人懐っこくて、誰とでもすぐに仲良くなれる。
周りをよく見ていて、困っている人がいたらさっと手助けする。
ナンディニーってどんな人?と聞かれたら、そう私は答えます。
ナンディニーがMYMのクラスに初めて参加したのは、2008年。
すでにMYMのクラスやサットサンガに参加していた友人から、「夢から覚めた人に会えた」と聞き、なぜかその言葉に感動し、嬉しくて涙が出たそうです。ちょうど心身ともに不調を感じていたこともあり、体調を調えたくてヨーガ・瞑想クラスに通い始めました。
元々、神さまのことを知りたかったナンディニー。祈りや信仰が確かにあるということを誰かに肯定してもらいたい、いつか信仰について誰かに教えてもらいたい、と思っていたそうです。
師の教えをまとめた『ヨーガの福音』を読み、信仰の大切さを知ることができた時、とても安心して、京都にいる師に会ってみたいと思うようになりました。
そして、2009年10月、師と初めてお会いすることができました。
マハーヨーギー・アーシュラマで師のお姿を拝見し、嬉しくてたまらなくなってニコニコしていたナンディニーを、師はしっかりと見つめてくださいました。その瞬間身体が熱くなり、その時は見つめられて照れたことで熱くなったと思っていたけれど、後に師から祝福を与えられたのだと思いました。
その後師にお会いするうちに、誰に対してもににこやかで優しく真摯に接されている師の周りは、いつも円満であることに気付きました。その境地に憧れ、目の前にいる人に寄り添い、その人が本当に必要なことができるようになりたいと思うようになりました。
ナンディニーの部屋にある祭壇
そんなある日、ナンディニーは「本当の献身奉仕とは何か?」を考え始めます。
当初は、「本当の献身奉仕」をするには自分を犠牲にしなければならない、義務のようなものだと感じていました。
しかし実践する中で、あらゆるものの中にある、真理・真実・神と言い表される純粋な存在が愛しくて、自らを他者のために捧げずにはいられなくなることが、「本当の献身奉仕」ではないかと思い至りました。
自らのエゴを一切なくして空っぽになることで、神への愛、信仰でいっぱいになる。そうすれば、純粋な愛そのものである師がなされていた、「本当の献身奉仕」ができるようになる。
そうなれるように、ナンディニーは日々実践を続けています。
長年続けているヘルパーの仕事においては、利用者さんのためにできることを行い、家族に対しては介護や看護などを積極的に行なっています。
これまで以上に多忙な日々を送っているナンディニー。
「家族であっても他人であっても、同じように他者へ奉仕したい」
そう語る彼女は、以前よりもさらに人懐っこさがパワーアップして、目の前にいる人たちへの愛で溢れているように見えます。
それは、ナンディニーが憧れている円満な境地に向かって、一歩一歩着実に進んでいっている証だと思います。
ハルシャニー