「鬼は外!福は内!」
2月3日は節分です。節分の頃は季節の変わり目で、邪気(鬼)が生まれる時期と言われています。一説には鬼が目に見えない病気や災いをもたらしていると言われ、豆(魔を滅する=豆)をまき、邪気払いをしていたそうです。
現代の邪気といえば・・コロナウイルス!! 蔓延してもう2年になります。手洗い、うがい、免疫を高めるためにも規則正しい生活、もちろんアーサナや瞑想、できることはやっているけれど、これだけ流行っていたら、もう何をしていいのやら・・・そんな風に思ってしまう今日この頃。そこで、邪気を払うためにも食生活の知恵をひとつお伝えしたいと思います。
「大根どきの医者いらず」
このことわざをご存知でしたか!?これは、体の調子を整える大根の収穫時期がやってくると、みんなそれを食べるので、健康になり、医者がいらなくなるということわざです。大根の旬は冬、そう今の時期です!
冬といえば、風邪やインフルエンザなど疾患にかかりやすい時期でもあります。それらを予防する力があるとは!?旬の野菜には、その時期に必要な栄養素がしっかりと含まれているのですね。
今回、特にお勧めしたい食べ方が、「大根おろし」
なぜなら大根には元々栄養素が多いですが、すりおろすことで生まれる成分もあるのです。また、生で食べることにより、栄養素を直接取り入れられるからです。
大根おろしに含まれるアミラーゼは消化を高める働きがあり、胃液の分泌を促進し、胃を健康に保ちます。食物繊維が豊富で腸内の老廃物を体外に出す働きもあります。大根おろしが胃腸薬のような働きをしてくれるのです。
ビタミンCが多いのも大根の特徴で、特に皮の部分に多く含まれます。ビタミンCは免疫機能を高め、風邪予防に効果的です。ビタミンCは水に溶けやすいため、茹でると栄養素が流出してしまいます。そのため、生で食べることをお勧めします。
また大根をすりおろす事で発生する辛味成分には、殺菌効果があり、胃液の分泌を促進し、胃がんや胃潰瘍に対する抗菌作用もあります。
「大根どきの医者いらず」ならぬ、「大根おろしに医者いらず」かもしれませんね。
胃腸を整え、免疫力を高め、風邪の予防になる。もちろんコロナに直接効果があるかは分かりませんが、免疫力を高めることは、一つの予防策となるでしょう。
そして体調を整えることは心の安定にも繋がります。
大根は、どこでも買うことができる身近な野菜です。ぜひ皮ごとすった大根を食べ、免疫力を高め、冬を乗り越えていきましょう。春はすぐそこに来ています!
MYMさまらさ