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「真理のことば」を拠り所として瞑想する

先日のブログで報告されたとおり、9月に東京で瞑想ワークショップを開催しました。
『マハーヨーギーの真理のことば』から厳選された24のことばの見出しをみて、その日のインスピレーションに従って気になる見出しをひとつ選び、そのことばを書き写し、しおりをつくり、そのことばに瞑想しました。

京都で行われた「ヨーガの一日」でしおりを作ったとき、「このしおりと共に、真理のことばを東京の皆さんにも届けたい!」と感じ、京都のグルバイの協力を得て、東京の国分寺クラスを担当するハルシャニーとともに企画。今回はクラス参加者など7名の方が参加してくださいました(とっても楽しかったです~)。

24のことば…、これは500以上ある『マハーヨーギーの真理のことば』の見出しから、京都のグルバイが「お守りのように大切にできることば」を厳選してくれたものです。
それぞれが選んだ真理のことばが素敵なしおりとなり、皆さんの拠り所となって瞑想する姿はとてもとても美しかった…!!
と同時に、京都のグルバイたちの献身に深く感謝しました。

今回欠席となった方もおられるので、次回ワークショップのネタバレにならないように、一部ですが見出しのことばをご紹介しますね。

「解決法は自分の中にある」
「永遠の幸せ」
「真理・真実在」
「他者のために行為する」
「自立自存」
「真の愛」
「ブッダその人のハートに集中する」
「大胆に覚悟し覚醒する」
「真理は不滅」  and more …

この日選んだことばは、その時の皆さんにぴったりと寄り添うことばであったに違いありません。だからこそ、そのことばに瞑想する姿は美しく、集中感あるものになったのだと思います。

真理とは、「永遠に変わらないもの」。一方、私たちの心は毎日、いや一瞬一瞬で変わるもの。その時の状況によって、選ぶことばが変わることもあるでしょう。

『マハーヨーギーの真理のことば』におさめられている500以上の真理のことばが、ひとつでも多く皆さんに届くといいなと思い、次回のワークショップを企画します。インスタにてご案内しますので、ぜひチェックしてくださいね。


ちなみに、私が京都のしおりづくりで選んだことばはこちらです。私がヨーガをライフワークとするなか、目標としていることが書いてありました。

「歓喜だけが在る」

それだけが在り、それによってこの宇宙が生まれ、万物が生まれ、それはただ、ただ歓ぶために、歓びを分かち合うために、それを味わいたい、ただ、それだけのために在る。
それを知って、それになり、それを生きる。それが全て。一つ一つの呼吸から微細な細胞に至るまで、全行為がそれの顕れ。智慧や愛もそのためにある。その歓びのためにある。
愛そのものになったなら、誰が愛を知ろうか。そこに在るのはただ歓喜だけ。それがそれの正体、それの本質。それだけが在ります。

 一日も早く、それだけになりますようにと願い、今日も一日頑張ります!

ターリカー


【東京】瞑想ワークショップのご報告

9月29日、東京・国分寺で瞑想ワークショップを開催しました。 

国分寺のヨーガ・瞑想クラスでアーサナの実践を続けている方々に、瞑想により親しんでもらえるような機会を作りたいと思ったことが開催のきっかけでした。
事前に瞑想についてどう思うか質問すると、
・アーサナに比べて瞑想はやり方が分かりづらく、何となく難しい気がする。
・やっていてもこれで合っているのかが分からない。
・何に集中したらいいか良く分からない。
という答えが返ってきました。 
そこで今回のワークショップでは、瞑想の対象を具体的に決めて、そこに集中することを目的にしました。

当日は、3月に京都で開催された「春分の日企画 ヨーガの1日」で行われたしおり作りを体験してもらいました。

会場には『マハーヨーギーの真理のことば』より選び出した24のことばをご用意しており、皆さんがその中から惹かれることばを選び、葉っぱの形をした台紙に書き写してしおりを作りました。
どの方もことばを選ぶのが早かったのが印象的でした。きっと皆さんお一人お一人の中に響く言葉に出会えたのだと思います。
しおりを作り終えた後は、2種類のアーサナをして体を座りやすい状態に調えました。 

「真理」とは、永遠に変わらない存在のこと、それが誰もの中にあるということをお話しして、各自が選んだ「真理のことば」をじっくり読んでもらってから、瞑想しました。 

1回目の瞑想を行なった後感想を伺うと、いつもより集中できたという方もいれば、15分間座っていた事を伝えると、それ以上に長く感じたという方もいました。 
2回目の瞑想の前に、もう一度選んだことばを読み返してもらい、再び15分間座りました。みなさん2回目の瞑想の方がより集中されている様子でした。 


瞑想の後に再び感想を伺いました。
 
・クラスの時よりも集中して瞑想ができた気がする。 
・瞑想がとても心地良かった。 
・瞑想したら、すごくスッキリした。 

言葉だけでなく、皆さんの表情から、それぞれに良い体感があったことが伝わってきました。 

最後に、瞑想は対象という一点に集中することから始めて、ゆくゆくはその対象と一つになれるように集中を深めていくことが大切だとお伝えして会を終えました。 

終わった後のお茶会では、会の中で感じたことを中心にいろいろな話をしました。皆さんとヨーガのお話ができてとても楽しかったです。最後に作ったしおりを持って記念撮影

 

数日後、参加者のお一人にその後瞑想してみましたか?と尋ねると、続けています、との答えが。 

当日会場にタペストリーとしてアートマンが描かれた風呂敷を飾っていたのですが、誰もの中にある本当の自分を象徴として表現したものだとお話したことが印象に残ったそうで、人の形なんだ、と思ったら集中しやすくなった、と話してくれました。 

 

今回のワークショップを機に、瞑想に親しんでいただけたような気がします。 

不定期になりますが、今後もワークショップを開催しますので、興味のある方はぜひご参加ください! 

 

ハルシャニー  

 

 


【京都】11/3 瞑想ワークショップ開催‼️

ようやく秋らしい気候になってきましたが、紅葉が深まり始める11月3日(日)に瞑想ワークショップを開催させていだきます‼️

瞑想ワークショップ
テーマは「芸術に秘められた真理に瞑想する」です。
今回は、師シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサの生家でその芸術作品を鑑賞し、瞑想するというたいへん貴重な機会になっております。
シュリー・マハーヨーギーは、ヨーガのみならず芸術にも精通し、その卓越した直観で仏画や書を残されています。

機関紙『パラマハンサ』の表紙を飾った師の作品。 「アーディナート(原初の師ーシヴァ)とシャクティ」(左)・「如意輪観音」(右)。 今回のワークショップで展示される。

以前にシュリー・マハーヨーギーは「本来、仏画は僧侶でないと描いてはいけない」とおっしゃったことがありました。
ブッダの時代やその後の数百年は、ブッダの存在があまりにも尊いので、その姿形が描かれることはありませんでした。
しかし時代が経るにつれ、さまざまな仏や菩薩が絵や像で表現されることになり、文字や言葉だけではなく具体的イメージをもってブッダに思いを馳せることができるようになりました。
仏や菩薩を描くことは神聖な行為であり、純粋な精神でもって為され完成し、見る者の心を浄らかにします。

皆さま、ぜひこの機会に、ヨーガを成就されたシュリー・マハーヨーギーの芸術作品に触れ、静寂や歓喜、真実の存在を味わっていただけたらと思います。
ちょっと固い案内になりましたが(笑)、どなたでもご参加できますので、少しでもご興味がありましたら、どうぞお申し込みください😇

詳細はこちらになります💁「瞑想WS〜芸術に秘められた真理に瞑想する〜」

ゴーパーラ


丹波バクティ・サンガム開催決定!!

「一人でも多くの人にキールタンを知ってもらいたい!」
「このハートの奥から溢れる歓びを分かち合いたい!」

2019年3月、そんな思いにこたえ、ミラバイさんは、私たちが活動する丹波篠山でバクティ・サンガムを開催してくださいました。

あれから約5年が過ぎ、なんと2回目となるバクティ・サンガムの開催をご快諾くださいました。私たちはこの日が来るのをずっとずっと待ち焦がれていました。
共に活動している松山園さんのキールタンへの情熱は冷めることなく、それどころかさらに燃え上がり、その情熱は伝播し、いつ頃からか私は太鼓を始めました。

そして、今年の5月、ヨギさんの一周年法要の折に開催されたプレーマ・アーシュラマでの「新緑を愛でる会」で、グルバイの皆さんとキールタンを歌う機会に、太鼓を叩かせていただくという思いもよらない嬉しいお声かけをいただきました。

あの日、久しぶりにグルバイの皆さんと集い、共にキールタンを歌いました。その時、私は、隣でリードをされるミラバイさんから放たれるプラーナに圧倒されました。今まで感じたことのないすごいパワーでみんなを神の元に連れて行ってくださるように感じたのです。心が震えました。

私は、この感動をみんなにも味わってもらいたい!!と強く思いました。そして、そのような機会がこんなにも早く訪れるとは思いませんでした。本当に感謝の思いでいっぱいです。 

一人でも二人でも多くの方に届きますように。そして、いつも変わることなく、見守り、導き続けてくださっているヨギさんへ心から感謝を捧げます。

皆さま、是非お越しください!
お申し込みは、こちら @mamayogalila のインスタグラムまで。

        

藤原里美


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ ⑪

今回は、『Paramahamsa』No.88の表紙絵と絵にまつわるお話をご紹介します。

「ラーサ・リーラー」

秋のジャスミンの花開く、いとも優しい月が昇った時、その夜が来たのを見たシュリー・クリシュナは、ゴーピー(牧女)たちとの約束通り、一緒に踊って楽しもうと思いました。
彼は甘美な笛の音を奏でつつヴリンダーヴァンの森へと向かいます。その歌を聞いたゴーピーたちは上の空となり、家族も仕事も忘れて家を抜け出し、彼の下に駆け出します。外出できず、家の中にいるゴーピーたちはシュリー・クリシュナを心に思い、目を閉じて彼の瞑想にふけりました。森の奥で蒼い肌に月光を浴びて笛を吹く、シュリー・クリシュナの姿に息をのんで見とれている彼女たちを、シュリー・クリシュナはヤムナー川の岸へと誘います。

彼が最愛のゴーピーと踊り始めると、二人を囲んだゴーピーたちは愛と情熱に身を任せて、慎みを忘れて歌い踊ります。踊りの輪の素晴らしさは月よりも輝き、辺りにはかぐわしい空気が漂うほど。踊りがクライマックスに達すると、シュリー・クリシュナは同時にたくさんの姿を現して、ゴーピーたちの一人一人が自分と踊っているように信じさせるのです。
こうして長い夜を歌い踊り続け、恍惚の中に過ごしていると、神々さえもこのありさまを見ようと天空に出現し、散華を行なうのでした。                            

『バーガヴァタ・プラーナ』より

ラーサ・リーラーを題材とした細密画は多く描かれています。それらを見て、私もクリシュナとゴーピーたちが踊る姿を描いてみたいと思いました。
絵が出来上がった時、ヨギさんはとても喜んでくださいました。
けれどその後、どのくらい経った頃だったでしょうか。
この絵を再びご覧になったヨギさんは、ゴーピーの2人が着用している紫色のサリーがオレンジだったらもっと良かったと話されたのです。

ヨギさんがオレンジの衣を着用されるようになってから、私たちもオレンジ色のものを身に付けるようになり、今ではまるでMYMのイメージカラーのようになっているこの色。
サリーを着ている人を描く時には、大抵はオレンジ色にするのですが、今回は見た目に変化をつけた方がいいかなと思い、紫色を入れて描きました。
でもヨギさんに言っていただいて、紫のサリーの部分を指で隠してみると、ヨギさんはただオレンジに揃えた方が良いと言われたのではないということが分かりました。
そこには、なんとも円満な姿が現れたからです。
計らいがないところに調和は生まれるものだと学ばせていただいた出来事でした。

シャチー


笑顔の力

笑顔には、人を幸せにしたり、元気にしたりする力がある。

東京で共にヨーガを実践するグルバイ、ターリカーの笑顔を見ていると、笑顔が持つ力を実感することが度々あります。
私の実体験としては、考え過ぎてどうしていいか分からなくなってしまった時に、明るくスカッと笑うターリカーを見て力が抜けて、何とかなるか!と思えたことが何度もあります。ターリカーが笑うことで、少し緊張感のある場が楽しい雰囲気に一変したこともありました。

そんなターリカーですが、ヨーガを始めた頃は気持ちが落ち込んでいて、明るく笑うことがなかったそうです。
なぜ明るく笑えるようになったのか、今回話を伺ってみました。

ターリカーが撮影してくれた青空。秋らしい雲が、鳥にも龍にも見えます。

「人にとって幸せって何?そもそも生きるって何?」
ターリカーがヨーガを始めたのは、人間関係で大きな悩みを抱え、大切な家族との別れを経験し、苦しい日々を過ごしていた頃のこと。友人の話を聞きヨーガに興味を持ち、程なくして師の存在を知り、会いたい一心でN.Y.に滞在されている師の元を訪ねることにしたそうです。

「師にお会いする前に『ヨーガの福音』を読んだら、
“愛とは自らを捧げること“の一節に目が止まり、これまで自分のことしか愛していなかったことに気付いた。お会いする前から師に答えを頂けたのだと感じた」

そうしてN.Y.のケーブで初めて師とお会いした時、
「ヨギさん(師)のように笑えるようになりますか?」と質問すると、
「なれるよ~ 今度京都にいらっしゃい!」と師は答えられ、その言葉に導かれるように毎月京都に通い始めることになりました。

ある日のサットサンガでのこと。
師がターリカーを見て微笑んでくれた時に、自分のアートマンだけを見てくれていると感じ、自分の中にもアートマン、真実の存在があるということを信じられるようになりました。
それでもまだ心底笑える状態ではなく、私なんて…自分にはできない…という思いに囚われていたターリカーでしたが、後日先輩グルバイから、「本当にだめなとき(エゴに囚われているとき)は、ヨギさんが教えてくださるから!」と言われたことで、何かが吹っ切れたそうです。
「だったらあれこれ考えずやってみよう、もう自分のエゴは見ない!」と決意し、それから本当に笑えるようになりました。

その数年後、師のニューヨーク滞在に同行した時に、師と一緒にカーテンを作った時のこと。
(その時の滞在記はパラマハンサNo.111に掲載)
目の前の作業だけに集中されている師は、サットサンガの時のような笑顔ではありませんでした。それは時に厳しい表情にも見えて、師はいつもニコニコされている、という思い込みがあったターリカーは動揺しました。

ニューヨークから帰ってきた後、心の中がモヤモヤした状態で祭壇の前で座っていると、聖者とはこうあるべき、というイメージで師の姿形を見ていたことに気付き、強烈な想いが湧き上がりました。
「本当のヨギさんを知りたい!」
師がターリカーの中にある真実の存在だけを見てくださったように、師の本質を見たい。
そうすることで、誰もの中にある真実の存在だけを見ることができる。

それからは師のように他者を愛し、自らのためではなく他者のためだけに行為することを理想として、ヨーガの実践しているそうです。

「ターリカー」という名前の意味は、「渡し守、救済者」。
明るく笑いながら、周りへの目配り気配りを欠かさず、必要なことを速やかに行為するターリカーの姿に、私はいつもインスパイアされています。
「私の役割を、気負いなく、できることはやってダメなら次、と行為し続ける」
そう語るターリカーは、東京サンガにとって本当に頼もしい存在です。

日本で一番人口が多く、数多のヨーガクラスがある東京。ターリカーの笑顔に惹きつけられてMYMのヨーガに興味を持つ人が、これからもっと増えていくような気がしています。

ターリカーの笑顔!ターリカーの笑顔!

 

ハルシャニー  

 


青空Yoga @糺の森

9月になりましたね。これから暑さもだんだんと落ち着き、外でも過ごしやすくなっていきますね。
さて、そんな季節の9月29日(日)、京都の下鴨神社にある糺の森で「糺の森の博覧会」というイベントがあり 、そこで「青空Yoga」を行ないます♪
アンティーク、アート、ハンドメイド、フード等のブースがたくさん並ぶようです。
(糺の森の博覧会の詳しいことはこちら→ https://tadasunomori.mystrikingly.com )

そのイベントで、今回は特別に 15分間の無料体験と40分間のクラスワークショップを行ないます。

糺の森の澄んだ空気のなかでYoga✨とっても心地よい時間になると思います。
日頃クラスに通われている方でも、この機会にお知り合いやご家族やパートナーやご友人などとご一緒にいかがでしょう?お子さんも大歓迎です☺️
各回とも定員は8名です。

全く初めての方でも15分の無料体験にまず参加してみて、その後に続きで40分のクラスワークショップに参加するというのもOKです。
予約は無しで当日にお気軽にお越しくださいね。

ブースの場所などは中旬以降にInstagram→ @mahayogi.missionでお知らせします。

➖➖➖TIME TABLE➖➖➖
☆→15 Yoga 体験無料】
★→クラスワークショップ【500円】

☆ 10:30—10:45
肩こりや腰痛が解消する猫のポーズ

★ 11:00-11:40
クラスワークショップ

☆ 13:00-13:15
寝つきや目覚めを良くする牛のポーズ

★ 13:30-14:10【🧘🏻‍♀️少し瞑想もします🧘‍♂️】
クラスワークショップ

☆ 14:30—14:45
全身の疲れを瞬時に取るねじりのポーズ

★15:00-15:40
クラスワークショップ

では当日にお待ちしております🍂

担当:サティヤー、ナリニー
(9月17日(火)には、茨木市おにクルでの体験会もあります♪ こちら

 

ナリニー


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ ⑩

今回は、『Paramahamsa』No.86の表紙絵を紹介させていただきます。
冊子のイラストは実際にはモノクロですが、ヨギさんが選んでくださった書体がとても素敵なので、表紙デザインをご覧ください。

この絵は、ガルダに乗ったヴィシュヌ神とラクシュミー神妃です。
ヴィシュヌ神がラクシュミー神妃を抱きかかえるようにしてガルダに乗り、弓に矢をつがえているシーンはよく見ますが、神に抱かれながら、自らの煩悩を撃ち落としたい、強い意志をもちたいというイメージで、ともに弓を持つシーンを描いてみました。
放つ矢に当たって落ちていくのは「煩悩くん」です。

7月といえば、ヨギさんはニューヨークに行かれていることが多くありました。
そうやって離れてみることで、ヨギさんが京都いてくださることで私たちは守られていたのだと感じることが多くありました。しかしそれと同時に、矛盾しているかもしれませんが、離れていることで、常に一緒にいてくださる安心感があり、そしていつも導いてくださっているのだという強い思いにも満たされるのでした。
離れていると感じるのは心であり、実は、今この瞬間も私たちは神に支えられ、力を与えられているのだと思います。それを忘れることなく、真実の道を歩み続けていけますように。

シャチー


あるヨーギニーの願い

4月に始まった国分寺クラス。
スタジオから見える桜の木は葉が茂り、緑が濃くなってきています。

植物がぐんぐん成長するように、クラスに参加されている皆さんの中にも成長中の方がいます。そのお1人が、以前から東京のクラスに通われているNさんです。

国分寺クラスに初めて参加された時、クラスで60、70代の方がシールシャ・アーサナ(逆立ちの形)を練習をしているのを見て、驚いたそうです。シールシャ・アーサナは以前できていた時期があったけれどその後できなくなり、もうできないんだと諦めていたとのこと。でも、皆さんが練習しているのを見て「少しだけやってみます」と挑戦されました。その後練習を続けられ、ひと月半ほどで、もう少しで両足が安定して浮かせられるところまでできるようになっています。それに伴い、シールシャ・アーサナ以外のアーサナも、以前より集中感が増してきたように感じています。
「またできるかも、と思えたら、練習をやりたくないという思いがなくなりました」と、軽やかに笑顔で話され、周りでそれを聞いていた皆さんも笑顔になりました。

 

クラスの後、Nさんからとても素敵なお話を伺えました。

「孫が大きくなった時に読めるように、『マハーヨーギーの真理のことば』を贈りたいと思っています。その時自分がいなかったとしても、生きていく上でこの本が支えになると思うから。本に書かれていること、本当のことを、遠い未来になるとしても伝えたい。そして、私もヨーガに出会った吉祥なご縁を、行為で伝えられるおばあちゃんになれるよう、頑張ります」

ご家族のために日々忙しくされている中で、師の教えを実践されてきたNさんの思い、いつかお孫さんに届きますように。

 

いつも素敵な笑顔のNさん

ハルシャニー  

 

 


『Paramahamsa』表紙絵シリーズ ⑨

今回は、『Paramahamsa』No.13の表紙絵について紹介させていただきます。

これは表紙絵を描き始めてから3つ目の作品になります。
一つ目の絵は、ヨギさんに教えていただいたインドの細密画を真似て描きました。この時は、ヨギさんに喜んでいただきたいという思いだけがあり、ただ描くことが楽しくて、幸せで、仕上がりまで夢中になって描いたのを覚えています。
そして昨年1月のブログで紹介させていただいたように、その時から『Paramahamsa』の表紙絵を隔月で描くことが始まったのです。

心というのは実に不思議なもので、その次の2作目を描く時、私の心境は全く別のところにありました。最初にヨギさんに褒めていただいた経験が、「うまく描かないといけない」「ヨギさんに喜んでいただけるものが描けるだろうか」とネガティブな思考に向かってしまい、どんな絵を描いていいのか分からなくなって、何度も描き直したのです。
描きたいと思っていた1作目とは違い、描かないといけないと思った2作目。
出来上がった絵は、背景にある木は突っ立っているし、何だか固い。ヨギさんは褒めてはくださいましたが、本当のところは分かりません。

そして今回の作品です。この時は思いにとらわれることなく、もっと肩の力を抜き、想像を働かせました。大好きなヨギさんの、優しく、そして優雅な感じが表せたらいいなとか、そうだ、聖なるガンジス河とシュリー・ラーマクリシュナが過ごされたドッキネッショル寺院を描こう、など、思いつくままに描いてみました。

これらの3つの絵を含め、初期の絵に対してヨギさんは、ずっと後のことになりますが、「初期の頃のシャチーの作品はオリジナリティーがあっていい」と言ってくださったことがありました。技術こそまだまだでしたが、ヨギさんに集中し、表したいことを素直に描いてみた結果だったのかもしれません。この絵から、それぞれが好きなヨギさんを少しでも感じていただけると嬉しいなと思います。

シャチー