今回のブラヨーヘイは、イノダコーヒ本店に行ってきました〜😎☕️
京都の珈琲店といえば、やっぱりイノダですよね。
創業1940年の老舗で、お店の雰囲気もクラシックでよい感じです。
師であるヨギさんもお父様と絨毯の卸しの仕事をされていた頃、仕事終わりにこのイノダで一服されていたそうです。
ヨギさんは毎年ニューヨークに3カ月ほど滞在され、アメリカの弟子たちにヨーガを教えておられますが、僕は6年前、そのニューヨークの滞在に同行させてもらい、約3カ月ヨギさんと共同生活をさせていただきました。
滞在中は毎朝、ヨギさんが淹れてくださるとても美味しい珈琲をいただくのですが、滞在の途中(わりと前半)から話題も尽きて、とても困っていました。
そんな時僕は苦し紛れに、「京都で珈琲といえばイノダがありますよね」と話題を振ると、ヨギさんはとても嬉しそうにイノダコーヒの話をしてくれました。
このイノダの会話が、3カ月の滞在の朝食でいちばんヨギさんが楽しそうに話をしてくださった時でした。
今年もヨギさんは6〜9月の3カ月間、ニューヨークに滞在されましたが、今回同行したのがクリパールさんでした。
クリパールさんは僕のちょうど一回り上の子(ねずみ)年の先輩ですが、12歳も年が離れているとは思えないくらい若々しい方です。
珈琲をいただきながら、クリパールさんはニューヨークでの出来事をたくさん話してくれました。
その中で僕がいちばん印象に残ったのは、ヨギさんが選ばれたTシャツの言葉――「FIGHT LIKE HELL(死ぬ気で闘え)」――です。
ヨギさんはクリパールさんが頑張っている姿を見ると、このTシャツの言葉をおっしゃって喜んでいたそうです。
クリパールさんからニューヨークの話を聞かせてもらい、僕も6年前のことが思い出され、本当に身が引き締まる思いでした。
僕自身、ニューヨークの滞在は自分の不甲斐なさに直面した苦しい日々でしたが、いろんな気付きを与えていただいた貴重な機会でもありました。
「珈琲」もその気付きを与えてくれたことの一つでした。
僕はニューヨークに行く前まで、甘いものが好きで、珈琲が苦手でした。
でもヨギさんが毎日珈琲を淹れてくださるので、がんばって同じようにブラックで飲んでいました。
すると1カ月ほど経った時に突然、珈琲の美味しさが感じられ、それから珈琲が好きになりました。
「味覚って変わるんだな」っと思った瞬間でした。
「自分は甘党」とか、はたまた「自分はダメだ」とか、つい「自分は〜」とレッテルを貼ってしまいがちですが、そんな自分って曖昧なものですよね。
そんな幻想なんて打ち破って、それこそ「FIGHT LIKE HELL」の精神で、本当にリアルなものに目覚めたいですよね〜😁👊‼️
最後になりましたが、クリパールさん、長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました😇🙏