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桜満開!瞑想合宿のご案内

急に暖かくなり、京都ではこの週末桜も満開です!どこもかしこも観光客で賑わっています。

新年度が始まりましたね〜!フレッシュな装いの新社員の姿も見え、また学校では新入生の姿が初々しいですね。MYMでも今年度は設立40周年の記念となる年として、気持ちも新たに活動していきたいと思います。

さて、昨日滋賀県大津市にある近江神宮に行ってきました。近江神宮は大津京の跡地に作られており、天智天皇が漏刻(水時計)を設置し日本で最初に時報を始められたところです。百人一首かるた大会や流鏑馬などでも有名です。現在上映中の映画「ちはやふる」の舞台でもありますね。

それで今回、夏の瞑想合宿を近江神宮内にある近江勧学館で行おうと企画し、企画チームで昨日訪れてきました。京都の観光客の賑わいとは打って変わり、それほど人も多くなく、静かな心地よいプラーナ(気)があって、瞑想合宿には打って付けの場所でした。

近江神宮の桜
桜も満開です!

瞑想合宿をしようと思ったきっかけは、瞑想に関心を持つ方は多いのですが、皆さんいろいろと忙しく、なかなか腰を落ち着けて瞑想について学んだり座ったりすることが難しいようです。それなら、しっかりとまとまった時間をとって瞑想についての学びを深め、実修する機会がもてればいいなと思いたちました。しばしの間世事を離れて、静かな時間の流れの中で自分自身に向き合うことも有意義ではないかと思います。そうして、心の奥にある静けさと喜びを少しでも体感できれば、また日々の生活の中での瞑想につなげていくことができるでしょう!

7月16日(土)午後〜7月17日(日)午前の一泊二日の合宿です。瞑想に関心のある方なら誰でも、初心者の方も大歓迎です。また詳細が決まればMYMのWebサイトやブログでもお知らせしていきます。翌18日(月)も祝日(海の日)の3連休でもあるので、ゆっくりとお越しいただけるかもしれませんね。少し先になりますが、いろいろ予定が入る時期だと思いますので、早々と案内させていただきました。

澄んだプラーナの中で、ぜひ瞑想を始めてみましょう!楽しみです!

サーナンダ

 


四の五の言わずにやってみる!

瞑想を始めた頃は、ほんの5分間でも座るのが難しく感じるものです。座って眼を閉じた途端に心がざわめきだし、体はそわそわしだします。不思議なことです。ただ座って眼を閉じて、心を集中させるだけなのに、そんな単純なことができないなんて!

町家瞑想
長岡京クラスー神足ふれあい町家にて

心と体は動くことが仕事だから、何もせず静かに座ることには耐えられないのですね。だから瞑想は闘いになります。じっと座っていたら体はあちらこちらが痛くなり、「もうやめようよ」と不平を言い出します。心は雑念の嵐か睡魔に襲われ、「今日は調子が悪いからもう止めて、明日頑張ろう」と言い訳を始めます。

そんな体と心が黙るには少しばかり時間がかかるかもしれません。しかし思い出してください。何のために瞑想しようと思ったのか!それはこの心の動揺や不安、苦悩を無くしたいからに違いありません。そしてヨーガの境地を味わいたいからでしょう。

ずーーーーっとほったらかしにしてきた体と心が、毎日淡々と黙々と瞑想を続けていくと、次第に静まっていきます。何だか生活に役立ちそうなヨーガの教えを学んでも、頭だけの知識では一時の気休めにしかなりませんが、瞑想はその知識が指し示すところの境地ー空っぽで自由な境地に導いてくれます。それを加速させてくれるのがヤマ・ニヤマやアーサナになります。全部つながっていて、本当にヨーガは科学的なのですが、その通りやれば深まっていくことに気付くのはずいぶん経ってからかもしれません。

前回の記事でサティヤーがヨーガ・ヴィハーラでの2時間瞑想のことを書いてくれました。2時間座るのはまさに闘いですけれど、習慣になれば喜びに変わっていきます。静かな瞑想の流れが心にしっかりと刻み込まれることでしょう。もし「やってみたいな!」「すごいなあ!」と思うなら、「自分にはまだ早い」「しんどそう」など、四の五の言わず自分もやってみたらいいと思います。やってみないことには始まりませんから。週1回やるだけでも心が定まってくるなら、毎日やればもっといいに違いありません。

ヨーガを始めた頃「時間は自分でつくり出すものだ」と教わりました。長い時間座ればいいものではありませんけれど、しっかりと瞑想するなら、やっぱり1時間、できれば2時間くらい座るといいと思います。座法が瞑想に導いてくれます。過去の聖者たちの伝記を読むと、日々8時間や16時間瞑想していたと記されていて、「え〜〜!」と絶句した記憶がありますが、古のヨーギーたちは凄いものですね。でも、彼らにできて我らにできないはずはありません。5分が10分になり、10分が30分になり、さらに1時間、2時間・・・と心はもはや時間を忘れて瞑想の流れの中で自分自身に深く深く潜っていくことになるのでしょう。

MYMでは、4月から大阪で瞑想クラスが新たに始まり、東京でも瞑想専科が始まります。瞑想はヨーガの主たる修練ですから、ぜひ深めていってください。

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春から始まる大阪瞑想クラス

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東京で始まる瞑想専科

明日は春分!悟りの彼岸を象徴する日です!心機一転するにはとってもよい季節ですね。

サーナンダ


松山瞑想特別クラス+上映会!

先週末3月12日、13日の土日に松山に行ってきました。

1日目は、昨年から6回続いた瞑想特別クラスの特別編を行ないました。参加された方を対象に、学んで来たことをもとに、実際的にどのように瞑想を進めていけばいいのか、三つの瞑想対象の選び方など、次の3つのことを丁寧に学んでいきました。

■座り慣れる・・・心を静かに保つ習慣をつける!
■真理の教えを学び瞑想する・・・心を調える!
■神/真我/真理にダイレクトに瞑想する・・・理想を育む!

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瞑想はテクニックではないし、ちょっとやってすぐにできるようなものではありません。準備が大事です。座法と真理の教えを学ぶことです。真っすぐに座り、毎日座り慣れていくことが大事です。淡々と黙々とした実践がなければ瞑想の成功はおぼつかないでしょう。何事もそうですものね。
そして自分にとって心地よい教えだけを取り入れるのでは、自分の心の領域から出られませんから、間違いのない教えを学んで、心と行動を調えていくことがすごく大事ですね。教えも知的に学ぶだけでなく、しっかりと瞑想し行動していくことが大事です。
急がば回れ!座法と教えの学びを実践していけば、次第に心は静まってきて、集中力がついてくることでしょう!そうすれば次第に自分の瞑想対象を捉えられるようになり、集中していくことができます。

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次のようないろんな感想をいただいて、日頃から瞑想を実践されている様子が伺え、とても嬉しく思いました。

  • 瞑想の感覚がつかめたように思います。
  • やってみるということが大事だということがわかりました。
  • 毎日コツコツと実践が一番大事!
  • 時間を作るためには生活を調えていかなければと思いました。
  • 「学ぶ」の必要性がよくわかりました。
  • 本当の事が知りたいと思うようになってきました。
  • 瞑想の対象と自分の理想は同じだと教わって驚きました。
  • 糸口が見えたような気がします。
  • 瞑想して体や心が消える感じがしました。
  • いつか本当の自分を知りたいと思います。
  • 1時間、2時間の瞑想に挑戦したいです。

2日目は、昨年11月3日に上演した「The Eternal Quest〜永遠の探求」の映像上映会を行い、その後サットサンガがありました。

アーサナ

キールタン

皆さん、ヨーギー・ヨーギーニーの呼吸が止まったかのようなアーサナの集中に感嘆し、キールタンの美しいバクタの姿と声に感動されていました。映像でも当日のプラーナが伝わって来た気がしました。大画面で観ると迫力もあります!今後も、各地で上映会を開催しますので、ぜひご覧下さい!

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上映会に続いてのサットサンガでは熱心な問答がありました。今回は特にキールタンの映像に触れたためか、バクティの質問、神へどのようにして近づいていけばいいのかという質問が印象的でした。確かにそうですよね!神って何かもわかりませんから!でも、聖者の物語を読んだり、神さまの物語を読んだりしながら少しずつ親しんでいけばいいし、何より神を愛するバクタに接すること、そしてグルと交流することが何よりハートの奥にあるバクティを目覚めさせてくれることでしょう!

そういうわけで、来月4月16日は、現代のバクタ―ミラバイを松山に迎えて、バクティ・サンガムとサットサンガが開催されます。何と、バクティ・サンガムでは先日のシッダ・マールガで上演した紙芝居がグレードアップして行なわれる予定ですよ〜!ぜひご参加ください。

4月16日(土)松山ヨーガ・サークル
13:30〜15:00 バクティ・サンガム(ミラバイ)
15:30〜17:00 サットサンガ(ミラバイ)

4月17日(日)松山ヨーガ・サークル
14:00〜15:30 瞑想特別クラス 実践編(サーナンダ)

サーナンダ

 

 


松山瞑想特別クラス―神への愛!

今年4月から始まった松山瞑想特別クラスも、12月12日で今年計画した6回目を終えました。10月からの3回シリーズ入門・実践編では、瞑想の三つの対象について講座を行いました。今回のテーマは愛の力で瞑想を深める!」ということで、バクティ瞑想について学び、38名の方が参加されました。

愛は語るものではないのですけれど、瞑想を深めるために一から愛について学んでみました。ちょっとラブリーなレジュメを見ていただきましょう!

第3回目レジュメ2

今回は私自身も、愛に浸りながら(?)講座をすることができて、とっても楽しかったです!講座では愛について少し整理してみたのですが、愛は理屈ではありませんし、ハートの奥の泉の扉を開けば溢れ出るのだろうと思います。好きな人に近づいていくように、自分なりのやり方で実践あるのみですね〜!こんな感じで講座をしていって、その後20分ほどしっかりと瞑想し、それから質疑応答がありました。

松山瞑想

3カ月間、①識別瞑想②真我の探求③神への愛と学んで来たわけですが、皆さんどうだったんだろうなあと講座終了後思っていました。すると、熱心に学んで来られた方が、「とても感動して、胸の中から歓びが溢れて涙が出てきました。こんな体験初めてです」ということを戸惑いながら話してくださったことがとても印象的でした。また、「三つの瞑想について丁寧に学んで来たことがとてもよかったです。瞑想についてよく整理することができ、瞑想の手がかりができました」と言ってくださった方も何人かいて、とても嬉しかったです!

受講された皆さんのアンケートに目を通していて感じたことは、やっぱりバクティ瞑想の方がやりやすいんだなあということでした。神への愛と聞くと最初は難しく感じるのかもしれませんが、愛とは何か、神とは何か、どのように進めていくのかをきちんと学べば、自分なりのやり方で進めていけそうだと感じたのでしょうね。愛は誰もの中に備わっている生来のものですし、誰しも人生の中で少なからず愛を経験して来ていますから、師がいつも言われているように実践しやすいと思うのです。それと、三つの瞑想の対象について学んでいくことで、真理や真我、神についての理解が深まり、瞑想を進めていきやすくなるんだなあと感じました。

さて、二日目のサットサンガは、19名の方が参加され、今回も2時間半充実した問答があり、サットサンガ後も1時間くらい続きがありました。

サットサンガ1サットサンガ2

今回は皆さんの一層真剣な問答に圧倒されました!真理に生きるということや、真理の教えを具体的に行為していく純粋な信仰のあり方、行為のあり方に関心が深まってきているように感じ、とても嬉しく思いました。さっそく12月23日と31日に「キールタンと瞑想の会」をされるとお聞きしましたが、学んだことを実践していくことはとってもいいですね!ぜひ神への愛を深め、味わってください!

私自身も今年一年間は、松山瞑想特別クラスやサットサンガを通じて、たくさんのことを学びました。毎回松山に行って顔見知りの方にお会いするたびにヨーガが深まってきている様子を感じることができて、とてもインスパイアされました。これからも共に実践していきましょうね。再会を楽しみにしています!

そして一年間本当にありがとうございました。師の祝福と導き、そして松山の皆さまの熱心な取り組みに感謝申し上げます。来年もさらに充実した年となりますように!

サーナンダ

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2015松山瞑想特別クラス入門・実践編 第2回目

11月14日、15日と松山瞑想特別クラスのため松山に行ってきました〜。

雨が心配でしたが、天候にも恵まれ、本当によい機会になりました。

講座の方は、41名の方が参加され、初めての会場となる松山市総合コミュニティーセンターで行ないました。テーマは「自分を信じる/自分自身を知る」ということで、真実の自己を探求するという瞑想法について学びました。

松山瞑想

これまでも本当の私は肉体でも心でもなく、さらにその奥にある純粋な意識という教えは学んできていたので、今回は、入門・実践編ということもあって、一歩進んで具体的な瞑想の手がかりをつかんでいただこうと思いました。それで、いつもどうにかしたいと思っている悩みや苦しみ、あるいは執らわれといった「私の何か(悩み、執らわれ)」ではなく、「私」自身に話をフォーカスしていきました。

心は本当に悩むことが好きで「何か」にかかりっきりですが、「私」そのものにはあまり関心がありません。「そんなことない!自分がどう生きていけばいいのか、何をしたいのか知りたい」という声はよく聞きますが、よくよく考えてみたら、関心があるのは「人生」や「やりたいこと」であって、「私」自身ではないのですよね〜。

今回はそうではなくて、純粋な「私」そのものを探求することに焦点を当てたわけです。そこにすべての答えがあると言われていますし、何より自分自身の本性を知らないからこそ心はいつまでたっても安心できないのだと思います。心自身に「私」を探求させることによって、だんだんと「何か」への関心は薄れ、自己の真実にたどり着くと教えられています。

真実の自己=真我の探求は、「私は誰か!?」という問いを手がかりに真我を探し求めていく古代からある瞑想法です。「私」は瞑想者自身ですから、瞑想の対象ではなく、どこまでいっても主体であり、客体にはならないのです。いつもは苦しみや悩みという客体と「私」は同一化してしまっていますが、苦しみや悩みは「私」ではありませんから、つねに主体である「私」に留まり集中していきます。

そういうお話をしたので、なかなか感触がつかみにくかったかなとも思いますが、手がかりになったという感想もあり、嬉しいです。

  • 私は誰かということは本当にふと出てくる疑問であり、探求していくことで真理に少しでも近づけると思うと、すぐにでもやっていきたい!という気持ちになりました。
  • 今まで真我の探求はよくわからなかったけれど、講座を受けてみて、やってみてもいいかなと思いました。
  • 講座中の瞑想の中で、自己同一化しているものを観察していくと、それ自体が変化して小さくなっていくようでした。瞑想を続けていく力をいただきました。

答えは自分の中に既にあるはずですから、後は実践あるのみですね。

二日目のサットサンガは、20名の方が参加されました。

松山サットサンガ

今回は質問の内容が実践的で、またサットサンガ初参加の方も多くて以下のようないろんな質問があり、一層充実してきたような気がしました。笑いと涙と真剣さが溢れるサットサンガとなりました。

  • 自分の心をどのように日常(家族)の中で制御していけばいいか真剣な悩みや、正直の実践方法、スイーツの断ち方やお肉の減らし方、日々のヨーガのありかた等
  • 真我の探求とバクティ瞑想、識別瞑想の具体的な進め方
  • 真理とは何か、正しいとは何か
  • アーサナや呼吸、プラティヤーハーラ(感官の制御)
  • 死、輪廻転生、カルマの法則
  • 師のダルシャン

松山サットサンガ2

素晴しい学びの機会をいただいて、ありがとうございました!

次回は、12月12日、13日になり、講座の方は「愛の力で瞑想する」になります。具体的なバクティ瞑想について学んでいきたいと思います。

サーナンダ

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心を研ぐ!

先日友人が家に来ました。ちょうど夕飯時だったので、一緒にカレーを食べていけばと誘いました。まだ調理中だったので少し待ってもらったのですが、そのとき私が使っている包丁を見て友人は、包丁を手に取り、「サーナンダさん、研ぎが甘いですね〜!」と言いました。

自分なりに研ぎも勉強して、それなりに研いでいたのですが、彼は昔包丁の研ぎ方をプロに教わったらしく、「まだまだですね〜!また今度教えてあげますよ〜」って楽しそうに言っていました。

ちょっと悔しかったので、彼が帰った後にYouTubeで包丁の研ぎ方(←コレ)を調べました。すると包丁を心に例えると、研ぐのは瞑想のようなものだなあと感じました。砥石には大きく分けて三種類があり、荒砥石、中砥石、仕上砥石です。あんまり研いでなくて刃が欠けていたりする包丁は荒砥石でゴシゴシ研がなければなりません。心も長年放ったらかしにしていたら、最初はゴシゴシとヨーガをしていって、長年の心の偏りや歪みを直していくことになるでしょう。いっぱい摩擦がありますが、みるみる綺麗に磨かれていきます。ある程度磨いたら、中砥石で磨いていくことになります。最初の頃はスイーツなど心が執らわれている具体的なものを手放していきますが、だんだんと自分の心の習性を無くそうとしていく段階です。それがある程度完了してきたら、いよいよ精妙な仕上研ぎの段階に入っていきます。プロの料理人は毎日仕上砥石で研ぐそうですが、四六時中瞑想状態になっていくのでしょう。

さて、そのYouTubeで学んだことは、包丁研ぎで最も大事なことは、砥石が水平になっていることだそうです。素人の砥石は真ん中がくぼんでしまうそうで、そうなるとちゃんと研げなくなるみたいです。そのためにいつも水平になるように砥石全体を使って研ぐ研ぎ方をする必要があり、また砥石で砥石を研いで目立てをするのだそうです。

今回10月10日に松山で瞑想特別クラス入門・実践編を行ないましたが、テーマは「毎日を瞑想で変えていく!」でした。内容的には、「識別は難しい〜」っていう声が多かったので、識別瞑想*について学んでいきました。 *心の動揺の原因をみつけて、取り除いていく瞑想法です。

識別瞑想で最も大事なポイントは、砥石が水平であるのが第1のポイントであるように、確かな基準で識別をしていくことです。自分なりの偏った基準で識別をしてしまえば、堂々巡りになってしまいます。だから常に「真理か否か」で識別をしていくことが肝心です。「いいか悪いか」とか「どちらが正しいか」という判断をしてはうまくいきません。それをしてしまうと主観が入ってしまい、感情に巻き込まれ識別が進まなくなってしまいます。ということで、今回は「真理」について真正面から話をしました。

アンケートではよいヒントになったという声が多かったですし、2日目のサットサンガでも、識別や真理についての質問がたくさんあり、真理とは何だろうと考えるよいきっかけになってとてもよかったと感じました。だってそれがヨーガの始まりだったのですから!そして心の悩みは尽きないけれど、真理は常にシンプルで、誰もが感じ取れるものです。心を悩みではなく、常に真理に向けていくように仕向けていくことが識別につながっていくと思います。

松山秋サットサンガ
2日目のサットサンガの様子。とても楽しく、2時間半みっちりと問答がありました。

今回の瞑想特別クラスで一番嬉しかったことは、顔見知りになってきた方々の様子がなんだか生き生きしていたことです。クラス会場に入った途端それを感じて、また二日間の中で一人一人の表情、声、振る舞いが生き生きしているのを感じ、ヨーガが深まってきているんだなあと思いました。最近では、有志で集まってキールタンを歌ったりもしているらしく、サンガが育ってきている様子にとても嬉しくなりました。

本当にヨーガとそれを授けてくださり、導いてくださっている師に深い感謝を捧げます。ありがとうございました!

松山秋スタッフ
講座前に会場の準備をしてくださったスタッフの方々。マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションのTシャツがカラフルで美しい!

次回11月14日の講座は「本当の自分を探求する瞑想」について学んでいきます。自分で言うのもなんですが面白いですよ〜!

さて、私はこれから包丁研ぎを修練していって、彼に挑戦してみたいと思います。でもいい例え話のきっかけを与えてくれてありがとう、クリパール!

サーナンダ

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瞑想を深める!

瞑想サンガに行ってきました〜!

昨年、サナータナが大阪で瞑想専科クラスをしていましたが、サナータナが東京に移住する際、瞑想専科に通われていた女性二人が、「もう少し瞑想を続けていきたい〜」という熱心な思いをもって、自分たちが幹事を務めて始まったのが瞑想サンガだそうです。瞑想専科に通われていた受講生で構成されているクローズドの自習の会です。
幹事をされているTさんとKさんのお二人のお誘いを受けて行ってきました。前日にサナータナとも話をして快諾を得ました。会場はバクティ・サンガムでもお世話になっているプリヤメーラ(下の写真)です。
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お二人にお会いするのも初めてだったので、どんな方なんだろうかとワクワクしていました。

7人ほどが集まり、瞑想についての問答になりました。
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いやぁ〜本当にたくさんの問答があり、あっという間に90分が過ぎ、終わったのは120分を過ぎた頃でした。濃厚で充実していましたね〜!すごく楽しかったです!
瞑想していくといろんな疑問が出てきますが、本で読んでもなかなか解決しないし、どう進めていけばいいのかわからなくなりますものね。皆さんの本当に熱心なご様子が印象的でした。
特に印象に残った三つの問答がありました。


バクティの対象の決め方について色々話がありました。インドラ神やラクシュミー女神なども登場し、神や神々、そしてカーリー神やシャクティー、クンダリニーの話もして楽しかったです。バクティは、ただ神を好きになって愛するという、恋にセオリーがないように、単純に進めていくのが一番。ぜひ自分のイシュタ(理想神)を見つけて、好きになって近づいていってください!インドの細密画もいいですよ〜。またインスタでアップしますね。

自分らしさの話もありました。自分らしさを追求するのはとてもいいことだと思います。自分らしさって何でしょうね。理想の自分と言い換えてもいいのかもしれません。冷静に考えてみれば、仕事やライフスタイルなど外側の状況が変わることによって自分自身がよくなったり、悪くなったりするのもおかしな話ですし、自分のやりたいことや興味も変わっていきますから、自分らしさも結構曖昧で捉えどころがないようにも感じます。でも私はこの素朴な疑問はとっても大事だと思います。なかなか答えが見つからないかもしれないけれど、適当に誤摩化さずに、瞑想で自分の心をじっと見つめていけば、自分が本当に何を求めているのかが見えてくるかもしれませんね。ぜひ本当の自分らしさ=最高の理想を追求してみてください!そういう時に、ヨーガの教えは頼りになると思います。そして「らしさ」から、さらにダイレクトに本当の自分を追求すればいいと思います。

信じるということは大切なことですね。二つのアプローチがあるかもしれません。まずは教えられたことを素直に信じて実行して体得していくということですね。もう一つは、教えられたことを妄信せず、徹底的に本当かどうかを自分で答えが出るまで考え抜くことです。最終的には同じところに行き着くと思います。いずれにしても、確かで間違いのないものを信じる必要があります。自分の好みというより、誰にとっても、いつの時代でも同じ確かで間違いのないものです。それはきっと自分の中にもある筈だし、自分の中にそれがあるなら誰もの中にあるはずです。その普遍的な真理を信じ、それについて瞑想し、また日常の中で行為していくことで、その真理が心に根付いていくと思います。そのためには、まず自分の言葉や行ないを自分が信じられるものにしていくことから始めたらいいと思います。


会が終わってからTさんにお話ししましたが、最近記憶に残った出来事で、京都でヨーガをやっている男性二人が、1年前くらいから毎週月曜日に2時間瞑想に座っているというお話をしました。自習の会ですが、特に話をするわけでもなく、二人で集まって2時間座って解散する内容です。でもそれを続けていくことによって、二人は見違えるように変わっていったと思います。ちょっと極端ですが、瞑想サンガもそんなふうに育っていけばいいですね!

瞑想を深めていく際のポイントは、会でも話が出ましたが、アーサナ学び理想だと思います。この三つについて具体的にどう実践しているのかなどを瞑想サンガの中で話しながら、瞑想に生かしていけばいいのかもしれませんね。

楽しく有意義なひと時を本当にありがとうございました。o(*⌒─⌒*)o

またお気軽にお誘いください。 (^o^)v

サーナンダ

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ヨーガの実践 「身・口・意の一致」

皆さん、こんにちは ダルミニーです。

以前、瞑想専科のクラスで薦められた、本願寺出版社の「ブッダ」を読んでいます。この本は絵本になっていて、一つ一つの教えが大変読みやすくなっています。ここで一つの教えをご紹介しましょう。

「三業(身・口・意)に悪をつくらず、諸々の有情をいためず、正念に空を感ずれば、無益の苦しみはまぬがれるべし」

難しいですね。

チューダパンタカはこの教えを覚えることができず、一緒に修行している聡明な兄から精舎を出ていくように言われて、呆然と門の脇に佇んでいます。ブッダは、悲しそうなチューダパンタカの手を取って精舎に連れて行き、「塵を払い、垢を除く」と唱えながら掃除をするようにと、箒を与えます。

それからのチューダパンタカは、ブッダの言いつけ通り、片時も休まず、「塵を払い、垢を除く」と唱えながら、掃除をするという行為を続けます。そうしているうちに、チューダパンタカは「心にも塵が積もり、垢が溜まる。塵を払い、垢を除けば、汚れた心も清浄になる。煩悩は垢、智慧は箒」と自らが気づいていくのです。

私たちも何か一つでもいい、師だけを思い、その教えを忠実に守り、心に唱え続け、その教えを生きるよう行為する。そうすれば自然と身・口・意は統一され、外側からの師の恩寵と自らの内側から輝く光によって、真実へと導かれていくのだと思いました。

師は説かれます。

常に、思いと言葉と行為を一つにしなさい。

身・口・意をもって真実に従うようにしなさい。

私たちにもすぐに実践することができますよね。

ブッダ

 

ダルミニー

 


松山瞑想特別クラス・シーズン1終了!

4月から3回シリーズで毎月開催してきた松山瞑想特別クラス入門編も、6月13日で最終回を迎えました。毎回50名前後の方が参加され、多くの方が瞑想に関心があることが伺えました。

今回のテーマは「日常と瞑想」です。このシリーズの終了後も瞑想を続けていくことができるように、毎日の中でどのように瞑想に取り組んでいけばいいのかを学んでいきました。
松山3回目講座
講座では、以下の3つの視点で、身近な所から事例を交えながらヨーガの教えを分かりやすく話していきました。

1.静けさを楽しむ!
・静かになる時間を大切にする
・座り慣れる
・五感を清らかに
2.喜びを味わう!
・〝こだわり〟を無くしていく
・この瞬間に集中する
・感謝の気持ちを大切にする
3.瞑想の対象を定める!
・〝確かなもの〟を求めるという強い意志を育てる
・〝自分自身〟を探求していく
・〝理想像〟に瞑想していく

特に今回驚いたのは、当初瞑想の実修を15分〜20分程度長く取ろうと時間を見積もっていたのですが、質問が止まらなくなり逆に時間オーバーしてしまったことです。最終回だから、これから自分で実践していくためには聞いておかなければという何か切実な思いを感じました。問答を通して個々人の瞑想の実際的な疑問について話をすることができてとても良かったと思うし、その質問から、シリーズ終了後も瞑想を実践していこうという意志を伺うことができました。

講座後、スタッフでもあり、3回すべて受講したアミティから感想をいただいたので、紹介します。


瞑想特別クラスに参加してくださった方は、ヨーガを学んで実践してきている方から、瞑想は全く初めてという方までいらっしゃいました。

普段クラスに通ってくださっている方も「瞑想」というと、よくわからないし、敷居が高い感じがするとか、自分にはまだ無理とか、少し敬遠しがちです。また、やってみるけど、これでいいのかな?どうなのかな?など、正しくできているかどうか分からない、といった疑問もあると思います。初めての方も、瞑想って興味はあるけれど、どうやっていくのかよくわからない、と漠然とした感じだと思います。
今回の3回シリーズは、「瞑想は、いつでも、どこでも、誰でもが実践できる」というのがテーマでした。
瞑想というと、日常とはかけ離れたイメージがあるかもしれませんが、そうではないんですね。今回の3回シリーズを受講して、そのことをとても感じました。
瞑想は自分の心を使って行います。日常でも心を使います。どちらも、自分の同じ心を使ってするのですから、日常の心とかけ離れたところからスタートするわけにはいかないんですね。瞑想は、聖者に瞑想するとか、本当の自分に瞑想するとか、真理へ瞑想するとか言われても、最初は、どれを選んだらいいの?実際どうしたらいいの?ってなると思います。
瞑想は、日常の自分の心と向き合うところから始まるのだ、というのがよくわかりました。
心静かになりたいけれど、忙しいから、時間がないから、なかなか瞑想できない、という場合があるかもしれません。考えてみれば、忙しい、時間がない、と言っているのも、感じているのも、心なんですよね。「忙しいって、何がいそがしいの?」「時間がないって、本当にないの?」というふうに、「忙しい」と思っている人は、それらを考えて行く事が瞑想の始まりかもしれません。「忙しい、忙しいと思っていたけれど、5分くらいは瞑想できる時間がとれるな」とか、「心静かにする時間がないって、本当にそれでいいの?」と自分に問うことで、「いや〜、それではいかん」となって、生活を見直すことになるかもしれません。
今の自分の心がどう感じているのか?どうなりたいと思っているのか?それを、丁寧に、心に問いかけていくことが、瞑想のはじまりであり、また、それを最高の理想にまで高めていくことが、瞑想の究極の目的でもあると思います。

参加された方から「私にもできそう」「やってみようと思う」という声や「少しずつ実践できています」「毎日瞑想を続けています」「まだ集中力がついてないけれど、続けていきたいです」「日常に瞑想を取り入れていきます」と言う声がたくさんあがっています。「これでいいのかな?と思って不安だったけど、講座を受けて安心しました」という声もありました。
「瞑想はいつでも、どこでも、誰にでもできる」という今回のテーマが、参加された方々届いているからだと思います。


今回お伝えしたかったことをアミティが感じてくれていたことが、とても嬉しく思いました!
なお、シーズン1はこれで終了しますが、入門編で終了したらこれからどうしたらいいの!?という声が聞こえたような気がしたので、秋からシーズン2「松山瞑想特別クラス 入門・実践編」を計画中です。と、最後にご案内したら、早速アンケートに秋編にも参加しますとの声がたくさん見受けられて嬉しく思いました。次回もよりわかりやすく、さらに実践的な内容にしていきたいと思いますので、ぜひご期待ください。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

松山3回目瞑想
講座の最初に気を静めるために毎回瞑想します。50名もいると圧巻です!

また、合わせて翌日に実施したサットサンガも、毎回たくさんの問答があり、ヨーガの学びを深めることができました。本当に松山のたくさんの方がヨーガに関心を持ち、そして真剣にヨーガを実践していこうとしている様子を伺うことができました。今回特に嬉しかったのは、自分自身の日常のあり方や行為を見直しているという声がいくつも聞こえたことです。何気ないことですが、食事の内容や時間の過ごし方を見直したり、人との接し方を見直したりすることがヨーガを深める第一歩だと思いますから、ヨーガが日常に根付いてきているような気がしました。

松山3回目サットサンガ
サットサンガは毎回20名ほどが参加され、全員で問答します。

私にとっても今回の3回シリーズはとてもよい学びになりました。ご指導をいただいた師に、関わってくださったスタッフの皆さま、そして参加してくださった方に深く感謝いたします。

サーナンダ拝


瞑想で心は変わる!?

こんにちは〜サーナンダです。
先週末の土日に、第2回目の松山瞑想特別クラスにいってきました。
テーマは「心は変わる!」でした。
今回も50名を超えるたくさんに方が参加され、瞑想への関心の高さが伺えました。

今回は松山スタッフのアーナンディーが感想を寄せてくれましたので、抜粋して紹介したいと思います。

第1回目の講座の後、「あれから毎日、瞑想しています」という嬉しい声がたくさんの方から届いたのですが、一方で「瞑想しようと思っても、すぐに眠くなる」と、なかなかうまくいかないという声も寄せられていました。
今回の講座の冒頭で、「よっぽど眠い時は寝た方がいいでしょう。もしできるのなら『自分は今瞑想しているんだ』という意識だけを保ち続けていけば、ポンッと集中できる時があります」とサーナンダさんが軽やかにおっしゃいました。なんだか、本当にできそうな気がしてきます。サーナンダさんの言葉には、よ~~~し!やってみよう!と思わせる力があります。急にはできないかもしれませんが諦めずに続けていくことでポンッと集中できるようになっていくはずです!
集中力とは言い換えると意志の力、情熱だと力強い話がありました。

松山瞑想講座
さて、講座内容は「心は変わる!」というテーマで心の仕組みを丁寧に学び、どのようにして執着の原因を取り除いていくか、そして実際にどうやって瞑想していくのかを分かりやすく教えていただきました。心の癖はなかなか治りにくく、同じことを何度も繰り返してしまいます。今回の講座で心はたくさんの衣を着込んで着飾っている状態というお話しがありましたが、知らず知らずのうちに「私はこのような教えを知っている」「私はこんなにも素晴らしいものをもっている」といろんなものを着込んで着飾って、自分を大したものだと思い込んでいたのだと気づきました。でも、そのような衣は最初から実体がないということが分かれば、背伸びをしてカッコよくみせようとすることもないし、逆に自分をつまらない存在だと卑下することもないのだと思えます。
瞑想はその衣を脱いで裸の本当の自分、純粋な自分に近づいていくためのもの。私は純粋な本当の自分というのにとっても憧れます。素直になって、真理の教えに出逢えた喜びに感謝して一歩一歩確実に前進していけたらと思います。

松山瞑想
講座の後、今日からどう実践したらいいかが明確になり希望を感じて会場を後にされた方が多くおられたようでした。このような瞑想の講座は初参加という何人かの方が、「来てよかったです」と笑顔で感想を教えてくれたことも印象的でした。
この日は最初、雨模様だったのですが講座後はすっかり晴れて青空が見えました。まるで参加者の皆さんの瞑想後の心を象徴しているような綺麗な空でした。

2日目はサットサンガでした。
サットサンガを振り返ると皆さんと一緒に学ばせていただく感謝がこみ上げてきます。
1人ひとりの心の悩みの問題は、表面的には違ってみえても、本質的には苦しみの構造は同じだと改めて感じます。真理を知らないで、心の衣を通して世の中を見ているから私たちは苦しみます。サーナンダさんと皆さんの質疑応答を聞かせていただくうちに誰もに当てはまる普遍的な真理の教えに鼓舞され、渡米中の師が今も私たちを見守ってくださっていると包み込まれるような安心を感じました。
松山サットサンガ
サットサンガのあと「次にサーナンダさんにお会いできるまでの1カ月間、とにかく実践してみようと思えるようになり、今までは自分が集中できていないとか、呼吸が浅いとか、そんなことばかり気にしていたけど、そんな思いは気にならなくなりました」と参加された方が感想を聞かせてくださいました。
2日間を通して多くの方にご参加いただきましたが、共に学ばせていただけることは大変励みになります。サーナンダさん、皆さん、本当にありがとうございます。
また来月もよろしくお願いいたします。    (アーナンディー)

こちらこそ、ありがとうございました。来月は3回シリーズの最終回です。「日常と瞑想」というテーマで6月13日(土)に行ないます。毎日の中でどのように瞑想を組み入れていくのか、その秘訣を学んでいきます。初めての方もぜひ気軽にご参加ください〜 \(^o^)/

サーナンダ