前日に引き続き、秋になったかと思うような本当に気持ちのいい朝でした。(前回のブログはこちら☜)昨日もバクティ・サンガムとサットサンガに参加された女性が、2日目のバクティ・サンガムが始まる前に、「幸せすぎて、昨夜はあまり眠れませんでした~」と嬉しそうにおっしゃっていましたが、すごく分かります!私もその1人です(笑)。
2日目のバクティ・サンガムでは、15世紀の終わり頃、キールタンを最初に人々に伝えたといわれているシュリー・チャイタニヤの半生がバクティ名作劇場と題した朗読芝居で紹介され、歌った曲はチャイタニヤが愛したクリシュナの歌「Hare Krishna」と「Bhaja Nita-i」でした!
一通り歌った後、ミラバイさんは名作劇場でのチャイタニヤのお話を分かりやすく要約してくださいました。チャイタニヤは私たちの人生でいちばん大切なのは「神への愛」であるという言葉を残しています。神は決して遠くにいる存在を指すのではなく、私たち誰もの中にある。つまり、私たちの本質が神なるもの――
そしてミラバイさんがもう一度チャイタニヤの大切な言葉を声に出そうとした瞬間、ミラバイさんは神への愛で満たされて、どうしても話せなくなり、代わりにヨーガダンダさんがチャイタニヤの有名な言葉を紹介してくださいました。
神の御名は神そのもの
神は愛
神の御名を唱えるだけで、誰もが神に近づくことができる
ミラバイさんがこの言葉そのものを体感している様子を目の当たりにした私たちは、胸がいっぱいになりました。
バクティ・サンガムに続いてのミラバイさんのサットサンガでは、「目の前の人を神と見るにはどうしたらいいか」「日常を調える具体的なやり方が分からない」「神を愛する実践について」などの質問がありました。
印象に残った問答をご紹介します。「人生でいちばん大事なことは何でしょうか。神への愛が大事だと頭では分かっていますが、まだピンときていません。私には将来のことに悩んでいる娘がいます。ヨーガの言葉を使わずに、私にも娘にもわかるように教えてください」という質問に対し、ミラバイさんは「自分の命を生ききることだと思います。人それぞれ大事にしているもの、目標にしているものは違うかもしれません。今生でヨーガに出会う人もいれば、出会わない人もいる。私自身はヨーガの中に大事なことがあると思いますが、どんな立場、状況にあろうとも、その命を最大限大切にして生ききっていくことができたらいいかなと思います。どういうふうにしたら自分の命を輝かせていくことができるのか、それを考えてみてください」と答えられました。
後日、その質問をされた方から感想のメールをいただきました。
「命を生ききる」——ミラバイさんの言葉を聞いた時、胸の奥から込み上げてきて涙が出ました。ヨーガをやってない娘は救われないと思っていましたが、ヨーガをやってない人にもできるヨーガだと思いました!今後どのような境遇に置かれても、逃げずにきちんと向き合って生ききっていく勇気が湧いてきました。大事な事を、本当に分かりやすく教えていただきました!
バクティ・サンガムの感想も述べさせてください!今まで、キールタンを歌って泣いている人の気持ちがまるで分かりませんでした。でも今回バクティ・サンガムに参加させていただき、とにかく心から必死に歌っていたら、なぜだか胸が熱くなり涙が込み上げてきました!不思議です。本当に楽しかったです!
他にも参加者の皆さんの喜びの声をお伝えします。
・気持ちのいい時間でした。人が発展とともに忘れてきた真の喜びに触れた気がします。
・疲れのせいか体がしんどかったけど、みんなで歌った後はとても軽やかになっていて、キールタンで神の御名を唱えることはすごいなと感じました。YouTubeで聞くより生のミラバイさんの声はすごくよかったです!あんな声は聴いたことがないです。
・「Rama Rama Rama」のキールタンが頭から離れません(なんと3人以上も!)
・私はしんどい時ほどアーサナを実践したいと思いました。
・キールタンを歌いながら、全体が歓喜に包まれているような心地良さがありました。笑顔で歌われているミラバイさんの姿を見て、すごくすごく感動しました。本当にすばらしかったです。(後日談)ここのところ読めなくなっていた『ラーマクリシュナの福音』が自然に読みたくなって、以前と違って素直に読めるようになりました。瞑想のとき、心の奥(神がおられる場所)に行きたいという思いが強くなっています。
2日間のバクティ・サンガムとサットサンガでミラバイさんとヨーガダンダさんは、心が神へ向かうように分かりやすく何度も伝えてくださいました。
神への愛の歓びでいっぱいになった2日間!!!
私自身が感動し鼓舞されたのは、ミラバイさんとヨーガダンダさんの内面の清らかさと謙虚さがそのまま言葉となっていたこと、そして目には見えない日々の努力の積み重ねが感じられ、それによってみんなが励まされたことです。
忘れられない夏になりました!
このような機会をいただいて師シュリー・マハーヨーギーに心からの感謝を捧げます。
アーナンディー