「ヨーガ・サンガム」「新緑を愛でる会」のご報告

空は雲一つなく、爽やかな風が青々と茂る新緑を揺らしている——
5月18日、師シュリー・マハーヨーギーの御入滅 1周年法要が京都アスニーの和室にて執り行なわれました。
午後からは、同じ会場で第2回「ヨーガ・サンガム」が開催され、師のヨギさんがアーサナをされるお姿が記録されている貴重な映像『In The Cave With The Master』のダイジェスト版が上映されました。

グル(師匠)と弟子の真剣なやり取りから気迫が伝わり、ヨギさんのこの世のものとは思えない美しい身のこなしとお言葉のスケールの大きさに感嘆しました。
最近クラスに参加し始めた方の参加もあり、32名の仲間と共に行なうアーサナは熱気に包まれ、志を同じくする者たちが集まることで生まれる迫力を肌で感じました。


パシチモーッターナ・アーサナ(前屈)の時に、指導者が手の位置を変えるようにアドバイスをくださり、そのようにすると体はきつくなりましたが、お腹の感覚がハッキリして自ずと呼吸が深くなりました。心身はほぼ無意識に楽な方に進んでしまいますが、本当は逃げずにベストを尽くした方が身軽なのだと、アーサナを通してヨギさんが教えてくださったように感じました。
私は6年前この会場で初めてヨギさんに出会いました。ヨギさんが教えてくださるアーサナに「これは本物のヨーガだ!」と体感し、真実に出会えた歓びで胸が熱くなりました。そして状況が変化しても、ヨギさんが残してくださったかけがえのない真のヨーガを、サンガ(仲間)と共に学んでいけることに感謝でいっぱいです。

翌日はプレーマ・アーシュラマで「新緑を愛でる会」が開催され、25名程が集いました。アトリエには、お仕事中のヨギさんのご様子が伝わってくるお写真や『マハーヨーギーの真理のことば』の原稿などが展示され、ヨギさんがよく座っておられた椅子の位置からは、新緑が小雨に濡れながらもみずみずしく葉を広げる美しい景色が目に映りました。


会は祭壇の前で円になり和やかな雰囲気の中、ヨギさんにまつわる懐かしいお話を、笑いを交えながら語り合いました。ヨギさんと直接お会いする機会があまりなかったあるグルバイが、ヨギさんを知ろうと渇望するかのように熱心に話に聞き入る姿がありました。ヨギさんは、ヨギさんのお姿にたくさん接した人の中にも、そうでない人の中にも、同じようにおられるのだと改めて気づかされ、ヨギさんの無私の愛と導きの偉大さに胸を打たれました。ヨギさんを思う時間は本当に愛おしくて、あっという間に時が過ぎてしまいました。
そして最後はキールタンを全員で大合唱しました。ヨギさんは、あの手この手を使って私たちに神の愛を体験させてくださいました。私たちが神への信仰を持つことができるのは、ヨギさんのおかげです。これからも弟子たちを通して、ヨギさんの真実の愛がこの世界で美しく輝き続ける、そう感じさせられた2日間でした。

船勢洋子


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