6月4日(日)、パラマハンサ会員向けさまらさの台所を開催しました。今回は、担当のゴパーラの「日常の料理にもっと旬を取り入れたい!」という思いから会のテーマを「旬をいただく大切さ」として、2種類の旬野菜を使って彩りも豊かなお弁当を2班に分かれてそれぞれ作りました。
竜田揚げのお弁当(左)…しいたけとかぼちゃの竜田揚げ、ねぎとわかめの卵焼き、モロッコいんげんのかつお和え、きゅうりのきゅーちゃん、みょうがと大葉の混ぜご飯
春巻きのお弁当(右)…アスパラとチーズの春巻き、スナップエンドウと卵のサラダ、焼きパプリカ、大根の梅和え、わかめご飯
おかず作りのポイントやお弁当の詰め方、ライフスタイルに応じた工夫など、明日のお弁当作りからすぐ実践できる内容に参加者のみなさん、興味津々でした。
また、旬野菜の特徴や自然の力によって育った野菜をいただくことによって私たちの身体にどのように影響するのかを学びました。
「なぜ旬をいただくのか?」
担当のゴパーラは、理解を深めるために瞑想し、気付いた内容をクラスで話してくれました。
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旬をいただくとは、どういうことか?私自身、毎日の自炊はしていましたが、料理は作り慣れたメニューでさっと済ませて二の次といった具合で、旬をいただくということが何だか希薄だと感じていました。そこで昨年の冬から、少しずつですが旬を取り入れた料理に取り組んでいきました。そんな中感じたこと、それは、旬の食物は大いなる力を宿していること、つまり「大地のエネルギー」を宿しているということでした。
冬に大根やごぼうをいただくと、それらはとても甘くて身体の芯から温まる感覚があり、春にいただいく空豆やエンドウ豆は、小さな中にもすべてが詰まった濃厚な味わいとエネルギーが感じられました。その旬の大いなる力をいただいていると実感した時、自然と食べ物に対する向き合い方、接し方が根本的に変わっていきました。
何が変わったかというと、「命をいただいている」――単純ですが、そのことが自分の中から湧いてきました。そうすると食物が愛おしく、丁寧に調理する自分がいました。旬をいただくことが希薄だったのは、命をいただくことが希薄だったのだと気付かされました。命の恵み、それをいただいていると感じたら、料理は二の次なんて絶対に思えない。この大地の恵みに支えられて、自分は生かされている。
その気付きがあってからは、料理をすることが楽しく、作られた料理がとても美味しく感じるようになってきました。そして、何度も聞いていたウパニシャッドの一節が思い起こされました。
「アートマンは1人では楽しめなかったので、自らを2つに分けた。そして男と女が生まれ、
動物、食物が生まれ、万物が展開された」
この食物は、どこから来たのか? 誰が作ったのか? そして食べている者は誰か?
すべてはあなたが種を撒き、耕し、太陽を照らし雨を降らせ、そして収穫し、その恵みを私たちにお与えになられている。大宇宙というこの大農園、あなたこそがさまらさファームであり、耕作者、そして地主!!!
何ということ!!!
その不死の甘露をいただくこと、それは最高の歓び!!!
あなたの大いなる御足の地に礼拝し、毎日の食事ができることを願います。
参加者からは、「旬について考える機会をもらって、自分も野菜も共に生かされているのだという喜びがあり、さまらさの本当の意味を学んだと思う」という感想も頂きました。
次回は8月13日(日)を予定しています。詳細は後日WEBにてお知らせしますので、ぜひぜひご参加ください〜
サティー&ゴパーラ
“命をいただいている”
ブログを読ませていただいて、さまらさの台所に参加させていただいた時のお話を思い出しました。
でも、私は上部だけの理解しかしていなかったこと、そして、食べるということはやはり自分の食欲を満たす為…そんな傲慢さのようなものを自分の食生活を振り返って感じました。
これは食の事だけでなく、自分のあらゆることに当てはまるような気もしました。
見直していきたいと思います。
藤原さん、
感想を寄せていただき、まことにありがとうございます!
私自身、今回さまらさの台所で先輩グルバイと関わらせていただいて、日常の食の大切さ、また命の大切さを学ばせていただきました。
藤原さんの感想を読んで、八正道の正命とは「ヨウヘイが思っている生活を正すとかそんな小さなことではない、すべてなんや!」とヨギさんから以前におっしゃっていただいたことを思い出しました。
すべてがヨーガになるように精進していきたいですね
ゴパーラさん
グルバイの方たちのブログを読ませていただくこともとても貴重な学びになります。
いつもありがとうございます。
心に留めて今日も生きたいと思います。
私たちも藤原さんのヨーガに向かう姿勢に感化されています!
ゆっくりお話ししたいですね。
今後ともよろしくお願いします。
ゴパーラさん
ありがとうございます。
私もゆっくりお話できる機会があればとても嬉しいです。
こちらこそどうぞよろしくお願いします。