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単純で素直な心

一昨日、大阪のグリーンアースにてバクティ・サンガムが開催されました。5月、6月はカーリー・マーを讃えるキールタンを歌い、そしてラーマクリシュナという大覚者がカーリー・マーを見神したときのエピソードをラジオドラマ風に朗読し、彼の代表的な教えをご紹介しました。

「とにかく夢中になってあの御方を呼ぶことさ。子猫はただミャーミャー啼いて母親を呼ぶことだけは知っている。困ったことがおきれば、ただミャーミャー啼いて母さんを呼ぶだけで、他には何も知らない。母猫はどこにいても、このミャーミャーという啼き声を聞けば、すぐに来てくれる――シュリー・ラーマクリシュナ・パラマハンサ」

神は常に私たちのことをご覧になっていて、子猫が母猫を呼ぶように、一心に呼びかけることができれば、神はいつでも顕れてくださるということです。でも私たちの心の中には、「自分はこんなことができる」、「あんなものを持っている」というような思いがあって、なかなか子猫が母猫を呼ぶように、単純に素直に、神によびかけることができないものです。余計な心の計らいや恥じらいを棄てて、裸になって神を求めることができればなぁと思ってしまいます。

ヨーガ・ヴィハーラのカーリー様に出張していただきました〜

ヨーガ・ヴィハーラのカーリー様に出張していただきました〜

しかしこの日、そんな単純に素直に神に呼びかける姿を見ることができました。今年のバクティ・サンガムの新コーナーでは、参加者の方に自分の好きな曲をリードヴォーカルで歌ってもらっています。この日のリードヴォーカルは、ぜひとも歌ってみたいと自ら立候補してくれたSさんでした。いつも物腰が柔らかいジェントルマンのSさんは、家庭を持ち、大企業に勤めておられます。そして過密スケジュールの合間を縫うようにして、クラスに参加したり、サーダナを実践したりされています。そんなSさんが選んだ曲はマーナサヴァジャレー。

 ”心よ信じよ グルの庇護を この超えがたい俗世の大海をわたらせるものを”

という歌詞は、自分の置かれている現状をグルへの信仰によって改善していきたいと願っている自分自身へのメッセージだと捉えているそうです。サビの部分の「オーム・ナマ・シヴァーヤ」と繰り返すところでは、ただ歓びだけがそこにあるとう感じがして気分が高揚するそうです。

確かにSさんは、その「オーム・ナマ・シヴァーヤ」のサビの部分に入ると、まるでダンスを踊るように両手を動かしながら、リズムに乗って軽快に歌いました。形振り構わず、上手い下手も気にせず、単純に素直に、ただ一心に神の名前を繰り返すSさんに、皆の気分も高まっていきました。気付くと、みんな酒に酔ったように笑いながら、手拍子を取っていました。そして最後のフレーズが終わる時には、拍手喝采が巻き起こりました。

厳しい状況の中で、黙々とヨーガの実践をされているSさんの秘められた思いが、みんなを巻き込んで、そして神に酔いしれたような一時でした。本当に、単純に素直に神を求めることが一番だなと教えられたような気がしました。

さて、来月もまた新たな聖者の物語をご紹介し、そしてこの新コーナーもありますので、皆さまお楽しみに~

 ヨーガダンダ


夏の瞑想合宿のご案内

みなさん、瞑想と聞いてどういうイメージをしますか?

瞑想って、無になることなんちゃうの〜、や
アーサナクラスに通っているけど、瞑想ってよくわからんわ〜、や
自分なりに瞑想してみてるけど、これでいいんやろか〜、など
いろいろなイメージをお持ちかと思います。

瞑想ってなんなのでしょう?
私も最初はただ無言で座ってるだけやけど何が起こるんや?と不思議な気持ちでやっていました。
同時期にヨーガの教えを学ぶ機会も増えてきて、徐々に染み込むようにわかるようになってきた
ことがあります。
それは、瞑想によって心は穏やかになり、日常の心のあり方も変化するということです!
ストレスの多い現代社会で生きる上で瞑想はめっちゃ有効や!と思います。
瞑想する人が増えれば社会全体が変わるかもしれません!?

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この夏7月16〜17日、そんな瞑想を学び体験できる特別合宿を開催します。
場所は滋賀県近江神宮内の近江勧学館です。
神社の敷地内にありますのでとても静かで、神聖な気持ちで瞑想を学べること間違い無しです。
もちろん中身のプログラムも充実していますので、密度の濃い体験が出来ることでしょう☆
ぜひぜひこの機会を逃さずにご参加ください!

お申し込みはHP(←クリックしてください)またはお電話にて受付開始しています。
定員もありますので、お早めにお申し込みくださいね(*^^*)

モリピー


さまらさの台所5月

今月のさまらさの台所は野菜まん!
中華まん

とても好評で今月は3回もの開催となりました。もちろん生地から手作りの野菜まん。今回は粉もの名人のシャチーさんが粉の扱い方、生地のこね方、包み方を丁寧に教えてくれました。
さまらさのinstagramにて動画をアップしています。参考になるので、ぜひご覧下さい。
https://www.instagram.com/mym.samarasa/

まんの中味は3種類!中華味、カレー味、野菜チーズ味、どれも旬の野菜を使い作ってあります。
下は中華まんの具、なすとネギをお味噌で甘辛く味付けしてあります。
中華 なすとネギ

カレーまんの中味 旬の春キャベツやたまねぎを使って。生地にもカレー粉が練り込まれています。
中華まん 中味

いただきまーす!!これは3回目の会、夕食にいただきました。
さまらさの台所5月

さまらさの台所では、月ごとにヨーガと料理の実践についてお一人の方に3分間スピーチをお願いしています。今回はスタッフのMさんに話をしてもらいました。

先輩達とお料理をするときに印象的だったことは、「うわーいきいきした野菜!」「緑がきれい〜」など、食材を見てよくほめていること。ほめられた野菜は何となく誇らしげに見え、そのままお料理されていきます。食材の扱い方もとても丁寧で、初めて見た時はビックリしたようです。人でも「カッコいいですね〜」とか「きれいですね」なんてほめられたら少し恥ずかしいけれど嬉しいと思う、野菜も同じように嬉しくなって、いきいきとお料理されていくように見えると話してくれました。

彼女自身は一人暮らしで毎日自炊をしているようです。でも疲れて帰り、そのままの流れで何となく食事を作ると、何となくの食事ができて、何となく食べる……という流れになるようです。疲れていても料理をする時は気持ちを切り替え、炒めること、切ること、料理をすることだけに集中していくと食事の質が変わってくる。そんな食事を食べた後は、とてもすっきりして何の思いも残らないと話してくれました。食事作りを通じて、「今」の瞬間に集中する訓練をしているのだと思いました。まさにヨーガそのものですね。

人それぞれ置かれている状況は違いますが、自分の生活の中で実践できる場を自分で考え、継続していくことの大切さを感じました。ありがとうございました。

来月はインドカレーです!お楽しみに〜。


誰でもできる

2016年4月24日から5月5日まで、ミラバイさんが再び台湾に来てくださいました。昨年に引き続き、ミラバイさんの2回目の訪問です。この期間に2回のバクティ・サンガム、3回のサットサンガ、4回のアーサナ・瞑想クラスが行なわれました。前回のエッセイの記事は4月24日のバクティ・サンガムについてでしたが、今回はサットサンガの様子をご紹介したいと思います。

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この2週間の中で、3回のサットサンガ以外にも、アーサナ・瞑想クラスの後に毎回30分の質疑応答が行なわれました(よく延長して、1時間になってしまいましたが…)。みんなはとても熱心に、たくさんの質問をしました。アーサナや瞑想についての質問もあり、人生の難問についての質問もありました。でも、どんな質問にも、ミラバイさんは明快で分かりやすく答えました。みんなは知恵に溢れる答えを真剣に聞いてうなずいたり、ユーモアに富んだ話に思わず笑ったりしていました。真理の話を聞けば聞くほど、みんなはミラバイさんの魅力に惹き付けられて、とても自然に自分の心を開くことができたそうです。

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あるクラスでのこと、一人の参加者が他の人との問答に感銘を受けて、「ミラバイさんのようになりたい」と感嘆しました。そして、もう一人は「MYMのヨーガだけをやって、今のミラバイさんの境地に到達できますか」と聞きました。

ミラバイ3

実は、去年の5月から、台湾では毎月1回の読書会を行い始めました。読み物は日本の先輩たちが書いた記事です(NYのウェブに公開している記事です)。それらの記事から、基本的なヨーガの知識や先輩たちがどういうふうに実践しているか、たくさん勉強になりました。でも、例えば<カルマヨーガ>や<ヨーギーを目指して>などの記事を読んで、時々こういう声もあります:「抽象的にすぎて、分かりません。」「難しすぎるので、私にはできません」「自分にとって遥か遠くのことようです。私は凡人です。そのようなれますか?」

イエスや仏陀などの聖者に対して、そのような思いは多いでしょう。「彼らは特別です。私は凡人です。なので、その境地に到達できません」

しかし、ミラバイさんが台湾に来てくれるのは、私たちにとってはとても貴重な機会です。完璧な手本は今私たちの前にいます!ミラバイさんは最初からミラバイではなかったです。彼女も人生に疑問をもって迷っていました。彼女もヨーガの道で失敗したことがあります。だけど、彼女は続けてきて、今のミラバイになりました。真剣にヨーガの教えを実践していけば、確かに霊的な成長はできるのです!

ミラバイさんの話しを聞いて、感じた知恵や魅力は、彼女が努力を欠かすことなく実践している証明です。ミラバイさんは複雑な道筋や曖昧な話術を言っていません。彼女はただ真理そのものをみんなに伝えます。言葉だけではなく、彼女の姿を通じて、真理を表します。

ヨギさんは、真理は単純なものと言われます。ヨーガを実践することは、必要ではないものを捨てて、自分を純粋にして、ますます単純な真理に近づいていくことです。私たちがミラバイさんに惹き付けられるのは、ミラバイさんからその単純さ、その純粋さを感じたからだと思います。

実践し続ければ、私たちも誰でもそのような単純に、純粋になれます。ミラバイさんからそのような確信をいただきました。ミラバイさんに言葉にならない感謝をしています。

ルー


呼吸が変われば心が変わる!

こんにちは、マードゥリーです。
烏丸の六角スタジオに続いて、長岡京でももうすぐ体験クラスが始まります!(5/19〜 こちらは全 4回です)

通常のヨーガ・瞑想クラスとどのあたりが違うかというと、行なうアーサナ(ポーズ)自体は変わらないのですが(初めての方はムリのないところから少しずつ行なう数が増えていきます)、毎回学びの時間を設けていて、ヨーガを基本から学べるようなプログラムを考えています。
今回のテーマは、「呼吸が変われば心が変わる!」。鼻呼吸によってどんな内的な効果があるのか? またブレない強い心になるための呼吸法や、集中力を高めるための秘訣などをお伝えします。最終回には呼吸と心の波を静めていく瞑想の基礎も学べます。

バンビオクラス風景

バンビオのクラス風景

最近クラスに来られた方が、仕事のプレッシャーや緊張のストレスがしんどくて、呼吸が浅いのが気になると言われていました。
私もヨーガに出会う前、そんな感じだったなあと思い返しました。体はガチガチで、始めた当時アーサナはとてもキツかったのですが、体の柔軟性じゃなく呼吸を変えることが大事だと聞いて、それならやってみようかなと思ったものです。
日々アーサナをするようになって、アーサナ中の呼吸が少し楽になってきた頃、うれしい手応えがありました。職場でトラブルがあった時、いつもなら動悸が激しくなり、呼吸も乱れて心がよくない方向へ行ってしまうような場面で、ふっとブレーキがかかったように感じられ、妙に冷静にその時やるべきことが見え、対処できたんです。
アーサナの力ってすごいかも?!
いつものパターンに陥らない。呼吸が変わってきたらこういうことがあるんだ!
そんな効果の実感は、ヨーガと自分自身を信頼して、さらに歩んでいくことを後押ししてくれたように思います。

頭でどれだけぐるぐると考えてもどうにもならない心の状態は、体を使ってアーサナをすることで確実に変わります!
体験クラスでは呼吸を主軸にして、これまで感じてきたヨーガの魅力を、ぎゅっと凝縮させてお伝えできればと思っています。新しい出会いを楽しみにしています〜。もう一度ベーシックなところから学んでみたいという方もぜひお越しくださいね。

2016長岡京体験クラス

JR長岡京駅でポスター掲示中!
四季折々の中庭が臨める神足ふれあい町家
(こちらでは6/1からスタート)


神を愛し、神に近づく

「ミラバイのキールタンは、何が違うと感じましたか?」。3月、アーナンダマーリーさんに聞かれました。

「はい…西洋の音楽家が行なうキールタンはコンサートみたいですが、ミラバイさんのとはずいぶん違います…」。私は漠然と答えました。

4月24日に、台湾でバクティ‧サンガムが行なわれました。
それは、ミラバイさんの訪問期間の一回目のクラスであり、参加人数が一番多く会場が一番大きいクラスでした。

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40人の参加者の中で、アーサナクラスに来ている方もいるし、新しい方もいました。初めてバクティ‧サンガムに参加する人もいました。みんなはミラバイさんの綺麗な歌声と優しい眼差しと笑顔に吸い込まれてリードされました。ドラマーのプリヤーは去年もドラムをしてくれて、伴奏もミラバイさんと息が合い、参加者はすぐメロディーと歌詞を覚えました。まもなく雰囲気が調和してきました。みんなはメロディーに合わせて体を揺らしたり、目を閉じて陶酔したり心ゆくまで歌っていました。音楽が静まると、何人かが喜んで涙を流していました。私もその中の一人です。

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その後のサットサンガで、私はまっ先に質問しました:「どうしてキールタンを歌うと涙が出てくるのですか?」

「それは、心が神聖な存在に触れたからです。皆さんも経験があるかもしれませんが、とても美しいものや何か偉大なものに触れると、感動して泣いてしまうようなことがあると思います。それは知性や理性を越えたものです。それはとてもいい経験で、神に近づく扉を開いてくれると思います。もっと神を愛して、近づいていってください」。ミラバイさんは優しく応えました。

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私はもともとキールタンが大好きです。去年、まだミラバイさんが誰か分からない時、youtubeにあるBoloBoloの映像を見て、すっかりミラバイさんの歌声に惹かれました(もし私がレコード会社で働いていたなら、きっとミラバイさんと契約を結びたい!と子供っぽく思いました)。そして、ミラバイさんのキールタンに参加しましたが、その時の感動がずっと心の中に残っています。

今年参加者の立場だけではなく、スタッフとして準備から退場までにもかかわりました。バクティ‧サンガムが終わってから、アーナンダマーリーさんの質問をもう一度思い出しました。自分の感受の違いを素直に話したいです。

以前、キールタンのことを好きすぎて、台北だけではなく、バリ島や香港にまで行って西洋ミュージシャンのキールタンに参加しました。ストレスの解消や頭が一時的に静まる喜びを楽しむことは、キールタンの目的と思い込んでいました。

けれども、ミラバイさんは歌を通じて、何の見返りも求めずに、神へ素朴に敬虔にすべての愛を捧げます。そしてキールタンを繰り返すことによって人々に内に在る聖なるものに触れさせます。

私はその純粋で透明で言葉にならない存在にまた少し近づいたと感じました。来週また一回のキールタンがあります! 台湾にいる私たちはどんなに幸運なのでしょう。

エッセイ(台湾)

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ミラバイは4月21日から台湾を訪問しています。今回の記事は、4月24日に開催された第1回目のバクティ・サンガムとサットサンガの様子をエッセイさんが日本のグルバイのために記事にされたものです。ルーさんが日本語に訳してくれました。たくさんの方々が熱心に参加され、ミラバイと交流されている様子がよくわかります。

ありがとうございました〜


京都 六角スタジオ 体験クラス

京都の六角で毎週火曜日(19:00〜20:30)にしているクラスでは、5月10日から全8回の体験クラスが始まります。

タイトルは「呼吸が変わると生き方が変わる!」

さまざまなストレスや刺激に反応しているとき、実は呼吸が乱れています。ドキドキしたら呼吸が荒くなっていることは誰でも経験していると思いますが、ちょっとした心の動揺にも呼吸は反応しているのです。ヨーガ・アーサナを続けていくと、呼吸は深く落ち着いたリズムへと変わっていき、日常生活も変化していきます。この体験クラスでは、まずアーサナを体験してもらい(ポーズ50分〜70分)、そのあとのヨーガトークス(10分〜20分)ではアーサナをするとどうして呼吸が変わっていくのか、また呼吸のリズムが変わるとどんなことが起こるのかなどをお話していきます。

ヨーガ・トークスの内容

5/10 呼吸が深まるヨーガの力

5/17 内側からの浄化と自己治癒力

5/24 呼吸が変わる!性格が変わる!

5/31 プラーナ(生命エネルギー)と食事と心の関係

6/7 アーサナの時間は日常に生かされる

6/14 自分のキャパシティを広げる

6/21 強くてブレない心になる

6/28 呼吸を調えて瞑想に座る 

5月は「5月病」なんて言葉があるように、春から環境が変わった方にとって少しずつ溜まったストレスを感じ、落ち込む月でもあるようですね。最近、私の回りでも仕事や進路などの悩みを抱えている方がいます。話を聞いていていつも思うのは、相談にのることはできるけれど、本当に状況を変えたかったら「ヨーガ(アーサナ)してください!!!!」ということ。今抱えている問題はヨーガをすることで解決すると思うし、むしろそれ以外に根本的に解決する方法はないと思うのです。

呼吸が変わることで、イライラしたり、落ち込んだり、ストレスを感じることは本当に少なくなります。日々落ち着いて生活できるようになると、落ち着いて物事を見て、判断することができます。ヨーガをするとそれは誰もが実感できることです。

さぁ!!気候も良くなってきたので、みんなでヨーガ、アーサナしましょう!!
どなたでも参加していただけます。お待ちしています。

ヨーガ瞑想体験クラス 六角スタジオ


松山ヨーガ特別クラス

先週末、松山にてヨーガの特別クラスがあり、快晴の中しまなみ海道を通って、ミラバイとともに行ってきました。その模様をお届けしたいと思います。

4月16日(土)バクティ・サンガム、サットサンガ(ミラバイ)
4月17日(日)瞑想クラス(サーナンダ)

バクティ・サンガムは、今回は紙芝居から始まりました。3月のシッダ・マールガで上演したものですが、今回はとってもグレードアップしていました!!!

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開演前、喜びに満ちた表情で紙芝居の準備をするミラバイです。しばらくすると続々と参加者が集まってきました。36名の方が参加されました。

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紙芝居の様子です。主題は「The Story of Mira’s Love」ー中世のミラバイの愛の物語です。みんな童心に戻って(?)紙芝居に釘付けです!

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では、少しだけ紙芝居を動画で観てみましょう。

今回の紙芝居では、途中突然の寸劇も始まったり、絵の内容もヴァージョンアップし、とても楽しくそしてバクティとはいかなるものかをうかがわせるような、集中感のある内容でした。みなさん、「本当に良かった!神への愛を感じられた!絵も声も美しく魅せられた」という好印象の感想でした!ぜひミラバイの紙芝居に興味のある方はお問い合わせください。縁があるところにはどこへでも駆けつけることでしょう!

さて、その後続いてバクティ・サンガムがありました。

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主クリシュナが見守る中、みんなで主の御名を繰り返し繰り返し捧げました。ミラバイが松山を訪問するのは2年ぶりなので、彼女と一緒にキールタンを歌うことを待ち望んでいる人がたくさんいました。みんな喜びに満ちが表情でキールタンを歌い、神への愛に没入しているようでした!それもぜひ動画で味わってください。

30分インターバルを挟んで、ミラバイによるサットサンガが行われました。著書『真実を求めて』が発刊されて1年。その著者に会いたい!声を聞きたいということで、参加者のほとんどの方が読まれていて、この日のサットサンガは、本当にたくさんの質問が絶え間なくありました。それぞれが日頃から真剣にヨーガに向き合い、実践している様子が伺えるような質問が多かったです。そして、ミラバイのわかりやすく親身になった導きは、師を彷彿させるようなサットサンガでした。瞑想のように心地よい状態になりましたという声を後で聞きました。

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とても多くの問答がありましたが、印象にある問答を一つご紹介します。

質問「私は安定を手に入れるために頑張っていたことがわかってきました。白馬の王子様を待っているのです。神に恋して愛していくことで、人に頼ることなく安定して生きていくことができるのでしょうか?」
ミラバイ「私はそれが一番いい選択だと思います。最初は依存関係に見えるかもしれないし人間の恋人とどう違うのかと思うかもしれない。神を恋人にすれば神しか求めなくなっていく。そこにすべての答えがある。すべての安定や幸せがあると思います。神を愛するときも神を愛しているようで自分自身の心をものすごくダイナミックに変えていくことになる。今まで望んでいたことや求めていたことが机をひっくり返すように忘れ去られていく」

 

翌日は、瞑想クラスでしっかりとみんなで座りました。神への愛も、真我の探究も、ヨーガは実践あるのみ!参加された方の毎日の真摯な取組みがうかがえるような熱心なクラスでした。

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クラス後、現在申し込み受付中のMYM40周年記念Tシャツを、みんなで楽しく選んでいました〜中には全色申し込みされた豪鬼な方もおられましたよ〜(^ ^)

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そして、、、来5月は、近日ご案内があると思いますが、

私たちの最愛の師シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサによるサットサンガが松山(5/21-22)と今治(5/23)で開催されます!!!!

今回参加された多くの方から、ミラバイが一心に愛する師に自分もお会いしたいという声を聞きました。多くの方が師にお会いするのを心待ちにしています。本当に師のサットサンガが楽しみです!またとない吉祥な機会ですから、ぜひみなさんご予定ください!お申し込みは松山ヨーガ・サークルまでお願いします。

ミラバイのバクティに刺激を受けて、松山の皆さんの神への愛とヨーガへの熱の高まりを感じた2日間でした。

ありがとうございました。

サーナンダ


さまらさの台所 4月

先週の日曜日はさまらさの台所がありました。旬の食材は「筍」

竹冠に旬と書いて「筍」。旬とは出盛り期を指す言葉ですが、漢字で「旬」は「10日」を意味します。例えば上旬、中旬、下旬とは一ヶ月30日を3つの期間、10日ごとに分けて表現していることでもわかりますね。食物などの「旬」は本来その食物がもっとも美味しい10日間のことを言うようです。意外と短いですよね。そして、「筍」の場合、美味しい期間が10日というのではなく、なんと10日経つと筍は「竹」になってしまうんですって。
今回のさまらさの台所では竹林をお持ちの方のご厚意でこの「筍」を掘りに行くことができました。さまらさの台所先日の朝6時にヨーガ・ヴィハーラを6人で出発、竹林は京都の大原野にありました。
竹林

足をそーろり、そーろり引きずりながら歩くと「こつん!!」と靴に尖ったものが当たります。それが筍なんです。筍の回りの土をバールや金槌を使って掘っていきます。すると太ーい地下茎(親の竹とつながっているところ)に突き当たります。そこからは写真のような「掘り」という道具を使って筍を傷つけないように切っていきます。
掘り
これは職人の腕が必要、地下茎を傷つけないように、そして筍が中でぼろぼろにくだけないように予想を付けながら切り離します。「ほーら取れたよ!」
森ピー 筍

筍掘りのダイジェスト
慣れないたけのこ掘りでしたが、2時間でこんなに掘ることができました。しかも、顔より大きい!!
どっさり筍
大きいものが大味という訳ではないようです。京料理は見た目が大事、あまり大きいと美しい切り方ができないので料亭では敬遠されるようですが、「味に違いはない!食べたら同じ!」ということ、私としては大きいので助かりました。筍は持って帰ってすぐに下ごしらえをしました。ぬかを入れた熱湯でゆがくという方法が一般的ですが、今回は新鮮なのでぬかは必要ないと教えてもらい、お湯で40分ほどゆがき、翌日まで置いておきました。

次の日のさまらさの台所は13人の参加者があり、にぎやかに筍づくしを作りました。
筍ご飯、筍ステーキ、若竹煮、姫皮のおかか炒め。新鮮な筍はえぐみがなく、色も白くて美しい!本当に美味しかったです。
さまらさの台所 筍

いただきます!筍


バクティ・サンガム始まりました!

こんにちは! ミラバイです! お久しぶりです〜。皆さまお元気にされてますか?

さて、今年のバクティ・サンガムが京都は3月末から、大阪は先週の4月8日から開始しました!早速ご報告させていただきたいと思います〜。

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今年のシリーズは、毎回いろんな聖者を取り上げ、その方にちなんだキールタンを歌っていきます。初回は、ラーマ神を愛した、名もなきある機織りの聖者をご紹介しました。

「彼はとても敬虔な人で、誰からも信用し、愛されていたそうです。いつもは市場で品物を売っていて、人々からの信頼もあつく、お客はすぐにお金を払って彼の売る布を購入していきました。

ある日、機織りが夜更けに礼拝堂に座ってたばこをふかしていると、盗賊たちが前の通りを通りかかりました。盗賊たちは盗品を運ぶ男が欲しかったので、彼を引っ張っていきました。機織りは言われるがまま盗品を頭に乗せて運んでいると、そこに突然警官がやってきたのです! 盗賊たちは逃げ去り、機織りはなんと捕まってしまったのです。

彼は取り調べの際、長官に言いました。『私はラーマの思し召しによって、夜の食事を済ませました。それからラーマの思し召しによって礼拝堂に座っておりました。その時、ラーマの思し召しによって盗賊が通りかかりました。ラーマの思し召しによって、彼らは私の頭の上に盗品を置きました。ちょうどその時ラーマの思し召しによって警官が到着し、ラーマの思し召しによって、私は捕らえられました・・・』

長官は、機織りがとても信心深い男であることを知り、釈放を命じました」

この物語が大好きな人がおられて、ぜひ紹介したい!という声がありました。それがこの方、ヨーガダンダさん。

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いい笑顔ですね〜。今回からバクティ・サンガムを一緒に行なっていくことになりました。(よろしくお願いします 😀 )。ヨーガダンダさんはこの物語を読んで、ラーマ神だけを思い続けるという単純さにとても惹かれたそうです。常に神を思い続けるって、とっても難しい。機織りは素朴な人だけれども、いつも身近に神を感じ、至福に満ちた高い境地におられるということを感じたと話されていました。

常に平安な心境でいること、神に満たされた状態のことをシャーンタというそうです。すべては神の思し召し。いいことがきても、悪いことがきても、何がきても、すべては神からやってきたこと。愚痴を言わず、自分のところにやってきたことすべてを受け入れ、その思いに徹することができれば、全く動揺など起こらず、いつも平安なのでしょうね。また、そのように思うことは、最初は心の訓練のように感じるかもしれませんが、それこそが——すべては神から与えられているということが——この世界の真実の姿なのだなと思いました。

「すべては神の思し召し」

さーて。

私たちも、今一度、自分の心に問いかけてみましょうか。

 

次回はどんな聖者のお話が飛び出すのでしょうか。どうぞ、お楽しみに〜!