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心を研ぐ!

先日友人が家に来ました。ちょうど夕飯時だったので、一緒にカレーを食べていけばと誘いました。まだ調理中だったので少し待ってもらったのですが、そのとき私が使っている包丁を見て友人は、包丁を手に取り、「サーナンダさん、研ぎが甘いですね〜!」と言いました。

自分なりに研ぎも勉強して、それなりに研いでいたのですが、彼は昔包丁の研ぎ方をプロに教わったらしく、「まだまだですね〜!また今度教えてあげますよ〜」って楽しそうに言っていました。

ちょっと悔しかったので、彼が帰った後にYouTubeで包丁の研ぎ方(←コレ)を調べました。すると包丁を心に例えると、研ぐのは瞑想のようなものだなあと感じました。砥石には大きく分けて三種類があり、荒砥石、中砥石、仕上砥石です。あんまり研いでなくて刃が欠けていたりする包丁は荒砥石でゴシゴシ研がなければなりません。心も長年放ったらかしにしていたら、最初はゴシゴシとヨーガをしていって、長年の心の偏りや歪みを直していくことになるでしょう。いっぱい摩擦がありますが、みるみる綺麗に磨かれていきます。ある程度磨いたら、中砥石で磨いていくことになります。最初の頃はスイーツなど心が執らわれている具体的なものを手放していきますが、だんだんと自分の心の習性を無くそうとしていく段階です。それがある程度完了してきたら、いよいよ精妙な仕上研ぎの段階に入っていきます。プロの料理人は毎日仕上砥石で研ぐそうですが、四六時中瞑想状態になっていくのでしょう。

さて、そのYouTubeで学んだことは、包丁研ぎで最も大事なことは、砥石が水平になっていることだそうです。素人の砥石は真ん中がくぼんでしまうそうで、そうなるとちゃんと研げなくなるみたいです。そのためにいつも水平になるように砥石全体を使って研ぐ研ぎ方をする必要があり、また砥石で砥石を研いで目立てをするのだそうです。

今回10月10日に松山で瞑想特別クラス入門・実践編を行ないましたが、テーマは「毎日を瞑想で変えていく!」でした。内容的には、「識別は難しい〜」っていう声が多かったので、識別瞑想*について学んでいきました。 *心の動揺の原因をみつけて、取り除いていく瞑想法です。

識別瞑想で最も大事なポイントは、砥石が水平であるのが第1のポイントであるように、確かな基準で識別をしていくことです。自分なりの偏った基準で識別をしてしまえば、堂々巡りになってしまいます。だから常に「真理か否か」で識別をしていくことが肝心です。「いいか悪いか」とか「どちらが正しいか」という判断をしてはうまくいきません。それをしてしまうと主観が入ってしまい、感情に巻き込まれ識別が進まなくなってしまいます。ということで、今回は「真理」について真正面から話をしました。

アンケートではよいヒントになったという声が多かったですし、2日目のサットサンガでも、識別や真理についての質問がたくさんあり、真理とは何だろうと考えるよいきっかけになってとてもよかったと感じました。だってそれがヨーガの始まりだったのですから!そして心の悩みは尽きないけれど、真理は常にシンプルで、誰もが感じ取れるものです。心を悩みではなく、常に真理に向けていくように仕向けていくことが識別につながっていくと思います。

松山秋サットサンガ
2日目のサットサンガの様子。とても楽しく、2時間半みっちりと問答がありました。

今回の瞑想特別クラスで一番嬉しかったことは、顔見知りになってきた方々の様子がなんだか生き生きしていたことです。クラス会場に入った途端それを感じて、また二日間の中で一人一人の表情、声、振る舞いが生き生きしているのを感じ、ヨーガが深まってきているんだなあと思いました。最近では、有志で集まってキールタンを歌ったりもしているらしく、サンガが育ってきている様子にとても嬉しくなりました。

本当にヨーガとそれを授けてくださり、導いてくださっている師に深い感謝を捧げます。ありがとうございました!

松山秋スタッフ
講座前に会場の準備をしてくださったスタッフの方々。マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションのTシャツがカラフルで美しい!

次回11月14日の講座は「本当の自分を探求する瞑想」について学んでいきます。自分で言うのもなんですが面白いですよ〜!

さて、私はこれから包丁研ぎを修練していって、彼に挑戦してみたいと思います。でもいい例え話のきっかけを与えてくれてありがとう、クリパール!

サーナンダ

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九州でのクラス

今回は、福岡県出身のヨーガダンダが月に一度地元九州で行なっている活動について紹介したいと思います。九州の雰囲気が伝わるよう、博多弁を交えて書いてくれました。
縁あって、2年半ほど前から月1回、京都から福岡に行ってクラスばさせてもらっとります。金曜日は北九州市小倉北区でのクラス。
新幹線の窓から
新幹線の窓から八幡製鉄所の煙突が見えると、「ああ、小倉に来たばい!」っちいう気になります。
 
国友父
毎回クラスの荷物ば車で運んでくれる国友さん。クラスの開始時間まで波止場で一休み。クラスの名物男ですたい!
 
クラス風景
参加者は助産師さん、弓道ばされよる方が多いです。皆さん仕事や家事で忙しい中、月に1回ちゃんと忘れずに来てくれよります。この日も夜勤明けの方が二人。でもそげんかこつも感じさせんくらいに、集中されとりました。
この日、参加者の方におもしろか話ば聞かせてもらいました。ヨーガば始めてから、自然と付き合うグループが変わってきたっちいうこつです。
愚痴ば言うたり、自己主張ばっかりしよった時は、そげんか人ばっかりが自分の周りにおったけど、愚痴とか言わんごつなったら、穏やかで優しか人が集まってきたごたるとです。自分の心が行動ば決めてから、それがまた周りの状況ば決めるけん、心ば変えれば状況も変わるっちいうこつですたいね!
やっぱりヨーガはよかですばいね!
また、ヨーガばする前は、呼吸ば意識することはなかったっちゃけど、普段から呼吸ば意識してコントロールできるようになってきたっちいう話もありました。特に吐ききった後の止まった状態は集中力ば高めてくれて、弓を放つ時(弓道家)、注射針を打つ時(助産師)に効果絶大っちいうこつでした。
 
集合写真
アーサナを終えて、すっきりした笑顔の皆さん
 
翌日は実家の小郡市でのクラス。こちらは私の中学時代の同級生や、ダンスばやっとった時の後輩とかが集まっとります。この日はクラス後に福岡市天神にて、ダンサーの後輩たちと合流。
 
ダンサーの後輩たちと
一人でも多くのヨーガ行者が生まれますように!
また今月も行きますばい!

瞑想を深める!

瞑想サンガに行ってきました〜!

昨年、サナータナが大阪で瞑想専科クラスをしていましたが、サナータナが東京に移住する際、瞑想専科に通われていた女性二人が、「もう少し瞑想を続けていきたい〜」という熱心な思いをもって、自分たちが幹事を務めて始まったのが瞑想サンガだそうです。瞑想専科に通われていた受講生で構成されているクローズドの自習の会です。
幹事をされているTさんとKさんのお二人のお誘いを受けて行ってきました。前日にサナータナとも話をして快諾を得ました。会場はバクティ・サンガムでもお世話になっているプリヤメーラ(下の写真)です。
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お二人にお会いするのも初めてだったので、どんな方なんだろうかとワクワクしていました。

7人ほどが集まり、瞑想についての問答になりました。
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いやぁ〜本当にたくさんの問答があり、あっという間に90分が過ぎ、終わったのは120分を過ぎた頃でした。濃厚で充実していましたね〜!すごく楽しかったです!
瞑想していくといろんな疑問が出てきますが、本で読んでもなかなか解決しないし、どう進めていけばいいのかわからなくなりますものね。皆さんの本当に熱心なご様子が印象的でした。
特に印象に残った三つの問答がありました。


バクティの対象の決め方について色々話がありました。インドラ神やラクシュミー女神なども登場し、神や神々、そしてカーリー神やシャクティー、クンダリニーの話もして楽しかったです。バクティは、ただ神を好きになって愛するという、恋にセオリーがないように、単純に進めていくのが一番。ぜひ自分のイシュタ(理想神)を見つけて、好きになって近づいていってください!インドの細密画もいいですよ〜。またインスタでアップしますね。

自分らしさの話もありました。自分らしさを追求するのはとてもいいことだと思います。自分らしさって何でしょうね。理想の自分と言い換えてもいいのかもしれません。冷静に考えてみれば、仕事やライフスタイルなど外側の状況が変わることによって自分自身がよくなったり、悪くなったりするのもおかしな話ですし、自分のやりたいことや興味も変わっていきますから、自分らしさも結構曖昧で捉えどころがないようにも感じます。でも私はこの素朴な疑問はとっても大事だと思います。なかなか答えが見つからないかもしれないけれど、適当に誤摩化さずに、瞑想で自分の心をじっと見つめていけば、自分が本当に何を求めているのかが見えてくるかもしれませんね。ぜひ本当の自分らしさ=最高の理想を追求してみてください!そういう時に、ヨーガの教えは頼りになると思います。そして「らしさ」から、さらにダイレクトに本当の自分を追求すればいいと思います。

信じるということは大切なことですね。二つのアプローチがあるかもしれません。まずは教えられたことを素直に信じて実行して体得していくということですね。もう一つは、教えられたことを妄信せず、徹底的に本当かどうかを自分で答えが出るまで考え抜くことです。最終的には同じところに行き着くと思います。いずれにしても、確かで間違いのないものを信じる必要があります。自分の好みというより、誰にとっても、いつの時代でも同じ確かで間違いのないものです。それはきっと自分の中にもある筈だし、自分の中にそれがあるなら誰もの中にあるはずです。その普遍的な真理を信じ、それについて瞑想し、また日常の中で行為していくことで、その真理が心に根付いていくと思います。そのためには、まず自分の言葉や行ないを自分が信じられるものにしていくことから始めたらいいと思います。


会が終わってからTさんにお話ししましたが、最近記憶に残った出来事で、京都でヨーガをやっている男性二人が、1年前くらいから毎週月曜日に2時間瞑想に座っているというお話をしました。自習の会ですが、特に話をするわけでもなく、二人で集まって2時間座って解散する内容です。でもそれを続けていくことによって、二人は見違えるように変わっていったと思います。ちょっと極端ですが、瞑想サンガもそんなふうに育っていけばいいですね!

瞑想を深めていく際のポイントは、会でも話が出ましたが、アーサナ学び理想だと思います。この三つについて具体的にどう実践しているのかなどを瞑想サンガの中で話しながら、瞑想に生かしていけばいいのかもしれませんね。

楽しく有意義なひと時を本当にありがとうございました。o(*⌒─⌒*)o

またお気軽にお誘いください。 (^o^)v

サーナンダ

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さまらさの台所in松山 2日目

2日目に行く前に……。1日目の夜にはさまらさトークスがあり、シャチーさん、マードゥリーさんの体験談を聞きながらさまらさの基本的な考え方を学びました。お出汁を取った後の煮干しはどうやって使う?ごぼうやかぼちゃは軽く蒸しておくと便利!など、とても実践的。
さまらさトークス

さて、2日目!まずは買い出しです。今日のメニュー”焼き野菜”の野菜は現地調達。
まず行ったのはおひさまいち
お日様市 すいか
太陽市(おひさまいち)ってどんなとこ〜。こんなところです。
お日様市
朝採りのお野菜を中心に旬の野菜がいっぱい!さまらさメンバーのテンションが一気に上がります!!京都にもこういう所があればいいのに〜。さー野菜を選ぶぞ!!!!
昨日使ったオクラも、こんなに大きくて新鮮なものがあるな〜。今日ももう一回作る!?
オクラ
坊ちゃんかぼちゃ!京都ではほとんど見いひんし、せっかくやからこれ使う!?
ぼっちゃんかぼちゃ

顔の2倍はあるでー!この長なす食べたい〜。
なす

見てーーー!こんなに大きい玉ねぎがめちゃくちゃ安い。持って帰りたい〜!
玉ねぎ

やっぱり、その土地で採れた新鮮なものが一番いいですよね。たくさんの野菜の中から美味しそうな野菜を調達、帰りたくないぐらいおひさまいちが気に入りました。

朝から降っていた雨は、さまらさの台所に行くころにはすっかり上がり、良いお天気に!

お天気
さあ!台所開始です!!2日目は和食の一膳、どれもこれもあっという間にできちゃう、さまらさメンバーお気に入りの7品。

切り干し大根にカレー粉!?実はとっても美味しいのです。
マードゥリーの班2

だいたいでいいですよ〜。
サティヤーの班

調味料を入れるタイミングにも秘訣がある!?シャーンティマイーの班

ふわふわだし巻きの出来上がり!美味しそう卵焼き

どや顔のアサンガン、どうやら上手くできたようですね。アサンガン

切り方にもコツがあるの?しっかり確認!
シャチーの班
みんな真剣そのもの!一瞬を見逃すな、手元が見たいよー!
森ピーの班

できた!!美味しそう。
出来上がり

おいしーーーーい!
美味しい!

参加者の方々から嬉しい感想をいただきましたのでご紹介します。

日本料理は砂糖+お酒+みりん等を使うものだと思っていました。使わなくても美味しいものが作れることが分かりました。また目からウロコでした。舌だけでなく、心にもたくさん栄養をいただき、ありがとうございました。

いろいろ新しい発見がありたくさんメモをとりました。一品一品にかかる時間がとても短くて簡単で分かりやいレシピだと思います。切り干し大根のカレー炒めが最高でした!レシピに困ったら迷わず作りたいです。

材料を無駄にせず、ゴミが少ないことに驚きました。とても無駄にしていたことに反省しました。

料理は私にとって”作ること”がメインでした。さまらさの台所は自分も”食べる” ”身体を大切にする”ことを教えてくれました。それが一番の目からウロコだったかもしれません。本当に本当にありがとうございました。

今回「料理」という 主婦には できて当たり前だからこそ 、緊張する所だったのですが 二日間とも 全く 自分の思いや計らいが 無駄な事だったと 思いました。食事という物が 空腹を満たすだけのものではないのだと 初めて感じれたし ヨガの入り口に立っている身として これからきちんと向き合っていきたいと思いました。

参加者のみなさま、ありがとうございました。そして、さまらさの台所を開催するにあたってご尽力いただいた松山のスタッフのみなさま、本当にありがとうございます。

こんなにもたくさんの方が参加してくださるなんて、本当に嬉しかったです。さまらさを通じてヨーガが深まりますように、みなさんの真剣さに触発され、私たちさまらさスタッフもさらに精進していこうと思いました。ありがとうございました。
スタッフ一同

帰りの車から見えた朝焼け(爆睡していたけど……。)ずっと運転してくれたクリパール、ありがとうございます!
朝焼け

 


速報!さまらさの台所 in 松山

今日は松山で初のさまらさの台所が開催されました~。
さまらさメンバー6人と運転手のクリパールは昨夜、京都を出発し、早朝に松山に到着、今日はお昼にインドカレーの会が開催され、31人の参加がありました。夜はさまらさトークスも行なわれました~。
それでは、写真で会の様子をお伝えします~。
お楽しみください!

サティヤー

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松山瞑想特別クラス・シーズン1終了!

4月から3回シリーズで毎月開催してきた松山瞑想特別クラス入門編も、6月13日で最終回を迎えました。毎回50名前後の方が参加され、多くの方が瞑想に関心があることが伺えました。

今回のテーマは「日常と瞑想」です。このシリーズの終了後も瞑想を続けていくことができるように、毎日の中でどのように瞑想に取り組んでいけばいいのかを学んでいきました。
松山3回目講座
講座では、以下の3つの視点で、身近な所から事例を交えながらヨーガの教えを分かりやすく話していきました。

1.静けさを楽しむ!
・静かになる時間を大切にする
・座り慣れる
・五感を清らかに
2.喜びを味わう!
・〝こだわり〟を無くしていく
・この瞬間に集中する
・感謝の気持ちを大切にする
3.瞑想の対象を定める!
・〝確かなもの〟を求めるという強い意志を育てる
・〝自分自身〟を探求していく
・〝理想像〟に瞑想していく

特に今回驚いたのは、当初瞑想の実修を15分〜20分程度長く取ろうと時間を見積もっていたのですが、質問が止まらなくなり逆に時間オーバーしてしまったことです。最終回だから、これから自分で実践していくためには聞いておかなければという何か切実な思いを感じました。問答を通して個々人の瞑想の実際的な疑問について話をすることができてとても良かったと思うし、その質問から、シリーズ終了後も瞑想を実践していこうという意志を伺うことができました。

講座後、スタッフでもあり、3回すべて受講したアミティから感想をいただいたので、紹介します。


瞑想特別クラスに参加してくださった方は、ヨーガを学んで実践してきている方から、瞑想は全く初めてという方までいらっしゃいました。

普段クラスに通ってくださっている方も「瞑想」というと、よくわからないし、敷居が高い感じがするとか、自分にはまだ無理とか、少し敬遠しがちです。また、やってみるけど、これでいいのかな?どうなのかな?など、正しくできているかどうか分からない、といった疑問もあると思います。初めての方も、瞑想って興味はあるけれど、どうやっていくのかよくわからない、と漠然とした感じだと思います。
今回の3回シリーズは、「瞑想は、いつでも、どこでも、誰でもが実践できる」というのがテーマでした。
瞑想というと、日常とはかけ離れたイメージがあるかもしれませんが、そうではないんですね。今回の3回シリーズを受講して、そのことをとても感じました。
瞑想は自分の心を使って行います。日常でも心を使います。どちらも、自分の同じ心を使ってするのですから、日常の心とかけ離れたところからスタートするわけにはいかないんですね。瞑想は、聖者に瞑想するとか、本当の自分に瞑想するとか、真理へ瞑想するとか言われても、最初は、どれを選んだらいいの?実際どうしたらいいの?ってなると思います。
瞑想は、日常の自分の心と向き合うところから始まるのだ、というのがよくわかりました。
心静かになりたいけれど、忙しいから、時間がないから、なかなか瞑想できない、という場合があるかもしれません。考えてみれば、忙しい、時間がない、と言っているのも、感じているのも、心なんですよね。「忙しいって、何がいそがしいの?」「時間がないって、本当にないの?」というふうに、「忙しい」と思っている人は、それらを考えて行く事が瞑想の始まりかもしれません。「忙しい、忙しいと思っていたけれど、5分くらいは瞑想できる時間がとれるな」とか、「心静かにする時間がないって、本当にそれでいいの?」と自分に問うことで、「いや〜、それではいかん」となって、生活を見直すことになるかもしれません。
今の自分の心がどう感じているのか?どうなりたいと思っているのか?それを、丁寧に、心に問いかけていくことが、瞑想のはじまりであり、また、それを最高の理想にまで高めていくことが、瞑想の究極の目的でもあると思います。

参加された方から「私にもできそう」「やってみようと思う」という声や「少しずつ実践できています」「毎日瞑想を続けています」「まだ集中力がついてないけれど、続けていきたいです」「日常に瞑想を取り入れていきます」と言う声がたくさんあがっています。「これでいいのかな?と思って不安だったけど、講座を受けて安心しました」という声もありました。
「瞑想はいつでも、どこでも、誰にでもできる」という今回のテーマが、参加された方々届いているからだと思います。


今回お伝えしたかったことをアミティが感じてくれていたことが、とても嬉しく思いました!
なお、シーズン1はこれで終了しますが、入門編で終了したらこれからどうしたらいいの!?という声が聞こえたような気がしたので、秋からシーズン2「松山瞑想特別クラス 入門・実践編」を計画中です。と、最後にご案内したら、早速アンケートに秋編にも参加しますとの声がたくさん見受けられて嬉しく思いました。次回もよりわかりやすく、さらに実践的な内容にしていきたいと思いますので、ぜひご期待ください。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

松山3回目瞑想
講座の最初に気を静めるために毎回瞑想します。50名もいると圧巻です!

また、合わせて翌日に実施したサットサンガも、毎回たくさんの問答があり、ヨーガの学びを深めることができました。本当に松山のたくさんの方がヨーガに関心を持ち、そして真剣にヨーガを実践していこうとしている様子を伺うことができました。今回特に嬉しかったのは、自分自身の日常のあり方や行為を見直しているという声がいくつも聞こえたことです。何気ないことですが、食事の内容や時間の過ごし方を見直したり、人との接し方を見直したりすることがヨーガを深める第一歩だと思いますから、ヨーガが日常に根付いてきているような気がしました。

松山3回目サットサンガ
サットサンガは毎回20名ほどが参加され、全員で問答します。

私にとっても今回の3回シリーズはとてもよい学びになりました。ご指導をいただいた師に、関わってくださったスタッフの皆さま、そして参加してくださった方に深く感謝いたします。

サーナンダ拝


牟尼草庵(むにそうあん)

東京!今年すでに3回目。でも今回は研修で行くいつもとは違います。出来たてホヤホヤのあの東京牟尼草庵でお泊まりしました。まずは写真でその様子を楽しんでください☆
㈰バス
私の体を東京まで運んでくれたのは、これ。今年4月から南相馬⇔東京の直行バスが出たんです。今は試験的に一日一本ですけど、乗客が増えるようなら増便するそうです。片道休憩2回挟んで約5時間、3300円、平日はもっと安い!朝8時55分に出発~
㈪walkman
旅のお伴はこれ、音のいいwalkman。聴くのはもちろんキールタンと…世界の歌姫、レディーガガ❣私、実はガガの大ファンなんです。。。ふふっ大好き

東京到着は少し遅れ、バス停から駅まで思いのほか歩くので、結局13時30分から始まる高井戸のクラスはアーサナが終わった頃に到着。瞑想だけ皆さんとご一緒しました。

井之頭線に乗って5駅、吉祥寺で降り、井之頭公園をぶらぶら散歩しながら牟尼草庵に向かいます。
㈫散歩

「ヨーギニーのいい笑顔♡♡♡ 広い広い井之頭公園。土曜日なので人が多い!若い女性グループが芝生でお弁当ランチしてたり、老夫婦でベンチに腰かけてたり、子供連れが大道芸見ていたり…老若男女、いろんな人がいろんなことして楽しんでいるのが面白い!外国のおっきな公園みたいでした」
㈬鳥さん
「大の鳥好きの私。公園には野鳥もいた!動きが速すぎで道路と一体化した鳥さん」
㈭準備
「一足先にクラスから牟尼草庵に戻って夕食を作ってくれていた純子さんと鈴木さん。お二人も牟尼草庵の住人です。ずっとキッチンで準備してくれてた…。ありがとう!」
㈮セッティング
「17畳の広いリビングで、今日は人数が多いので床に布を敷いてセッティング。テキパキと真剣に、でも楽しんで。今日はさまらさメニュー。春巻き、蒸し野菜、ソラマメごはん、おくらと春雨のお吸い物、ソラマメの皮の揚げたの。どれもプラーナたっぷり味付けもgood‼」
㈯DVD

「昔の動画があるということでサナータナさんが出してきてくれて、みんなで見ることに。96年なので今から約20年前。映っているのは若かりし頃のサーナンダさんの逆立ちと、いつ見てもカッコいいヨギさんの足」
㉀ナウリ
「際立つ腹筋を見せるサーナンダさんのナウリとツーショットで喜ぶ私」
㉀やもり
「瞬く間に11時近くになり、みなさんを玄関まで見送ると、ヤモリのお客様。優しくホウキで外に誘導するサナータナさんと…
㈷やもり2
「横で戦闘態勢に入るジャヤデーヴィー」

「リビングでジャヤデーヴィーと布団に入って朝4時までお話。真剣な話をしたりしょーもないことしゃべったり、話が尽きない。」
㉃カーテン
「N.Y.から送られてきた噂のカーテン。朝陽を受け、美しく輝いています。さらに生きる意欲が湧いてくる!」
㈹朝食
「まずはエネルギー補給から。今朝ホームベーカリーで焼けたばかりのパンとコーヒー、蒸し野菜とぎんちゃんのお母さん手作りのリンゴジャム、そして私のために買ってくれていた地域限定東京牛乳!濃くてなめらかです。ごちそうさまでした」
㈺遊具
「ジャヤデーヴィーと東京見物へ。…といっても、どこに行くかさんざん検討したけど、イマイチ決まらないまま出発。まずは駅まで井之頭公園を通って。ジャヤデーヴィーが面白いものがあると紹介してくれたのが、これ。なんと開脚練習用の遊具(大人用ですって)」
㈱開脚
「遊具を使って見事な開脚を見せるジャヤデーヴィー。でもこれ遊具いらんやろ」
㈾片足開脚
「何とか片開脚で対抗する私」
㈴ジェラート
「吉祥寺駅ビルのアトレに入っているアラビアン・ジェラートのお店。ものすごく美味しかった!!店員さんのアドバイスを聞きながら真剣に2種類を選ぶジャヤデーヴィー」
㈲ジャヤデーヴィー ジェラート
「お気に入りのジェラートを手に入れて喜びが頂点に達したジャヤデーヴィー」

ジェラート食べた後はウインドウショッピングしながら話をして、あれよあれよと言う間に時間が経ち、東京駅へ向かいました。時間ってこんなに早く過ぎ去るものなんですね。

そしてまたバスに乗り南相馬へ。

どうです?みなさん、楽しんでもらえましたか?…と言っても、これで終わったら単なる旅行記ですので、最後に私の感想を書きたいと思います。

牟尼草庵で20年前のジャヤンティやアシュラムでのアーサナクラスのDVDを見ました。昔も今も変わらないあの京都のアシュラムで、その時のグルバイは10人くらい。この広大な世界、宇宙から見たらほんの小さな空間にわずかな人が集まっていました。そこで祝辞を述べる弟子たち。サナータナさんは泣いて、何度も言葉に詰まり、グルを見つけた歓びを表そうとするけれど、なかなか話が進まない。その姿を見て、私は思いました。もし私がこの人たちと同じ時期にヨギさんに出会っていたら、自分のグルだと分かっただろうか。自分にとってこれほどまでにかけがえのない存在だと感じられただろうか。私たちはどれだけ多くの人が認めているとか、世間的な評価に振り回されて生きてきた。一人で判断したことなんかほとんどなかった。先輩グルバイたちにいっぱいヨギさんのことを教えてもらってその影響を受けたから私はヨギさんをグルだと感じたんじゃないかな。少なくともこの時の弟子たちはそんな世間的な評価には頼らず自分の足で歩き、自分でグルを見つけた。もちろん、ほとんどがグルの恩寵なんだろうけど。

最初はそんなことをブツブツと考えたけれど、次第にその泣きじゃくる人に引き込まれ、しばらく思考が停止しした後、ヨギさんのことを考え始めました。一生懸命祝辞を述べるサナータナさんに優しく微笑みかけるヨギさん。プラサードを楽しむヨギさん。一瞬一瞬に弟子への感謝と尊敬と歓びが表れていました。アーサナクラスの指導では、シャヴァアーサナの時でも真剣に途切れることのない集中で一人ひとりをご覧になっていたヨギさん。「愛はいつでも今を生きる」マザーテレサの言葉が目の前で証明されているのを感じていました。

どうやってグルをグルだと感じられたのか、そんな最初の問題は私の心から消え去り、あの泣きじゃくる人によって、私は自分の心が神を愛する思いの中に投げ込まれたような気がしました。そして思いました。きっとバクタの役割というのは、こういうものなんだと。神と誰かの間に道を作ってくれる人。あなたもこっちに来なさいよと心の扉を叩いてくれる人。翌朝このことをジャヤデーヴィーに話した時、彼女はこう言いまいした。バクティは人から人へと伝えられるんだと思う、人から人へと。

東京のミッションはまだスタートを切ったばかり。まだほとんどの人が知らない小さな空間だけれど、永遠と無限と普遍が存在するアシュラムに繋がる確実な道を、あの雑多な都会の中で築いていくことになるんだなあと感じていました。

ユクティー


ミラバイ台湾訪問記!

こんにちは〜。
4月27日に台湾に向かったミラバイからメールが来ました〜 \(^o^)/
紹介させていただきますね。


こんにちは! ミラバイです!
ただ今、台湾に来ています〜!
台湾に住むグルバイ、リンたちから依頼をいただき、3週間の予定で訪れています。
早くも2週間以上が過ぎましたが、アーサナ・瞑想クラスやサットサンガ、バクティ・サンガム(キールタン)などを行なっています。
キールタン
バクティ・サンガムの様子

台湾の方たちは、皆さまとても熱心です!
サットサンガやクラス後の話の際には、ほとんど途切れることなく質問が続き、気付けば毎回、終了時間がオーバーしています。
質問の内容はどんなものがあるのかな?と最初は思っていましたが、

「瞑想中眠たくなってしまう」

「真理がわからない」

「人の人生にはなぜ苦しみがあるのか」

「怒りや焦りをなくすにはどうしたらいいか」

などなどで、日本にいる私たちと悩んだり苦しんだりすることは本当に一緒だなぁ〜と思いました。そして同時に、本当のヨーガやグル(師)を求めておられる方もとても多いと感じています。
集合写真
サットサンガ後に撮影。ミラバイの向かって右隣がリン、
その隣がテレサ、旗の右横がバオです。

通訳は、金沢に留学していたルー、そして昨年ジャヤンティーに来日したバオ、また、まだヨギさんには会ったことがないけれども、毎日アーサナを実践しているテレサが協力しながら交代で行なってくれていて、その懸命な働きは本当に素晴らしいです! そしてもちろんリンも細かな調整や参加者へのフォローなど、目に見えない仕事をほぼ一人で担ってしてくださっています。
ルー
ルーと一緒に

今週末にはまたバクティ・サンガムとサットサンガを行ないます。また新たな方が参加してくださるようで、とても嬉しいです〜!

以上、簡単ではありますが、台湾レポートでした!

mirabai


元気にやっているようですね!
新しい仲間にもたくさん出会い、本当に嬉しいです!

サーナンダ


瞑想で心は変わる!?

こんにちは〜サーナンダです。
先週末の土日に、第2回目の松山瞑想特別クラスにいってきました。
テーマは「心は変わる!」でした。
今回も50名を超えるたくさんに方が参加され、瞑想への関心の高さが伺えました。

今回は松山スタッフのアーナンディーが感想を寄せてくれましたので、抜粋して紹介したいと思います。

第1回目の講座の後、「あれから毎日、瞑想しています」という嬉しい声がたくさんの方から届いたのですが、一方で「瞑想しようと思っても、すぐに眠くなる」と、なかなかうまくいかないという声も寄せられていました。
今回の講座の冒頭で、「よっぽど眠い時は寝た方がいいでしょう。もしできるのなら『自分は今瞑想しているんだ』という意識だけを保ち続けていけば、ポンッと集中できる時があります」とサーナンダさんが軽やかにおっしゃいました。なんだか、本当にできそうな気がしてきます。サーナンダさんの言葉には、よ~~~し!やってみよう!と思わせる力があります。急にはできないかもしれませんが諦めずに続けていくことでポンッと集中できるようになっていくはずです!
集中力とは言い換えると意志の力、情熱だと力強い話がありました。

松山瞑想講座
さて、講座内容は「心は変わる!」というテーマで心の仕組みを丁寧に学び、どのようにして執着の原因を取り除いていくか、そして実際にどうやって瞑想していくのかを分かりやすく教えていただきました。心の癖はなかなか治りにくく、同じことを何度も繰り返してしまいます。今回の講座で心はたくさんの衣を着込んで着飾っている状態というお話しがありましたが、知らず知らずのうちに「私はこのような教えを知っている」「私はこんなにも素晴らしいものをもっている」といろんなものを着込んで着飾って、自分を大したものだと思い込んでいたのだと気づきました。でも、そのような衣は最初から実体がないということが分かれば、背伸びをしてカッコよくみせようとすることもないし、逆に自分をつまらない存在だと卑下することもないのだと思えます。
瞑想はその衣を脱いで裸の本当の自分、純粋な自分に近づいていくためのもの。私は純粋な本当の自分というのにとっても憧れます。素直になって、真理の教えに出逢えた喜びに感謝して一歩一歩確実に前進していけたらと思います。

松山瞑想
講座の後、今日からどう実践したらいいかが明確になり希望を感じて会場を後にされた方が多くおられたようでした。このような瞑想の講座は初参加という何人かの方が、「来てよかったです」と笑顔で感想を教えてくれたことも印象的でした。
この日は最初、雨模様だったのですが講座後はすっかり晴れて青空が見えました。まるで参加者の皆さんの瞑想後の心を象徴しているような綺麗な空でした。

2日目はサットサンガでした。
サットサンガを振り返ると皆さんと一緒に学ばせていただく感謝がこみ上げてきます。
1人ひとりの心の悩みの問題は、表面的には違ってみえても、本質的には苦しみの構造は同じだと改めて感じます。真理を知らないで、心の衣を通して世の中を見ているから私たちは苦しみます。サーナンダさんと皆さんの質疑応答を聞かせていただくうちに誰もに当てはまる普遍的な真理の教えに鼓舞され、渡米中の師が今も私たちを見守ってくださっていると包み込まれるような安心を感じました。
松山サットサンガ
サットサンガのあと「次にサーナンダさんにお会いできるまでの1カ月間、とにかく実践してみようと思えるようになり、今までは自分が集中できていないとか、呼吸が浅いとか、そんなことばかり気にしていたけど、そんな思いは気にならなくなりました」と参加された方が感想を聞かせてくださいました。
2日間を通して多くの方にご参加いただきましたが、共に学ばせていただけることは大変励みになります。サーナンダさん、皆さん、本当にありがとうございます。
また来月もよろしくお願いいたします。    (アーナンディー)

こちらこそ、ありがとうございました。来月は3回シリーズの最終回です。「日常と瞑想」というテーマで6月13日(土)に行ないます。毎日の中でどのように瞑想を組み入れていくのか、その秘訣を学んでいきます。初めての方もぜひ気軽にご参加ください〜 \(^o^)/

サーナンダ


ミラバイ台湾に向けて出立!

昨日のバクティ・サンガムはたくさんの方が参加され、素晴らしい内容だったようですね!
サティヤー、レポートありがとう!
『真実を求めて』の著者ミラバイに会いたかったという方もきっと多かったことでしょう!

さて、そのミラバイが今朝9時に台湾に向けて関空から出発しました〜(*^^*)。

空港で2

3週間滞在の予定だそうです。
もちろん、ヨーガの布教に行かれるのです!

まだ薄暗い朝5時に京都を出発したのですが、何だか、19年前を思い出しました。
1996年6月28日早朝、師シュリー・マハーヨーギーはニューヨークに向けてヨーガの布教に出発されました。NY-MYMのアーナンダマーリーらの熱望に応えられての初訪米でした。初めてのことでしたけれど、当日の朝、布教のためにお一人で渡米される師をぜひともお見送りさせていただきたいという強い思いが湧きました。

今回、単身台湾にヨーガの布教に向かうミラバイを見ていると、不思議と師をお見送りした時の気持ちがよみがえってきました。とても嬉しく、誇らしく思いました。

彼女は、元気に旅たちました!
空港で1
台湾でたくさんの新しいグルバイとの出会いをとても楽しみにしていると話していました。
台湾には、ヨーガの仲間ーリンさん、ルーさん、小寳さんたちが待っています。
たくさんの新しい出会いがあることでしょう!
とても楽しみです!

また機関誌『パラマハンサ』やブログで台湾での様子を報告していく予定です。
お楽しみに!

ではミラバイ!いってらっしゃい〜(^o^)/
思う存分楽しんできてください!!!

オーム・タット・サット オーム!

サーナンダ