クラス」カテゴリーアーカイブ

下鴨ヨーガ・瞑想  イキイキクラス開講中

下鴨本通りの近く、下鴨クラスでは、身も心もイキイキとするイキイキクラス開催中です。
http://www.mahayogi.org/class/kyoto.html

このクラスでは、身体と心と呼吸の関係をじっくりと学んでいけるように、アーサナの実修以外に、ワンポイント・アーサナとヨーガの知恵を学ぶ機会を設けています。
イキイキクラス 瞑想

ワンポイント・アーサナ

アーサナの後、重点的に一つのアーサナを取り上げ、ポイントや効果をお伝えしています。ずっと通って来ている方からは、もう一度しっかりとアーサナのポイントを教えてもらうことによって、新たな気持ちでアーサナを行えるようになったとか、新しい方からは気を付けるところが分りやすいとか、いろいろな感想をいただいています。

ヨーガの知恵

チャクラ図を見ながら、次のような基本的なヨーガの生理学や知恵をみんなで学んでいます。

  • アーサナにはどんな効果があるのか
  • なぜ鼻で呼吸するのか
  • アーサナで呼吸を吐ききることによって、身体の中でどのようなことが起こっているのか
  • プラーナの集中とはどのようなことなのか

自分たちの身体の神秘を知ることは、本当の自分を知るための一つのステップになっていっていると思います。受講されている方からは、心がざわついているのを感じるようになったとか、慌てている時には呼吸や身体が緊張しているから深呼吸するようにしているという声もあり、このクラスを通して日常の中にヨーガが徐々に浸透してきているのを感じて、とても嬉しく思います。

また、アーサナの基本である、吐ききる呼吸を意識することが、少しずつ、少しずつできていって、クラスの集中につがなっているように感じています。

クラスは、シャチーさんと一緒に楽しく進めています。
あと残すところ三回になってしまいました。ぜひこの機会に、下鴨クラスにお立ち寄りください。お待ちしています。

ダルミニー


お料理初心者さんのためのココロとからだが喜ぶごはん

昨日は、お料理初心者さんのためのお料理教室が大阪でありました。
まずは、今の季節、何が旬か知っていますか?というところから。
みなさん少し考えて……「鍋を食べるから、白菜?」と冬になったら食べる料理を想像して答えてくださいました。そうです!今の旬は根菜や葉ものになります。
今回調理で使った野菜も今が旬の野菜です。

初心者 出来上がり

参加者の方はお料理がまったくの初心者という訳ではなかったのですが、ひとつずつ丁寧に説明しながら進めていきました。たとえば、

お野菜は洗うものと洗わないものがありますが、知っていますか〜?

玉ねぎは皮を剥いたあとは洗わなくても大丈夫、きのこは風味を損なうので洗いません、キャベツも水溶性の栄養素は洗うと流れてしまうので洗いません。もちろん、汚れていたり、農薬など気になる方は洗ってもらったらいいです。
その他、きのこは手で割くと良いことや、葉物は根っこの部分に土がついているので、ボールに水を張って振り洗いすると良いことなどの食材の扱い方。野菜を炒める時は少々塩を入れることで野菜から水が出て、早く炒められるということなど、ちょっとしたことですが、お料理をするときに知っていると得するあれこれを紹介しました。

和気あいあいと、とても楽しいひとときでした。「簡単で美味しかった!」「スープの甘さに驚きました」「大切な人に食べさせてあげたい」など感想をいただきました。

初心者

次回の予定はまだ決まっていませんが、これからもクラスを続けていければと思っています。


2015松山瞑想特別クラス入門・実践編 第2回目

11月14日、15日と松山瞑想特別クラスのため松山に行ってきました〜。

雨が心配でしたが、天候にも恵まれ、本当によい機会になりました。

講座の方は、41名の方が参加され、初めての会場となる松山市総合コミュニティーセンターで行ないました。テーマは「自分を信じる/自分自身を知る」ということで、真実の自己を探求するという瞑想法について学びました。

松山瞑想

これまでも本当の私は肉体でも心でもなく、さらにその奥にある純粋な意識という教えは学んできていたので、今回は、入門・実践編ということもあって、一歩進んで具体的な瞑想の手がかりをつかんでいただこうと思いました。それで、いつもどうにかしたいと思っている悩みや苦しみ、あるいは執らわれといった「私の何か(悩み、執らわれ)」ではなく、「私」自身に話をフォーカスしていきました。

心は本当に悩むことが好きで「何か」にかかりっきりですが、「私」そのものにはあまり関心がありません。「そんなことない!自分がどう生きていけばいいのか、何をしたいのか知りたい」という声はよく聞きますが、よくよく考えてみたら、関心があるのは「人生」や「やりたいこと」であって、「私」自身ではないのですよね〜。

今回はそうではなくて、純粋な「私」そのものを探求することに焦点を当てたわけです。そこにすべての答えがあると言われていますし、何より自分自身の本性を知らないからこそ心はいつまでたっても安心できないのだと思います。心自身に「私」を探求させることによって、だんだんと「何か」への関心は薄れ、自己の真実にたどり着くと教えられています。

真実の自己=真我の探求は、「私は誰か!?」という問いを手がかりに真我を探し求めていく古代からある瞑想法です。「私」は瞑想者自身ですから、瞑想の対象ではなく、どこまでいっても主体であり、客体にはならないのです。いつもは苦しみや悩みという客体と「私」は同一化してしまっていますが、苦しみや悩みは「私」ではありませんから、つねに主体である「私」に留まり集中していきます。

そういうお話をしたので、なかなか感触がつかみにくかったかなとも思いますが、手がかりになったという感想もあり、嬉しいです。

  • 私は誰かということは本当にふと出てくる疑問であり、探求していくことで真理に少しでも近づけると思うと、すぐにでもやっていきたい!という気持ちになりました。
  • 今まで真我の探求はよくわからなかったけれど、講座を受けてみて、やってみてもいいかなと思いました。
  • 講座中の瞑想の中で、自己同一化しているものを観察していくと、それ自体が変化して小さくなっていくようでした。瞑想を続けていく力をいただきました。

答えは自分の中に既にあるはずですから、後は実践あるのみですね。

二日目のサットサンガは、20名の方が参加されました。

松山サットサンガ

今回は質問の内容が実践的で、またサットサンガ初参加の方も多くて以下のようないろんな質問があり、一層充実してきたような気がしました。笑いと涙と真剣さが溢れるサットサンガとなりました。

  • 自分の心をどのように日常(家族)の中で制御していけばいいか真剣な悩みや、正直の実践方法、スイーツの断ち方やお肉の減らし方、日々のヨーガのありかた等
  • 真我の探求とバクティ瞑想、識別瞑想の具体的な進め方
  • 真理とは何か、正しいとは何か
  • アーサナや呼吸、プラティヤーハーラ(感官の制御)
  • 死、輪廻転生、カルマの法則
  • 師のダルシャン

松山サットサンガ2

素晴しい学びの機会をいただいて、ありがとうございました!

次回は、12月12日、13日になり、講座の方は「愛の力で瞑想する」になります。具体的なバクティ瞑想について学んでいきたいと思います。

サーナンダ

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大阪:体験クラス開催中!

こんにちは、マーダヴィーです!

季節はすっかり食欲の秋ですね~

さて、大阪では現在木曜日に「YOGAと瞑想の体験クラス」と「瞑想の体験クラス」を開催中です!ヨーガや瞑想初心者の方を始め、色々他のヨーガクラスを受けておられる方にもご参加いただいています。

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会場は大阪でも有名なヴェジタリアン・カフェ「グリーンアース」さんのビルの5階です。本町と心斎橋の間にありますが、夜はとっても静か。アーサナや瞑想が非常にやりやすい雰囲気です。

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「グリーンアース」さんの前に貼っているこの案内が目印!

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クラスに来られる方が迷わないようにと、クラスを行なっている時間だけこの案内を貼らせていただいていたのですが、なんとそれを見てクラスに来られた方が!
その方は木曜日の夜にたまたまこの道を通られて、“瞑想”という文字がぱっと目に入ってきて印象に残り、webで探してこの体験クラスに辿り着いたのだそうです。そして実際に瞑想の体験クラスに参加されて、もっと瞑想を深めたい!と思われ、これから開催する全ての瞑想クラスを予約されました!

一週間の内のたった一日の、しかもほぼほぼ90分の間だけスポット的に貼っていた案内から、新しい出会いが生まれることもある、ほんとご縁は不思議なものですね〜!
そのお話をお伺いして、今では開催期間中の12月までずーっと貼っていただいています!ヨーガとのご縁が増えますように!!

明日11月12日「YOGAと瞑想の体験クラス」では、“心も身体も軽やかになるYOGA的食生活”についてお話します。秋の実り×YOGAでますますサットヴァに快活になりましょう〜!

そして来週11月19日「瞑想の体験クラス」では、京都からミラバイさんをお迎えして、キールタンを通して瞑想を体験してみます。純粋そのものである神に心を結びつけ、キールタンが醸し出す愛の振動に満たされ浸りながら、瞑想に座ってみましょう~!!これはとっても楽しみですね〜!(私が一番楽しみにしている!)

みなさん、この機会に是非ご参加くださいね。

マーダヴィー


さまらさの台所11月

昨日はさまらさの台所の日でした。

メニューはかぼちゃのクリームパスタ、セロリとたまねぎのスープ、かんたんサラダです。
外でクリーム系のパスタを食べると生クリームやバターがたっぷり入っています。それはそれで美味しいのですが、ちょっと家で作るにはコスト面と手軽さにかける気がします。そこでさまらさでは牛乳と、あと一つ冬によく使うあるものを使ってパスタソースにコクを出しています。それは何でしょうか〜?
かぼちゃのクリームパスタ

それは、酒粕です!!

参加してくださった方は酒粕を使うことにかなりビックリ!されていましたが、食べてみて再びビックリ!味に深みが出て、とても美味しいのです。

酒粕は食べる点滴と言われるほど栄養素が豊富で、身体が温まり冬にもってこいの食材です。11月頃からスーパーなどで見かけることが多くなります。

一度買うと、けっこう量が入っているのですが、いろいろ使うことができます。酒粕と言えば粕汁や甘酒が代表的ですが、それ以外にさまらさでは酒粕のドリヤや酒粕スティックなど紹介してきました。うちではフライにして食べることもあります。酒粕は乳製品との相性が良いようなので、みなさんも色々試してみてくださいね。
さまらさの台所11月1


バクティ・サンガム

今日は京都のコイズミ楽器さんでバクティ・サンガムがありました。

毎回、現代のミラバイが500年ほど前にインドに生きた聖女ミラバイ(ミーラーバーイー)の生涯を紹介してくれます。こちらは現代のミラバイさんです。
キールタン ミラバイ

中世のミーラーバーイーの生涯は本当に壮絶です。(詳しくはこちらをご覧くださいsakti)しかしどのような状況が訪れようともクリシュナ神への愛はどんどん深まっていくのです。
今回は、ミーラーバーイーが実際に神を見神した時の喜びの詩を紹介してくれました。クリシュナ神を実際に見るってどんな感じでしょうかね。ただただ彼女の神への愛に圧倒され、憧れ、みんなでキールタンを歌いました。
キールタン みんな

さて、強烈な神への愛を実現しているミーラーバーイーの続きに自分のことを書くと何ともお粗末な感じがするのですが、先日キールタンを歌っているとき、そっと優しく私のハートに手が触れました。もちろん、隣の人の手ではありませんよ!ただ、そう感じたのです。その瞬間に何かが外れたように胸の奥から歓びが溢れだしました。始めはビックリしている自分がいたのですが、客観的に見ている自分などどうでも良くなるほど、強い勢いでその歓びの中に引き込まれていきました。

キールタンは神の御名を繰り返し、繰り返し歌います。

神の御名は神そのものだと言われます。
キールタンを通して少しでもミーラーバーイーに近づけますように。

 

サティヤー


ヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

毎月ヨーガの食事のクラスをしているさまらさの台所。いつもはお料理の時間が中心ですが、今回は初めてヨーガの教えに基にした食事の話をする会を開催しました。

題してヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

場所は大阪 、肥後橋のショール・ストール・エスニック雑貨のお店、プリヤメーラさん。priyamela.com「バクティ・サンガム」の会場としてもおなじみですね。街中にいるのを忘れるほど、気持ちが和む、とっても素敵な空間です。

みなさんと近くでお話できるように、少人数制の小さな会として開催したのですが、会が始まる前からご参加者同士で自然に自己紹介が始まって、とってもいいムード。参加された方みなさんが、食生活をよりよくしようと興味をおもちになっていて、最初から「旬の野菜をできるだけいただくようにしています」、「素材を生かすために調味料を加えるのでなく、できるだけシンプルにお料理するようにしている」など、これからお話しようとしているキーワードが先行して飛び出し、うれしくなりました。
ヨーガなお茶会

今回は、旬の食材を食べるのはなぜよいのか、目の前の食材を生かすには?、食事が体と心に与える影響など、「さまらさの台所」を通して、体験し、感じた日常の気付きを交えてお話ししすることで、皆さんと一緒に考え、深めたいと思っていたのですが、その期待を超える積極的な食事に向かうお話を、最初から最後まで伺うことができました。食事の「気」を感じて食事をされていること、腹八分目ってどれぐらいというご質問、買った野菜を無駄にしないにはどうすればいいの?という食材を大事にされたい思い、加えてお料理の知恵袋やおすすめレシピのお披露目もあり、食生活をよりよくしたい、楽しみたいという思いがその場で交わり、とても和やかな楽しいお茶会になりました。
ヨーガなお茶会2

途中いただいた軽食のチャイとサモサ(スパイス入りのヨーグルトソース)も大好評!1時間半の会はあっというまに終了しました。

終了後、アンケート、そしてご伝言やメールを通して、

「楽しかった」、「分かりやすいお話でした」、「料理への意欲がわきました」、「きちんと食べ物と向き合おうと思いました」、「自分の心と体の健康は自分で獲得していかなきゃと力をもらいました」などのメッセージをいただき、初めての試みの『ヨーガなお茶会』、是非またのお席を設けたいなと思いました。ご参加された皆様、ありがとうございました!

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下鴨 ヨーガ・瞑想クラス イキイキクラス開催のお知らせ

下鴨クラスでは、10月25日から12月20日まで、
身も心もイキイキと!休日にヨーガ
と題してイキイキクラス(全9回)を開催いたします。

私たちが行なっているヨーガ・アーサナ、アーサナとはポーズのことですが、そのアーサナにどんな効果があって、身や心がどういうふうに変わっていくのか、初めての方、もう習っている方、実はよく分からないという方にヨーガの知恵を丁寧にお伝えしていきます。今回のコース、大阪クラスを担当されていますシャチーさんと一緒に進めてまいります。

下鴨クラスのスタジオは明るい日差しの入る、とっても気持ちのいいクラスです。休日の午前中、自分磨きのヨーガが、イキイキとした明日をもたらしてくれることでしょう。
ぜひ、ぜひお越し下さい。
待っています。

     ダルミニー
イキイキクラス


さまらさ2days 10/11.12

今月のさまらさは大忙しです。えほんピクニックの次の週には、京都、大阪でさまらさの開催がありました。まず、京都のメニューはこの時期ぴったりの秋なすを使った赤みそ煮です。

出来上がり 煮物
煮物はあまり作ったことがないという方が多く、作り方、味ともに新鮮だったようです。
煮物
鍋の中でなすやかぼちゃにさわるときには要注意!丁寧に優しくさわりましょう。
そうでないとすぐに煮くずれしてしまい、せっかくの美しさが台無しになってしまいます。
お土産に、今回の台所で使った手作り味噌をお渡ししました。参加者の方から早速作りましたとい嬉しい連絡をいただいています。

ヴィハーラのさまらさ
最後はみんなで円になってヨーガと食事のお話、今回は「摂食」と「味付け」について学びました。さまらさでは、食事量は腹八分目、味付けは淡味(素材の持ち味が生かされている)と言われていますが、日常で食べる量が多くなったり、味の濃いもの、甘いものなどが欲しくなったりすることはありますか?とお尋ねすると、ほとんどの方が「あるある〜」と言われていました。その原因はほとんどストレスや疲れです。

心の状態はすぐに食事の好みや量に影響します。それはすぐに習慣化され、甘いものがなくてはならなくなったり、味が濃くなっていることに気がつかなくなったりします。習慣化されてしまうと、自分で気がつくことは難しくなるかもしれません。何も味のついていない、例えばごはん(白ご飯)が美味しいと感じるか、今回食べたなすやかぼちゃの本来の味を感じるか、時々は自分の舌の感覚が正常かを確認してみるのもいいですね。

2日目は大阪で、チリビーンンズとメキシカンサラダ、トルティーヤを作りました!
チロビーンズ
クレオ大阪という公共の施設をかりて行っているので、京都とはまったく雰囲気が違います。
参加者は女性ばかり!お友達同士が多かったので、和気あいあいと会は進みました。

大阪クラス

大阪クラス2
こちらも最後はヨーガと食事のお話をしました。

さまらさ
参加者の方から食事に気をつけることで心に変化はありましたか?という質問がありました。

私は食事に気をつけると同時にアーサナを始めたので、食事だけで心が変化したという訳ではありません。アーサナや瞑想を毎日することで、心はだんだんと落ち着き、それに伴ってストレスによる過食や甘いもの、辛いものが妙に食べたくなるということが減っていったと思います。それでも、「ストレスを感じる→味の濃いものが欲しい」 ということが長年の習慣になっていたので、そんなに劇的に変化していった訳ではなかったです。ただ、根気よくヨーガを続けていくことで、いつの間にかそういうことがなくなってきたと思います。

また「味の濃いものが欲しいな〜」と思った時は、「なんで?何かにストレスを感じているのかな?」とそれをバロメーターに、ストレスの原因の方を見つめ、なくしていくようにしていくこともありました。

今回は2日間とも、舌(食事)と心のコントロールについて学びました。食欲の秋ですから、ちょうど良かったですかね。でも収穫の秋ですから、美味しいし食材を美味しく、大切にいただいてくださいね。

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心を研ぐ!

先日友人が家に来ました。ちょうど夕飯時だったので、一緒にカレーを食べていけばと誘いました。まだ調理中だったので少し待ってもらったのですが、そのとき私が使っている包丁を見て友人は、包丁を手に取り、「サーナンダさん、研ぎが甘いですね〜!」と言いました。

自分なりに研ぎも勉強して、それなりに研いでいたのですが、彼は昔包丁の研ぎ方をプロに教わったらしく、「まだまだですね〜!また今度教えてあげますよ〜」って楽しそうに言っていました。

ちょっと悔しかったので、彼が帰った後にYouTubeで包丁の研ぎ方(←コレ)を調べました。すると包丁を心に例えると、研ぐのは瞑想のようなものだなあと感じました。砥石には大きく分けて三種類があり、荒砥石、中砥石、仕上砥石です。あんまり研いでなくて刃が欠けていたりする包丁は荒砥石でゴシゴシ研がなければなりません。心も長年放ったらかしにしていたら、最初はゴシゴシとヨーガをしていって、長年の心の偏りや歪みを直していくことになるでしょう。いっぱい摩擦がありますが、みるみる綺麗に磨かれていきます。ある程度磨いたら、中砥石で磨いていくことになります。最初の頃はスイーツなど心が執らわれている具体的なものを手放していきますが、だんだんと自分の心の習性を無くそうとしていく段階です。それがある程度完了してきたら、いよいよ精妙な仕上研ぎの段階に入っていきます。プロの料理人は毎日仕上砥石で研ぐそうですが、四六時中瞑想状態になっていくのでしょう。

さて、そのYouTubeで学んだことは、包丁研ぎで最も大事なことは、砥石が水平になっていることだそうです。素人の砥石は真ん中がくぼんでしまうそうで、そうなるとちゃんと研げなくなるみたいです。そのためにいつも水平になるように砥石全体を使って研ぐ研ぎ方をする必要があり、また砥石で砥石を研いで目立てをするのだそうです。

今回10月10日に松山で瞑想特別クラス入門・実践編を行ないましたが、テーマは「毎日を瞑想で変えていく!」でした。内容的には、「識別は難しい〜」っていう声が多かったので、識別瞑想*について学んでいきました。 *心の動揺の原因をみつけて、取り除いていく瞑想法です。

識別瞑想で最も大事なポイントは、砥石が水平であるのが第1のポイントであるように、確かな基準で識別をしていくことです。自分なりの偏った基準で識別をしてしまえば、堂々巡りになってしまいます。だから常に「真理か否か」で識別をしていくことが肝心です。「いいか悪いか」とか「どちらが正しいか」という判断をしてはうまくいきません。それをしてしまうと主観が入ってしまい、感情に巻き込まれ識別が進まなくなってしまいます。ということで、今回は「真理」について真正面から話をしました。

アンケートではよいヒントになったという声が多かったですし、2日目のサットサンガでも、識別や真理についての質問がたくさんあり、真理とは何だろうと考えるよいきっかけになってとてもよかったと感じました。だってそれがヨーガの始まりだったのですから!そして心の悩みは尽きないけれど、真理は常にシンプルで、誰もが感じ取れるものです。心を悩みではなく、常に真理に向けていくように仕向けていくことが識別につながっていくと思います。

松山秋サットサンガ
2日目のサットサンガの様子。とても楽しく、2時間半みっちりと問答がありました。

今回の瞑想特別クラスで一番嬉しかったことは、顔見知りになってきた方々の様子がなんだか生き生きしていたことです。クラス会場に入った途端それを感じて、また二日間の中で一人一人の表情、声、振る舞いが生き生きしているのを感じ、ヨーガが深まってきているんだなあと思いました。最近では、有志で集まってキールタンを歌ったりもしているらしく、サンガが育ってきている様子にとても嬉しくなりました。

本当にヨーガとそれを授けてくださり、導いてくださっている師に深い感謝を捧げます。ありがとうございました!

松山秋スタッフ
講座前に会場の準備をしてくださったスタッフの方々。マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションのTシャツがカラフルで美しい!

次回11月14日の講座は「本当の自分を探求する瞑想」について学んでいきます。自分で言うのもなんですが面白いですよ〜!

さて、私はこれから包丁研ぎを修練していって、彼に挑戦してみたいと思います。でもいい例え話のきっかけを与えてくれてありがとう、クリパール!

サーナンダ

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