こんにちは、サティヤーです!
最近、自分の周りの人の悩み事を聞く機会が多くなったような気がします。
そのほとんどが人間関係の悩み 😥 悩んでいる人は本当に苦しそうで、何とかしたい!!と思っていることが伝わります。ほとんどは相手の話をじーーーーっと聞き、相手が落ち着き、思いが整理できるのを待つというぐらいしかできないなぁといつも思います。
話を聞き終わり、一人になって思ったのは、私はヨーガを始めてから7年ほど経ちますが、こういう悩みは本当になくなってきたなぁということ。でもヨーガを始めて何が変わったんだろう、ヨーガの何によって変わったんだろうと思いを巡らしていました。
以前の私は、仕事にも、人間関係にも悩みがありました。それが大きいときもあれば気にならない程度のときもありましたが、何か問題があるときは気晴らしをしたり、気の合う友達に愚痴を聞いてもらったりして何とか苦しい状況をなくそうとしていたと思います。ヨーガを始めたからといって、それがすぐに改善されたわけではなく、しばらくの間は続いていたと思います。何がきっかけでそれが変わったのか、そこには一つの経験がありました。
ヨーガを始めたことにより、サットサンガやクラスで真理の言葉を聞いていましたが、それはまだ「聞いている」という段階で、理解しているとはいえないときだったと思います。ある人との関係性に悩んでいた私は、とにかく相手を責めていました。「こんな関係性になったのはすべて相手が悪い、私はこんなにも努力しているのに、理解できない人が悪い 😡 」と心の中で悪態をついていました。思えば思うほど、その人に会うのが嫌になり、会わないといけない状況になると憂鬱で、そのような気持ちにさせられることでまた相手への怒りが込み上げてくるという、何とも最悪の状態だったと思います。
ただ、相手を責める気持ちが強くなればなるほど、心のどこかで「嫌気」のような後味の悪い感触があることも感じていました。本当はこんなことを思いたくない、こんな気持ちを持っている自分は嫌だという思いもあったのです。
ある日、ぼんやりと座っているときに、自然とこの相手との関係性について考え始めました。結局のところ、何が原因でこんなことになってしまったのか……。始めは相手を責める気持ちが出てきました。出るだけ出し尽くした後に、そのままじーっと考えました。「で、私はどうなのだろう……」私は本当に本当に1ミリも悪くないのか?そうすると時間はかかりましたが、自分の本当の気持ちが浮かび上がって来るのを感じました。相手にも問題はあるけれど、相手だけが悪い訳ではない、この悪い関係性になった原因の一端は私にもある。少し自分に素直になったのでしょうか。
そのまま考えを続けていく中で、いつの間にか考えはこの問題を通り越していきました。すなわち今、目の前にしている問題だけではなく、あらゆる自分にかかわることの原因は「私」にあるということ。それは良いことも、そして悪いこともです。私がこうして生きているということ、すべてはそこから始まったのだと思ったのです。
しばらく経って、自分の中で浮かんできが言葉は「自業自得」。
自業自得を認めた瞬間、なぜかホッとしたのを覚えています。なぜホッとしたのか?
想像すると真反対の気持ちがこみ上げてきそうな気がするかもしれませんが、私の中では道が定まった瞬間でした。
自分に起こるあらゆることの原因が自分にあるなら、裏を返せば自分自身でなんとでもしていけるということ。誰かに性格を変えてもらう必要もないし、居づらくなって仕事を変える必要もない。自分にできることは、自分自身を変えていくことだけ。ある意味覚悟というか、自分が生きているということを受け入れた瞬間でした。
その後は、ビックリするような展開がありました。その相手と会ってももう何も感じるところはありませんでした。同じ状況、同じ相手なのに、私の心が完全に変化してしまったのか、昨日のような感情は湧いてこなくなったのです。初めての経験に、何とも不思議な気がしたことを覚えています。
私たちの師は言われます。
「心は苦しみや束縛を感じ、自由になろうともがいているのです、もとより真実という自由が在るにもかかわらず。このように見ると、心は自分で一人芝居をしているかのようです。そう、自分で縛って苦しんで、そして自分で解いて自由になる、という」
(『悟り』心と至福より)
私はまさに一人芝居をしていたのだと思います。
師は言われます。
「心がその過ちに気付いた時が真実に回帰するポイントです」
この経験があった時から、私が自由になるための本当のこと(真理)を教えてくれるヨーガへの信頼は増していきました。
誰もが同じ心の構造を持っています。思いは違えど、その思いが浮かんでくる仕組みは同じ。だとすれば、私が悩みを聞いている人たちもヨーガによって、同じように悩みを解決することができるはず!何かきっかけがあれば……。その人の中に必ず解決の糸口があるはず。根気よくつきあっていこうと思いました。