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歓喜の春の祝祭! サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラー!

第3回 サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラー -神性示現大祭- が、2019年4月7日(日)に開催されました。

今年はまさに春爛漫の麗らかな晴れの日で、京都の桜は満開!会場となったプレーマ・アーシュラマは春の喜びに包まれ、祝祭が行なわれました。全国各地から、そしてニューヨークから、プレーマ・アーシュラマにはたくさんの弟子たちが集いました。祝祭会場には、溢れる喜びの笑顔が輝きました。

プレーマ・アーシュラマの周辺の桜は満開でした!

毎年恒例の祝祭前の仁和寺ツアー。ツアーコンダクターは今年もターバンを巻いたゴーパーラさんと、着物姿の高橋さんです。

さあ、仁和寺ツアーが始まります!

美しい花々に負けないほどの喜びの笑顔!

サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラーは、永遠普遍の真理サナータナ・ダルマとそれを100%純粋な形で具現されたアヴァターラ(神の化身)の顕現に感謝を捧げ、私たち自身アヴァターラが示された道を歩み、サナータナ・ダルマの実現を誓願する、喜びの祝祭です。

仁和寺ツアーを終え、続々と参加者が美しい笑顔をまとってやってきます!

受付で記帳をします。

昨年の祝祭では正覚者ブッダに迫りましたが(→昨年のブログ)、今年は19世紀の大聖者シュリー・ラーマクリシュナ・パラマハンサの愛の大海に溶け込み、至高の神の愛に酔いしれました!真理は永遠であることがありありと感じられる、素晴らしい祝祭になりました!

詳細は、機関誌『パラマハンサ』5月号に譲るとして、ブログでは当日の写真を中心に祝祭の模様をお伝えしようと思います。『パラマハンサ』にはとても力強い素晴らしい祝辞の数々が掲載されますので、発行を楽しみにお待ちください!

会場のプレーマ・アーシュラマにサハスラーラの旗が翻ります。

玄関を飾る色とりどりの花々が喜びとともに参加者を出迎えてくれます。

バンスリー、タブラー、鐘、シタールの調べが会場を喜びの音色で包みます。

祝祭が始まり、礼拝の儀が行なわれます。永遠の真理とアヴァターラ、そして師シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサに感謝を捧げます。

神聖なプージャーのムードに会場が満たされます。

シュリー・ラーマクリシュナの存在とサナータナ・ダルマに迫った八人の真剣でいながらもユニークなスピーチに、師も参加者も全員が真剣に聞き入り、笑い、涙し、歓喜に沸き立ちました!

今年は、この八名が、シュリー・ラーマクリシュナの生き様、悟り、導き、働きを熱く語りました!

情緒豊かなスピーチに、会場には笑いと涙が溢れます。

みんな、聞き入り、魅入ります!

サティヤーさんは祝辞の中で、ラーマクリシュナの福音の世界にみんなを連れていってくれました。そして福音の中のキールタンを再現するかのように「ハレ・クリシュナ」を歌い、会場を歓喜が渦巻きました!

ドッキネッショルのカーリー寺院の全景の見取り図や写真を紹介しながら、シュリー・ラーマクリシュナが生涯を過ごされた場所に思いを馳せます。

師は1986年にドッキネッショル寺院を訪問されています。ちょうどラーマクリシュナ御聖誕150年祭が行なわれていたそうです。その時の印象を伺う貴重な機会を得ました。ありがとうございます!

一言で言えば、神の愛だけがある!神だけが真実在!愛の大海に溺れた、まことに得難い一日でした!八人の祝辞の締めくくりとなったシャチーさんのスピーチを聞いた時、そのように感じました。神がそこかしこにおられるように感じ、愛によって神に結び付けられたように思いました。

歓喜に満たされ、アヴァターラの祝福と導きが今も変わらず永遠にあり、サナータナ・ダルマへの信仰が強く胸に刻まれた祝祭になりました。

師とすべてのアヴァターラに心より感謝を捧げます。

ジャイ・サナータナ・ダルマ ジャイ・アヴァターラ!

オーム・タット・サット オーム!

サーナンダ

 

サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラ

桜の花が満開になってきましたね。いよいよ今週末4月7日(日)は、御室にあるプレーマ ・アーシュラマで第3回「神聖示現大祭ーサナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラー」が開催されます。永遠の真理——サナータナ・ダルマ——それを体現された神の化身——アヴァターラに感謝と喜びを捧げる日です。

今年の祝祭は、19世紀に生きた大聖者、シュリー・ラーマクリシュナに焦点を当てて行われます。シュリー・ラーマクリシュナを通して、その本質である永遠の真理そのものに触れる機会となることでしょう。

シュリー・ラーマクリシュナがどのような方かということや、彼の教えの数々は、このブログの中で何度も紹介しています。ひとことで紹介することは難しいのですが、「ラーマクリシュナの福音」の中で著者であるMがラーマクリシュナについて表現している箇所を見つけましたのでご紹介します。

「ハリ(神)の愛に常に酔っておられ、神聖な愛と燃えるような信仰を持ち、子供のようになって神と語り、神を恋い焦がれて泣くお方。すべての女性を母と観て拝み、世俗の話を嫌って油の流れるように絶え間なく神の話ばかりし、すべての宗教は憎み合わずに、お互いに敬意を持って接し、仲良くしなければならぬと言われるお方」

このような姿を見て、生きておられた時代はもちろんですが、今もなお時代を超えて多くの人が彼に惹きつけられたのです。

去年のサナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラーでは、釈迦牟尼ブッダに焦点を当てて行われました。当日は、ハートの全てをブッダに捧げた祝辞の数々を聞き、ブッダに思いを馳せ、まるでそこに神聖なブッダがおられるかのように感じ、歓喜の美酒に酔っ払ってクラクラになったことを覚えています。

個人的には今年、シュリー・ラーマクリシュナへ感謝を捧げることができることをとても嬉しく思っています。私にとってラーマクリシュナは身近な存在で、心底お世話になっていると思っています。ヨーガの歩みを進める上で、たくさんの教えをいただき、時空を超えて導いてもらっていると感じています。常々感謝の思いでいっぱいですが、大切な仲間と一緒にその存在への感謝、歓びと愛を捧げることができれば、それほど嬉しいことはありません。今年もラーマクリシュナご自身がそこにいてくださり、きっと歓喜の中一緒に過ごすことができるのではないかと、今から楽しみにしています!!!!

御室の桜は満開でしょうか?!こちらも当日が楽しみです!

サティヤー


下鴨・烏丸ヨーガ・瞑想クラスの春企画

最近、うぐいすの鳴き声が美しく響くのを聞きました。春の到来ですね〜!

さて、下鴨と烏丸のクラスでは、来月からヨーガと瞑想をより深く学んでいくための合同企画が始まります! 
半年の間で、春、夏、秋それぞれ4回、テーマに沿って集中的に学べる期間を設ける予定です。まず4月からのテーマ「ヨーガとは何か」の中では、目指していこうとするゴールとそれに至る道のり、ヨーガの生理学的、心理学的な内容、日常での行為や心のあり方など、アーサナ(ポーズ)だけではない、古から伝わる大切なヨーガの教えについて触れ、自分の内側を見つめる機会にしていきたいと考えています。

ヨーガを始めた頃、それまで全く耳にしたことのなかったヨーガの知恵を教わり、とっても新鮮で惹きつけられました。それは、自分自身の身体の神秘であり、思い悩みを巡らせ、からまった心の問題をほどく糸口であり、漠然と描いていた理想や生きる意味のクリアな答えでもありました。
自分の身体や心のことなのに、何も知らずにいたなんて・・・。ここまで熟知されたヨーガってすごい! あぁ、これからこれを自分の軸にしていけばいいんだ!と、たくさんの発見や驚きがあったものです。クラスの中では、私たちが繰り返し学ぶ中で感じ取ってきたもの、ヨーガ魅力や奥深さを、ぜひ皆さんと共有させていただけたらと思っています。

通常はしっかりとアーサナを実践する内容で行なっていますが、テーマをあげている期間はアーサナの時間はいつもより短めになります。初めての方も、久しぶりの方もムリなく進めていただけます。
ご参加お待ちしています〜!

ヨーガと瞑想を学ぶ 4回シリーズ×3

下鴨クラス 日曜日10:00-11:30
烏丸クラス 火曜日19:00-20:30

STEP1 ヨーガとは何か   4/14(下鴨)・16(烏丸)〜
1.ヨーガの理想と道
2.呼吸の制御と心身の浄化
3.日常を調える
4.心のしくみを知る

STEP 2 日常を変える 7月〜
STEP 3 瞑想のための学び 9月〜

詳しくはこちら
https://www.mahayogi.org/kyoto/kyoto-class201904-09

長岡京朝クラスの会場、神家ふれあい町家にて。菜の花の咲く中庭には紋白蝶が飛んでいました。

 


篠山にて 初!バクティ・サンガム

3月17日(日)、兵庫県篠山市で初めてバクティ・サンガムが開催されました! 篠山市には「MAMA YOGA Lila」というヨーガサークルがあり、師のヨーガや教えをみんなと分かち合いたいと活動をされています。そのスタッフのお一人、松山園さんが、初めてバクティ・サンガムに参加されたのは3年ほど前のこと。以来、キールタンの大大大ファンになられ、いつも熱心に通ってきてくださっていました。

そんな松山さんから、篠山でもぜひバクティ・サンガムをしてほしい!とご依頼をいただいたのは、昨年の夏。「こんなにいいものなのに、なぜみんなに知られていないのかと思います! もっとみんなに知ってほしい!」と、目をキラキラさせながら力強くお話ししてくださっていたのをよく覚えています。その一途で熱〜い情熱を頼りに、この半年以上、みんなと集まる時にはキールタンを少しずつ歌って紹介したりしながら、ご準備を進めてきてくださいました。

当日は、建物の玄関口や会場の入り口などに手書きの案内が。松山さんの喜びと思いが伝わってきて、私もとても嬉しくなりました。

バクティ・サンガムには12名(+お子様7名)の方がご参加くださいました。この半年以上サークルで一緒に歌ってこられた方や、ウェブを見て初めてご参加くださった方も。途中から生き生きと目を輝かせながら歌われている方もおられて、改めて神の御名の普遍性と素晴らしさを感じました。また後半のサットサンガでは、ヨーガを始めてからより良く変化してきておられる方も多く、悩みながらも日々自分の心と向き合って実践されてきたことや、何より篠山でサークル活動をされているスタッフのみなさまが親身になってサポートされてきたことを強く感じました。とても素敵なヨーガの輪が篠山に広がってきています。

次の日、初めてキールタンを体験された方からは、「感動しました、日々の生活にキールタンを取り入れていきたいです」という嬉しいご感想をいただきました。

また、この日は(いつもなのですが)終始笑顔だった松山さんからも、次のようなメッセージをいただきました。

「私がキールタンに魅せられて2年ほどたった頃、バクティ・サンガムで皆さんと歌うと愛に溢れ、心が穏やかになっていくのを感じるようになりました。”こんなに素晴らしいキールタンを、知らない方にお伝えしたい! 篠山のママたち子供たちに、キールタンを!”という一心で、ミラバイさんにお願いしました。
当日はあいにくの天候でしたが、一曲目の歌のあとに、不思議とぱぁーっと太陽の光が差し込みました。同時に私たちの心も晴れやかになりました。歓喜と至福に満ちた時間でした。
また次回の開催を楽しみに、有志で歌っていきたいと思います!!」

写真向かって後列右端:ピンクのTシャツを着られているのが松山さん

これからもますます篠山でヨーガの輪が広がっていきますように! こちらこそ本当にありがとうございました! またぜひ開催しましょう!

 

***追記***

お昼ご飯に立ち寄ったカフェのすぐ隣には、なんとヤギさんが! 篠山、とてもいいところでした〜。

 

ミラバイ


真実に心を尽くす <サットサンガより>

3月9日(土)、ニューヨークご布教から戻られたばかりにもかかわらず、師シュリー・マハーヨーギーは直伝クラスの最終回とサットサンガを行なってくださいました。

まず、2年4か月にわたり、師自らヨーガの真髄を私たちに伝授してくださったことに、心からの感謝を捧げさせてください。毎回、自分でも驚くほど集中することができました。アーサナ前、師のそばに座っただけで涙が溢れることもありました。師の導きにより心の波を静めることで、思考や理屈を超えて、真実在を体感させていただきました。本当にありがとうございました。この感謝の気持ちは、ヨーガを深めていくことでお返ししていきます。

さて、この日の直伝クラス・サットサンガとも、日本各地から多くの方が師の下に集いました。師に初めて会われる方もたくさんいて、サットサンガで質問が途切れることはありませんでした。

その中で私が最も印象に残ったのは、真理以外のことに思いを巡らせる弟子に対してのお言葉です。

「そんなくだらないことにどうして心は囚われるの?どうでもいいじゃない、そんなことは。それよりももっと大事なことに、心を尽くしなさい。」

それは、日常生活においてこの世のいろいろなことに目を向ける私自身への言葉でもありました。京都から東京に戻った私は、自宅や会社で「これはどうでもいいことではないのか?」と自らに問いかけていることに気付きました。それほどその言葉は、私の心に深く残っています。

師は直伝クラスの最後に、こうおっしゃっています。

「どんな分野であっても、懸命に努力をした人だけが成功します。いわんやヨーガにおいては当然そうです。数え切れない輪廻転生をしてきた苦しみの生涯に終止符を打つという、偉大なる作業なのですから。この生涯において、吉祥なヨーガに縁を持ったということだけでも本当に恵まれた素晴らしいことです。この吉祥な縁をさらに実りあるものとして、この生涯のうちに自由に、悟りを実現してください。」

仕事や日常生活は適切に対処しつつも、常に真実に心を尽くすこと。気付けば神を手放していた…なんてことでは、この偉大なる作業をやり遂げることはできないのです。「真実に心を尽くしているか、これはどうでもいいことではないのか」を常に自らに問い続けていく。4月のサットサンガで師に再びお会いする日まで、必ず続けたいと思います。

ターリカー


さまらさの台所 おでん風大根

先日の日曜日はさまらさの台所がありました。今回のメニューは早春の肌寒い日にふさわしい、おでん風大根、ひじきご飯、ふきのとう味噌でした。

アレンジが効くひじきご飯と、おでん風大根。たくさん炊くと素材からだしが出て、より美味しくなります。多めに作っておくと、食事を作る時間が短縮されるという主婦の(ヨーギニーの)味方です!!


上はひじきご飯のアレンジ:(左)梅おにぎり、いなり寿司、(右)炒飯
下はおでん風大根のアレンジ:(左)麻婆大根、(右)おかか和え

ふきのとう味噌は、普通味噌と白味噌の2種類を用意し、どちらも味見をしました。ふきのとうの生命力あふれる春の苦味と香りは、冬の間眠っていた身体を目覚めさせるようでした。おでん風大根にはお好きなものを付けて食べていただき、みなさん春の味を喜んでおられましたが、大変好評だったのはもうひとつ紹介した柚味噌。美味しくて、これだけでも食べられる!!と言っておられる方もいました。

作り方は、とっても簡単!
写真は右上から時計回り

1柚子の皮をおろし金ですりおろす。
2果肉を絞る。
3白味噌と混ぜて、味を見て必要であれば砂糖を入れて混ぜる。
柚子の旬はもう終わり頃になりますが、見つけたらぜひ作って見てください!!
柚子はそのまま凍らしておくと保存がききますよ!

日差しは春ですがまだまだ寒い日にぴったりのメニューで、身体も心も温まりました。

 


真実に導かれる <直伝クラスに参加して>

2年前に、ヨギさんのアーサナ直伝クラスが始まる!、と聞いたとき、
「このクラスに参加するからには、絶対にヨギさんにアーサナを正されることが無いようにしよう。何年もアーサナのクラスに通っているのだから、正しくできて当たり前、今さら直してもらうなんて、ヨギさんに失礼だ。」
と、思ったものです。

私は、アーサナ直伝クラスが大好きです。
ヨギさんがその美しい全身を使い、はっきりとした目的を持ち、働いていらっしゃるところを見ることができるのが、何より嬉しいことだったのです。
誰にでも、必要な人に対して丁寧に、解りやすい言葉をかけ、手を添えサポートされるヨギさんの様子を、自分でアーサナをしながら、五感をフル活動させて追いかけていました。
今思い返すと、アーサナ中は呼吸に集中するよりも、ほとんどヨギさんに集中していたような気がします。
そしてクラスの後半、瞑想に座るころにはもう時間も場所も意識することがなくなり、ただこの時がずっと続いたらいいのにと思う。この思いも雑念だと気づきながら、そう願わずにはいられない。この感覚は、いつでもどんな場所でも瞑想できるようになる、手掛かりのような感覚になってきました。

直伝クラスでの瞑想

真実が人の姿となってこの世に顕れることの有り難さ、ということをなかなか理解できずにいましたが、直伝クラスでヨギさんと共に過ごすことで、少しずつ身に染みてきたように思います。
ヨギさんと共にいるときだけではなく、どんなときも同じように、かけがえのない大切なときであるということも。

直伝クラスには大勢の仲間が参加しており、一人一人、クラスでの体感は違うでしょう。けれど、皆、間違いなく真実の存在の方へ導かれている、それが直伝クラスであるのだと感じます。
ヨギさん、この機会を与えてくださって本当にありがとうございました。

正されまいと覚悟していたアーサナでしたが、そんなに甘くはありませんでした。
いつだったか、予想外の力強さで正された逆立ちに思わず声が出そうになり、私の覚悟も必要のない拘りだったのだと気づきました。

マイトリー


一歩ずつ進む! <クラスインタビュー>

3月に入り、少しずつ春の芽生えを感じる今日この頃ですね。プラーナ(気)が変わってきました!

さて、長岡京のヨーガ・瞑想クラスに通い始めて7年目になる篠田さんは、昨年から瞑想専科などにも熱心に参加されています。今回、どのようにヨーガに向き合われているのかお話しを聞く機会がありましたので、インタビュー形式でご紹介させていただきます。


——ヨーガを始めたきっかけはなんですか。

すぐ怒る性格を直したいと思ったからです。ある人から、「もし猿が怒った時に木に登るのだとしたら、あなたは一瞬で一番高い木のてっぺんまで登ってしまう猿だね。」と例えられるほど短気でした。当時は怒っている自分にも正しい理由があると信じていて、なぜ怒ってしまうのかが分かっていませんでした。でも今思えば、自尊心とか執着とかが強くて、自分にとってすごく大事にしていることを傷つけられると、それを守るために怒ってしまっていたのだと思います。

瞑想をすると怒らなくなると聞いて、「ヨーガ・瞑想クラス」に行ってみました。でもアーサナはとてもきつくて、ハードルが高いと思い、1回受講して足が遠のいていました。それでもまた行かなければと思っていた時に、ちょうど初心者向け体験クラスが始まって、初心者クラスならついていけるのではと思って受講しました。最初は5つのアーサナだけだったので、これなら続けられると思いました。その体験クラスにはレクチャーや宿題もついていて、愚痴を言わないという宿題をしたり、エゴについて学んだり、その中に怒りについての話もあり、それを通して、自分の心を客観的に見るということができました。私は理屈で理解するタイプだったので、それがとてもよかったです。2013年の新春でした。

——ある時期から、すごくアーサナの集中感が出てきましたよね。

クラスに通う中で毎日アーサナをしなくてはと思っていてもなかなかできていなかったのですが、ある時1ヶ月以上毎日集中してアーサナをしたことがありました。その時期に、それまで全然できなかったパシュチモーッターナ・アーサナ(前屈のポーズ)が急にできるようになったんです。それを機会に連鎖的に他のポーズも深くできるようになり、それぞれのアーサナがリンクしていることを体感して、アーサナがとても面白くなっていきました。

——ヨーガをする目的は、人間として成長したいからと以前お聞きしたのですが、それはどういう意味ですか。

それは自分自身が未熟、稚拙だと思っているので、大人になりたいと思ったんです。大人の意味は、常に周りを気遣える、優しさとかゆとりのある人間という意味です。いつも自分のことしか見えていなくて、後で反省することが色々あり、そういうことが自然にできる、身についている人間になりたいと思いました。

それで、クラスでプラーナーヤーマ(呼吸法)の実習が始まって2、3日した後、いつも嫌な人のことを考えるとその思考から抜け出せなかったのが、「この人にもいいところがあるかも」という思いが自分の心から自然に出てきてとても驚いたんです。そういう視点は今まで持ったことがなかったので、偶然かもしれませんが、「これはプラーナーヤーマの効果かも」と思って、もっといろんなものを変えてみようと思い、それまで気を払っていなかった食事をさまらさ風に変えていってみました。そういうふうに、自分の中で何かのチャンネルが切り替わっていったのです。

——昨年から、瞑想専科にも毎週通われていますし、さまらさの台所にも参加されましたものね。ヨーガをしていると、目から鱗が剥がれるように感じることがありますが、チャンネルが切り替わったのですね!最近バクティ・サンガムにも毎回参加されていますが、キールタンはどうですか。

キールタンは、数年前に一度聴いた時、なんて退屈な歌なんだ、最後まで聴いていられないと思ったのですけど、ある時ミッションから動画が配信されたので聴いてみると、とても心地よく感じたのです。やはり何かが自分の中で切り替わったのだと思います。今は本当に楽しくクラスで歌っています。台湾の方が参加されていた時に一緒に歌ったのですが、とてもパワフルで、キールタンには国境はないんだと思いました。

またバクティ・サンガムでは聖者の物語の紹介があって、以前は、聖者とか言っても全然知らない人だし関心ないのだけど、とか思っていたのですが、今は是非とも知りたいと思うようになったので、その物語が聞けるのが楽しいです。

バクティ・サンガム。一番奥が篠田さん。

——それで目標としていた大人に近づいていっていますか。

そう感じることがあります。例えば、悔しい出来事があった時は、それまでは自分視点でしか考えられず、相手を言い負かすことがメインの目的だったのが、そんなことはどうでもいいことだと思えるようになってきました。その時に一歩下がってこの問題を解決するにはどうしたらいいのかと考えられるようになりました。まだ毎回できるわけではないですが。

——ヨーガのこれからの目標などはありますか。

私には悟りという大きな目標はまだ霞の向こうにあるような感じなのですが、クラスに通っていると、いつもサーナンダさんやマードゥリーさんから次の目標が用意されるから、一歩ずつ階段を上ることができるように感じているので、それがとてもいいです。だから、今はクラスにさえ通っていれば次の目標が与えられるんだと思っているので、よろしくお願いします。


長岡京バンビオクラスにて。左から、サーナンダ、篠田さん、マードゥリー。

篠田さんは、本当にある時から見違えるほどアーサナの集中感が増してきたことをよく覚えていますが、やはりヨーガはやっただけ自分に良い変化をもたらすのですね!話を伺っていて、その背後に呼吸の変化やプラーナの集中、そして心の変容があるように感じました。実に科学的で普遍的!熱心にやっていけば、誰もが恩恵を授かることができるんだと思いました。傍から見ていて明らかに何か余分なものを脱ぎ捨てていっているような感じで、その充実感がよく伝わってきます。

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(サーナンダ)


3月バクティ・サンガムのご案内

京都ではちらほらと梅が咲き始めています。春の訪れも間もなくですね。

さて、今日は3月のバクティ・サンガムのご案内をさせていただいています。いつもの会では一つの曲を取り上げ、それを深めていけるように繰り返し歌い込んでいくことを中心に行なっているのですが、3月はみなさまからのリクエストを元にメドレーをして、いろんな曲を歌います!

どの曲を歌うかは、当日のお楽しみ〜。いろんな歌が歌えるので、きっと楽しいと思います!

  • 大阪:3月8日(金)19時〜(扇町/スプラウト)
  • 京都:3月24日(日)16時45分〜(寺町/民族楽器コイズミ2階)

みなさま、ぜひふるってご参加ください! お待ちいたしております。

ミラバイ

 


日常が真剣勝負!

アーサナや瞑想は練習問題のようなもので、日常こそが真剣勝負だと師は教えられます。

今回、師の直伝クラスやサットサンガにも熱心に通われ、真剣にヨーガに励んでおられる藤原さんが、ご自身の体験を寄稿してくださいましたので、ご紹介したいと思います。


昨年末のサットサンガで、ヨギさんに識別についてお聞きすると、エゴに気づいたら、それが出てくる前に忍耐して制御していくように。そして、他者にはやさしく行為するようにと教えてくださいました。

ところが、年明け早々に久しぶりに夫と大喧嘩をしてしまいました。
その引き金を引いたのも、この喧嘩を招いたのも“私は正しい”というエゴ的な思いから生まれた日常の私の言動だったのです。私は今まで一体何をしてきたんだろう…と何もかもが崩れ去っていくように感じ激しく動揺しました。
その一方で、いつもと変わらず動じることもなくその様子を見ていた息子は、私の肩をやさしく撫でてそっと寄り添ってくれました。その姿にヨギさんを見たように感じました。

その時にやっと私は、ヨギさんから授かったこの教えが、自分にとってどれほど必要なことなのかを思い知るに至りました。
私はヨーガを学び実践が大切だと日常を過ごしていたつもりでした。そして、少しずつですがその日常に良い変化も感じていました。でも、いつの間にかその結果に執らわれてしまい、自分のエゴに気づかずにいたことに気づきました。

この激しい動揺をしずめてもう一度やり直さないといけないと思いました。
ヨギさんのようにいつも変わらず同じで在りたい。その為には、徹底的にエゴをなくしていかないといけない!

以前、クラスでラーマクリシュナが教えられている6匹のワニのお話があったことを思い出しました。
人の心にある怒り、嫌悪、色欲、欺き、高慢、羨望という6つの欲情をワニに、心を池に例えて、池に棲んでいる6匹のワニが時々出てきて心をざわつかせるというお話でした。
何事も自分の思いどおりにはならない、諸行無常、カルマの法則、この世の中の道理を正しく理解して、このようなネガティブな感情が湧いた時には、エゴが思いどおりにしようとして暴れているのだから、即座にその反対のポジティブな思いを起こすのがいい。怒りには寛容を、嫌悪には愛を、色欲には清浄を、欺きには誠実を、高慢には謙虚を、羨望には賞賛を。そして、その時のポイントは、条件付きではなく、いついかなる時も、誰にでも無条件に行なうことだと教えてくださっていました。

これからも何度も何度も心に言い聞かせ、忍耐強くエゴとの真剣勝負に挑み続けたいと思います。

藤原 里美

MAMA YOGA lilāは、篠山市、丹波市で活動しているヨーガのサークルです。藤原さんがアーサナをリードしています。下、写真右端が藤原さん。