ブラゴパーラ vol.3 「釘抜地蔵 石像寺」編

今回のブラゴパーラは、「釘抜(くぎぬき)地蔵 石像(しゃくぞう)寺」に行ってきました😎🙏


ここは、自宅のシャーンティ庵から徒歩3分のお寺で、前回の「千本ゑんま堂」からもすぐのところにあります。
門を入ると、まず正面にニッパーのようなオブジェがあります。

このオブジェ、堂本印象の作品のようです。

実はこれ、和釘を抜く道具「えんま」というもので、閻魔様がこれで嘘をつく人の舌を抜くことから、えんまと呼ぶそうです……😨
そしてお寺の壁一面には、このえんまと釘の絵馬がびっしり😲‼️


この釘抜きは「苦抜き」を意味しており、ここのご本尊のお地蔵さんが人々の苦しみを抜いてくれるということから釘抜地蔵と呼ばれているそうです。

ところで皆さん、「苦を抜く」と聞いて、思い浮かぶことは何でしょうか?
やはりブッダの教え、苦集滅道でしょうか?
私は最近、パラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』を読んでいるため、ヨガナンダが師スリ・ユクテスワと過ごした10年間を振り返った次の言葉が思い出されます。

「先生は、まるで虫歯を一つ一つ探し出しては強引に引き抜くように、私の欠点を取り除かれた。執拗な自己中心主義の根は、このような手荒な手段でなければ、なかなか根絶することはできない。この根が取り除かれてはじめて、神は人間の中に自由な通路を見いだすのである」

この言葉だけ聞くと、とても苦しそうな師との生活をイメージしますが😅、ヨガナンダはこの時が「最も幸福な時であった」とも振り返っています。
このヨガナンダの言葉から霊性の師というのは、歯医者さんが虫歯を抜くように心の苦しみの原因であるエゴを抜いてくれる存在であると分かります。
そしてまた、虫歯にならないような生活習慣(甘い物を控える食生活や毎日の歯磨き)、つまり日常の心・行為の制御や、聖典の学習・アーサナ・瞑想のクリヤヨーガを教えてくれる存在でもありますよね。

私自身、アーサナを始めた頃は毎日行なうことがキツかったのですが、アーサナが終わった後はいつも清々しく、その感覚は歯磨きをした感覚に似ていました。
毎日歯磨きするように日々、霊性の実践に努め、心の虫歯ゼロを目指したいですね✨
ちなみに私の歯の方は20年近く虫歯ゼロです、ハハッ😁✌️

プラサーディニー&アヤノ🌸 4/11撮影

ゴパーラ


ブラゴパーラ vol.3 「釘抜地蔵 石像寺」編」への2件のフィードバック

    1. ヨーヘイ

      山本さん、早速読んでいただき、またご感想までいただき、ありがとうございます!
      毎日心の歯磨き、していきたいですよね✨

      返信

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