した神人、シュリー・チャイタニヤ。そう、キールタンを始めた方だといわれています。

小さな頃から聡明で、大人になってからは論理学者になり、学識のある者を見つけては論破することばかり繰り返していたようですが、ある日突然、神への愛に目覚めてしまいます。それ以降、学問には全く興味をもつことができず、「クリシュナ」という神の御名だけに魅了されてしまいました。やがて、神の御名を歌として町を練り歩くようになり、多くの方がそれに付き従ったといわれています。
——シュリー・チャイタニヤはいったい何に触れたのでしょうか。彼はなぜその歓びの中に一人留まらず、人々を導いたのでしょうか。どんな約束が彼とクリシュナとの間で交わされたのでしょうか。そして彼が見ていた世界はどのようなものだったのでしょうか。

会の中では、シュリー・チャイタニヤが残した詩の一部をご紹介しました。私自身これまで何度も読んで知っていたはずなのに、この日、突然とっても心打たれました。

「神の御名を唱えなさい
神の御名を唱えることで 誰もが神に近づくことができる
おお 心よ
一枚の草の葉よりも謙虚で 木のように忍耐強く 逆風に耐えるものであれ
人から名誉を受けることを拒み
すべての人を 心から敬うものであれ」

朗々と、堂々と大勢の人々に囲まれながら主の御名を唱えるその一方で、内面は、神に、真実に、人に、あらゆるものに常にこうべを垂れ続けた彼の謙虚さと姿勢が私の中に突然飛び込んでくるような感触がしました。そして同時に、まさにその境地を生き、私たちに人としてあるべき理想の生き方を示されている最愛の師のお姿が私の胸の中に蘇りました。

今年は、シュリー・チャイタニヤだけでなく、聖女ミーラー・バーイー、シュリー・ラーマクリシュナなど、さまざまな聖者、覚者をご紹介してきました。私たちも今一度聖者たちの残した言葉や生きざまに触れ、それを拠り所にしながら、また自らがその境地を生きていけるよう、見倣っていきたいと思います。

また来年のバクティ・サンガムも春頃から開催したいと思います。決まりましたらウェブでご案内致しますね。どうぞお楽しみに!


さまらさの台所 11月

今月のさまらさの台所はインドカレー!!旬のほうれん草とじゃがいもで本格インドスパイスを使った2種類のカレーを紹介しました。毎回インドカレーの会はとても人気があります。今回も16人の参加がありました。
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インドカレーといえばスパイス!今回使ったスパイスにはそれぞれに薬効があります。

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例えばターメリック、日本ではウコンで有名です。身体全体の機能を調整し、特に肝機能の働きを高めてくれます。インドカレーによく使うクミンは消化器官に効果があり、食欲を増進してくれます。コリアンダーは身体に溜まったガスを排出する効果があり、カルダモンは咽喉の調子を調えたり、冷え性の改善、滋養強壮に効果があります。また気持ちを落ち着ける効果があるといわれています。
さまらさでは、「食は薬なり」という教えがあります。食事は単に胃袋を満たすだけでなく、薬となるものをとることで、身体と心の浄化を施します。薬とは本来、身体を健康でよりよい状態に保たせるもの、そして弱っているところを補うものです。まさにインドカレーは薬膳ですね。スパイスだけでなく、旬の野菜を使って作ることによりさらに効果は高まります。

食事の後には「身体が活性化してきた」「咽喉の調子が悪かったけどすっきりした」など早速効果が出た方もいたようです。上のスパイスがだいたいインドカレーを作るときの基本のスパイスになります。日本のカレーに入れてよりスパイシーに作ることもできますので、気に入った方はそろえてみてくださいね。

次回はもう今年最後のさまらさの台所になります。年越しそばとねぎのかき揚げ、いなり寿司を予定していますので、ぜひご参加ください。

 


ミーラー・バーイーの歌に挑戦!

こんにちは、ミラバイです! 今日は久しぶりにバクティ・サンガムのご報告を致します。

春から京都・大阪で毎月行なっているバクティ・サンガムの今シリーズは、毎回一人ずつ聖者を取り上げ、彼らが愛した神にまつわるキールタンを歌ってきました。今回はインド中世に生きたバクタ(神を愛する人)、ミーラー・バーイーをテーマに、彼女が残したといわれている歌に挑戦しました。

私たちがこれまで歌ってきたキールタンは、神の御名だけを繰り返す簡単なもの。しかし今回の歌は歌詞もどんどん変わり、またメロディーも複雑で、リズムにも変化があります。実はこの歌、私は大好きな曲で、初めてこの曲を聞いた時、彼女の人生は苦難に満ちたものであったけれど、彼女はどんな時も神だけを見つめていたこと、そして神とともに多くの歓びの時間を過ごしたということが強く伝わってきて、歌詞の意味は分からなかったけど、とても感動したことを覚えています。ということで、いつかみんなで歌えたらいいなぁと思っていた曲の一つでもあり、しかもこういったタイプの歌は初めての挑戦だったので、どんな会になるかなぁと、私自身も楽しみでした。さぁ、早速チャレンジしていきます!

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最初はみんな気持ちを込めて歌うどころか、歌詞とにらめっこしながら一所懸命挑戦しておられました。でも、なんのなんの! 驚くほど早く歌が歌えるようになり、聞いていた私の方がとても驚きました。最後はみんなで大合唱になり、笑顔もこぼれ始めてよかったです。

「とても楽しかった」「歌詞に思いを馳せながら歌えました」「ミーラー・バーイーの生きざまや熱が伝わってくるようだった」といった感想もいただきました。また後日、「あの夜、夢の中でクリシュナとラーダーの絵とともに歌のメロディーが聞こえてきて、ずっと心に引っかかっていたものが消えた感触があり、純粋な意識だけが残る体験をしました。素敵なギフトをありがとうございました」という感動も寄せられ、とても嬉しく思いました。バクタ、ミーラー・バーイーのハートに、私たちも少し触れることができたのでしょうか。

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次回は、京都は11月27日(日)、大阪は12月9日(金)に行ないます(詳しくはこちら)。取り上げる聖者は、シュリー・チャイタニア。キールタンを歌いながら民衆の中を練り歩き、「神の御名を唱えるだけで、誰もが神に近づくことができる」と、インドに大きなバクティの波を引き起こした神人です。今シリーズはこれで最後の会となりますので、ぜひご参加くださいね! お待ち致しております。

ミラバイ


さまらさの台所10月

今月のさまらさの台所は里芋いろいろ!!4種類のメニューをご紹介しました。
里芋ご飯、里芋の煮っころがし、里芋サラダ、里芋ナゲット
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まずは里芋の皮むきです。里芋はぬれたままで皮をむくと、ぬめりが出て手が滑ったり、かゆくなったりします。洗ってからしばらく置き、表面を乾かすかペーパータオルで水分を拭き取ってからむくとむきやすくなります。皮のむき方のポイントは、里芋の両サイド(頭とお尻)を少しずつ落とし、次に、里芋を横にして持ち、包丁を持った手と里芋を握った手、両方の親指の側面をくっつけながら、包丁を押すようにして皮をむきます。このようにすると、親指がストッパーの役割をするので、指を切りにくく、むきやすいです。
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里芋のぬめりにはムチンやガラクタンという成分が含まれ、胃腸の働きを活性化させたり、免疫力を高める効果があります。ぬめりを落としてしまってはもったいないのですが、ぬめりがあることで味が染み込みにくくなることがあります。そこで、里芋の煮っころがしや、里芋ご飯の時は少しだけ塩水に浸けてぬめりを落としました。

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左上:鍋に昆布だしと本返しを入れ、皮をむいた里芋を入れて中火にかける。
中上:落としぶたをしながら15分ほどコトコト煮る。
右上:里芋が柔らかくなり、水分が減ってきたら、強火にして水分を飛ばす。
下:出来上がり!!

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その他、里芋のナゲットや里芋サラダなど、調理法が違うと味わいもさまざま。
どれも美味しいと好評でした!

試作を通じて発見したこと!
煮っころがしを作っているとき、時間短縮でさっさと作ってしまえないかと思い、少し強めの火で煮ました。里芋は火が通るのにそんなに時間がかからないため、柔らかく、煮汁も飛び、出来上がったと思い、いただきました。確かに里芋は柔らかくなっているのですが何かが違う……。何かとは、味わいでした。
コトコトとじっくり火を入れていくことで、ゆっくりと(里芋のタイミング)で味が染み込み、里芋自体の美味しさが生かされるのだと思いました。反対に私のタイミングで味を染み込ませようとすると、外側に味がついただけで、味が染み込んだという感じではなかったのです。いつもの生活リズムだと、手際よくさっと料理してしまいたい所ですが、煮物を美味しくするコツは、ゆったりした心持ちで、野菜のタイミングで味を染み込ませることだと思いました。何でもそうですが、やっぱり自分本意では上手くいかず、相手に合わせなあかんねんな〜と思いました。


瞑想を深めよう!3回シリーズ最終回(松山)

少し前になりますが、松山ヨーガ・サークルでの瞑想特別クラスも9月17日(土)、18日(日)に最終回を迎えました。ちょっと長くなりますがレポートします。アーナンディーです。

講座は35名(男性8名、女性27名)の方が参加され、最終回にも関わらずチラシをみた方や口コミで初参加の方が7名も来られました。瞑想への関心の高さが伺えます。
さて、今回の講座は「一点集中を極める!」がテーマです。1回目で理想、志について考えました。2回目で生活を調えるという実践を学び、3回目は足元が調ったら理想に向けて没頭していきます。
心は思っているものになります。苦しい、苦しいと思っていたら心はそうなってしまいます。だから常に理想について思うことがとっても大事です」と講師のサーナンダさんが話されヨーガの一点集中と瞑想の目的について分かりやすく教えてくださいました。

「瞑想は心の中に潜っていくようなものだと言われます。いつもは心は海面でチャプチャプしているようなものですが、どうやって潜っていくかというと、集中によって潜っていくのです。海とか川で初めて潜ったときは必死で無駄な動きも多かったと思います。でも慣れてくれば力を抜いてすっと潜っていける。瞑想も同じで初めはじたばたしているけどコツがわかってくるとスッと集中できるようになっていきます。最初から無念無想になれるわけではなく、真理に集中していくことで思いの一つもない寂静の境地になっていくのです。それがヨーガの目的であり、瞑想の目的です」

さらに散漫な心を理想に向けていくことで心の思いを一つにしていくという一点集中の話があり、そのあとで「直観知」の話があり、「瞑想では心は対象の本質を知る、対象に成るということが起こり、例えば、他人の目を気にしてしまうという悩みに徹底して瞑想していけば、他人の目を気にしない心になって帰ってくる」と瞑想には心を変える力があることを力強く話されました。「その源は集中力、思いの強さです。頭の良い悪いも関係ない。ヨーガの知識があるか、ないか、過去がどうとかも関係がない。集中が大事です!」
「その集中力をつけていくために繰り返し実践していくことで瞑想も面白くなっていくし、手ごたえを感じていける」と熱く話されるサーナンダさんの熱意が参加者の皆さんへと伝わり、皆が鼓舞されました!

松山瞑想
今回は30分の瞑想に挑戦しました。

講座後のアンケートをご紹介します。

  • 一点集中、自分の理想を追い求める、自分との闘いなど、心に響くお話しで前向きなエネルギーをいただくことができました。(初参加の方)
  • 今回の瞑想特別クラスは本当に力強い3回でした。今、この瞬間から闘いに勝つための努力をします。今までは負けることばかり考え続ける癖があったと思います。この癖にも負けません!!毎回、覚悟と勇気をいつも授けてくださって本当にありがとうございました。
  • 「平安になりたい、静寂になりたい」と思いヨーガをしている感じです。しかし最近ふと「苦しみがなくなればヨーガをしなくなるのか」と思う時がありました。「動機背景のない行為」からが本当の勝負というお話を聞き、すごく腑に落ちました。自分の理想に近づけるようにアーサナや瞑想を継続していきます!!

講座を受講された皆さんの心の中に自分の心との闘いに勝って理想や志の方に向かわなければならない!と熱い思いが芽生えていたのが印象に残りました。

さて、2日目のサットサンガは17名(男性3名、女性14名)で3回シリーズを継続して参加された皆さんばかりでした。参加者の皆さんのほぼ全員の方が質問され、その内容も瞑想の実践をしている中で、上手くいかない葛藤があり、どうしたら前進していくことができるのかという具体的な質問が多く、サーナンダさんはとても丁寧に答えてくださいました。誰もに当てはまる心の状態を「何度も同じことを聞いて申し訳ない」と言いながらも勇気を出して質問してくださったDさんは、なかなか心が変わらないしアーサナも瞑想も集中できない、今の状況をなんとかしたいと真摯に質問されました。
サーナンダさんは誠実におっしゃいました。
「皆、そんなものです。Dさんだけでなく、皆じぶんがちっとも変わらないことに気づいて悩みます。その、〝どうしたらいいんだろう〟という苦しみが集中の源になります。頭で考えてなんとかなる問題はそれでいい。頭で考えてなんとかならないから、集中が起こるのです。なぜこの問題が繰り返し起こるのか、なぜ苦しむのか、どうしたらいいのか、心をじっと見つめていくのです。すると自分が掴んでいる思いが見えてくる。今の状況が決して悪いわけではなくて、これから本当の瞑想に進んでいくんです。それでいいです」。
Dさん「問題はどうでもいいことなんですか」
サーナンダさん「執らわれている問題は解決していかないといけない。例えば執着しているならなぜ執着しているのか、みつけないといけない。単純にこれは無知だから、エゴだからではなくその正体を掴んだ時にはじめてこれがエゴなんだと分かる。その時、真理の教えと照らし合わせる。手放したほうがいいか、掴んだままがいいか、心に突きつけることになる。1回や2回でできないです。ずっと見続けることによって、集中を持続することによって、心の奥にある精妙な思いが見えてくるのです。その時に、サーナンダさんは何て言ってたっけ?とレジュメを見てしまったりすると集中が弱まってしまうのです。そうではなくて、自分の心が何に苦しんでいるのか必死になって切実に感じ取っていく。真剣にその問題に向き合っていくことで、その正体が捉えられる」
Dさん「切羽詰まった感がないんですか?」
サーナンダさん「切羽詰まった感はあるけど、答えを導き出そうとあれこれ頭を使ってしまっているような気がします。もう十分教えを学んだのだから、誰かに聞くのではなく自分で見つけ出す覚悟を決めればいいと思います。他人に聞いたらぼやけて粗大なところに戻ってしまう。他人はヒントは与えられても、その答え自体は与えられないから。ずっと考えていたらひらめきがやってくるかもしれない。でも答えが得られるかどうかもわからないんです。だから必死になる。自分で答えを見つけるしかないんです。その葛藤は闘いですよ。でも本当に解決したい問題は真剣に向き合っていけば、原因であるエゴや無知に行き着きます。だから、それに向き合って答えが出るまで持続するのがポイントです」

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毎回、真剣だけど軽やかなサットサンガ。

その後も瞑想について、信仰についての真剣な質疑応答が続きました。
サーナンダさんから明確な答えをいただいて安心した方、識別について具体的に何をするのか理解が深まり、同時にまた強い信仰心を育んでいくことの大切さを痛感したという方もおられました。
そして3回シリーズは終わってしまったけど近いうちに、またサーナンダさんに来ていただけると有り難いという多くの声を聞くことができました。
サーナンダさん本当にありがとうございました。
そして、私たちを導いてくださっている京都の師、ヨギさんに心からの感謝を捧げます。

アーナンディー


Manasa Bhajare

9月27日(火)は、大阪市阿倍野区でクラスを開催しているプレーマヨーガサークルで、「バクティサンガム」がありました!プレーマヨーガサークルで「バクティサンガム」が始まったのは今年の2月からで、今回で3回目になりました。最初は、キールタンに触れるのは初めて!という方も多かったのですが、一度でも参加されると皆ミラバイさんに魅了され、すっかりファンになり、今では毎回ミラバイさんが来てくださるのを、心待ちにしています。
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プレーマヨーガサークルに通ってくださっている方は、スタッフも含めてほとんどが主婦です。仕事をしている人も多いので、一日のほとんどの時間は誰かのペースに合わせて仕事をし、自分のために取れる時間はほんのわずかです。また、特に子供が小さいうちは、瞬時に気持ちを切り替える必要のある場面が多々あり、じっくりと腰を落ち着けて何かを考えるということがほとんどないのが実情です。そんな中で、ヨーガを日々実践していくには、一瞬にして神のもとへと駆けていくことができるキールタンがどうしても必要で、実際私のヨーガの実践はキールタン抜きには考えられません。ですから、皆さんにキールタンを知っていただきたい!ミラバイさんに来ていただきたい!ということは、私たちがプレーマヨーガサークルを始めたときからの強い願いで、それを快く引き受けてくださったミラバイさんには感謝の思いでいっぱいなのです。

さて、そんな3回目の「バクティサンガム」で歌ったキールタンは……♪
「Manasa Bhajare」
「Sri Krishna Govinda」
「Narayana」
「Hare Krishna」
そして歌の間に、シュリークリシュナの幼少期の神話やバクティヨーガについて、また私たちの師であるヨギさんのお話をしてくださいました💖
みんな一心にミラバイさんを見つめ、言葉に聞き入り、泣いて笑って夢中でキールタンを歌いました。
それは、一瞬一瞬がすべてキラキラした特別な時間で、みんなの色々な思いもすべて包み込んで神のもとへ束ねられて一つになっていくようでした。

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Manasa Bhajare Guru Saranam Dustara Bhava Sagara Taranam
心よ信じよ グルの庇護を この超えがたい俗世の大海を渡らせるものを

ヨーガを始める以前は、ミラバイさん自身も〝神なんていない〟と思われていたそうで、そのように、私たちは、本来私たち自身の本質である神を忘れてしまうのだそうです。そして、世の中が神を忘れた人たちでいっぱいになったとき、神は、私たちが思い出せるようご自身が人の姿をとって、私たちの前に顕れてくださると話してくださいました。
ある時、ヨギさんがミラバイさんに言われたそうです(正確な言葉ではないかもしれませんが……)。
私たちがたとえ神を忘れてしまったとしても、神のほうでは決して私たちのことを忘れることがないのだと!!

それを聞いた瞬間私の中で、ヨーガに出会うまでの苦しみとヨギさんにお会いできた喜びが弾けて溢れ出してきました。それは今思えば、まるで真っ暗な海をただ一人泳いでいるような、どこへ向かっていいのかさえわからない心細さでした。何のために泳ぐのか、泳がなければいけないのか、このままわからないとしたら苦しくて息が詰まりそうだと思っていた頃、私はやっとヨギさんにお会いすることができました。それは真っ暗な海に差し込んだまっすぐな光で、そこへ向かいさえすればいいのだと、生まれて初めて感じた完全な安心でした。「Manasa Bhajare」を初めて教えていただいたとき、私が感じたことはこれだったんだ!と感動したことを、そして神を忘れることがどれほど苦しいことなのかということを、まざまざと思い出した瞬間でした。その後、これから私が一瞬でも神を忘れることがありませんように!と祈りながらキールタンを歌いました。
ミラバイさん、今回も本当にありがとうございました!

赤阪充代


さまらさの台所 9月

先日の日曜日はさまらさの台所でした。今回紹介したのは麻婆豆腐。さまらさの麻婆豆腐はお肉を使わず豆腐となすを使います。秋なすを使って美味しい食べ応えのある麻婆豆腐ができあがりました。麻婆豆腐といえば、豆腐を入れるだけで作れるレトルト!というイメージがあるようです!自分で作ったことがないという方もいましたが、今回のさまらさに出て、意外と簡単なメニューだったんだと驚いておられました。
今回も京都市北青少年活動センターをお借りし、16人の参加者がありました。

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豆腐はしっかり煮ることで、水っぽさがなくなりぷりぷりとした食感になります。
崩さないように丁寧に火を通すのがポイントです。
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食器も中華用のものがありました!まるで中華料理店のよう。
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はじめにも書きましたが、麻婆豆腐といえばレトルト!というイメージがあるようですが、意外と自分で作れるものです。ヨーガにおいて、そういう驚きはとても大切だと思います。私もさまらさを学ぶ中で、こんなに簡単に美味しいものが作れるんだ!と感動したことは何度もあります。そして、それは、料理だけに留まらず、日常の中にあるちょっとしたことにも通じています。「こんなことできない」とか「これは作るものでなく、買うものだ」とか自分で無意識に決めてしまっていることも、もう少し自由にとらえてみたら、「なーんや意外とできるやん!」なんてこともあるのです。自分で勝手に決めているあらゆることを少しずつ「本当かな?」と探っていくことは、自分の固定観念を崩していける一歩になり、自分自身が少しずつ自由になっていくことになると思います。さまらさを通じてそんなことを感じてもらえたらいいな〜と思った一膳でした。


篠山へ行ってきました!

一昨日9/8(木)、初めて篠山(京都府)へ行ってきました〜!
ヨーガ仲間の田原さんが子育て支援をしているグループが篠山や丹波にあるのですが、なんと「さまらさの台所&サットサンガ(ヨーガの学び)」開催の依頼をいただいたんです〜。
どんな方たちとの出会いがあるのかな〜と、とっても楽しみにして向かいました♪

篠山田園風景

田園風景の続く(写真は黒豆畑)とってものどかな道中。

今日のメインメニューはお野菜の南蛮漬け。お家でお野菜を作っているという方がたくさんおられるということで、食材を持ち寄っていただきました。まさにとれたて、プラーナ(生命力)に満ちたなすやピーマンたちが集結☆

お野菜

色鮮やかなお野菜がいーーーっぱい。 お土産もいただいて帰りました。ありがとうございます!

調理から片付けまでとってもスムースに進んでいきました。さすが主婦の方ばかりですもんね。動きが素晴らしい〜。小さなお子様を抱えながらもサッ、サーッと軽やかでした。

今日は常備菜の切り干しのカレー風味もご紹介したので、戻し汁を南蛮酢の昆布だしに加えました(コクと自然の甘みがプラスされました)。ピーマンの種もいただくのにはちょっとした驚きの声が。「捨てるもの、というのは観念だったのですね」とおっしゃっていました。
出来上がった料理はお野菜だけなのにボリュームがあって満足!とみなさん喜んでくださっていましたね。地元の新鮮なお野菜の味わいは格別! 本当に美味しかったです。

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食事のあとはみんなで円になってヨーガの話をしました。その周りでは小さな子供たちがはしゃいで元気に遊び回っていましたが、話が始まった瞬間に、輪の中の空気が変わるのを感じました。
みなさんの真剣な表情に私は惹き付けられました。

サットサンガ

「感情が制御できずだめだと思ってしまう繰り返しをなんとか乗り越えたい」
「心がいつも忙しく落ち着かない、動き回っている心を静めたい」

「人の評価を気にして生きるのではなく、真実を見つけたい」

今の自分をなんとか変えていたい、もっと学びたい、という熱意のこもった声が次々と続きました。子育てを通して日々自分と向き合っておられるからこそ出てくるものだと思いました。
心はなぜざわめくのか、そして思い通りにならない心の方向性を変えるにはどうしたらいいか、どのような自分になりたいかを見つめることなどが話題になりましたが、皆さんが素直に心を開き、積極的に発言されたことで、真剣だけれど楽しく、笑いあり、うるっと涙もあり、あっという間に時間が過ぎました。

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帰宅後、篠山でまとめ役をしてくださった藤原さんから嬉しいメッセ―ジをいただきました。
「今日は本当にありがとうございました。 またかけがえのない出会いと時間を共有させていただけたこと、とてもとても感謝しています。 ヨーガに出会って、教えていただいたこと、感じたこと……また今日改めて再確認できたことも多くありましたし、実践できていなかったことに気づくこともできました。 早速、自宅に帰ってしたことは、今していることに集中すること、そして、心が反応した時、深呼吸することです。 こうして日々続け、積み重ねていこうと思う力をいただきました。 今後このご縁が続きますように……」

市内から離れた自然豊かな小さな町にもヨーガの光が届いていて、素敵な仲間たちがいることに感激しました〜。次回、またみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

シャチー&マードゥリー

シャチー&マードゥリー

*毎月第4日曜日は東大阪の田原さん宅(いるかさん家)でも「さまらさの台所&サットサンガ」を行なっています。どなたでもご参加できます。お子様連れもご相談ください。


秋の特別クラスin京都 ご案内

みなさん こんにちは

朝、夕はずいぶん涼しくなりましたね、いかがお過ごしですか?
毎日のアーサナで体調管理は、ばっちりのはずですよね。

さて、火曜日の六角クラスと日曜日の下鴨クラスでは、九月から十一月までの三ヶ月間、通常クラスの最終週のみに、ヨーガの学びをメインとした特別クラスを設けました。

火曜日の六角クラスは、確かなものを見つける と題して、人生って何だろう、またどんな自分が理想的かということを見つめていきながら、リアルな生き方とは何かを学んでいきます。

日曜日の下鴨クラスは、瞑想したいけど、どうすればいいのか分からない、瞑想って何だろうと思っている方に向けて、この秋 瞑想にすわる と題して瞑想の基本を学ぶコースとなっています。

この秋、ひと味違った自分に変身したいあなた、ぜひご参加ください。待っています。

 六角スタジオ 特別クラス

日時:9/27,10/25, 11/29
火曜日 19:00〜20:30 (18:45開場)
内容:ヨーガ・アーサナ 30分/瞑想 10分〜/ヨーガ・トークス Q&A 30分〜
料金:2,160円/回

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下鴨 特別瞑想クラス

日時:9/25,10/30, 11/27
日曜日 10:00〜11:30 (9:45開場)
内容:ヨーガ・アーサナ   30分〜/ヨーガ・トークス   Q&A 30分〜/瞑想 15分〜
料金:2,160円/回

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