京都」カテゴリーアーカイブ

人は神になることができる

今年のバクティ・サンガムのシリーズでは、毎月様々なインドの神様を取り上げ、その神様にちなんだキールタンを歌っています。そしてもう一つの柱が、ヨーガを西洋に伝えたインドの聖者、ヴィヴェーカーナンダを取り上げ、彼の純粋な信仰と献身奉仕について学んできました。また彼のグル(師)を讃えた讃歌、「Achandalapratihatarayo」も、年間を通してずっと歌ってきています。

この歌は前半部分はとてもメロディアスで、後半はリズムがあり、また途中には楽器だけの間奏があったり・・・と、様々な表情をもつ歌です。歌詞が難しいこともあり、シリーズが始まった頃は、参加されている皆さまも、ずっと下を向き、歌詞カードを見ながら歌われていた方も多かったのですが、先日1月末のバクティ・サンガムの時には、ずいぶん歌詞とメロディーを覚えられたようで、顔をあげて歌われる方も多くなってきました。継続は力なり! 月一回でも少しずつ歌うことによって、とても安定して歌えるようになってこられていて、本当に素晴らしいなぁ!と感じました。

この歌は、途中で「naradeva」という単語を何度も何度も繰り返していきます。nara が人、deva が神という意味で、「人にして神である者よ!」という意味になります。この曲はキールタンとは違い、全体的に歌詞がどんどん変わっていく歌なのですが、途中から、naradeva という単語を、”これでもか!”というくらいずっと繰り返す部分が何か所かあります。歌の中で歌詞にできる文字量って限られていると思いますが、それでもこれだけの分量を割いて、ヴィヴェーカーナンダはこの言葉をこの歌の中に入れ込みました。

ヴィヴェーカーナンダは、師であるシュリー・ラーマクリシュナに出会い、薫陶を受ける中で、人は神のような存在になり得るということを目の当たりにして、本当に驚嘆し、歓喜したに違いありません。それはどんなに多くの聖典を読んだとしても、どんなに聡明であっても、実際に肉体をもったグルに出会わなけば、きっと知り得なかったことだと思います。

彼が少年のような眼差しで師を見上げ、敬愛し、生涯その御足下にひざまずいたその純粋な思いが、この単純な「naradeva!」という歌詞に凝縮されているように感じて、本当に感動します。バクティ・サンガムに参加されている方も、特にこの「naradeva」の箇所がお好きな方が多いようで、この部分を歌う時は、みんなの熱がこもっているのが伝わってきます。
4月に行なわれるサナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラーでも、この歌を歌います。大勢の方とともに歌えることがとても楽しみです。

今回のバクティ・サンガムのシリーズは、次回の実開催2/23(日)(オンラインは3/2)で一旦終了となります。ご興味のある方は、ぜひご参加いただき、一緒に歌っていただければ嬉しいです!

ミラバイ

 


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ⑬

今回は、『Paramahamsa』No.82の表紙絵と絵を描いた時のエピソードをご紹介します。

インド3大神の一柱であるシヴァ神は、ヨーガの祖とも言われています。
そのシヴァ神を、ある時描いてみたいと思いました。
私が持っているシヴァ神のイメージは、何にも動じることなく、悠然とどっしり構えている。そして全てを見通して世界を愛しく見つめている。その姿は大きく力強い。
そう考えた時に思い浮かんだのがスワーミー・ヴィヴェーカーナンダでした。私はスワーミー・ヴィヴェーカーナンダを思いながらこの絵を描いていきました。

そんなある日、ヨギさんが突然アトリエ(当時はセーヴァー・クティーラに住んでいた)に来られたことがありました。ちょうど筆をもって絵を描いていた最中で、ヨギさんは自然とその絵をご覧になったのです。
ヨギさんは後ろにお立ちになり、まるで今気付いたよーという感じで、「シャチー、絵、うまいなあ」と、ポロリとおっしゃったのです。そして、気になるところはありませんか?と問いかけた私に「ある」とはっきりと言い切って、崖の壁面を指さされました。その箇所は、確かに他のところに比べて単調で、気持ちが入っていないように感じました。そしてそこに筆を加えると、絵全体がぐっとしまったようになり、ヨギさんにもok をいただくことができました。
言葉にすると何てことのないエピソードなんですが、この絵を見るたびに、その時のヨギさんを思い出し、とても楽しい気持ちになるのです。

神様の絵を描く時、その神様を本当の意味で見て(体得して)描いてみたいとずっと思ってきました。シヴァ神にもスワーミー・ヴィヴェーカーナンダにもまだまだ迫りきれていない中で描いた1枚でしたが、いつか本当の絵を描くことができますように!

シャチー


2024年サットグル・ジャヤンティー!!!

今年の11月23日、美しい青空の下、日本各地から弟子たちが5年ぶりに京都に集い、<サットグル・シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ御聖誕76周年祭 /『マハーヨーギーの真理のことば』出版記念 合同祭>が開催されました。ニューヨークや台湾のグルバイ(兄弟姉妹弟子)、そして京都会場での参加が難しかった国内のグルバイとはオンラインで繋ぎ、同じ時間を喜びと共に共有することができました。

今回のジャヤンティーはなんと初参加の方も会場に足を運んでくださり、本当に嬉しく、新たに大切な家族が増えたような気持ちで当日を迎えました。

誰もが一心に師を思う凛とした空気の中、師がおられる時と同じ熱意と真剣さでプージャー(礼拝の儀)、祝辞やメッセージ、キールタンが奉納されました。師に捧げる姿は本当に美しかったです。また真摯にヨーガを実践して心が変容していく様子が伝わり、確かな師の導きを感じる素晴らしい時間になりました。

特筆すべきは、2022年に発刊された『マハーヨーギーの真理のことば』の出版記念でもあったということ。制作中の師のご様子を見せていただき、師がどれほどの熱意をもって1人でも多くの方に手に取っていただけるようにとご尽力くださったかを改めて感じ、心からの感謝が湧きあがりました。同時に師の熱意に値する実践ができているか自分に問いかけ、気が引き締まりました。

 

祭壇には、2022年に発刊した『マハーヨーギーの真理のことば』、台湾華語版『ヨーガの福音』、
今年ニューヨークより発刊した『WHAT IT IS TO LIVE』が奉納されました。
*『WHAT IT IS TO LIVE』は祝辞者の1人であるユクティーさんの手記(英語版)

 


台湾のグルバイは、台湾華語版『ヨーガの福音』を広めるため、昨年大規模な展覧会を開催しました。
そして今年、その時の様子を綴った本を出版する予定ということで、見本版を紹介してくれました。

ニューヨークではユクティーさんの書籍が大変反響を呼んでいるそうです!

 

濃密な3時間はあっという間に流れ、会の後半には2002年のジャヤンティーの映像がスクリーンに映し出されました。そこには師が弟子たちとの時間を本当に楽しみ、喜んでくださっているお姿がありました。まるで師の愛がスクリーンから溢れ出て、私たちの心を溶かすような甘美な笑顔とお言葉をいただき歓喜に包まれました。


師の映像を微動だにせず見続ける弟子たち

映像の中で師がおっしゃった「誰もの中に真の愛がある」というお言葉が今も私の中で輝き続けています。真の愛があるからこそ師のように他者のための行為ができる! 師を見倣って働きたい!と純粋なパワーが湧いてくるのです。

このジャヤンティーの歓喜を胸に『マハーヨーギーの真理のことば』を初め、師が残してくださった珠玉の教えを私たちは継承し、そして師が願っておられたように、一人でも多くの方に届けていきたいです!

ジャイ! サットグル・シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ キ・ジャイ!!!

*その他、師の映像、祝辞、キールタンの奉納など、詳細はWebパラマハンサにて紹介します。(12月25日配信予定)

アーナンディー 


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ⑫

インドの細密画に近いイメージでずっと描いてきた中で、日本画のようなヨギさんを描いてみたい、そう思って描いたうちの1つが今回ご紹介する『Paramahamsa』No.35の表紙絵です。

ヨギさんはインドのものだけではなく、日本や欧州の美術・デザインにも造詣が深くあられました。ヨギさんからはたくさんの方のお名前をお聞きしたように思います。そして、思いついたことなど、何を質問してもお答えいただけるのがいつも驚きでした。

その当時、私はヨギさんに図書館で美術書をよくご覧になっていたとお聞きしたことがあったと記憶していました。
そこで改めてシャーンティマイーさんにお聞きしてみると、図書館から白隠禅師や俵屋宗達、またその他、多くの巨匠の美術書をシャーンティマイーさんがよく借りてきていたそうなのです。ヨギさんはそれをご覧になっていたのですね。
そして、ヨギさんがおっしゃったことを教えていただきました。
本屋に行けば手軽に買える絵画のペーパーブックもあるけれど、そのようなものは色も出ていないし、安易に買ってはダメ。でも美術書なら色目もしっかりと表されている。本物を見ないとダメ。そう教えていただいたそうで、図書館から借りてくるという流れになったということでした。また展覧会などには、お母様とよく足を運び、度々本物に触れて来られたそうです。

これまで、ヨギさんが何かを選ばれるものを数少ないながらも見せていただいて、本当に良いものをご存知だからこそ、いろんなもので埋もれている中から、本物を見つけることができるんだと思ったことがありました。何事もあまり深く物事を探究せず、本物に触れることが少なかった私でも分かるくらい、ヨギさんの物を見る目は特別に感じられました。

私が描いたものは日本画というには申し訳ないほど、程遠いものではありますが、新たなヨギさんに触れていただけたら嬉しいです。

そして、今週土曜日、23日はいよいよ師の御聖誕祭です。きっと多くの人が心待ちにされていることでしょう。当日に参加できる方も、できない方もいらっしゃいますが、ヨギさんへのみんなの愛がいっぱい詰まった祝祭になりそうな予感。とても楽しみです!

シャチー


11/3 瞑想ワークショップのご報告

文化の日の11月3日、京都御前のマハーヨーギー・アーシュラマで「瞑想ワークショップ」〜芸術に秘められた真理に瞑想する〜が開催されました。

シュリー・マハーヨーギーが1988年に辰年の年賀状を書かれた時の龍(ナーガ)と、東京グルバイが制作したサハスラーラ・チャクラが参加者を迎えた。

当日は爽やかな秋晴れになり、多くのグルバイ(仲間)をはじめ、新規の方にもご参加いただき、たいへん歓びに溢れた会となりました。

会では、師シュリー・マハーヨーギーの手掛けられた芸術作品5点を鑑賞し、師の生涯やその作品に込められた意味や背景をご説明した後、各自が作品を1つ選んで瞑想しました。


その後、4人のスピーカーの方に師の作品に親しみ瞑想した体験談をお話していただきました。


私は司会進行役でしたが、会に向けて準備をしていく上で、師の芸術作品をじっくりと見ていきました。
そうすると、さまざまな疑問が湧き出てきました。
「なぜ、サハスラーラ・チャクラの中央は緑色なのか?」「白ターラーの鈴は何を象徴しているのか?」「如意輪観音のモチーフは何か?」「なぜ、師は無一物中無尽蔵の禅語を書こうと思われたのか?」etc
疑問が出てきては師の妹さんでもあり一番弟子のシャーンティマイーさんにお尋ねし謎解きを進め、当日を迎えました。
そんなことを数日ずっと続けていると、日常生活の中でもその仏や菩薩が至るところに見える経験があったのですが、体験談をお話してくださったスピーカーの方々は、師の作品に親しみ瞑想していくことで日常においてもさらに歓喜や慈悲を感じるといった体験があったそうです。
本当に師の芸術作品は心を真理へと導く物凄いエネルギーをもったものだと感じました。

何よりこの会では、参加された方がとても歓んでおられたのが印象的でした🪷


そしてこの度、師シュリー・マハーヨーギーの展示された作品5点が瞑想カードとして販売されることになりました!!!
詳しくはこちらをご覧になってください💁‍♂️「シュリー・マハーヨーギーの作品を瞑想カードに」

「無一物中無尽蔵」(1993年)

ゴーパーラ


弟子のサットサンガ ~師を見倣う~

9月28日(土)京都アスニーにて弟子のサットサンガが開催されました。今回は、2018年5月に愛媛県松山市で開催された特別サットサンガの映像が上映されました。私は、当時そのサットサンガに参加していましたが、そこでの記憶が全くなく、映像を見ても、今の私が、映像の中のサットサンガに参加して、師であるヨギさんの教えに耳を傾けているというような感覚でした。

力強く、生き生きと実感を持って語られるヨギさんの真理のことばは、今を生きる私の胸を熱く鼓舞しました。

師:真実は物質ではないです。思いでもない。それは思いを超えたものですから。しかし、それは在ります! ただ在るとしか言えない! そしてまた、在ると言えるのは、それだけなのです。それだけが在ります!

質問者:それが本当の自分なのですね。

師:そうです。これはもう間違いなく誰もが実現できることです! 誰もがそれなのですから。

映像の中のヨギさんは、質問者に寄り添い、一人一人を大切に優しく、相手に必要なことを分かりやすく伝えられていました。その姿は当時感じていた以上に、自然にさりげなく、そしてそこには大きな愛と慈悲が溢れていたことを感じました。サットサンガという機会と時間は、なんと尊く奇跡のような時間だったのでしょうか!

私はこれまで、師の愛と慈悲からなされる行為を受け取りながら、同時に自分には到底できないと感じていました。しかし、ヨギさんがお隠れになった今、ヨギさんの教えを生きようとする時、いつでも胸に浮かぶヨギさんのお姿は、愛と慈悲に溢れていらっしゃるのです。拙いことは重々承知していますが、残りの人生を私もそのように生きたい!と決意しました。

これから諦めないで、命ある限り精進していこうと思います。

山口正美


【京都】11/3 瞑想ワークショップ開催‼️

ようやく秋らしい気候になってきましたが、紅葉が深まり始める11月3日(日)に瞑想ワークショップを開催させていだきます‼️

瞑想ワークショップ
テーマは「芸術に秘められた真理に瞑想する」です。
今回は、師シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサの生家でその芸術作品を鑑賞し、瞑想するというたいへん貴重な機会になっております。
シュリー・マハーヨーギーは、ヨーガのみならず芸術にも精通し、その卓越した直観で仏画や書を残されています。

機関紙『パラマハンサ』の表紙を飾った師の作品。 「アーディナート(原初の師ーシヴァ)とシャクティ」(左)・「如意輪観音」(右)。 今回のワークショップで展示される。

以前にシュリー・マハーヨーギーは「本来、仏画は僧侶でないと描いてはいけない」とおっしゃったことがありました。
ブッダの時代やその後の数百年は、ブッダの存在があまりにも尊いので、その姿形が描かれることはありませんでした。
しかし時代が経るにつれ、さまざまな仏や菩薩が絵や像で表現されることになり、文字や言葉だけではなく具体的イメージをもってブッダに思いを馳せることができるようになりました。
仏や菩薩を描くことは神聖な行為であり、純粋な精神でもって為され完成し、見る者の心を浄らかにします。

皆さま、ぜひこの機会に、ヨーガを成就されたシュリー・マハーヨーギーの芸術作品に触れ、静寂や歓喜、真実の存在を味わっていただけたらと思います。
ちょっと固い案内になりましたが(笑)、どなたでもご参加できますので、少しでもご興味がありましたら、どうぞお申し込みください😇

詳細はこちらになります💁「瞑想WS〜芸術に秘められた真理に瞑想する〜」

ゴーパーラ


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ ⑪

今回は、『Paramahamsa』No.88の表紙絵と絵にまつわるお話をご紹介します。

「ラーサ・リーラー」

秋のジャスミンの花開く、いとも優しい月が昇った時、その夜が来たのを見たシュリー・クリシュナは、ゴーピー(牧女)たちとの約束通り、一緒に踊って楽しもうと思いました。
彼は甘美な笛の音を奏でつつヴリンダーヴァンの森へと向かいます。その歌を聞いたゴーピーたちは上の空となり、家族も仕事も忘れて家を抜け出し、彼の下に駆け出します。外出できず、家の中にいるゴーピーたちはシュリー・クリシュナを心に思い、目を閉じて彼の瞑想にふけりました。森の奥で蒼い肌に月光を浴びて笛を吹く、シュリー・クリシュナの姿に息をのんで見とれている彼女たちを、シュリー・クリシュナはヤムナー川の岸へと誘います。

彼が最愛のゴーピーと踊り始めると、二人を囲んだゴーピーたちは愛と情熱に身を任せて、慎みを忘れて歌い踊ります。踊りの輪の素晴らしさは月よりも輝き、辺りにはかぐわしい空気が漂うほど。踊りがクライマックスに達すると、シュリー・クリシュナは同時にたくさんの姿を現して、ゴーピーたちの一人一人が自分と踊っているように信じさせるのです。
こうして長い夜を歌い踊り続け、恍惚の中に過ごしていると、神々さえもこのありさまを見ようと天空に出現し、散華を行なうのでした。                            

『バーガヴァタ・プラーナ』より

ラーサ・リーラーを題材とした細密画は多く描かれています。それらを見て、私もクリシュナとゴーピーたちが踊る姿を描いてみたいと思いました。
絵が出来上がった時、ヨギさんはとても喜んでくださいました。
けれどその後、どのくらい経った頃だったでしょうか。
この絵を再びご覧になったヨギさんは、ゴーピーの2人が着用している紫色のサリーがオレンジだったらもっと良かったと話されたのです。

ヨギさんがオレンジの衣を着用されるようになってから、私たちもオレンジ色のものを身に付けるようになり、今ではまるでMYMのイメージカラーのようになっているこの色。
サリーを着ている人を描く時には、大抵はオレンジ色にするのですが、今回は見た目に変化をつけた方がいいかなと思い、紫色を入れて描きました。
でもヨギさんに言っていただいて、紫のサリーの部分を指で隠してみると、ヨギさんはただオレンジに揃えた方が良いと言われたのではないということが分かりました。
そこには、なんとも円満な姿が現れたからです。
計らいがないところに調和は生まれるものだと学ばせていただいた出来事でした。

シャチー


青空Yoga @糺の森

9月になりましたね。これから暑さもだんだんと落ち着き、外でも過ごしやすくなっていきますね。
さて、そんな季節の9月29日(日)、京都の下鴨神社にある糺の森で「糺の森の博覧会」というイベントがあり 、そこで「青空Yoga」を行ないます♪
アンティーク、アート、ハンドメイド、フード等のブースがたくさん並ぶようです。
(糺の森の博覧会の詳しいことはこちら→ https://tadasunomori.mystrikingly.com )

そのイベントで、今回は特別に 15分間の無料体験と40分間のクラスワークショップを行ないます。

糺の森の澄んだ空気のなかでYoga✨とっても心地よい時間になると思います。
日頃クラスに通われている方でも、この機会にお知り合いやご家族やパートナーやご友人などとご一緒にいかがでしょう?お子さんも大歓迎です☺️
各回とも定員は8名です。

全く初めての方でも15分の無料体験にまず参加してみて、その後に続きで40分のクラスワークショップに参加するというのもOKです。
予約は無しで当日にお気軽にお越しくださいね。

ブースの場所などは中旬以降にInstagram→ @mahayogi.missionでお知らせします。

➖➖➖TIME TABLE➖➖➖
☆→15 Yoga 体験無料】
★→クラスワークショップ【500円】

☆ 10:30—10:45
肩こりや腰痛が解消する猫のポーズ

★ 11:00-11:40
クラスワークショップ

☆ 13:00-13:15
寝つきや目覚めを良くする牛のポーズ

★ 13:30-14:10【🧘🏻‍♀️少し瞑想もします🧘‍♂️】
クラスワークショップ

☆ 14:30—14:45
全身の疲れを瞬時に取るねじりのポーズ

★15:00-15:40
クラスワークショップ

では当日にお待ちしております🍂

担当:サティヤー、ナリニー
(9月17日(火)には、茨木市おにクルでの体験会もあります♪ こちら

 

ナリニー


『ホーリー・マザーの生涯』に触れて

マザー(サーラダー・デーヴィー)に聖典を通してお会いできたのは、ヨーガを始めて比較的早い時期でした。その頃の私は、マザーの生涯に触れる度に、考えられないほど多くの家事を淡々とこなし、日夜、家族の問題を抱えられている・・・他者の幸せを喜び、苦しみに泣かれる姿を想像し、なんて大変なんだろうという思いでいっぱいになり、憧れというよりは遠い存在に感じました。しばらくは聖典を手に取ることもなく本棚に並べたままになっていました。

けれども、今年の春の祝祭では「サーラダー・デーヴィー」に焦点が当てられることになり、バクティ・サンガムのクラスでは毎回マザーを讃える歌や、講師の方が聖典を通して彼女の生き様からどのようなことを学んでいったのかを教えていただく時間がありました。クラスで学びながら、久しぶりに聖典を取り出し、もう一度、読み進めていきました。改めてマザーの生涯に触れると、前とは違う気付きがありました。それは大変なことが多かったかもしれないマザーの生活は、霊性の修行が礎にあって成り立っているということでした。

“大小を問わずひとつひとつの行為に、神との全き合一であるヨーガを実践しておられた。彼女と神のご意志はひとつだった。家住者でありながら、出家者に定められた放棄の理想から決して逸脱されることはなかった。不快な務めを避けられることも、快い務めを歓迎されることもなかった。あらゆる活動の最中にあって、決して神を忘れられることはなかったのである”

『ホーリー・マザーの生涯』より抜粋

マザーが実践された修行は、とても凄まじいものだったと思いますが、このことに気付いてからは、私たちもヨギさんから教えていただいたアーサナや瞑想、聖典の学習などの修行をしているのだから、少しずつマザーに近づいていけるに違いないと、マザーの存在を以前より近くに感じられるようになっていきました。

そんな時、職場で、準備から当日の発表まで何カ月もかかる仕事を任されることがありました。そしてその仕事が終わってからも、なかなか忘れられずに抱えたままになっていて、ふとした時に思い起こされる日が続いていました。アーサナをしていても、ちょっとした隙に思い出してしまう・・・もう捨て去りたいと思いながら瞑想に座りました。瞑想に座ってしばらくすると、マザーが近づいて来てくださり、真剣な表情で「一体それは誰の仕事だというのですか」と言われました。思いもよらないお導きでした。そのお言葉に気付かされ、抱えていたものは消えていきました。神と一体であられるマザーの力強いお言葉に救われ、常にお傍にいてくださっていることを感じました。

日々の務めのただ中にありながら、常に心は神に向けられ、内なる平安を乱されることはなかったマザー、神聖の権化であられたマザーに謹んで礼拝いたします。これからもマザーの生き様に瞑想し、もっともっと近づいていきたいと思います。

毎日、自然の美しさを感じながら、賀茂川沿いを自転車で走って通勤しています。
賀茂川の清らかな流れを見ると、純粋なマザーのお姿を思い出します。

桜井みき桜井みき