人の真の性質は幸福です。真の自己の生得のものです。彼の幸福の探求は彼の自己の無意識の探求なのです。真の自己は不滅です。それゆえ人がそれを発見した時は、終わりのない幸福を発見したのです。 ラマナ・マハリシ
私は本当に幸せになりたかった。でもいつも幸と不幸を繰り返していました。そういう状況を自分ではどうすることもできませんでした。世の中とはこういうものなのだと自分に言い聞かせていました。
それから私はヨーガを知り、そしてヨーガの師と巡り会い、ヨーガの教えを授かりました。その後で、このラマナ・マハリシの教えを目にした時、本当にはっとさせられました。自分は間違ったものに幸せを見つけようとしていた、幸せは外から与えられるものではない、幸せは自らの内にあるのだと気が付かされたのです。私はこの教えを深く信じ、そして自らの内にあるであろう至福の存在を深く信じたのでした。
それからの私は、このままではいけない、こんなつまらない、不完全な自分ではいけない、この心も身体も変えていかなければいけないと真剣に思いました。今のままでは到底その至福の存在を感じることはできないだろうと心底思ったのでした。
師から教えられたアーサナ(ヨーガのポーズ)や瞑想、聖典の学習や、日常でやるべきヨーガの教えにそった行為は、自らの内に輝くその至福の存在に見合うよう、恥ずかしくないよう、自分自身を正していくということを実践していったのだと思います。
師は、自信とはうぬぼれとかプライドのことではなく、自分を信じること、そうやって自分の信念をしっかりもって揺るぎないものとすること、さらにはそれが信仰になっていくと教えてくださいました。私はまずヨーガの教えを信じ、それからその自分を信じたのです。そしてそれは少しずつ信仰になりつつあるのだと感じています。
ダルミニー