「なぜミッションの仕事をするのですか?」
先日台湾のグルバイと話をしていた時、そう聞かれました。
どういった話の流れだったか、なぜそれが聞きたかったのかは思い出せないのですが、聞いている人の真剣なまなざしを覚えています。
「……なぜと言われても」
いくら考えても答えは見つかりませんでした。
「理由はないです。それだけがやりたいことだからです」と答えました。
私は日常の仕事(介護職)とミッションの仕事、2つの仕事を持っています。日常の仕事は、時々このブログにも書いている通り、障がいの方の生活援助をしています。ミッションの仕事は、さまらさの台所やアーサナ瞑想クラスのお手伝いをしています。私の答えを聞いて、他の方が聞きました。
「では、ミッションの仕事を禁止されたらどうしますか」
面白い質問だと思いました。
以前の私は、とにかくミッションの仕事をすることに燃えていました。今ももちろん燃えていますが、少し違う気がします。
ミッションの仕事をしているとき、「生きている」という充実感がありとても幸せでした。でも介護の仕事をしている時は「死んでいる?」そこまで言ったら言い過ぎかもしれませんが(相手にも失礼ですね)、充実感を求めるこはもなく、ただ生活の糧を稼ぐため、仕事の内容をこなすというように2つは完全に分かれていました。
彼女の質問を聞いたとき、その時のことを思い出すと同時に、今はそうではなくなったなぁ〜としみじみ感じました。
「結果にとらわれず、目の前のことがより良くなるように集中して、ベストを尽くす」というヨーガの教えがあります。
仕事をするとき、集中し精一杯行うという点においてはそれが介護の仕事であっても、ミッションの仕事であっても違いはありません。私を貫いているヨーガの理想の姿はどのようなことをしていようと同じ。だから行為の種類を分けることはなくなってきたのだと思います。
私は
「もちろん、ミッションの仕事を禁止されたら、とても悲しいと思うけれど、どんな仕事をしていてもヨーガを実践することができることを知っているから、それを続けるだけです」
そう答えました。
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