シュリー・マハーヨーギーは、4月末に台湾をご訪問されたばかりでしたが、先週末は、ご布教のため松山市をご訪問されました。師は、道を求める人々のために、そして師の来訪を待ちわびる人々のために、世界のどこにでも精力的に足を運ばれます。師の真理の光が遍く世界を照らし、私たちを導いてくださっていることを思うと感謝してもしきれない気持ちになります。
さて、『永遠の伴侶』より、スワミ・ブラマーナンダの教えをご紹介いたします。
愚かにも人は自分が理解力を欠いているために、神の存在までをも否定することがある。
知性なるものがどれほど不安定であるかということもほとんど理解せず、自分の知性の方に頼ろうとするのだ。
たとえ自分が今日真理と認めたことを明日虚偽であるとしてしりぞけていても、それでもなお、彼は、今日自分の眼に見えるものは究極の真理であるから、全ての人がそれを認めなければならないと考えるのである。
主おひとりが、それによって人が欺かれるであろう、全ての微妙な道をご存じである。
神を知った人は、かれを限定することをしない。彼にとっては、神は考え方の問題ではない。神はいらっしゃるのだ。かれは際限の無い愛であり、慈悲である。知性が把握し得る方法ではない。神を悟った人だけがかれの神秘を理解するのだ。
私たちの師は、ある時こう教えてくださいました。
心は真理(神)を知らないのです。
それを聞いたとき、とてもショックでした!でも真理は、私の心が最も知りたいことであり、それを知ることがこれからの生きる理由なのだと心に決めて、ヨーガを学び始めました。そして、一から真理の教えを学び、心に一所懸命教え込んできました。師の教えを聞き、考え、瞑想して、それがどういうものなのか、頭だけではなく体得しなければ、理解したことにはならないということも、身に滲みて分かるようになりました。師のお姿を通して、神は愛であり、慈悲であるということを感じられるようになってから、私自身の姿も愛であり、慈悲でありたいと願えるようになりました。
私もスワミ・ブラマーナンダのように「神はいらっしゃる」と高らかに宣言することができるように、さらにヨーガを深めていきたいと思います。
ダルミニー